第1回森下特別レッスン バックハンドストローク編

<森下 泰>

2014年11月8日(土)

3時間、6人の方が参加して頂き、ありがとうございました。
雨が降らなくて良かったです。手出しと球出し中心でテーマを1つずつ置きました。

スピン(またはフラット)
1・肩越しにボールを見る。右肩が極端に下がらないようにする。
2・スタンスを肩幅の2倍ぐらい(ラケット1本分)に広げて、膝の体重移動。
  斜めの角度は60度ぐらいに。
  狭いと伸び上ってしまい、かすっていいボールが行かない。
3・両手と片手バックの打点の位置、クロスとダウンザラインと逆クロスの位置。
  両手はD10センチ、C20センチ前で打つ。
  片手はさらにラケット斜め1本分で打つ。
4・体が丸まらずに、軸を真っ直ぐ。姿勢真っ直ぐ。
  これはサービスなどの他のショットにも言えること。

スライス
1・上から切り下ろさないで、平行気味にボールを乗せるように打つ。
  片手だと肩に担いでから、下がって行くが、打つ直前からは平行気味にしていくこと。
2.左手をしっかり残すこと。開いてもいいし、少し上で力を入れてもいい。
3・サービスライン、サービスラインとベースラインの中間、ベースラインに立つ。
そこから、自分自身でボールを運ぶイメージで打つ。

チャンスボール
1・打つ前に両足でタメてタイミングを取る。
片手は胸辺り、両手は顔辺りから平行気味に厚く、フラット気味に打つ。
スピンはほとんどの場合、自然とかかっている。逆にかけ過ぎると飛ばない。

リターン
1・スプリットステップで半歩、そして、大きく右足のステップイン。
コンパクトにブロックリターン。
セカンドはさらにポジションを前に上げて、打点を高く打つ。

最後はバックへサービスからポイント練習。
今日の練習で何か1つでも、自分に発見があれば、嬉しいです。お疲れ様でした。


K.Nさん
・両手バック。スピンは打点が若干、打点が遅れています。肩のターンの準備を早くしましょう。ボールが来たら、すぐにターンしてください。スライスは一旦、ラケットが下がってしまい、そこから上に上がるのでフラットになってしいます。ラケットは肩から直接なだらかに斜めに下がり、そこから打点までは並行気味にスイングする。

H.Uさん
・片手バック。打点を落とすとスピンとフラットの間のボールは打てます。これをやはり強化するには少しずつ打点を高くしてください。相手に余裕を与えずに、1テンポ早く攻めることができます。スライスは安定しています。薄く深くコントロールするのと厚く強く打つのを2つ持ちたいです。チャンスボールは足でタイミングを取る。

Y.Kさん
・両手バック。右肩が少し下がり過ぎかもしれません。少し前に突っ込みすぎになるので注意。バックスイングの時、相手からラケットのエッジが見えているので、手打ちになってしまいます。右腕を軽く胸につけて、捻りを作る感じです。セカンドリターンの当たりが良かったです。スライスが少し上から切っているので、平行に乗せて行く。

A.Oさん
・片手バック。前でしっかり当たるといいボールが飛びます。スタンスが若干狭いので、当たる時間が短いようです。いわゆる点で打っています。もっと安定させるには後ろ足である左足で一度しっかり踏ん張ってから、大きくステップインしてください。スライスも同様。インパクトで長く厚く当てる。フォロースルーももっと大きく斜めに。

S.Kさん
・片手バック。スピンは後ろ足が打つ前ぐらいにもう体重移動して、片足で打ってしまう癖があります。どっしり、低くスタンスを広げて、膝の体重移動をして打ってください。少し下半身が我慢すると安定感が出ます。スライスも切って強く飛ばしてしまいますが、早く構えて打つ時にゆったりとボールを長くラケットに乗せて運ぶように。

S.Wさん
・両手バック。ボールに合わせて引いて、尚且つ、ドンドン前に来てしまうので、CがD方向に行ってしまいます。ラケットの先端から引くのではなく、頭を中心にターンして自然に後ろにラケットが行くように。それはリターンに繋がり、セカンドを上から叩けるようになります。スライスは左手のバランスを意識して打ちましょう。

第1回 森下特別レッスン バックハンドストローク編        <森下 泰>