第4回森下特別レッスン
  フォア&バックハンドストローク編

<森下 泰>

2015年2月14日(土)

今回はフォア&バックハンドストロークの回でした。
8人定員いっぱいです。4人キャンセル待ち。森下大会に引き続き、ここも大人気です!

1.フォアハンドストローク
左手のバランスを考える。意識して使われていないことが多い。
・左ももに左手をつけて打つ。→窮屈に感じる。
・左手を下に指して打つ。→低いボールはいいが、少し上になるとバランスが悪くなる。
・左手を肩辺りへ高く指して打つ。

2.バックハンドストローク
・両手の方も片手バックで大きく伸び伸びフォロースルー。
両手は肘や手首をすぐに畳んでフォロースルーが小さくなることが多い。
・左手だけで打つ。
こぶし1つ分空かしてもいい。長く持った方がボールは飛ぶ。
左利きのフォアだと思えばいい。これができると両手打ちが入るようになる。
日本の女子プロ(神尾米選手や雉子牟田直子選手など)は非常にバランスが良く上手い。
右手を前に指して、こねてスピンで無理やり打とうとすると入らない。
リラックスしてラケットの重みで真っ直ぐシンプルに引いて打つ。
実は腰より膝の高さの方が楽に飛ぶ。膝の体重移動を使うとより安定する。
これをやるといろいろな発見がある。

3.フォア&バックハンドストローク
・自分でボールを出して打点の確認をする。
フォアハンドストローク
まずは踏み込み足の真横、または10センチ前。→やはり前で打つと力が伝わる。
次に自分のスタンスのど真ん中。→腰の回転を使って打てば入る。
最後は後ろ足の右足の横に出して打つ。→ここは体勢が苦しくて入らない。
バックハンドストローク
片手バックはスタンスの足1つ分前で打つ。両手バックはフォアと同じ。
自分で打点を確かめて打つのは何もサービスに限ったことではなく、ストロークやボレーでもできる。是非とも一人でやってみましょう!

4.ラケットを引くのではなく、体のターンで後ろに持って行く。
バックは右肩越しにボールを見る癖をつける。
フォアは日常使っている。バック側は右肩越しで見る。
片目で見て、インパクトの時に両目で見る。

5.最後はシンプルに軸を意識。真っ直ぐ、姿勢起こして、背筋ピーンを意識。
これはどのショットにも言えること。サービスなどはもっとも大事です。

6.チャンスボールも練習した。
一度下がって、両足でタメてから打ちたい。リラックスすること。




Y.Uさん・F右肩が少し下がりあごが伸び上るのを注意しましょう。足が良く動いて高い打点で打とうとしているのはいいです。試合でも使えます。フォアロースルーも大きくていいです。Bゆったり構えて体が伸びないようにしたいです。低いボールはそのまま低い状態をキープしたまま、打って行きましょう。右肩が極端に下がるのも注意しましょう。

D.Nさん・Fリズムとフットワークでセンターを意識しましょう。左手をハッキリ指して体が早く前に持って行ってしまいます。一旦、後ろに体重を軽く乗せてから前に。スタンスも広くしましょう。長く当てることです。Bゆっくり引かずに素早くターンしてもっと捻りが必要です。点で打っているので打つ方向に線で打つようなスイングが欲しいです。

K.Tさん・Fスタンスが狭く立ちすぎて、打点の幅が狭いようです。もっと広げて重心を落として膝の移動と共にラケットのスイングを行う。できれば、やはりオープンではなく踏み込んだ方がいい当たりが期待できます。B片手のフォロースルーは大きくていいです。スタンスの確保のために一度左足を後ろに引いて踏ん張って打つといいでしょう。

Y.Oさん・Fフォアロースルーが長くなってきていいです。ラケットを立てて後ろできれいに寝かせてスイングしましょう。バックスイングがボールに合わせると遅くなるので注意しましょう。左手が下から上に来るので最初から上に指して下さい。Bボールに合わさずに捻りながらボールの距離を掴んでいきましょう。もっと大きくフォロースルーです。

S.Yさん・F左手が下で上から下へのスイングになっています。バックスイングでラケットを軽く寝かせて斜めに振り上げて行きましょう。フォロースルーは横ではなく、前に大きく伸びやかに打つ。B構えは意識して早くしています。もっと捻ってバックシングを後ろに持って行く。フォロースルーで左手は肘から曲げて畳んでいるので注意しましょう。

N.Kさん・Fターンは意識して早くしていますが、力が入っているのでもっとリラックス。左手も指してスタンスも広いです。当たる時間が短いので、もっと長く厚く滑らかに。打点が遅れることがあるので注意しましょう。B肩越しに見る意識は高いですが、一生懸命に構えると肩が上がってしまいます。スムーズに斜めにスイングしましょう。

H.Wさん・Fリズムは刻んでいます。右手が下を指して低いボールはいいが、高いのも打てるように高く指すことを勧めます。左手1本で後ろに持って行かずに右手で支えてポーンと後ろに持って行くと楽。もう少し捻りをつけて打ちたいです。Bコンパクトで当たりもいいです。もっと捻って背中を見せて構えたら、相手にコースがわからないでしょう。

K.Kさん・F小刻みに動いて足で合わせていいです。細かいステップはストロークの基本です。左手を指して打った後、ラケットを触って次に構えるバランスも欲しいです。フォロースルーはきれい。当たる瞬間にもう少し力を入れてもいい。B合わせて引かずに早いターン。左肩が相手に見えるぐらいターンが必要です。打点はもう少し前がいいでしょう。

第4回 森下特別レッスン フォア&バックハンドストローク     <森下 泰>