第16回森下ITAアカデミー&ジュニア合宿

<森下 泰>

2021年8月11日(水)〜13日(金)

8月11日(水)
昨年に引き続き、今年も相模原のテニスコートで開催。
今年は初めてジュニアアカデミー生が参加なし。そもそもいない・・・。
第14回まで伊豆高原の教え子のロブィングで、昨年はジュニアアカデミー生と森下ミックス大会に出場しているKさん夫婦。
今年はS.KさんとHさんが3日間(3日目は残念ながら、雨のため中止)。
11日初日の午前中のみは金曜日スクール生のT.Nさん、S.Nさん。ジュニアがいる時はいつも手伝ってくれるのだが、こういう状況なのでレッスンに加わってもらった。
T.TさんとKさんはミックス大会と男子シングルス大会に両方参加している。
今年はテニスキャンプにチャレンジ。
H.SさんとAさんはKさん達のテニス友達で誘ってもらい、参加していただいた。
この日は午前中8人、午後6人。これに毎年コーチとして手伝ってくれるT.Hさん。
武蔵工大付属高校(現在は東京都市大学付属高校にいつの間にか名前が変更。しかも、歩いて行けた近くのテニスコートは住宅地に。ショック!?)の1つ上の先輩。
中学までは軟式、高校で硬式テニスデビュー。毎朝、一緒に二子玉川駅から成城学園行きの始発バスに乗って、朝練に付き合ってくれた。お互いに球出しをし合った。
そのおかげでインターハイシングルスベスト32ダブルスベスト8に。
今年はフォアリターンした時に肩をケガして、ナント手術。テニスはできずに残念。と言いながら後半、我慢できずに左手でダブルス前衛に参加。

7時過ぎに着くとちょうどSさん2人も到着。皆さん、続々と到着。
Kさん2人も7時半に。皆さん、もう少し遅れる方もいるかなと思っていました。
やる気満々です!?
テント張り、さらにブルーシート張り。これがどこにフックをかけていいか?難しいところ。
HコーチやA.Sさんらが手伝ってくれて、何とか張れた。
風がある程度あるので、ずっと切れないか?心配だったが・・・。

7時40分からおよそ25分にわたるストレッチ。基本的に上と下のダブルで時間短縮。
まず、寝るストレッチ。股関節曲げて首を両手で真っすぐ押す。首斜め2方向。片足直角に曲げて捻り×2方向。真っすぐ片膝を内側に引きつけ×2方向。膝を折ってもも伸ばし×2方向(柔らかい方は両足で)。腰を持って後ろにひっくり返り腰伸ばし×3方向(斜めあり)。起き上がって股関節広げ。両足伸ばし手でつかむ。片足伸ばし×2方向。両足広げて両手で片足つかむ(片手内側でもいい)×2方向。仰向けでオットセイポーズのお腹伸ばし。横と斜め×2方向。肩を前に出して謝るポーズで肩伸ばし。斜め×2方向。伸脚つま先横倒し、手首表伸ばし×2方向。伸脚つま先立て、手首裏伸ばし×2方向。前向いて足広げ、足首曲げて、内側から手を入れて足首掴む×2方向。
立ち上がって、片足ふくらはぎ伸ばし、片腕伸ばし×2方向。後ろ足曲げてアキレス腱伸ばし、肘曲げて肩伸ばし×2方向。足揃えて両手持って横伸ばし×2方向。背中後ろで手を組んで肩甲骨伸ばし、斜め×2方向。首伸ばし、後ろ、斜め後ろ×2方向、前、斜め前×2方向。

18ページにも及ぶ森下テニスメソッド、毎年テニスキャンプ用のメンタルトレーニング用の紙をそれぞれに渡す。
たくさん言うとこんがらがってしまうので、その森下テニスメソッドの中の大事な部分だけ抜粋して伝える。

2組が手出し。ベースラインのかなり後ろから大きく打つ癖をつける。試合では必ず小さくなるので、大きくフォロースルーして、ネットしないようにしたい。

・フォア 肩を入れる。軸真っすぐで軸回転でスイング。これに後ろ膝が前膝を押す動作を加える。上半身が揺れてぶれないように気をつける。

・バック フォアより膝の体重移動を意識。

・スライス フォアは上に構えると下へダウンが強くなって切ってしまう。するとボールは浮いてしまう。ボールの高さにセット、面45度のまま、地面に平行気味に当てて行く。最後は首に巻き込まず、上向いて前で終わる。それを左手で捕まえに行く。
バックは肩の上に曲げてセット。当たる直前から平行気味にスイング開始。面45度のまま、いかに長く当てて行けるか?これも打ちたい方向に上向きながら、前でフィニッシュ。

・アングル 打つ方向に向くと「そっちに打ちますよ。構えてください。」と教えているようなもの。できるだけ隠すにはダウンザラインへ打つぞと真っすぐに足を出して、肩を入れる。打点を30センチ前にするだけで自然と角度にボールが飛ぶ。これがアングルの基本。最後は首に巻く。
片手バックは少し難しい。右手で大きく払うイメージ。両手は右手で打点を合わせて、左手で擦り上げる。フィニッシュは首に巻く。

2組がAコートで30分試合。森下大会と同じくノーアドで進めてもらう。
これで対戦相手を順番に変えて、3回転。
練習はK・K、T・T。試合はN・N5−2S・S。
練習はN・N、S・S。試合はK・K4−5T・T。

2周目
練習はN・N、K・K。試合はT・T6−0S・S。
練習はT・T、S・S。試合はN・N6−5K・K。

3周目
練習はK・K、S・S。試合はN・N5−4T・T。
練習はN・N、T・T。試合はS.K・H.S3−3H.K・A.S(ペア変えて)。

2周目
・フォアボレー 肩幅2倍以上広げてスプリットステップ。両足とも一気に斜めに。左手は斜めに指す。面は45度、手首は110度ぐらい。肘も軽く曲げる。最初の形が大事。左足を大きく斜めに踏み込んだと同時にラケットは平行気味に。左手と左足の間に止める。小指の下の部分を突き出すイメージ。

・バックボレー ターンした時、右肩が丁度真ん中に来る。両手ボレーは片手フォアボレーと同じように真横にセット。片手は左手が真横だからヘッドは少し後ろに来ていい。面は45度、斜めに踏み込み、平行気味にスイング。バックボレーの方が若干打点は前。

・スマッシュ ボールが上に上がった瞬間、左手でラケットをポーンと上に放る感じ。下から引かずすぐに引き上げる。同時に頭を中心にターン。足も1,2歩動くので歩数が稼げる。右足だけ引くと中心の位置がずれる。左足だけ前に行くと甘いボールならいいが、後ろに上がったボールに対抗できない。昔はクロスステップでもいいが、サイドステップの方が楽で早い。Sラインに足を挟んで、また前に3歩ぐらい来て、左足を踏み込んだままスマッシュ。手首を回内してフラットで打つのが基本。右足が前に流れて頭が落ちるとネットか?サイドアウトしやすいので注意。

・ハイボレー ミドルボレーの形を上に持っていくだけ。左手を斜め前方に一気に指す。120度ぐらい広げて、上で平行気味にスイング。上なので下にある程度下がるのは想定済み。一気にダウンしてはネットミスの原因になる。足も止まらず、下がってからボールに向かっていく時、チョコチョコと細かく、最後にドンと大きく踏み込む。ダウンザラインか?逆クロスで厚く決める練習を。クロスが振り過ぎ注意。

・ドロップボレー 速いパスを殺すのはラケットをサッと引いたりするので難しい。緩く沈めて来たボールは簡単。自分から中に入って、少しでも高く前で打つ。ミドルボレーのまま、もしくはそれより前目でセット。そこから足を踏み込んでポンとフラット気味に。カットしてスライスをかけたりせず、オムニコートの性質、跳ねない性質を利用。深く打つ形のまま、打つとわからない。あとは相手が走るか?どうか?拾ったらロブボレーを。

3周目
・サービス
ポジション 
シングルスの場合、デュースコートはセンターマークから足1歩ぐらい。左足が少しクローズドに。この足がセンターマークの延長戦を踏まない。やはり相手は右利きが多い。そのバックへまず打って、実力を知ることがテニスでは大切。バックが上手ければそれなりにフォアも打てる。バックのミスがあれば組み立ての幅が広がる。

アドコートはセンターマークから足2歩分。足のクローズド加減はデュースコートのそれよりは斜め加減を強く。バックへ角度のあるサービスを基本に。バックダウンザラインリターンは少し難しいとされる。もし来たら、自分は走ってフォアクロスに打てばいい。

ダブルスの場合、デュースコートで端から打つ人が多い。理由は広く感じるから。しかし、相手のフォアにしか集まらない。セカンドにいたってはほぼ100%フォアにしかいかない。バックが苦手でデュースコートに来たかもしれないのに。ここでシングルスのサイドラインとセンターマークの丁度真ん中ぐらいに立つ。そこからまずセンターにファースト。フォルトでも平気な顔してセカンドでセンターに打てる人はかなりレベルが高い。その後、前衛がフォアポーチする確率が増える。バック逆クロスリターンも少し難しいとさせるので。

1.ボール投げと左手残し。走ったりせず、サービスのフォームで左手を指して、なるべく耳のそばから斜め45度に投げる。段々と大きく、コースもきちんと分けたい。最後にリストのスナップを利かす。左手のフィニッシュはお腹か胸に。マレーや錦織のように左手がブランとひっくり返るのは勧めない。バランスが崩れるし、次の動作も遅れる。

2.ラケットの重さ。構えはボールを持った左手の薬指と小指にラケットを乗せる。ラケットの真ん中を持って、重心がぶれないように。ブランとさせて、それを力を入れないで大きく振り子のように。ラケットの重さで最後トロフィーポーズになるとしめたもの。その後は先ほどのボール投げのように打てばいい。相手が上手くてもそうでなくても、ラケットの重さでスッと引き上げてくる。力まない。

3.トスの練習。ファーストの場合、ベースラインの前にラケットエッジを置いて、左足の前に点々と真っすぐラインを引いて、そこにラケットの端が来るようにして置く。ボールを左手で持って左ももまで下げてくる。真ん中まで持って来てもいいが、出す時に打つ側から外側に行くのでトスが少しぶれやすい。左ももから真っすぐ、手首を地面に平行にしながら肩から真っすぐに押し上げる。ボールに回転がかからず、真っすぐに上がり、落ちて面に、もしくはフレームに当たるといい。10球中7,8球当たる人はもうやらなくてもいいぐらい。
セカンドはその的であるラケットを左足の中心につけて置く。ファーストよりは後ろで左になるが、左後ろではない。腰が痛くなる。かごでもいい。何でも素振りが大切。特にサービスは同じスイングの繰り返し。相手は邪魔しない。太陽と風ぐらい。いつも同じトスなら入るはず。アチコチ行ったのを打っているとフォームも崩れる。1人スマッシュになってしまう。

4.タオルの先を結んでたんこぶを作る。それを背中の後ろを回す。体から離さずに背中スレスレで回す。離し過ぎるとカーボーイ。正面を向くとお尻に当たる。横向きキープ。キレイに回ったら、実際にトスを上げてボールを打ってみる。タメはできないが、スムーズに回すことの練習。チップ、チップ、そしてまともに真ん中に当たるとネットを超えるはず。

ここまで11時40分。ここで終わっても良かったが、N・Nさん2人が午前中で上がる。ペアをランダムにバラバラに入れ替えてタイブレーク2つ。
A.S・N2−8T.T・H.K。S.K・N5−7H.S・K.T。
もう1つは
A.S・N2−7H.S・K.T。S.K・N5−7T.T・H.K。

12時10分に終わる。それぞれお弁当。バーベキューをしたいが・・・。
伊豆高原ロビィング(第1回〜14回)や青野原キャンプ場(99年〜15年)ならできたが・・・。
午後は13時15分にスタート。NさんとNさんが終了したので6人。
Bコートでリターン練習。
森下コーチがサービスラインの前からフラット気味で打つ。こちらの方がブロックリターンを返しやすいので、イメージがつきやすい。コンチネンタルグリップで振り切るのもあるが、こちらはプロ向き。

・リターン
肩幅2倍以上スタンスを広げて、かかとを浮かす。上下、または左右、またはそのミックス。トントンとリズムを刻み続ける。相手がサービスを打ったと同時にスプリットステップ。この時、積極的なブロックリターンなら半歩前、さらに大きく片足を踏み込む。バックは足を出す人はいるが、フォアはオープンで振り回す人が多い感じ。ラケットはターンしてコンパクト。どちらかと言うと足で飛ばす。ボレーのイメージ、グリップはストローク。両手の人は右手フォア、左手フォアで持つ。フォアに来たらそのまま、バックに来たらターンした時、サッと右手だけをグリップチェンジ。この練習だけもしたい。片手の人は普通バックへ打つことが多いのでバック寄りに構えている人が多い。最近はグリップチェンジしやすい方を持っていることも。足は大きくクローズドに踏み込み、体の前でブロック。そこで止めても返る面。その後、余裕があればフォロースルーを打ちたい方向へ。決して、後ろのバックスイングを大きく構えてはいけない。速いサービスに遅れてしまう。

Aコートでまた試合。これを3周回す。
練習はS・S、試合はK・K0−7T・T。
練習はK・K、試合はT・T6−2S・S。
練習はT・T、試合はS.K・H.S4−6H.K・A.S。

森下コーチが半面突き球(パスとロブのミックス、最初は大事なアドコートから、次にデュースコート)対ダブルス。森下コーチは両膝痛くて動けないが、上手くコースをついて2人を動かす。ダウンザラインロブも打って、チェンジさせる。1人がサイドを取ったら、一緒に動くこと。真ん中が簡単に空かないペアが強い証拠。実際にボールを打たない人は横を見過ぎて動きが止まらない。同時に動くことが大切。
Hコーチも手術したばかりで打てないが、前衛で的になってくれる。左手と両手ボレーで必死に返していて、お互いに練習になっていた。

セカンドリターンダッシュからラリー。4球持って5回リターンダッシュ。この時、先ほどのリターン練習よりもセカンドなので、ポジションは1歩前に立つ。忘れてはいけないのは前衛も一緒に半歩以上前に立つこと。これがミックスやダブルスにおいて最も重要なこと。相手がセカンドで緊張しているのに後ろで構えているとリラックス。さらにプレッシャーを与えるためにリターナーが1歩、前衛が半歩。相手がセカンドを構える前にサッと2人して前に出る。これがどれほどのプレッシャーか?わかりますか?こういうのが自然とできるだけでかなりレベルアップ。上手い、強いダブルスは必ずこれをやっています!やっていないのは・・・。

また、パートナーが交代。順番はS・S、2番目はK・K、3番目はT・T。
先ほどと同じ順番。

Bコートではセカンドサービスのみでリターンダッシュを条件で試合。チャレンジする。
K・K4−7T・T。T・T7−2S・S。S.K・H.S4−3H.K・A.S。

本当は16時半から軽いトレーニングも考えていました。チューブ、ラダー(はしごを細かいステップで走るもの)、メディシンボール投げ(重さ4キロ)、体幹トレーニングなど。
皆さん、練習に夢中になっているので抜かしました。
ブラシ後、ストレッチを17時から17時半で丁度終了。
それぞれ着替えやシャワー浴びて、18時過ぎに帰宅。クタクタですね。
家に帰って、もう一度ストレッチしてください。H.Kさんはつりそうでストレッチできなかったのでなおさらです。

8月12日(木)
今朝は曇り空。
15時ぐらいから雨。予報が当たる。最後は小降りに。
Kさん2人にM.Tさん、H.Aさんの2人が加わる。
7時半からストレッチ。
集合写真を撮って、手出しへ。
昨日と同じく、フォア、バック、回り込み、スライス、アングル。
昨日と同じのは上の文を参照してください。TさんとAさんです。

これにフラットロブ コンチネンタルグリップでボールの下に入って、最後までフォロースルー。巻き込まず。頭の前で終わる。膝を上手に使う。他のショットは調子の波があってもこのフラットロブだけはそれがないようにしたい。最後の頼みの綱。

スライスロブ 少し上から切りながら運んで行く。理想は相手がジャンプしてギリギリ届かず、スッとベースラインに吸い込まれていく感じ。カットし過ぎたりするとすぐにチャンスボールに。気を付けたい。上手く行くとスライスで沈めてこのロブを使って、スライス系だけで相手2人を十分に翻弄できる。

トップスピンロブ バックスイングをしっかり取ってインパクトまではほぼ同じ。打点から一気に90度上に擦り上げて行く。フォア、フィニッシュはおでこに当たる。ヘビーにかけるなら頭の後ろへ。少し危険だが。バック、右手で面を合わせて左手はおでこにフィニッシュ。これはアングルにも共通する考え方。

ムーンボールは時間と体力がなくなるので飛ばしました。ストロークとトップスピンロブの間のショット。相手が後ろにいてボールが跳ねて伸び上がって打たせるのが目的。

ドロップショット スライス面で打つ瞬間、面を上向けて止める。強い逆回転をかけて戻すのもあるが、まずは優しく、フワリとネット際に落とす。打つまでバレないように左手や肩を入れて深いスライスを打つフリをする。下がってから前に踏み込む。小手先だけで打たない。

その後9時20分から2セット試合。K・K6−2,4−6T・A。
第1セットはT・A組はミスが多く、一気に差を広げられた。焦ってくると歯車がなかなか合わずずれてくる。2セット目はお互いに集中力が増していいラリーが多くなって、締まったセットになった。

フォアボレー、バックボレー、スマッシュ、ハイボレー、ドロップボレーは昨日のを参照。
ローボレー サービスラインの後ろから練習。面は30度ぐらいに上向き。踏み込んだ足は普通の1.5倍ぐらい大きく。上から入るとネットにかかりやすい。低い所にラケットセットがすぐにできるかが大切。打点も若干前。深くコントロールして素早く前に詰めること、一点に集中。

ハーフボレー 上から入らず、ある程度ボールの後ろにセット。垂直からすこし上向きに入った方がミスは少ない。野球のショートバウンドでさばくイメージ。タタンと心の中で言ってもいい。スピードよりもコントロールを意識して深く深く。次のボールで五分五分の勝負できたらかなりいい方です。

1セット。この時、ジュニアのおばあちゃんが天ぷらを揚げたと大量に持って来てくれた。
K・K4−6T・A。

12時10分に終わり、13時10分に午後スタート。
サービス練習。
1〜4は昨日のを参照。

5.入ってほしいと思いすぎると頭が早く下がってしまう。いわゆるお辞儀サービス。頭は真っすぐ、軸中心、背中に棒が入ったイメージ。横から自分が自分を見てコーチしている感じで。本当はジャンプした時に斜め前方にキレイになる。しかし、頭が落ちることが多いので、真っすぐになって少しでの高い打点で打っているか?左胸からボールに向かっていく。

6.ここまでは上半身のみ。ここで初めて下半身のことに。膝の曲げ伸ばしで高い打点で。バックスイングした時、トロフィーポーズで一緒に両膝を曲げてタメを作る。斜めにジャンプした時に打つ。できなければ伸ばす。足はそのままか?後ろ足を前足の後ろにピッタリつけるかの2種類のみ。右足を右へ出して打つ人が多いのは前足が耐えられないから。

7.スマッシュのように薄いコンチネンタルグリップで肘を返して回内。ゆっくりフラットで打ってみる。次に斜め45度にして自然なスライス。これで斜め上に擦り上げるように振り上げるとスピンスライスのセカンドが出来上がる。

8.これまでの合わせ技。最初から斜め向きで上に蹴って、空中でほどく。捻り&ほどきをすることによって、少ないエネルギーでボールを簡単に飛ばせる。

リターン練習。
15時過ぎぐらいから雨が降ってきた。天気予報が当たる。17時前ぐらいに小降り。
昨日と同じくセカンドリターンダッシュの練習。小林さんが気にいっている様子。
2組が順番に10回ずつリターンダッシュ、パートナーも交代。しかも8球。
2組×10回×2人×8球×アドコートとデュースコート。
およそ2時間半。私もクタクタです。膝も肩も痛い。
最後は男性同士、女性同士でストレートラリー、クロスラリー。
17時過ぎに終わり、いつも通りブラシ2重。雨のため、ストレッチは自宅でお願いする。
帰りは親子丼と暖かいうどんを食べた。

8月13日(金)
夜中からさらに雨が強くなって、Kさん2人は残念ながら今日は中止。
お疲れ様でした。2日での十分やりましたね!
この後、5日連続雨が続いたのでラッキー!テニスキャンプ前も台風と強風だったので、この間の時期が一番ラッキーでついていました!
来年も是非ともよろしくお願いいたします。森下メソッドを試合で少しでも活かしてもらいたいです。

T.Nさん・Fリズムよく動いてタイミングを合わせて引く。肩が入るといい。浅くかすることあり。厚く高く打ってウィナー取るボールも。B片手の左手の開きぐらいのバランスがいい。スピンの払いもいい。高く厚く打てると両手のいい所に勝てる。低く短いのは膝我慢。Sラケットをできるだけ後ろから。引き上げて右肘が前に来るのでスイングが小さい。そこにボールを入れてくるのでスピンが甘くなる。捻りと足のタメがもう少し欲しい。FV正面から切ってしまうのでDネットが少し多い。BV肩が入って自信があるのでフォロースルーも取れる。試合中のアングルドロップがギリギリ狙ってチャンス逃すことあり。安全で決まるコースへ。Sm足の前後がしっかり動いているといいが、試合中止まるとミスアリ。FRコンパクトに高く。BRスピンとスライスの組み合わせとRダッシュをもっと前で高く取り入れていい。FW足が動く時と止まる時の差が多い。パートナーのスにガックリし過ぎない。

S.Nさん・F上に振りかぶって打点を落としがち。ヘッドが立って上から下へのダウンが強い。膝を伸び上がらず、バックスイングでヘッドを下げて斜めに自然なスイングを。打点は胸ぐらい、面の上向き注意。B捻りが甘いのでもっと。膝も伸び上がらず前への体重移動。Rダッシュの時はいいショット出ることあり。Sファーストはタイミングが合うとパシッと行く。この確率を高めたい。トスの高さがマチマチな時も。セカンドは足のタメがもっと必要。手首の擦り上げを。FV左手が左へ開いて遊ぶと右肩が突っ込んでしまう。BV膝が伸びるので逆に沈むように。Sm以前より動きが出たことでミスが減った。まだ、体が前に突っ込んで頭が下がり端に当たることあり。FR体が伸びるのと同時に面も上向くのが気をつけたい。BRボールの高さにラケットをセットすること。左腕を軽く伸ばして真ん中に当てたい。前に行くのはいいが、早く行こうとしてスイートスポットを外さないように。

S.Kさん・F手出しの時はボールの横に入るが、試合中は正面向いて手だけで打ってしまう。肩をしっかり入れること。スイングしている中にボールを入れてくるイメージ。Bこちらの方がボールに向かって足が使えている。もう少しバックスイングで左腕を伸ばしてエネルギーを作ってからフォロースルー。縮こまってすぐに巻きつけると浅くなる。両手スライスは前で離す。S早くお辞儀してしまい当たりが薄くなってしまう。打点10センチ高く大きく振る。FV試合中、集中して姿勢が低くなって左足が前に出るといいVに。浮いたボールを待ってD打つとミスが出る。形作りしながら詰める癖を。BV先端をいきなりぶつけに行っても飛ばない。もう少しターンして右肩から向かっていく。ハイV腕を出すだけでなくしっかり捻り、パワーを。Sm左手が下がって右肘も下がる。軽く伸ばして打つ。FRスタンス広くて構えは非常にいい。スライスRも必ず踏み込む。BR遠いのは伸ばしていく。

H.Kさん・F以前よりスピン量が増えてミスが減ってきた。回転を掛けようと伸びて打つ癖がある。腰付近のボールを伸びるとローボールになってしまい擦り過ぎて浅くなるのを注意。B両手は前へのフォロースルーが足りない。もっと前が欲しい。スライス、腰の回転が早く手首を使い過ぎ。平行気味に。左手は後ろへ。打った後、必ず左手でバランスを。S時折打つフラットが効く。最初から体が前向いているので、斜め向きで我慢。捻りを最後に戻してスイングしたい。回転量で上げて落とすセカンドを。FV前に詰めるスピードあり。スプリットステップ忘れずに。焦って突っ込むと右足が前に行ってしまう。BハイVヘッドが動いて被せてしまう。左手を高く開いてバランスを。Sm上は得意だがギリギリで打とうとせず早めに後ろにセット。FR高く跳ねたスピンSなら伸びるがあまり下から擦るとガシャ。その高さに合わせて上から打ってみたい。BRスライスグッと抑えて足元へ打ちたい。

T.Tさん・F以前は少し恐々弱々かったが、今回バックスイングが大きく、スイングが滑らか。右手が少し大人しいのでハッキリ斜めに指す。手出しは十分に引けているので少しずつ高く。B後ろ膝が前膝を送っている。もっと肩を大胆に入れて後ろのエネルギーを作ってからパンチあるボールを打ちたい。S左足が左へずれてトスも動きて安定しない。真っすぐにトスを押し出す練習を。左利きはコースが分かっていてもアドコートワイドは効くので開くのを我慢して一気に振り切る。FVラケットは出しに行くが手だけで足が行かないとコントロール難しい。BV右腕を伸ばして止めて深く。浮いたらドライブVで決めに行く。切り替え。Sm右手ハッキリギリギリまで指して。打つ瞬間、もっとパンと下へ叩きつけて。スイングスピードが遅い。スナップ利かす。FR以前は当てるだけ。飛ばなかったが、今回はしっかりターンして打ちに行った。試合でもこれができるか?BRもさらに高く打ちたい。

K.Tさん・Fシンプルで余計なバックスイングを取らず、厚くフラット気味。特にCがいい。相手のボールがある程度速いとそのボールを利用できるが、ポワンと緩いボールは?足を動かして両足のタメ、バックスイングも大きく1本で決める練習を。B右手1本で引かず、左手で支えてターンの助けを。打点が近くて肘中心のスイング注意。真ん中に当てないと肘に負担が。Sクイックで早いが低い打点にならないように。なるべくヘッドの重さを利用して後ろを大きく。FV左手を斜めに残し、腰の回転を使わない。平行気味に止める依。BV下から持ち上げて回転している。45度で真っすぐ打つ方向へ。Smサッと左手で跳ね上げて準備。右手1本にならない。手出しは前後するが試合では?FR少しスタンス狭く、サイド空いているので注意。自分の近くはいいのでFD攻めてDロブのテクニックもミックス。BR打ちたい方向にフラットでもスライスでも突き出す。確率増えると変わる。

H.Sさん・F実にシンプルでコンパクト。インパクトはスイートスポットに当たっている。緩いボールは当てるだけではパワーが足りない。もっと後ろと膝の体重移動を使って飛ばしたい。Bこちらもコンパクトで上手く相手に打たせている。今の1.5倍ぐらいスタンスを広げて重心を10センチ落として、足を使って打てるともっといいショットが増えるはず。S軸足である左足は動かさない。トスが右へ低く体ごと寄ってしまう。軸は真っすぐに打つ時、打った後のバランスを取れるように。FVすぐに形を取れる。深いVをもっと意識。一瞬、手で切るので浅くなる。BV打点落とすとドライブかかってしまう。膝曲げて面を上向きに。ドロップV逆足を出さないように注意。Sm上の反応がいい。サイドに回って打つ準備を常にしておく。FRサイドに切れるSに対して少しラケットの端に当たる。足を大きくクローズドに。BRの方がD上手く合わせている感じ。同じフォームでコース分け。

A.Sさん・F力が入り過ぎ。上半身だけ、特にリストのみで打とうとしている。点で当たると真ん中に当たらず安定しない。スプリット後、左手でポーンと後ろに真っすぐか?卵のように軽い円を描いてバックスイング。横向き、左足のステップイン。なだらかに斜め上にスイング。そこにボールを入れて長くスピンかける。Bスライス、下から上に手首を使ってしまう。肩にパッと担いで、段々下がって、打つ前から平行気味にスイング開始。45度の面のまま、打つ方向にフォロースルー。巻き込まないで最後は上向いて長く。乗せてコントロール。Sここもリストのみ。ゆっくり入れに行くと入るが。スピード上げ過ぎずセカンドSをまず練習。肩中心の大きなスイング。背中の後ろでタオルを回す。FV正面で後ろに引かない。ヘッドを立てて足とラケットを一緒に出して止める。BV手首の甲を突き出す。Sm常に上の警戒を。すぐに横向きに。FRこね過ぎない。BR肩のターン、手首はロックして。

M.Tさん・F腕が縮こまってラケットの端に当たることあり。軽く伸ばして素振り。そこにボールが入るように足を動かす。オープンで打つことに慣れているが、左足を出せる時は出す練習を。セミオープンでも構わない。ボールに合わせて引くと遅くなる。パッとターン。Bボールに向かっていくのがFよりある。体が左側に倒れながら打つのを注意。足が狭くクローズドになり過ぎ。前に広げると体重が乗りやすい。Sトスが後ろで当てるだけでは浅い。ラケットの重みを利用して後ろを大きく。大きな円を描いて軌道を高く。ここを通せば深くなるとイメージ。FV正面で切らない。左足を出すといいVあり。試合中、横を見過ぎて止まること多い。常に動いて自分のやるべきことに集中し続けて。BV片手挑戦はいいが左手早く離さない。打つ瞬間、パッと後ろに開くパワーを利用して飛ばす。Sm正面で下がる癖をなくす。FR左足を必ず出す。足で飛ばす意識。BR遠いのは左腕を伸ばして打つ。

H.Aさん・F以前よりだいぶ安定してきた感じ。上半身だけで吹っ飛ばしてアウトすることが少なくなった。リラックスして引くことと細かい足のステップ。最後に大きく足を出すシンプルな考え方。チャンスボールはより多く足の歩数を。Bスライスはアングル、深くとコース自由に打ちたい。両手スピンも少しずつ良くなってきた。まだギクシャクすることがあるが、後ろ足の踏ん張りを早く強く決めることが大切。Sスイングは速くていい。トスが後ろの方が安心か?しかし、アドコートワイド右へ跳ねて伸びていくスピン打ちたいならば、真っすぐ前に高く。それを軽くジャンプした時にタイミングよく擦る。FV左手が遊んで開く、右から左へ切るとサイドスライスかかって安定性に欠ける。BV肩入って非常にいい。浮いたらFハイVか?Smへ。Sm足は動くが左手で跳ね上げて上の準備を。確率高く。FR打点落としたスピンCよりも高く。Dも勝負したい。BRもっとポジション前でいい。

第16回森下ITAアカデミー&ジュニア合宿        <森下 泰>