2020 オーストラリアンオープン Day 05

<レポート:森下 泰>

2020年1月24日(金)

   

昨日は雨が降ったり止んだり、中途半端で15時前からやっと外のコートが使えた。
しかし、そのおかげで時間が伸びてしまった。今日は大丈夫だろう。
カラッとして晴れて。温は現在20度。24度まで上がるらしい。
朝、6時ぐらいからずっと私の部屋をノックするやつがいる。
何回か?覗くが・・・!?いないのです・・・!?こわ〜!恐ろしい部屋なのか・・・!?
誰か知らないけど、眠る時間を邪魔しないでください〜!
男女シングルスの日本人2人がセンターであるロッドレーバーアリーナに入る。
3R第3試合西岡良仁対第2シードジョコビッチ。
ナイトセッション大坂なおみ対15歳ガウフ。USオープンの再戦だ。
1Rコート7第2試合日比野・二宮組、2Rコート15第4試合青山・柴原組。
皆、頑張れ!


1R 日比野菜緒・二宮真琴 6−4,6−0 HRADECKA・KLEPAC
日比野・二宮組。第11シードラデッカ・クレパック組。
クレパックのゲームで始まる。
日比野のフォアダウンザラインウィナー。相手が動いたのをよく見た。
二宮のバックポーチが炸裂。
また、二宮のフォアダウンザラインロブでバックハイボレー打たせて、日比野のバックダウンザラインウィナー。
このパターンとしては見事。2人で仕事をやり遂げた。
1−0ブレーク。
日比野の第2ゲーム。
二宮のフォアボレーウィナー。狙われても逆にウィナー。すごい反応だ。
2−0キープと快調だ。スタートがいい。
ラデッカの第3ゲーム。
日比野のガシャショットは入るよ。15−40を取れず、2−1キープ。
二宮の第4ゲーム。
相手のストローク、リターンに段々力が出てきた感じ。警戒だ!
二宮のバックダウンザラインがオンライン。かすった〜!
15−40からデュースへ。
3つ目のブレークポイント。
このゲーム2つ目のダブルフォルトで2−2ブレークダウン。
このサービスがキーになるなあ〜!そんなに焦らずセカンドを打てばいいのに・・・!?
ファーストを落としてでも確率を上げないといけないぞ!
クレパックの第5ゲーム。
日比野のフォアロブウィナー、そしてグランドスマッシュをフォアでカウンターパンチ。
すごいカウンターパンチだあ〜!活躍!3−2ブレークアップ。
お互いにサービスゲームをどうするか?
日比野の第6ゲーム。
0−40からデュースにする。
3回のデュース、二宮のフォアポーチ決まる。
4回のデュースの末、二宮のボレーをクレパックのスーパーボレーカウンターパンチだ。
5回のデュースの末、二宮のバックポーチを相手にぶつける。
すごいぞ!5つのブレークポイントを逃れる。
4−2キープ。ものすごく大きなゲームだ。
相手はネットで躊躇している。こちらは思い切りがいいのが決まる。
連続サービスエースで4−3.
さあ、二宮の第8ゲーム。
これを取ったら、この試合をものにできるぐらいだ。
二宮の3つ目のダブルフォルトで4−4ラブゲームブレーク。いかんなあ〜!
しかし、二宮のいい所はすぐに切り替えられるところだ。
引きずらない。
二宮のスマッシュエース。スマッシュは上手いのに・・・!?
日比野のフォアスライスアングルリターンが上手い。
スライステクニックがここで出た〜!5−4ブレークバック。しかし・・・。
日比野のサービスエースで40−0のセットポイント。
最後はバックリターンがネット。6−4で先取。よく取りました!

第2セット。
日比野の第2ゲーム。
ブレークポイント握られてから、3連続リターンミス。
コースがかなりいいので相手は力んでしまう。
二宮のバックダウンザラインリターンを前衛にぶつけて、3−0ブレーク。
二宮の第4ゲーム。
ここは全てファーストが入った。
30−30でデュースコート、緩いアングルサービスが効いた。
リターンミス。これでいいのです。落ち着いてここに打つ練習を。
4−0キープ。
二宮の得意のフォア&バックのダウンザラインロブウィナー。
これは軌道が低いので、横のパートナーも追っていけないのだ!
5−0ブレーク。
最後は2つ目のマッチポイント。
日比野のスマッシュが決まって、6−0のストレート勝ち!
大喜びの2人!2回戦へ進出だ!1時間6分。

日比野&二宮のインタビュー
日比野「終わってみたら、0がついていた感じだったと思う。
二宮さんのネットプレーがすごくて私からしたらスーパープレー。楽しかったです。」
二宮「相手はシードだけど、自分達のいい所を出せたら、チャンスがあると思っていた。
今日はお互いのいい所を出せて、勝つ自信はあった。」
日比野「私が後ろで二宮さんが前でポイントが取れるパターン。
二宮さんのアグレッシブなリターンも皆さんに見てもらいたいです。
リターンが速いんです。すごいんです。」
二宮「菜緒ちゃんが後ろで私が前でポイント取れる確率が高いので、そこに持っていくようにする。菜緒ちゃんのストロークが安定しているので、
無理に出ていかなくても勝手に自分のところに来ることもある。また、こんなに頑張っているので、出ないといけないという気持ちにもなる。
チャンスだけいけばいい。いつもより無理しなくていい。」
日比野「二宮さんのサービスゲームで私が今1つ前に詰められないことがあるが、それ以上に強みがある。
私が前で二宮さんが後ろの逆パターンも思い切りリラックスしてできた。このパターンも取れるといい。」
日比野「3−2で私の0−40から最後のポイント。私のボールが浅かったのによくバックポーチに出たと思った。驚いた。」
二宮「菜緒ちゃんが後ろで頑張っているので。意外と浅いとダウンザラインに打ってこない。直感で、ここで行こうと思った。
怖いとは思わなかった。そろそろ行かないと。」
日比野「逆の時、私は見ているだけ。少し笑いすぎですよ。」
二宮「前は技術的なことを意識していた。今はポイントや相手の状況を考えている。
ここをミスして取られても相手にのちのちプレッシャーを与えることになる。
今まではダメージをそこでいたが、ミスしたのがそんなに大きいものでないと考えられるようになった。」
日比野「セリーナとダブルスでも対戦出来て嬉しかった。雰囲気と相手に飲まれてしまったけど、勝てたね。」
二宮「ウォズニアッキが16歳スーパージュニアで日本に来ていた時、早稲田大学で打ってもらったことがある。
私が12歳。それを彼女に見せたら、アメージングと言っていた。オリンピックは変わらず出たいと思う。
グランドスラム優勝が目標。その中でオリンピックも出らえたらという感じです。」
日比野「次は土居さんたち。ぶつけないように気を付けます。」

3R 西岡良仁 3−6,2−6,2−6 DJOKOVIC
71位西岡良仁。第2シードジョコビッチ。
ジョコビッチのサービスアングルエースから4ポイント連取で0−1.1分。
西岡のフォアダウンザラインウィナー。上から打ち込むのもできる。
これを早い段階から見せておく。
西岡のダブルフォルトで0−2ブレークダウン。
いつもはしないこと。やはり珍しく緊張しているのだろうか?
ジョコビッチは実にリラックス。ファーストが好調だ。
確率とコースが抜群だ。まだ、相手を焦らすところまではほど遠い。
ジョコビッチのジャンピングバックドロップ。こんな余裕があるよ。0−3キープ。
凄いラリー合戦から西岡のバッククロスパスウィナー。
ここは盛り上がった。1−3キープ。
ここから西岡ワールドが始まるか?
ジョコビッチはファーストの後、2本目にウィナー。2回あった。
低いスライスリターンなのに、いとも簡単に膝を曲げて速いボールを打つ。
1−4キープ。サービスゲームは隙がない。
ジョコビッチの短いバックスライスには前に出ない。おびき出されないのが西岡だ。
2−4ラブゲームキープ。
ジョコビッチにわざと打たせる戦法が効いてきたか?西岡だから考えられる作戦だ。
ジョコビッチの第7ゲーム。
西岡の技と高いロブを2本。
ジョコビッチにグランドスマッシュを打たせるのは観客を楽しませるため・・・!?
そこまで考えている西岡。2−5ラブゲームキープ。
西岡の30−40、セットポイント。
サービスセンターで1つ逃れる。
西岡のバックダウンザラインから回り込みフォア逆クロスウィナー。
このパターンを増やしたい。3−5キープ。
これだけ押されても1ブレークのみだ。
バックはフラット気味で左右にコントロールされたが、フォアのミスが少し多い。
最後は192キロサービスセンタースライスエース。3−6先取される。29分。
もう少しラリーして打たせて、カウンターパンチをお見舞いしたい。
第1セットは西岡のバックダウンザラインパスウィナー1つかな?

第2セット。
ジョコビッチのドロップを西岡のバックダウンザラインパスウィナー。
ランニングのバランスがいい。
また、ダブルフォルト。ほとんどしないこの男が・・・!?やはりプレッシャーか?
西岡のバックダウンザラインから回り込みフォアダウンザラインウィナー。
あのジョコビッチが両手を上げる。
このゲーム2つ目のダブルフォルト。
これがなければ・・・。40−15から3つのキープポイントがあったが・・・。
0−1ブレークスタート。
西岡の第3ゲーム。
西岡のバックで攻めだした。得意のショットで待たないで多少強引でも攻めるべきだ!
ネットに行こうとしている。
40−15から2回のデュースの末、4つ目のキープポイント。
1−2キープ。西岡のバックダウンザラインから詰めてバッククロスボレーウィナー。
こうやって攻めるのがいい。
ラリー戦でもジョコビッチのバックドロップウィナー。苦しくなる。
2−5ブレークダウン。
ジョコビッチの第8ゲーム。
2つのサービスエース2つ。最後もリターンが返らず。2−6.ここまで58分。
このセット、ナントジョコビッチのゲームは16ポイント中1ポイントも取れていない。
え〜!その前に第1セットも1ポイントのみだ・・・!?

第3セット。
西岡の第1ゲームも0−1ラブゲームブレーク。
また、少し悪い癖のやる気がない感じのプレーを見せる。
ここはセンター。3回戦のロッドレーバーアリーナだぞ!
超ファイトを見せろ〜!
また、ジョコビッチの第2ゲーム。
2つのサービスエース。40−0でサーブ&フォアボレーウィナー。
ヒマなのでやりました〜!また、ラブゲームキープ。
0−2キープ。
ジョコビッチの第4ゲーム。
久しぶりに1ポイントを取った・・・!?ダブルフォルトですが・・・!?
0−4キープ。セカンドでもエースを取るから困る。
ジョコビッチのバックリターンがアウトで1−4キープ。
お〜!歓声が起こるぐらいだ・・・!?
1−5で西岡が見せた4ポイントはいいプレー。
2−5ラブゲームキープ。
ジョコビッチの第8ゲーム。
西岡のバック足元リターンから西岡のフォアアングルパスを抜く。
初めて、デュースからアドバンテージを握るが、17本目のサービスエース。
参りました。ジョコビッチの中でもこれだけエースが多いのは初めてだな。
優勝に一番近いかな?ナダルの調子は今一つ。
フェデラーはいいが、ジョコビッチとやると・・・。
最後は西岡のフォアクロスがサイドアウト。2−6のストレート負け。明らかな力負け!
1時間25分。完敗です!
ジョコビッチのゲーム、ポイント取れたのはわずか8ポイントのみ。
うちダブルフォルト2つ。
第1セット&第2セットまでは1ポイントのみだ。
ジョコビッチのコート上インタビュー
「こんなにサービスが良かったのは記憶にないかな。
イワニセビッチがコーチに加わったから。オフにサービスを重点的にやっていた。」

西岡のインタビュー
「結構打ち合いの中で勝つのは難しい。作戦は低い弾道で攻めようとした。どうなるか?
バックの打ち合いで自分が持ち上げようとすると彼の高い打点になる。
ここは得意なので打っても意味がない。本当は、自分はフォアでループを使っていきたい。
そこに打っても意味がない。展開したかったが、普段打っていないので精度が落ちた。
バックの打ち合いは良かった。フォアへ打った後、クロスに走らされて展開が厳しくなった。
そこの打開策が見つからなかった。低い弾道の精度も良くなかった。
前回とは違って勉強になった。リターンゲームでこんなに取れなかったのは初めて。
リターンが悪かったから仕方がない。
高確率でセカンドも180キロ超えてくると正直、何もできない。
もう少しチャンスをくれると思った。自分のサービスにプレッシャーがかかってくる。
ストローク戦もやりにくかった。
リターンを返したところで、3球目で決められる。
その後、サービスがパンパンと入る。サービスは若干読みづらいと思う。
前回やったデ杯の時と違う展開。これだけいいサービスは予想外だった。
たぶん正直に言うと少し勝てないと思う。彼のベースが違うものを持っている。
ストローク戦では勝ちきれない。自分のテニスでは点が取れない。
第1セットと第2セットの展開を変えた。ネットに出ていって、何本か?上手くいった。
ありかなと思ったが・・・。
そもそもテニスの質が違う。自分のベースをそもそも上げないといけない。
入る前から少しまずいと思っていた。自分的にはフォアでバックの高い所へスピンを打ちたかった。
しかし、それでは彼には意味がない。甘くなると上からドンドン打ってくる。
自分のテニスをしていたら、もっと厳しかったと思う。
今日はいろいろ試したかった。第2セットはネットを取ったり模索した。
チャンスを取るまではいかなかった。リターンゲームは全くチャンスがなかった。
相手はのんびりできる。絶対に落とさない自信があるから。
一球一球の質を上げること。そこが最優先。この相手に5セットはきつい。
3セット取れるイメージがわかない。攻撃力があって、サービスが思い切り入って、フリーポイントがあったら、1チャンス狙えるかもしれない。
今の自分のテニスなら厳しい。3セットよりも5セットの方が壁は高い。
ジョコビッチのニュートラルのボールが攻められない。そういうのを打ってくる。
自分からアグレッシブに打てないボールが来る。
自分のフォアループが深ければいいが、少し浅くなるとダメ。精度が低くなる。
ナダルの方が自分には相性がいい。フェデラーとも違う。感覚が違う。
悔しいけど、気持ちでどうこうなるのもでもない。
ジョコビッチに勝つにはもっと時間がかかりそう。でもいつか勝てればいい。」

2R COLLINS・ROSOLSKA WO 青山修子・柴原瑛菜
まさかの相手の棄権によって、勝利。3回戦へ進出!
コリンズの昨日の試合が原因か・・・!?
青山&柴原のインタビュー
青山「練習が終わって、WTAから連絡があった。3回戦は久々なので嬉しい。
このペアには全米で負けていてチャレンジするチャンスだった。少し複雑な気持ちです。」
柴原「私も初めての2回戦だったので、自分にもチャレンジしたかった。こういうこともあるので、次に進んで切り替えていきたい。」
柴原「今日は8時に来て、ここで朝食を食べた。この会場の朝ごはんは美味しいです。」
青山「シングルスの選手だけ入るとダブルスの面白さが減る。混ざってくるとプレーの1つ1つのレベルが高くなると思う。
シングルスとダブルスのランキングを統合するのは効いていないのでわからない。
ダブルスの選手も勉強してそこの良さをWTAにしっかり見てもらいたい。」
柴原「私のUCLA大学では大学を卒業してプロになりたいと思っている人が多い。私みたいに休学してプロになるのは少ない。
スカラーシップで大学に入ったが、休学は認められる。入って5年まで、私の場合はあと2年の間に戻らないとお金を払わないといけない。」
柴原「6歳で家族についていったが、小さいのでまだやらせてもらえなかった。7歳になって、打ちたい、打ちたいでした。楽しい気持ち。
他のスポーツは興味がなかった。」
柴原「日本だったら白いご飯。試合前に何か決まったものを食べるということはない。尻いご飯や納豆も好きです。」
柴原「UCLAに行くのは優勝する前から決めていた。家に近くてお父さんのコーチを受けられて、元からUCLAが好きだった。
お父さんは今もコーチ。ツアーには来られない。お兄さんと回っている。」
柴原「大学とツアーの違いは、大学は団体戦なので結構チーム感がある。プロは個人。ピリピリして怖いが、私は知らない。
基本はカルフォルニアで練習。冬はナショナルで青山さんたちと一緒にやった。」
青山「グランドスラムのファイナル10ポイントは止めて欲しい。ツアーではあってもいい。流れがガラッと変わる。
体力的には3セットよりかは少し楽。デュースもあるのが普通。ノーアドは1ポイントが重要。頭を使っている。圧迫感はある。」
青山「3回戦の相手はどちらも強いので、自分達のプレーをしていけば結果も見えてくるので早めの準備をしたい。」
柴原「初の3回戦。そんなに考えは変わらない。チームとして自分ができることを上手くやります。」

3R BARTY 6−3,6−2 RYBAKINA
第1シードバーティ。第29シード26位リバキナ。初めての対戦。
バーティは1回戦の第1セットのような戦いはいけない。
その場の難しくないボールの凡ミスが多過ぎた。NO1とも思えない。
それ以降はさすがにギアを3段階ぐらい上げたが・・・!?
バーティのゲームで始まる。
リバキナのフォアダウンザラインムーンからフォアクロスウィナー。
これは一番いい方法だ。
また、バーティのフォア凡ミスがネット。飛んで行かない。
0−1ラブゲームブレーク。バックスライスまでネット・・・!?
応援の力で1−1ブレークバック。
リバキナのフォアは脇が締まっているので、ローボールが特にスイングが速くなる。
フォア連続ウィナーで1−2ブレーク。リバキナリード。
ストローク戦になるとバーティはやばいかも・・・!?
バーティはフォアスライスロブでリバキナのバックハイボレーで打たせて、フォアクロスパスウィナー。頭がいいショットの配分。
3回のデュースの末、2−2ブレークバック。
なかなか渋い戦い方をするバーティ。
バーティのバックダウンザラインへカットドロップ!?すごくサイドに切れてウィナー。
トリッキーなショットをここで使う・・・!?
3−2キープ。乗ってくるかな?
バーティは6−3,4−1と段々自分のペースで翻弄していく。
落ち着いてしまうと相手はなかなか挽回するのは至難の技ですね!
6−2バーティ。3回戦へ。

3R WANG 6−4、6−7(2)、7−5 S.WILLIAMS
第27シードワン。細くてきれいな顔立ちをしている。
第8シードセリーナ。セリーナ1勝。
2019USオープン6160セリーナがわずか44分で勝利。今日は・・・。
4−3セリーナ、ワンはブレークポイントを逃れて、4−4キープ。
セリーナの第9ゲーム。
セリーナのフォアドロップを読んで、ランニングバッククロスを決めたワン。
5−4ラブゲームブレーク。
セリーナはムキになって、力いっぱいフルパワーで大きな声を出して打ち込む。
ワンが耐えて、フォアダウンザラインへカウンター。
最後はバックリターンがミス。6−4でナントワンが先取。思いがけない展開。

第2セット。
セリーナの第3ゲーム。
30−30でほとんど追い込まれたセリーナのバックがネットインして決まる。
「カモーン!」ネットインなのに声が出るセリーナ。
これだけでも追い込まれているのがわかる。2−1キープ。
3−2ブレークアップのワン。
ワンはサイドに振られても、フォアダウンザラインウィナー。スーパーショットだあ〜!
4−2キープ。
セリーナの集中が欠けているか?30−40で何とか4−3キープ。
ワンのバックスライスアングル沈めてから、バッククロスパスウィナー。
このスーパーショットで5−3キープ。あと1ゲームに迫ったぞ!
5−4、ワンの15−40ですごいラリー。
24本目にセリーナのフォアクロスウィナー。
素晴らしい!ラリー合戦だあ!5−5ブレークバック。
ワンはそれでも自分から先に振って、凡ミスが少ないのがいい。
ワンは安定したリズムで堅いストローク。
セリーナの第11ゲーム。
15−40からサービスエースなど4ポイント連取で6−5キープ。
6−6のタイブレーク.
セリーナ7−2で取って、タイへ。この執着心とど根性がすごい!

ファイナルセット。
セリーナのバックダウンザラインウィナー。3−3キープ。
このコースが一番安定しているか?
6−5ワンでセリーナの第12ゲーム。
15−40のマッチポイント。大ピンチ!
ここで勝ちを意識したか?ワンのストロークミスが続く。これがプレッシャーか?
3つ目のマッチポイント。
最後はセリーナのバックダウンザラインがネットにかかる。
7−5でワンが大喜び!そりゃ〜そうだろう〜!大金星だ!
地元のTVは前回のもあって、1時間10分で終わるとか?失礼なことを言っていたらしい。日本だと超問題だな。
ワンが4回戦へ進む。

3R SCHWARTZMAN 6−2,6−3,7−6(7) LAJOVIC
第14シードシュワルツマン。第24シードラヨビッチ。
シュワルツマンの第7ゲーム。
体は小さいが、この胸板を見るとかなりトレーニングしているのがわかる。
また、サービスセンターエース。172キロ。オンラインだ。サービスフラットもいい。
5−2キープ。
シュワルツマンのフォアダウンザラインウィナー。
大きく引いて打てるのはフットワークがいいからだ。
最後はラヨビッチのフォアネット。
6−2シュワルツマン。
ラヨビッチがシュワルツマンの足を嫌がってミスが早くなる。

第2セット。
シュワルツマンのサーブ&フォアボレーウィナー。珍しい形で1−0キープ。
余裕が見られるなあ〜!
この後、シュワルツマンが6−3,7−6で勝利!

3R ALEXANDROVA 1626 KVITOVA
第25シードアレクサンドリア。第7シードクビトバ。初めての対戦。

3R KEYS 4646 SAKKARI
第10シードキーズ。第22シードサッカリ。

3R CILIC 6764605763 BAUTISTA AGUT

ナイトセッション
3R MILLMAN 6−4,6−7(2)、4−6,6−4,6−7(8−10) FEDERER
いや〜!スーパースーパースーパー素晴らしいマッチだあ〜!4時間3分。
もう夜中の1時ですよ〜!
フェデラーがスーパータイブレーク、4−8から6ポイント連取で大逆転勝ち〜!
47位30歳ミルマン。第3シード38歳フェデラー。
フェデラー2勝1敗。
2018USオープン夜中0時でもあまりの蒸し暑さに外に行くのも嫌なほど・・・!?
ここでフェデラーは鉄人ミルマンに完全な体力負けをした。63576767でした。
あれ〜!このセンターコート、まさかフェデラーまで・・・!?
ミルマンのバックへ狙う攻撃。徹底している。
フェデラーのバック連続ミスで2−5ミルマンがキープアップ。
ミルマンの第9ゲーム。
フェデラーのバックスライスで短く、ミルマンをおびき出す。
フォアアングルパスウィナー。
また、フォアダウンザラインロブ、ミルマンのバックハイボレーをフェデラーのバックダウンザラインパスウィナー。
タタンと。うめ〜!4−5ブレークバック。
もう安心だ!
しかし、フェデラーの第10ゲーム。
せっかく、ブレークしたのにダブルフォルトで0−40.
フェデラーのフォアがネット。ナント4−6でおとす。
1つ前をブレークしたのに自分のゲームをラブゲームで落とすなんて・・・!?
今までにあたっっけ?

第2セット。
ミルマンの第11ゲーム。
30−40のチャンス。ここでもサービスセンター。
ミルマンのフォアクロスも思い切り振り抜く。USオープンを思い出す。
真っ向からやりあって、自分の力以上を発揮するミルマン。
会場の声援も後押しだ。本当は皆、フェデラーファンだが・・・!?
5−6キープ。
6−6のタイブレーク。
フェデラーの速い攻めからジャンピングスマッシュエースで5−1.
6−2でフェデラーのバックリターダッシュ&バックドロップボレーウィナー。
スーパーショットだあ〜!7−2フェデラー。やはり、フェデラーだあ〜!

第3セット。
ミルマンは超粘る。
5−4フェデラー、ダブルフォルトでセットポイント。
ここでサービスセンターエース。
フェデラーの流れるようなバッククロスボレーウィナーで2つ目のセットポイント。
ミルマンのバッククロスがわずかにアウト。6−4フェデラー。
フェデラーがここまで必死なのは珍しいぞ!
しかし、ミルマンはしっかり構えて、クロス攻撃がすごい!

第4セット。
フェデラーの第7ゲーム。
ミルマンの思い切りいいフォアクロスで3−4ブレーク。
フェデラーの凡ミスが続く。4−6ミルマン。

ファイナルセット。
ガッチリ構えて強くミスをしないミルマン。
1−2ブレーク。
フェデラーも3つ目のブレークポイントをやっと取って、2−2ブレークバック。
フェデラーの第7ゲーム。
15−40からバックハイボレーなどで、4ポイント連取で4−3キープ。
鉄人ミルマンは思い切りフルスイング。
フォアもバックもどこでも入る。特にクロスが凄い!
6−6のスーパータイブレーク。
ミルマンの下がりながらのフォアアングルパスウィナー。8−4ミルマン。
終わった・・・!?しかし、そこからフェデラーの大反撃が始まる。
フェデラーのバックドロップアプローチで8−8まで追いつく。
9−8で最後はフェデラーのフォアクロスウィナー。10−8で6ポイント連取。
4時間3分。もう夜中の1時ですよ〜!参りました〜!

ナイトセッション
3R TSITSIPAS 574667 RAONIC
第6シードチチパス。第32シードラオニッチ。初めての対戦。

3R ZHANG 5767 KENIN
35位ザン。第14シードケニン。

ナイトセッション
3R 大坂なおみ 3−6,4−6 GAUFF
第3シード大坂なおみ。ガウフ。昨年USオープン大坂がストレート勝ち。
ガウフのゲームで始まる。
大坂はこのガウフの速くて低いのは合っていると思う。
大坂のフォアクロスウィナー。ガウフのグランドスマッシュエース。
0−1キープ。どちらもエンジン全開だ。
お互いにライバルと認めている。
大坂の第2ゲーム。
ガウフのバックスライス短く打って前。ボレーミスしたがこの作戦はいい。
今回、ガウフは自分ばかり打つのではなく相手にやらせようとしているのか?
サービスワイドエースで1−1キープ。
まず、ファーストが入れば問題ない。入らなくなったら・・・。
ガウフのサービスはジャンプが高くなったか?確率が上がってきた感じだ。
USオープンの時は着地しようとした時に打つので低くダブルフォルトの嵐。
大坂のサービスセンターエースで2−2ラブゲームキープ。
ガウフも負けじとサービスボディへ。2−3ラブゲームキープ。
やはりサービスの出来が一番のキーだな。
ガウフはよく作戦を考えてきている。前回に比べて。
大坂の第6ゲーム。
ドロップをガウフは拾ってバックロブへ。ジャンピングスマッシュエース。
0−30のピンチ。
サービスアングルエースなどで3−3キープ。
ガウフのバネがある粘りショットに警戒。
大坂がいいのはミスした後、すぐに足をトントンとしていること。
いつまでもクヨクヨ、イライラしないように足の癖をつけている。見習いたい。
もうラケットを投げる場面はないでしょう!
大坂の第8ゲーム。
大坂のグランドスマッシュイージーだったのに、サイドアウト。
ここから大坂のバックミスが目立つようになる。
ガウフの当たりそこないのバックアングルに大坂のバックがネット。
逆にボールが来ないのが困る。
3−5ブレークダウン。
ガウフのバッククロスの弾道が低い。大坂の得意のバックにも勝負を挑んでいく。
最後はサービスワイド。大坂のバックリターンがアウト。
6−3ラブゲームキープ。ガウフは強くなっている。
わずか半年ですごい成長だなあ〜!15歳か?中学3年、高校1年か?
でも、まだ大坂は切れていない。大声を出さずに我慢で来ているうちは大丈夫!

第2セット。
大坂の第1ゲーム。
大坂のフォアボレーミス。少し雑だった。0−1ブレークスタート。厳しい。
ガウフの第2ゲーム。
ガウフのファーストの確率とコースがいい。
また、いい所で入るよ。しかし、彼女のセカンドは改良されていないよ。
ダブルフォルトはまだ増えるでしょう・・・!?
15−40からデュースに持ち込む。
このゲーム、2つのダブルフォルト。緊張するとこれが出てくる。
ジャンプのタイミング、擦り上げが足りない。まだまだ・・・。
1−1ブレークバック。助けられた。ガウフの一人相撲だ!
しかし、ガウフは振られた時、サイドの球際が強くなった。フォアバック共に。
大坂の第7ゲーム。
大坂の3連続バックミス。特に0−30のチャンスボールのミスは何?
15−40でもバッククロスがかなりネットの下に当たる。3−4ブレークダウン。
ガウフの第8ゲーム。
セカンドサービスでフォアを狙う。ミスが全然惜しくない。
40−0で大坂のバックドライブボレーが甘く、ガウフのバッククロス足元。
3−5ラブゲームキープ。
チャレンジ成功。あぶな〜!
30−30まで行く。4−5キープ。
ガウフの第10ゲーム。
フォアリターンがアウト。軽くラケットを投げた。
40−0で最後はフォアダウンザラインがまたかなりネットの下に当たる。
あ〜!まさかのストレート負け。これは・・・!?何もいえね〜!1時間7分。

大坂のインタビュー
「難しい質問。なぜなら違うことがあった。
彼女のプレーがあのような感じだったことを除いて。本当ではなかった。
その状況で私は感じた。」
「USオープンの後、私はあの後も本当に良かった。
私はたくさんのことをテストした。人生はたくさんのテストのように。
私にとって不幸にも。私のテストはテニスの試合です。あなたたちが見たように。
それを通してナビゲートする道を見つけるだけ。」
「彼女はよりアグレッシブ。彼女のサービスは昨年やった時よりもより良くなっていた。
負けたことから学ぶのはハード。勝者は本当に試合から学ばない。」
「初めの試合はとても良かった。第2試合はタイト、きつかった。
ここではディフェンドすることがタイトに感じている。
今日はもっと感じた。なぜなら私は彼女と以前試合をしているから。
それはタフだった。15歳の子に負けたのはとてもタフ。
その年齢の相手に。もちろん、彼女はここで試合をした。私は一生懸命やった。」
「私は彼女が好き。だけど負けたことを感じるのは好きではない。
私たちは勝つためにここに来た。皆、一生懸命にワークした。私の父も母もここにいる。
もっと傷ついている。」
私はマインドセットして大会を勝つためにと思う。
ディフェンドするよりもやさしいと思う。
昨年、そんなばかな、ばかな、ばかなというような大会だった。
少しマインドセットしたいと望む。」
「私は習い続ける。なぜならテストを習う。もちろん、しらない。
これはわたしにとってとても新しい状況です。」
「私は積極さが欲しかった。私は今日の彼女のヒッティングはとても厳しかった。
私のバックハンド、それはもっと安定しているのに、全てのボールが飛んで行ってしまった。
私はわからない。チャンピオンのメンタリティーはまだ。
いつも欲しがっている。まだ長い道のりになりそうだ。」
「100%でなくても試合に勝つ。完璧でなくても時々勝つこと。
昨年、この大会で少し私のプレーはいくつかのマッチは荒れていた。」
日本語のインタビュー
「今丁度、彼女に負けたところ。私はわからない。
ディフェンディフェングチャンピオンによる傷なのか?
年齢の問題かもしれない。自分より若い子に負けたこと。
それはとてもハードなこと。とても個人的なこと。」
「USオープンの時より彼女はサービスが速くなっていた。
それはとても重要なこと。また、以前よりもっとアグレッシブになっていた。」
「ナーバスというよりプレッシャーの方がより感じた。」
「エネルギー?それはかなりあったと思う。」
いくつかのショットはオーバーヒットしていた。」
「今日はナーバスだった。なぜなら一度彼女に勝っているから。
彼女はとてもプレーが良かった。」
「データのこと?彼は私の試合前に見せない。私が考え過ぎないように。
たくさんのことを考えたら、頭の中が圧倒されてしまうから。
この後、話します。」
「この試合全体的に、私は知らない。
ミスした原因は、いつもはフィジカル的なことだが、それは強くなった。かなり良くなった。
正直、何が問題なのか?わからない。ボールを見失ったのは理由がわからない。」

PS.今日は快晴で気持ちいい天気だ。
ウォズニアッキが負けて引退です・・・。まだ若いのに・・・。
あ〜!大坂が負けた。しかも、15歳のガウフに・・・!?
絶対に3セットで挽回すると思ったが・・・!?プレーが悪すぎた。
特に得意のバックハンドミスがこれだけあっては・・・!?
西岡も思っていたほど競れず・・・。ジョコビッチのゲームは全く取れない。
完敗中の完敗です。しかし、何とか試合は見られたが。
残りのインタビューが・・・!?訳するのに・・・。
誰か翻訳機を俺の頭に埋め込んでくれ〜!
フェデラーが4時間3分。夜中の1時。スーパータイブレーク4−8から10−8って?
すごすぎる〜!3時には寝られるか?無理か?

2020 オーストラリアンオープン Day 05        <レポート:森下 泰>