2020 オーストラリアンオープン Day 08

<レポート:森下 泰>

2020年1月27日(月)

   

第2週目に入りました。選手も一段とギアを上げてきますよ!
昨日も昼間は暑かったが、夜は涼しいというより少し寒かった。
上着がないと私でさえ厳しい。今日はどうかなあ〜木曜日が異常な暑さらしい。
それまでは普通でありますように!日本は雪かなあ〜!積もりませんように!
今日は23度まで上がるらしい。日陰は肌寒いが、日向は湿気があるので動くと汗ばむ。
新型ウィルスも心配でありますが、今日はもう1つの4回戦。これでベスト8が決まる。
昨日、オーストラリアンDAYで今日はお休みかな?日本で言う振替休日ですね。
5機の飛行機がバンバン飛んでいて、アクロバット飛行をしていた。
試合なんかおかまえなしに・・・。
ダブルスの土居・ニクレスク組、青山・柴原組の2組が入る。
ジュニアは男子の三井、女子の松田と今村の3人が登場。
思い切り暴れて欲しい!がんばれ!

4R MERTENS 4−6,4−6 HALEP
第16シードメルテンス。第4シードハレップ。ハレップ2勝1敗。
センターの第1試合、11時から。
昨日はマッケンローがやっていたが、今日は普通にスタート。
ハレップの軽快なフットワークでの練習。バネとリズムがあるよ。
一気に優勝候補のトップに上がってきた。両足をピッタリつけてジャンプ。
小さい体を大きく使っているのがいい。メルテンスも堅いストロークを持っている。
ハレップがトスに勝って、レシーブを選ぶ。
メルテンスのゲームで始まる。
メルテンスのバックドロップをハレップのバックアングル切り返し。
これをメルテンスのバックダウンザラインウィナー。素晴らしい1本目だ!
いきなりですよ!ハレップを前後に揺さぶる。0−1キープ。
ハレップに気持ちよくスタートさせないメルテンス。
ハレップの第2ゲーム。
ハレップのグランドスマッシュ。後ろから良く打つ。1−1ラブゲームキープ。
メルテンスの第3ゲーム。
サービスも速いフラットがある。ダブルフォルトがある。これがどう影響するか?
メルテンスの回り込みフォアダウンザラインウィナー。これも武器だ。
調子がいいようだ。ハレップはいかにバックへ攻めていけるか?
30−40でバックリターンが返らず。ファーストがいい。180キロ近くある。
メルテンスのストローク後、すぐにネットに行こうとするのがいい。
5回のデュースの末、2−1ハレップのブレークアップ。
ハレップはループをバックへ打ちだしたよ。頭がいい。
メルテンスのバックダウンザラインウィナー。攻めまくるメルテンス。
いきなり、意地と意地のぶつかり合いだ。レベルが高い。
ネットインをメルテンスのロブを抜く。よく見ているよ。
ハレップが6−4で先取。

第2セット。
ハレップの回り込みフォアダウンザラインウィナー。
わずかにかすって、3−0ブレークアップ。
ハレップは守りと攻撃の%が丁度いいのだ。
ハレップのバックジャックナイフがサイドアウト。3−1ブレーク。
メルテンスのバックダウンザラインウィナーで3−2キープ。
ジワジワと来たよ〜!
ハレップのバックダウンザラインウィナー。
打点落としてもスピード殺して、コントロールウィナー。
無理なスピードは出さないのだ。4−2キープ。
尚且つ、自分の居所では決して打ち負けない。だから相手がオーバーペースになりやすい。
メルテンスのフォアクロスドロップボレーウィナーで4−3キープ。
メルテンスも引き離されないように必死のプレーだ。試合がすごく引き締まっているよ。
ハレップの第8ゲーム。
前のボールを走りながら、メルテンスの両手バックロブウィナーは見事。
メルテンスのフォア逆クロスウィナーで30−40.メチャ攻めるよ。
メルテンスのフォアボレーウィナーで4−4ブレークバック。
すごい2人の気迫だ!1歩も引いたら負けです。
メルテンスの第9ゲーム。
メルテンスの方が中に入って、ストロークも徐々に押し込んでいる。
一辺倒なペースにならないようにハレップはループを加える。落ち着いているよ。
30−40でメルテンスのフォアドライブボレーからバックドロップボレーウィナー。
素晴らしいバランスだ。
4回のデュースの末、5つ目のブレークポイント。
ハレップのフォアダウンザラインパスをメルテンスのバックボレーがわずかにサイドアウト。5−4ハレップブレークアップ。
しかし、2人のいいプレーが出まくっている。素晴らしい試合です。
ハレップのサービスセンターエースで40−0のマッチポイント。
最後はメルテンスのバックがネット。6−4でハレップ。
1時間37分。素晴らしい試合でしたよ!

4R MONFILS 2−6,4−6,4−6 THIEM
第10シード33歳モンフィス。第5シード26歳ティエム。
ティエム5勝。3つもウォークオーバーがあるよ。
ティエム6−2で第2セット。
モンフィスはサイドからサイドに走って、横に座ってしまった・・・!?
よくやるパフォーマンスだ!クタクタです。
3−3ティエムの輝ぷ。
モンフィスの第7ゲーム。
ティエムのバッククロスをループ。
バックダウンザラインからフォア逆クロスウィナー。
さすがに良く知っている。ポイントの取り方を。
4つ目のブレークポイント。
モンフィスのサーブ&イージーバックボレーをミス。
4−3ティエムのブレークアップ。
モンフィスは膝を抑えて、ヘロヘロだ。
ティエムのファーストがいい。体を反りながら打つ。モンフィスは全く読まない反応。
5−3キープアップ。
モンフィスのテンションがグッと落ちたぞ!
ティエムのフォアクロスリターンエース。左足をしっかり踏み込んで打つ。バランスがいい。
ファーストでキープ。5−4ティエム。
最後はティエムのフォアダウンザラインウィナー。6−4で2セットアップ。
1時間9分。やはり、ティエムはモンフィスを得意としているなあ〜!
相性があるのだ!

第3セット。
モンフィスに覇気を感じない。あっという間に1−0ティエムブレークアップ。
最後までファイトしないといけない。プロでお金もらっているから。
観客の人がいくら払っていると思っていますか?
モンフィスの第5ゲーム。
6回のデュースの末、3−2キープ。ティエムリード。
最後はサービスセンターエースだと思って、2人は握手寸前。
ギリギリフォルト。笑って戻る2人。
最後はモンフィスのフォアがネット。6−4ティエムがストレート勝ちでベスト8進出。
モンフィスが元気ないから盛り上がらないよ〜!

4R MUGURUZA 6−3,6−3 BERTENS
好調の32位ムグルザ。復活を見せる大事な試合だぞ!第9シードベルテンス。
ベルテンス3勝2敗。
ムグルザのゲームで始まる。
ムグルザは少し硬いかな?力んでいるようだ。相手のベルテンスもそうかな?
ハレップ対メルテンスは1ポイント目から2人とも好調だったが・・・。
ダブルフォルトで1−0ベルテンスがブレークアップ。
せっかく、好調なのでこういったミスは控えたいムグルザ。
ベルテンスの第2ゲーム。
ムグルザのバッククロスウィナー。この後、前に行こうとしているのがいい。
この意識がとても大事。
ベルテンスのサービスは担いだ時、羽子板のような格好。決して、きれいではないが速い。
1−1ブレークバック。
ムグルザの第3ゲーム。
ムグルザのフォアクロスラリー合戦からダウンザラインへ持っていく
また、ダブルフォルト。この後、サービスエース。
浮き沈みが激しいサービスだ。ファーストの入りが悪い。蹴り上げが足りないか?
2−1ムグルザのキープアップ。
この後、6−3,6−3ムグルザのストレート勝ち。1時間8分。
ムグルザの攻めが効いたか?復活まじか!

4R MEDVEDEV 2−6,6−2,6−4,6−7(2)、2−6 WAWRINKA
第4シード23歳メドベデブ。第15シード34歳バブリンカ。メドベデブ2勝。
4−1バブリンカがリード。
メドベデブのフォアのフィニッシュはいつも気になるなあ〜!
メドベデブはバブリンカが打つ前にもうそっちの方向に動き出しているよ。
予測がいいのか?
4−2キープ。
バブリンカはデュースで連続サービスセンターエース。5−2キープ。
メドベデブの第8ゲーム。
バブリンカのフォアボレーからバックボレーウィナー。
6−2バブリンカが先取。

この後、バブリンカから2−6,6−4,7−6,6−2で勝利。
バブリンカがあの3強に食らいつくと・・・!?

4R KERBER 7−6(5)、6−7(4)、2−6 PAVLYUCHENKOVA
第17シードケルバー。第30シードパブリュチェンコバ。
7勝7敗。競っているよ!
2セットともタイブレーク。最後はケルバーが力尽きたか?
好調パブリュチェンコバが逆転勝ち。ベスト8進出。

4R KONTAVEIT 6−7(4)、7−5,7−5 SWIATEK
第28シードコンタベイト。56位スイアテック。
コンタベイト1勝。
コンタベイトが逆転勝ちでベスト8進出。

3R CHAN・CHAN 7−6(5)、6−4 土居美咲・NICULESCU
第7シードチャン・チャン。土居・ニクレスク組。
小さいのがラティーシャ。大きいのがハオチン。
土居の第2ゲーム。
ラティーシャのバックポーチウィナーで0−2ラブゲームブレークダウン。
ハオチンの第3ゲーム。
10ポイント連取されて、やっとニクレスクのバッククロスドライブボレーウィナーが決まる。
相手は2人とも良く動く。ニクレスクがクロスにぶつける。
デュースでニクレスクのスマッシュをハオチンがフォアダウンザラインウィナー。
土居のカバーが間に合わず・・・。0−3キープ。
ニクレスクの第4ゲーム。
ダウンザラインアタックが必要だ!ラティーシャのフォアクロスボレーウィナー。
こっちの方が動くかなあ〜!
土居のスマッシュがアウト。この緩いロブもいつ来るか?わからないので警戒。
1−3キープ。
ラティーシャの第5ゲーム。
ハオチンのバックポーチウィナー。土居のクロスをバチンと叩き落とす。
ラティーシャのフォアクロスで強くハードヒットから緩くアングルウィナー。上手いなあ。
ハオチンのフォアハイボレーを叩く。軟式のようだ。しかし、前後左右動いて、緩いボールも上手く使うなあ〜!1−4キープ。
土居の第6ゲーム。
ポーチに来たところ、土居のフォアダウンザラインウィナー。これしかない。
ニクレスクのフォアポーチ決まらず、土居のフォアがアウト。
相手は前衛が動いて手を出して取れなくても後ろはすぐにカバーしている。準備している。
これがすごい!
3回のデュースの末、土居のフォアダウンザラインウィナー。2−4キープ。
やられっぱなしでいられるかい〜!
ハオチンの第7ゲーム。
ニクレスクのロブリターンからバッククロスボレーウィナー。上手い。
上を使ったら、今度はニクレスクのバックダウンザラインリターンエース。
3つ目のブレークポイント。
ポーチに来たら、土居のバッククロスウィナー。3−4ブレークバック。
素晴らしい土居の判断。思い切りが良かった。
ニクレスクの第8ゲーム。
土居のフォアポーチで4−4キープ。よく手を出した。3ゲーム連取。
ラティーシャの第9ゲーム。
40−0からデュースにするが・・・。
ファーストの確率が減ってきたのでチャンスだったが・・・。
2回のデュースの末、4−5キープ。
土居の第10ゲーム。
ダブルフォルトスタート。
ニクレスクのネットでのボールの扱いが上手く、スマッシュエースで30−30.
ボディサービス。
ニクレスクのバックボレーウィナーで5−5キープ。
ハオチンの第11ゲーム。
ファーストが入らない。チャンスです。
ラティーシャのフォアポーチウィナー。ドン詰めだ。
5−6キープ。
ニクレスクの第12ゲーム。
ハオチンのフォアが土居の顔面の近く。危ない〜!倒れ込む土居。当たってはいない。
0−30から土居のスマッシュ。サービスワイドエースで6−6キープ。
タイブレーク。
土居のストロークで押し込んで、ニクレスクのバックドライブボレーウィナーで3−0.
土居のポーチがギリギリで届かず、3−3.
ハオチンのフォアポーチウィナーで3−5.
2つ目のセットポイント。
ラティーシャのフォアポーチからスマッシュエース。5−7で落とす。惜しい〜!

第2セット。
ハオチンのバックボレー2つのポトリショット。ニクレスクは少しイラつく。
1−1キープ。
ニクレスクの第2ゲーム。
ハオチンのバックドライブボレー強引に打って、ボレーボレーからスマッシュを決める。
この迫力と気迫。後ろにパートナーが控えているので思い切り打てる。
次の次まで構えているのが強い。
1−2ブレークダウン。
土居はロブダウンザラインを使っては?
ニクレスクの第7ゲーム。
ハオチンのバックドライブボレーからフォアダウンザラインウィナー。次の準備がある。
2−5ブレーク。
マッチポイントを土居のスマッシュエース。
3−5ブレークバック。
土居がキープ、4−5.
ニクレスクのスマッシュが返されて、フォアロブボレーでカウンターウィナー。
2つ目のマッチポイント。
ハオチンのグシャボレーを土居のフォアロブがアウト。
あ〜!惜しい〜!ストレート負け。セットは取れたなあ〜!
4−6.1時間50分。

土居のインタビュー
「チャンシスターズの圧がすごかった。ネットでのボレーの展開にプレッシャーを感じた。
2人ともそれに引いてしまった。プレッシャーをかけられなかった。
いい時は自分達の早い展開に持っていけた。ポーチももっと増やしたい。
ダブルスの戦略の差だった。あと少しの差だった。
ダブルスの経験値は相手が高かったというのもある。
もう少し気持ちよくダブルスをさせない工夫をしたら、チャンスが広がった。
ネットで動かれてきれいにポーチをさせないこと。
それを止められるような動きをしたかった。
グランドスラムのシングルスで勝ちたいという気持ちがある。
今回は残念です。肩が少し悪かったが、高いレベルでできるようにしたい。
照準を合わせたい。ハンガリー、ドーハなどに行く予定です。
1試合、1試合、いい状態でできるのが大事。
勝っていくように頑張ります。」

3R GAUFF・MCNALLY 4−6,7−5.6−3 青山修子・柴原瑛菜
出た〜!USの星ガウフ・マクナリー組。青山・柴原組。
向こうは若さだけだ。ダブルスはこちらの方が良く知って売るぞ!
ガウフだけでなくマクナリーも上手いぞ!気を付けて!
柴原の第2ゲーム。
青山のバックポーチウィナーで1−1キープ。バッチリ決まる。
青山の第4ゲーム。
柴原のフォアドロップボレーからバックハイボレーウィナー。上手い。
マクナリーのフォアダウンザラインリターンエース。厳しいなあ〜!
青山のトップスピンロブから柴原のフォアボレーウィナー。
また、柴原のスマッシュエースで2−2.
ガウフの第5ゲーム.
柴原がガウフにバックでぶつける。
青山のバックボレーウィナー。
柴原のフォア逆クロスリターンが鋭い。前衛の青山にぶつかりそう〜!
3−2ブレークアップ。
柴原の第6ゲーム。
柴原のフォアクロスロブウィナー。相手をよく見ているよ。
ガウフはセカンドで前衛ネットにベタ詰めでサービスにプレッシャーを与える。
ぶつけてまえ〜!
マクナリーの第7ゲーム。
ガウフのスマッシュは明らかに柴原にぶつけに行った。怒っている・・・!?
4−3キープ。
青山の第8ゲーム。
サービスが良く、リターンミスが助かる。
30−30でマクナリーのバックボレーミスはでかい。ここで柴原が動く。
リターンミスで5−3キープ。
ガウフの第9ゲーム。
ガウフのサービスを柴原がリターン。そこからフォアドライブボレー。
すごく積極的だ。
185キロサービスセンターへ。5−4キープ。
柴原の第10ゲーム。
柴原のフォアクロスドライブボレーのコースがいい。サービスのコースもいい。
思い切りが全て入る。
青山のポーチはガウフのリターンにぶつけらえる。
セットポイント。
柴原のフォアドライブボレーが真ん中に。6−4で先取。見事!

第2セット。
マクナリーの第3ゲーム。
柴原のスマッシュエースで2−1先にブレーク。
しかし、上が強いなあ〜!スマッシュとドライブボレーがある柴原。
3−1リードまで行く。
柴原の第6ゲーム。
ガウフのドン詰めの上を抜くが、マクナリーがチェンジしてドライブボレーで応戦。
1人の頑張りで3−3ブレークバックされる。
3−5でガウフの第9ゲーム。
デュースでマクナリーがバックボレー。これを完全にネットをオーバーして打っている。
ルールを知らないのか?
このおかげで青山のバックポーチからスマッシュエース。ラッキー!!
4−5ブレークバック。
5−5にする。
5−6のデュース。
決めたと思ったボールをガウフがスーパーキャッチ2本。これは参ったな〜!
これが効いたな〜!
そして、マクナリーのフォアボレーウィナー。5−7で落とす。

ファイナルセット。
ガウフは青山のポーチを避けるためにムーンボールを使うが浅いな。
0−1キープ。
柴原の第2ゲーム。
柴原のフォアドライブボレーウィナー。上手いなあ〜!この上の感覚がいい。
少しは相手も考えてきた。ガウフのムーンボールからバックアングルウィナー。急に。
ガウフのフォアチャンスボール甘いよ。
マクナリーのロブ浅いのがアウト。チャレンジでイン。やり直し〜?
2回のデュースの末、1−1キープ。よく取ったよ。
マクナリーの第3ゲーム。
ガウフのスマッシュからマクナリーのバック逆クロスボレーウィナー。
2人でダブルスをやりだしたよ。1−2キープ。
青山の第4ゲーム。
ナントラブゲームキープ。リターンが返らない。サービスが良くなったか?
ガウフの第5ゲーム.
青山のバック逆クロスアングルリターンエース。すごいコースだ。
また、青山のフォアダウンザラインリターンエース。ファーストなのにものすごく前で打つ。
2−3キープ。
柴原の第6ゲーム。
柴原のバックロブから青山のフォアダウンザラインウィナー。
3−3ラブゲームキープ。
青山のフォアクロスが鋭くなってきた。低い姿勢で打っていく。
ガウフのバック&フォアポーチウィナーで3−4キープ。
段々、相手がダブルスになってきた感じだ。こちらは元々ダブルスをしていますけど。
青山の第8ゲーム。
セカンドをマクナリーのリターンミスはでかい。
3回のデュース。ガウフのスマッシュエース。
ブレークポイントでサービスセンター。フォアリターンがアウト。
青山のスマッシュがアウト。自分でロブを上げて前に出たのに。
2つ目のブレークポイント。
ガウフが出てきてフォアポーチウィナーを柴原にぶつける。
3−5ブレークダウン。あ〜!これは痛い〜!
最後はサービスワイドへ思い切り打ち込まれた。
3−6で惜しくも敗戦。ガウフ&マクナリーはジャンピングボディタッチ。
さらに2人でシュートスタイルをして、指で8本立てた。コービー・ブライアンに。
しかし、実に惜しかった。ほとんど勝っていた試合だった。相手も必死だった。
逆転負けか?惜しい〜!2時間13分。

青山&柴原のインタビュー
青山「第2セット、ブレークしてイーブンにした。
チャンスが来ると思ってやっていた。今日、私自身、リターンがあまり良くなかった。
技術的なことだけでなくて、相手のサービスから逃げてしまった。自分を貫けなかった。
第3セットは良くなったが、流れを戻し切れなかったと思う。」
柴原「私も結構チャンスが来たのにリターンが甘かった。
第2セット、3−2で私のファーストの確率が下がった。
そこから私の動きも少なくなった。全体的にチャンスがあった時、ものにできなかった。」
青山「リターンが入らなくても動き続けて振り切っていけばいい。
でもそうしないで置きにいってネットしたり、ボールを見過ぎてアウトしてしまったりした。ミスの仕方が良くなかった。
次に繋がらなかった。プレッシャーを与えていなかった。
リターンゲームで積極的に取りに行く姿勢が持てなかった。」
青山「相手の前の試合を見ていて、ガウフのサービスはいいと思った。構えすぎていた。
リターンのリズムが悪くなってしまった。
頭と体を切り離してプレーできるようにしないといけない。
青山「相手の応援はある意味想定内だった。この試合をものにする。
変な気負いがなかった。
相手の2人は諦めないでいたので、フィニッシュが決められなかった。
もったいないミスが多かったと思う。」
青山「相手の2人は若いのにダブルスの戦績を残している。経験がある。
ガウフは思ったよりも動く。勝負強い。前で動いてくると感じた。」
柴原「第1セットはリターンが上手くいったので、次のポイントを取りに行けた。
第2セットからリターンが甘くなった。それを次に引きづってしまった。
気持ち的につながりが見えなくなってきた。引いてしまった。」
青山「スケジュールはトーナメントを見て確認。
常に優勝を目指しているけど、プレーが全然ともなっていない。
どうやったら2人が強くなれるか?話して取り組みたい。」
柴原「私は後ろから青山さんのためにセットアップして、いいボールを打たせたい。
青山さんが後ろの時は私がもう少し前でヘルプできるようにボールを取りに行くようにしたい。」
2人「この後、2人で出ていく。」

4R RUVLEV 4−6,4−6,4−6 ZVEREV
第17シード22歳ルベレブ。第7シード22歳ズベレブ。ズベレブ3勝。
同い年で、これはいい試合になるぞ!私の予想はルベレブ3−2です。
ズベレブの第2ゲーム。
またやはりダブルフォルトスタート。これだけ身長で私の中では彼はこれが当たり前と思っている。
ズベレブのバック逆クロスウィナー。
1−1キープ。
ルブレブの第7ゲーム。
ダブルフォルト。
ルブレブはサービスとフォアは声が出る。
打っても打ってもズベレブが拾う。この方がズベレブの性に合うのではないか?
4−3ズベレブがブレークアップ。
最後はルブレブのバッククロスがアウト。6−4でズベレブ。
そのまま、ズベレブが6−4,6−4のストレート勝ち。え〜!思いもよらなかった。

ジュニア2R KRUMICH 6−3,6−2 三井駿介
日本の期待の星であるガッツマン第3シード三井。
2−5で三井のサービスセンター2つで3−5.
相手のクルミチはフォアダウンザラインへ上から打ってくるよ。
これをしっかりまず絶えないといけない。
40−15で三井のフォアアングルパス足元に。
2つ目のセットポイント。
最後はバックリターンがアウト。3−6で落とす。さあ、これからだ。

第2セット。
194キロのクルミチのフラットサービスはえぐい!0−2キープ。
開き直った三井の3連続フォアウィナーで1−2キープ。
このゲームは積極性が出た。
クルミチのフォアクロスウィナー。これも厚くて重いボールでミスが少ない。
バチンと音が凄い!1−3キープ。
三井のフォアスライスで返し、ミスを誘う。
左右にメチャクチャ振られるが、超我慢して、2−3キープ。
クルミチのスマッシュエースで2−4.
クルミチの速いフォアとバックフラットに打ち負けて、2−5ラブゲームブレーク。
ここで山本育史コーチがアドバイスを送りに行く。
2本目のマッチポイント。
最後は三井のフォア逆クロスがネット。攻めようとしたが・・・。
2−6のストレート負け。相手はこれから先、すごく強くなりそうだ!
残念ながら、2回戦敗退。また、次に向かって頑張れ!

ジュニア2R KUDERMETOVA 6−1,6−3 松田えりか
第8シードクデルメトバ。松田。
クデルメトバのゲームで始まる。
クデルメトバは少し硬いか?ダブルフォルトで1−0ブレークアップ。
松田の第2ゲーム。
相手が調子に乗る前にポイントを稼げ!
しっかり丁寧にコントロールしていけば、荒いミスをさそうことができる。
クデルメトバのフォア逆クロスアングルウィナーで1−1ブレークバックされる。
クデルメトバのサービスワイドエースで1−2キープ。
入ると速いが、ダブルフォルトもあって安定していない。セカンドを狙え!
クデルメトバのフォアリターンも速い。松田が差し込まれて、フォアアウト。
1歩目が遅れてしまう。
クデルメトバのフォアドロップからフォアクロスボレーウィナー。
ヒットから緩くもある。1−3ブレークダウン。
ハードヒットを警戒するあまり、後ろに下がるとバックドロップを決められてしまう。
1−4キープ。
松田のフォアウィナー。やはり自分から攻めないと。
そこで相手のプレッシャーを与えることができる。
キープするポイントがあったが、ダブルフォルト。
クデルメトバのフォアクロスドライブボレーウィナー。見逃せばアウトだが打っていく。
1−5ブレーク。
ドロップを松田のバックドロップ返しウィナー。見事だ。
最後はバックボレーを決められた。飛びつきだが、抜けたなあ〜!
1−6と1−0から6ゲーム連取された。ここでジャイミーコーチのアドバイスを受ける。

第2セット。
ダブルフォルトで1−2ブレークダウン。
サービスワイドエースで1−3キープ。
このサービスを何とか返したい。
セカンドが浅いのをクデルメトバのフォア逆クロスリターンエース。
甘く浅いのは危険だ。1−4ブレークダウン。
ここで粘りを発揮。相手のミスが続く。2−4ブレークバック。
少しラリー合戦になればチャンスが出てくるはず。
この次の松田のゲームもチャンスがあった。
粘りが出始めたのだが、最後はフォア逆クロスウィナーを打たれた。
2−5ブレークダウン。
3−6のストレート負け。残念。また、次頑張ろう!

ジュニア2R 今村咲 1−6,3−6 SHNAIDER
今村。サウスポーのシュナイダー。
1−3でシュナイダーの第5ゲーム。
15−40のチャンスだったが・・・。
後ろからシュナイダーのフォアダウンザラインウィナー。1−4キープ。
今村の第6ゲーム。
ドロップを拾った今村。結構深く打ったのに相手はタタンとバックで合わせてパスを抜く。技ありショットだ!
シュナイダーのフォアクロスドライブボレーを決める。大胆なプレーをするなあ〜!
1−5ブレークダウン。
そのまま、1−6,3−6のストレート負け。
残念。また、次に向けて頑張ろう!

ナイトセッション
4R NARDL 6−3,3−6,7−6(6)、7−6(4) KYRGIOS
第1シード33歳ナダル。第23シード24歳キリオス。
ナダル4勝3敗。ナダルにとって嫌な相手。
しかも、ここは相手の陣地だ!応援がすごいぞ!
5−2ナダルでナダルの第8ゲーム。
サービスエースで最後は回り込みフォアダウンザラインへ打ち込む。
6−2ナダル。やはり、応援も効かないか?

第2セット。
キリオスの第1ゲーム。
キリオスの必死のフォアクロススライスをナダルの回り込みフォアダウンザラインウィナー。キリオスはメチャクチャ切れている。
4回のデュースの末、サービスセンターエースで0−1キープ。
ナダルとしてはこうやって長引かせるのが大きい。
3−6でキリオス。

第3セット。
6−6のタイブレーク。
ナダルがフォアクロスアプローチで3−1にすると、キリオスがラケットを叩き割る。
グシャグシャになったラケットを観客席に入れるが、落としてしまう・・・!?
5−5でキリオスがナントダブルファーストを打って、ダブルフォルト。
え〜!こんなところで〜!6−5ナダル。
そしたら、ナントナダルまでもダブルフォルト。これは入れようとしてだが・・・。
最後はキリオスのフォアがネット。8−6ナダル。

第4セット。
キリオスのサーブ&ジャンピングスマッシュエースでキープ。5−4ナダル。
ナダルの第10ゲーム。
異様な雰囲気の中、戦う2人。
急にキリオスのフォア逆クロスアングルへ。これがあるから怖い。
まさかのダブルフォルトで15−40.
キリオスのフォアダウンザラインで5−5ブレークバック。
あ〜!会場は大盛り上がり〜!
キリオスの第11ゲーム。
15−40.
ドロップ返しがネットイン。キリオスのバックダウンザラインウィナー。
あ〜!キリオスが乗ってくるぞ!
5−6でキリオスキープアップ。
6−6のタイブレーク。
キリオスのフォアドロップミスで5−3ナダル。
キリオスが打ちまくり、ナダルが拾う展開だ。
6−4のマッチポイント。
キリオスのフォアスライスがネットにかかり、7−4ナダルの勝利。
ナダルのガッツポーズの筋肉がすごい!

PS.今日は日本ジュニア3人。
三井君のコーチとして、連続日本一になった山本育史が臨時できている。
彼とはロスにコーチとして私が行ったことがある。仲がいいのです。
松田さんはSSCでいろいろ教えてあげたジャイミーが連れてきている。
本当は私もこうなっているのになあ〜!何しているのだろうか?本当に・・・!?
ダブルスは2組。青山・柴原組はファイナルセット逆転負け。
土居・ニクレスク組はストレート負け。
全ての日本人が消えました。いや〜、明日三井君がダブルスだ。
ナイトセッション、ナダル対キリオスは見られないかなあ〜!いっぱいで・・・!?
その後はダブルスなので早く帰るぞ!
明日は頑張って、ベトナム料理のメコンに行ってビーフスペシャルを頼むかな?
久しぶりに!

2020 オーストラリアンオープン Day 08        <レポート:森下 泰>