第3回森下特別レッスン
 ネットプレー(フォアボレー、バックボレー、スマッシュ)

<森下 泰>

2015年1月10日(土)

今回はネットプレー(フォアボレー、バックボレー、スマッシュ)でした。
快晴で風もなく、最高の天気の中、前回に引き続き、8人定員いっぱいとなりました。

フォアボレー
1.オープンで打つ。
ボレーが入らないのは足の踏み込みの前にまず、このラケット面が大事です。
角度が45度ぐらい上向きでとにかくネットを避けることから始まります。
両足のつま先を斜めに向ける。
真横にラケット面をセットした時にもう入らないといけない。
左手も斜めに指す。
その左手を越さない程度にラケットを突きだす。
ネットがなくなったら、ギュッと握ってパンチを加える。

バックボレー
1.フォアボレーと同じようにオープンで打つ。
こちらの方が難しい。
斜めに体をターンした時に右肩を両胸の真ん中にセットする。
フォアボレーより、打点は斜め足1本分前で打つ。
ラケット面が振り遅れると入らない。ここがフォアと違うところ。
早めに出しに行く。
手の甲を突き出すイメージ。

スマッシュ
1.ここもスナップが大切。
コンチネンタルグリップで回内(手首を返してフラット面で当てること)が大事。
左手でラケットを跳ね上げる、左手で指す、右肘を上げる、両足でポンと横向きになる、これを一気に1で行なう。
その場から3歩ぐらいサイドステップ(クロスステップでもいいが、遅れてしまう)下がって、そのままサイドステップで前に来る。
リストを返す時に足もその方向に向けていい。
左足でステップイン。逆足が出るとスライスがかかりやすく、サイドアウトする可能性がある。
フォロースルーは長すぎない。コンパクトに自分の体の前で終わる。
リストを使って、フラットが基本。
逆クロスアングルが一番狙うところで決まりやすく、入りやすい。
フォアボレー
2.左足のステップイン。
斜め60度ぐらいに踏み込む。スタンスは広く、肩幅の1.5倍から2倍。
その踏み込み足の10センチ前。しかし、左手を越さない。
足の斜め踏み込みと左手は振らないように制限するためにある。
クロスとダウンザラインはほぼ同じようにステップイン。
逆クロスはもう少し強めの斜め45度ぐらいにステップイン。

バックボレー
3.右足のステップイン。
踏み込み足のスタンスの倍の所で打点。かなり前で打つ。
その後、段々自分の方に戻して、1.5倍ぐらいの所で打つ。
左手は上に残すか?開くこと。バランスを取る。
両手の人は右足の10セント前。左手のフォアボレーの感覚。
ギュッと握って、パンチを加える。

スマッシュ
2.簡単な手出しを何回も打って、体に覚え込ませる。
その後にジャンピングスマッシュなどの難しいスマッシュにチャレンジ。
ここにフォアボレーとバックボレーを混ぜました。
スマッシュで下げられた後に素早くネットに詰めて、ボレーを行う。
フットワーク、スプリットステップが大事。

フォアボレーとバックボレー
3.このミドルボレーが全て基本で発信する。
ローボレーは面の角度をさらに30度ぐらいに上向き。
ドロップボレーは詰めて、ラケットをセットするだけ。手首を使いすぎない。簡単。
ハイボレーは左手をその高さに合わせる。ダウンザラインをまず覚える。
ハイボレーアングルはさらに打点を50センチ前で打つ。開かず振らないように!
ハーフボレーだけ、特別なショット。今回はやりませんでした。

ボレーボレー
ある程度のペースで3分間300回を目指す!

N.Sさん・FVスライスがすごく切れて行く。左手が開いて、上から下へのラケットダウンが強すぎ。もっと前へ。BVラケットヘッドが早く下がって、打った後に地面に当たってしまう。FV以上に上から下げるのが強いので、注意が必要。Sm体が開くのを抑えて、意識して横向きキープ。スイングの速さはある。下がったら中に入る癖をつけましょう。

Y.Oさん・FV当たった後からラケットを打つ方向に突き出すのがとてもいいです。打つ前にラケットを伏せようとしたり、打った後に手首を返さないようにしましょう。BV両手でラケットヘッドが寝てしまうのでなるべく立てます。左手でもう一つプッシュするように打つ。Smグリップが厚いので、打点はかなり前で打つ。上向きに当たるのを注意です。

S.Yさん・FV体が丸まらないようにしましょう。構えは早くていいです。上から下に切り過ぎたり、腕全体が下がる時があります。注意です。BV片手はインパクトで押されがちです。手の甲を突き出すように、しっかり握ることです。 Sm準備を早くしましょう。下がりっぱなしで打つのではなく、早めに予測して余分に1歩でも下がり、踏み込みます。

M.Jさん・FVスタンスが狭くて、ラケットが横からスイングしてしまう。体のターンを早く決めて、打つ方向に真っ直ぐ出すように。右手を指す。BVこちらの方がバランスはいいです。平行気味に低く踏み込み大きく。ラケットヘッドはボレーをするときだけでなく、いつも上げることを心掛けましょう。Sm動きながらではなくピタッと止まって打つ。

D.Nさん・FV正面気味に構えて、ラケットを大きく引いてしまう。コントロールができません。ターンした時にラケットは真横、そこで入る面をすぐ作る癖をつけます。そのまま、真っ直ぐ出す。BVバックスイングをコンパクトに。捻ったら、どこで打つかを決めましょう。Smゆっくり下から引くのではなく、左手でラケットを素早く跳ねあげて下さい。

K.Tさん・FV少し打点を落としてしまいます。ボールを落とし過ぎると目線が離れて安定したショットが打つにくい。膝をしっかり曲げて、ローVがミドルVで打つぐらいの感覚で打つ。BVこちらも落とさず、自分から少しでも高い打点で打つように向かって行く意識です。 Sm大振りせず、コンパクトに。フォロースルーも体の前で終わりたいです。

Y.Uさん・FV打つ前にラケットヘッドが落ちて、ボールの下に入りすぎてしまう感じです。これだと斜め上に若干上げながら、打つVになる。少しボールの上から切る感じでいいと思います。BVきれいなフォームです。フォロースルーが少し長いかもしれません。パッと打って、切れ味のあるショットを作るのも欲しいです。Sm左側で捕えすぎ。右前で。

R.Sさん・FV右肘をもう少し曲げて110度ぐらい!?ラケットが立ちやすい。今は少し離れているようです。打つ時は右手首の小指の下の部分を打つ方向に突き出すイメージ。BVボールの高さより上から入り過ぎでしょうか?高さにセットする意識がこちらも必要です。Sm準備が少し遅れます。慌てて打つとガシャが増える。フラットでリストを返す。

第3回 森下特別レッスン ネットプレー(フォアボレー、バックボレー、スマッシュ)     <森下 泰>