第5回森下特別レッスン
  ネットプレーとサービス編

<森下 泰>

2015年3月14日(土)

最近はめまぐるしく天気が変わります。今日は晴れて暖かく風も弱く、絶好日でした。
おかげさまで8人定員いっぱいです。ありがとうございます。
第5回のテーマは「ネットプレーとサービス」。全体的なテーマは「左手の使い方。重要性の意識。」です。
森下ITAの今期(第90期)のテーマでもあります。

フォアボレーFV
・面を45度ぐらいに保ち、左手は左ももにつけたまま、右手一本で打ってみる。
・左手を下に指して、高い打点で打ってみる。
・左手をしっかり面の高さにキープしたまま、打ってみる。

バックボレーBV
・上と同じ。
・上と同じ。
・片手ボレーは左手を開くか?そのまま、高い位置にハッキリ残す。
・両手ボレーは最初左手一本、次に右手一本、最後に両手で打つ。

スマッシュ
・スプリットステップして、両足を入れ替えて、横を向く。
・左手でポンと上にラケットを上げて、右肘も上げる。
・その瞬間にサイドステップで3歩ぐらい下がって、その分前に来て打つ。
・コンチネンタルでフラットを打つ。これを回内と言う。
・フォロースルーは小さく、体の前に折り畳むイメージ。
・ボレーと同じで左手をもも、もしくはポケットに入れる。その後、前に指してみる。そして、しっかり上を指す。

サービスS
・セカンドサービスの意識を高めるために、サービスラインに左ひざをつけて右足で体を起こす。短くグリップを持って、スピン。またはスライスを掛けて、ネットの3倍近く狙って落とす。余ったグリップが肘に当たらないように!できるだけバックを狙う。
・サービスラインとベースラインの間に立って、同じようにネットにかけない。
左手を残す。ボール投げのようなイメージで打つ。
・ベースラインまで下がって、上の意識を持ったまま、さらにラケットヘッドの重みを感じるように大きく引く。力が入っているとこの重みが感じられず、スイングも鈍くなる。ブラーンとしてラケットを頭の近くまで持ってきたら、膝も同時に曲げる。
相手が上手くてもそうでなくてもいつも同じ力加減で引く。

FV
・スプリットステップして、つま先を斜め45度ぐらいにした瞬間に体もターン。
・左手はグリップエンドではなく、ラケットの真ん中ぐらいの高さに斜めにセット。
・面の角度は45度ぐらい。ほんの少し上向きではネットの恐れがある。
・右わきはくっつけないである程度空かしていい。肘は110度ぐらい。90度ではない。
・左足は斜め30度ぐらいにステップイン。肩幅の2倍。正面やオープンになると体が開いて右手のスイングがしやすくなり、安定しない。ある程度、制限するのです。
・手首の角度は変えずにそのまま、左足の前で打つ。左手も超えて行かない。しっかり指す。
・ミスしないボレーは簡単。滑らせるには打つ瞬間に強く握る。
・自分は安全にミスしない形を素早く取り、コントロールしただけなのに、勝手にボールが滑って、相手が驚く。またはボーとしていたら、ウィナーになるのが究極の理想です!

BV
・FVとほとんど同じ考え方。体の向きが違うだけ。片手ボレーは体のターンをした時、右肩が体の中心に来るようにする。
・左手は体にくっつけると引き過ぎるので、少し空間を作る。つま先を斜め、左手は体の横。ラケットの真ん中を持つ。当然、ヘッドは後ろに行くが、行きすぎないように。
・両手ボレーはターンしたら、ラケットも真横でセット。
・右足を30度ぐらいにステップイン。歩幅を取る。片手はさらに足一本分前で打点。上手くなってくると、そこから段々体に近くなり、足の1.5歩分前になる。自分で調べる。両手ボレーは右足の10センチ前で打つ。左腕を伸ばす。

スマッシュ
・自分より前に来るのは相手のミス。上手い相手はわからないように、わからないタイミングで打ってくる。下からゆっくり構えている時間がない。左手、右肘、横向きを一気に。
・サイドステップで下がり、前に行く。簡単なボールを打つことを繰り返す。クロスステップでもいいが、足がもつれる可能性がある。
・フィニッシュの時、最後は左足で終わる。右足が一緒に出るとクロスのサイドアウトになる危険がある。フラットが基本。

サービス
・トスの練習。ベースラインに左足をつける。そこからラケットを縦に置く。右斜め前のラケットのスイートスポットに当てる練習。
10球中8〜10球当たる人はずっとやらなくて大丈夫です。
・左手をももにつけて、そこから手のひらを上に向けて押す。あまり押すと言うことは使いたくないが、トスだけは言います。肩から離す。その後も追いかけるイメージ。人間エレベーターのように!
・ファーストのトス。セカンドのトスはそれより若干、後ろだが、必ずベースラインより前に出すこと。トスが後ろで打つ人が多いです。

FV&BV&Smの繰り返し。グリップはコンチネンタル1つのみ。スマッシュを打った後、スプリットステップして、フォアボレーする時にしっかり詰めて行けるか?が大事。

ハーフV下からフラット気味に。これだけは難しい。ショートバウンドした瞬間に打つ。
ローV面を30度ぐらい上向き。スタンスは1.5倍ぐらいに広げる。深くコントロール。スピードは落として行ってもいい。
ミドルVこれが全ての中心。ネットミスは非常に罪。50センチアウトはOKという気持ちで打ちたい。
ドロップVテニスで一番簡単。速いボールを殺すのは、一瞬引いてテクニックが必要。緩いボールはネットギリギリに詰めて、ラケットを残す。特にクロスはそのまま。膝でスピードを吸収。手で切ったりしない。オムニはさらに勝手に跳ねないのですぐに決まる。
ハイV左手がもっとも重要。最後まで左手を高く残す。まず、ダウンザラインを覚える。繋ぐ、決めるのもここから始まる。

N.Kさん・FVリズムあり。左手をもう少し高く斜めに。打つまではいいが、打つ瞬間にラケットヘッドが下がる。グリップをしっかり握る。BVボールを見ず、前を向いている。左足はクロスへ。左腕をもう少し伸ばすこと。Smスタンスあり。打点が低い。右足から流れる。S構えは右脇が開いて力が入っている。トスが右過ぎて低い。近くで高く上げる。

Y.Uさん・FVゆったり構え上半身のバランスいい。もう少しギュッと握って強くパンチのあるボレーに。左足はオープンではなくクローズド。BV丁寧でゆったりで形いい。もう少しターン。手の甲を突き出してパンチ。Sm左後ろで取る癖あり。右前で打つ所まで足で持って行く。左手は早く指す。S右足をハッキリ左足の後ろにつけてジャンプ。軸を作る。

D.Nさん・FVラケット面が垂直過ぎです。もっと45度ぐらい上向きにする。左手はハッキリ指す。右肩が前に出るのを抑える。BV上から下に弧を描いている。真っ直ぐに直線でボールに向かう。手首を突き出しピタッと止める。Sm打点が落ちてしまう。足で最後までリズムを作る。S正面を向くのが早い。左手をしっかり残して開くのを我慢すること。

H.Nさん・FV低い状態をキープいい。左手を意識して残す。後5センチ横に離す。近すぎがあり。BVよく動いて、自分から向かって行く姿勢いい。よく当たる瞬間までボールを見ている。もう少し捻り。肩を入れて強く当てる。Sm足はよく動く。フォロースルーが長くパンチ足りず。リスト返してフラットで。S両膝のタメと蹴り上げがほしい。トスは前。

T.Oさん・FV最初斜めのターンがなくラケットだけ出て行く。つま先を斜めでラケットは体の横からスタート。体の開きが早すぎない。BV正面向きでラケットダウンが強い。下ではなく前に平行気味に出す。Smグリップが厚いかも!?正面になるのが早く打点が落ちる。Sトスが低いので今の2.5倍の高さに。右肘が下がる。胸を張って打ちたいです。

Y.Aさん・FV少し体が丸まっている。姿勢真っ直ぐに。右手首を使いすぎ。左手を最後までハッキリ斜めに残す。BV打点が低く、下からすくってしまう。打点は下ではなくネット方向の前に。Sm左手が前を指している。しっかり上に指し切る。ラケットを頭の後ろで回す。S右肘が下がる。バックスイングは背中の後ろで大きく回す。ラケットの重さを使う。

R.Sさん・FV左手が使われていない。ボールに近すぎて腰の回転が強い。手首を流さずロックする。BV上体が上から下に飛んでしまう。低くスライドするイメージ。左手は下がらず上にバランスを取る。もう少し捻り。Smラケットを立てて右肘を上げてリズムを取る。S最初から体がオープン。右足を斜めに後ろに構える。捻りが甘いと手打ちになる。

Y.Hさん・FV打つ前から体が開いて、一瞬の面で合わせている。初めから入る斜めの面を作る。右肩が早く前に行き過ぎ。BV引きつけ過ぎで打点を落としてしまう。シンプルに高く手首を突き出す。左手は残す。Sm右肘が下がり、ラケットが回っていない。リストを返す。Sトスで左手首を返してしまい、左後ろに動く。追いかけて頭が動いてしまう。軸。

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