2020 オーストラリアンオープン Day 03

<レポート:森下 泰>

2020年1月22日(水)

   

昨夜、土居選手が残念ながら大熱戦の末、2時間49分で敗戦。
夜中の23時過ぎ。この時点でまだ、12試合もまだやっていた・・・!?
安宿に戻ったのが1時半。寝たのが2時半・・・!?体が持たない・・・!?
昨日は晴れたおかげで10時半からスタートして、何とか試合を終わらせた感じ。
今日は雨予報・・・!?雨が降ったら意味がなくなるよ〜!
今、27度で蒸し暑い。31度まで上がるらしい。夜から雨かなあ。
大坂なおみ選手はマーガレットコート第1試合、西岡選手はコート19第2試合、日比野菜緒選手はコート8第4試合、そして、伊藤竜馬選手は第2シードジョコビッチとロッドレーバーアリーナ第3試合の超メインです。
頑張ってほしいですね!加藤選手、土居選手がダブルスです。
ナイトセッションはセリーナとフェデラーです。
昨夜のナイトセッションには申し訳ございませんという感じです。

 


2R 大坂なおみ 6−2,6−4 ZHENG
第3シード22歳大坂なおみ。42位25歳ゼン・サイサイ。
2015岐阜635746負け。2016マドリード6476(3)勝ち。
マーガレットコート第1試合。白の上下で鮮やかに登場の大坂。
大きな拍手と歓声で迎えられる。
大坂のゲームで始まる。
大坂は自分の懐に入るとフォアクロスウィナー。
ゼンのカウンターバックダウンザラインをフォアスライスでリストだけで返すディフェンスも素晴らしい。1−0キープ。
ゼンのバックスライスアプローチを間髪入れずにフォアアングルパスウィナー。
ものすごく速く抜く。2−0ブレーク。
リターン時、足をトントンと動かしながら、大坂は左手でガッツポーズ。
軽く左ももを叩いて、準備。これが王者のルーティンだ!
大坂はバックスライスに差し込まれて、1−2ブレークダウン。
さほど心配するに値しない。
ゼンはバックスライスを多用。両手バックもカウンターダウンザラインあり。
フォアは足を出して肩が入る。しかそ、このフォアが時々かすりミスが出る。
ゼンは割と落ち着いている様子。何回か?やっているからだろうか?
ゼンの第6ゲーム。
30−30から連続ダブルフォルト。4−2ブレークアップ。
これは大きい。あまりいい流れでなかったから。
ゼンはスーウェイのような怖さといやらしさがないなあ。
もっと、返されてスライスアプローチとドロップを混ぜられると・・・。
4つ目のセットポイント。
最後は大坂のフォアダウンザラインウィナー。上から叩いてオンライン。
6−2ブレークして、このセットをものにする。34分。
ゼンがもっと頑張らないと試合が盛り上がらないなあ〜!

第2セット。
大坂の第1ゲーム。
ゼンのフォアリターンダッシュ&フォアクロスドロップボレーウィナー。
また、高いロブを上げて15−40とけん制する。
大坂はそこを恐れず、フォアクロスウィナー。オンラインだ!
ファーストがあることを忘れずに。4ポイント連取で1−0キープ。
私の席の右側のオーストラリアの男性は大の大坂ファン。
決まるたびに「イエ〜イ!」でかい声を出すよ〜!
ゼンのフォアクロスパスを抜いて、1−1キープ。
大坂はつり出された格好になった。アプローチを十分しっかりと相手を追い込んだボールにしないといけない。ボレー勝負だけではまずい!
大坂の第3ゲーム。
0−30で大坂は飛びつきフォアボレー。チャンスパスをゼンは慌ててバックミス。
これは助かった。
ゼンはフォアスライスで思い切り切る。練習の感じで適当そうにやる。
これが大坂は気に入らず力んでフォアミス。
2つ目のブレークポイント。
サービスワイドへ打って、「カモン」イラついて大声を思わず出した!
3つ目のブレークポイント。
相手のガシャバックをバッククロスミス。
大坂は怒ってラケットを投げて蹴る。ボールまで叩きつける。ウォーニングを取られるほど厳しくはないが・・・。
イライラが頂点。ペイシェント、ペイシェント。外人から声がかかる。
1−2ブレークダウン。ここからがメンタルの成長を魅せる時ですよ!
ドロップをバックドライブボレーではたいて、2−2ブレークバック。
すぐにブレークしたら、心は落ち着くなあ〜!
しかし、大坂の4本のフォアミス。内、最後のフォアクロスは3連続ミス。
相手の動きを早く見て、打ち急いでいる。しっかり自分の形になっていない。
2−3ブレークダウン。これは余計だった・・・。
ゼンの緩く飛ばないフォアムーン気味からバックスライスを短くクロス。
そこから両手バックダウンザラインカウンターヒット。
このパターンが一番、大坂にとって嫌なパターンだ!思わず自分の陣地を見る大坂・・・!?
2−4キープ。
ゼンの第8ゲーム。
大坂は冷静さを取り戻して、我慢してストロークで丁寧に左右に振る。
ラブゲームブレークで4−4.
外人から「ウェルカムバックなおみ〜!」
復活した大坂なおみ。また、ガンガン攻めていく。一気にマッチポイント。
最後はダブルフォルト。ネットにカシャリ・・・!?あれっ・・・!?
変な終わり方だなあ〜!6−4のストレート勝ち!1時間20分。
嫌な時間帯はあったが、軽く復活する。
まだまだ、追い込まれてからの大坂を見たいなあ〜!

大坂のインタビュー
「昨年のマッチのフラッシュバックはしなかった。
でもあの思いはよく覚えている。このコートは3セットの思い出がある。
今年はこのコートでは本当に3セットにしたくない。
実はそんなに悪くないと感じた。いくつかの悪名高いすごい風もあった。
それに比べるとそんなに悪くなかった。
でもここでこれがレギュラーでないと言ってほしい。
しかし、第2セット、とてもフラストレーションがたまっていた。
その大きさは知らなかった。
これは本当にタフなマッチ、その道を見つける。首尾一貫の頭のレベルに持っていくことに本当に集中した。フォーカスした。
彼女は全てスライスを使ってきた。
ここは本当にいい感じです。たくさんの人々のサポートがあるから。
いつも私はここで本当にエンジョイしてプレーしている。
ここは他のどこよりも日本人が多くいると思う。東京を除いてね。
次の相手の試合は見ていない。
実はビーナスとココの試合はTVで見た。
ソラーナ(シルシテア)の試合は長い間、見ていない。
このインタビューの後、見に行きたい。
私のラケットはマジックのように私の手から飛んで行った。コントロールできなかった。ごめんなさい。ヨネックス。
フラストレーションを見せたのは子供じみていた。
私はラケットを投げずに蹴らずに試合をしたい。
日本語のインタビュー
「2−4で私のサービングゲーム。
私は言い聞かせた。足を踏み込んで打ち続けること。
もし、第2セットを失っても、相手が疲れてくるかもしれないから、攻め続けて見ようと思った。
守りのプレーヤーにならないと知っている。特に試合の中では。」
「スライスの相手にはとても難しい。なぜならフルパワーで打つ必要がない。
そして、待たないといけない。ラリーが長くなる。」
「前に足を動かして、とてもアグレッシブに行く。特にリターンやなにかは。」
「初めての場所で優勝した大会。グランドスラム優勝。
同じような道で同じようなビジョンで勝つのが私のメインのゴールです。」
「ここにはたくさん鳥がいる。小さな虫を外に出したのはそれを食べに飛んでくるかもしれないから。」

2R EVANS 4−6,3−6,4−6 西岡良仁
第30シードエバンス。71位西岡良仁。
西岡が遅いコートでチリッチのサービスが遅く感じたというコート19。
「一度も負けたことがないので、絶対勝ちます。」と1回戦後に言っていた。
風がものすごく強いのに平気な顔をしてプレーする西岡。
相手は嫌だろうな〜!
エバンスの第3ゲーム。
西岡のバックアングルパスウィナー。
タタンと。これにはエバンスも親指を上げて、グッド!
君はそんなことをしている場合ではないけど・・・。
西岡のフォア逆クロスパスウィナー。
これも突っ立って打つが低い軌道でパスが通る。2−1ブレーク。
エバンスはやることがなくなってしまう前に多少強引でもフォアで打って、ネットにつかないといけない。バックフラットを繋ぐのではなく、ヒットしないといけない。
また、ファーストエースを取らないときつい。
西岡の第10ゲーム。
0−30になっても落ち着いている。
西岡のサービスで崩して、バックダウンザラインウィナー。
40−30でサービスワイド。
バックリターンが大きくアウト。6−4先取。35分。

完全に西岡のペース。
第2セットも6−3で取って、2セットアップ。
第3セットも6−4で抑えた。

相手が思っていない時にネットプレーを混ぜる。
有言実行!ストレート勝ちで初の3回戦進出!
おめでとうございます!次はジョコビッチです!伊藤竜馬に聞いて頑張れ!
1時間59分。素晴らしい出来だ!

西岡のインタビュー
「3回戦の壁が大きかった。今年の目標1つだった。その気持ちが大きかった。
こうやってポイントを積み重ねていくとオリンピックに行ける道ができる。
勝った瞬間、すごく嬉しかった。マッチポイント、思い切って前に行った。
今日はいいモチベーションで戦えて気持ちいい。
序盤、彼は打ってきた。今日の風ではハードヒットは難しい。
お互いに思った通りのプレーができなかった。
バックへ高いボールを狙うのが定石。わざとゆっくり打って、風でぶれさせた。
そこを狙った。後半、ミスを誘って、ここぞで攻めていくメリハリが良かった。
風下では相手のスライスが伸びてくるので、打ちづらく劣勢になった時もあった。
サービスは70%以上入って、大事なところでいいコースに入った。
ブレークポイントもサーブ&ボレーでしのいだのも上手くいった。
相手は全く考えていなかったと思う。こういう駆け引きも上手くいった。
グランドスラムで苦しい思い出は最初のころ、毎回熱を出していた時です。
メディアの前に来るのが恥ずかしかったです。
1回戦に慣れた。相手のウィナーが多いのはいつものこと。
いかにアンフォーストエラーを誰よりも少なくさせるか?いかに相手にミスをさせるか?打たせないか?が大事。
今日の相手は2回僕が勝っている。相手としてはやりにくい。
自分のいいプレーが出せて、体力を温存できたのは大きい。
ジョコビッチとはマドリードでは厳しい戦いだった。
バウチスタアグはジョコビッチに勝率がいい。
たぶんジョコビッチはやられるのが好き、自分からやっているのは好きではないと思う。
バウチスタアグは相手にやらせるタイプ。バウチスタアグになるか?
低い弾道が嫌いなのか?やされるのが嫌いなのか?メドベデブにも競る。
前回、ジョコビッチと当たった時はなるべく打っていこうとした。
今回は落ち着いてやっていく。作戦はまだ考えていない。
基本的にはベースは試合前に考えて、試合中に展開に応じて考える。
欲しい時にこれをやったら取れそうなことがある。その流れでやる。
今日やったブレークポイントでサーブ&ボレーもそう。
あれをやり過ぎるとハードヒットされるとやっかい。
いくつかデュースコートでやりたかったが、やり過ぎるとヒットされかねない。
スライスリターンをしてくると思った時に行く。試合の駆け引きが上手くいった。
全米でセンターの経験があるし、ジョコビッチとやった経験もある。
勝ちに行きたいと思う。ジョコビッチは弱点がない。
ナダルには自分は相性がいい。ジョコビッチは穴がない。
どこを狙ったらいいか?作戦を立てにくい。自分のパワーでは押せないし、戦術しかない。
相手はずっと同じペースで戦ってくる。崩すのは大変。
ジョコビッチに少しでもやらせるイメージで行く。
伊藤さんの試合を参考にしたい。
乃木坂やケヤキ坂のライブに時間があったら行きたい。会いたいなあ〜!」

2R 伊藤竜馬 1−6,4−6,2−6 DJOKOVIC
ワイルドカード146位伊藤竜馬。第2シードジョコビッチ。
憧れのロッドレーバーアリーナ第3試合。
前のバーディが早く終わった。
ジョコビッチのゲームで始まる。
ジョコビッチのバックスライスで短く、さっそくおびき出してきた。
バックロブからパス。伊藤のバックボレーはライン惜しい。
これをポイントに結び付けたい。0−1キープ。
伊藤の第2ゲーム。
しっかりラリーを互角に勝負している。ジョコビッチのフォアがネット。
伊藤のフォアで追い込める自信があると思う。この壁を崩したいなあ〜!
201キロサービスセンターエース。いいよ〜!ファーストが入らないとお話にならない。
バックハンドダウンザラインの差が少し出たか?0−2ブレークダウン。
40−30でまずは1ゲーム取りたかったなあ〜!
しかし、ラリーはできている。一方的ではないぞ!
ただ、少しずつ無理して厳しいボールを打とうとして、わずかボール1個アウトが多いのは確かだ。
伊藤の第4ゲーム。
伊藤は少しでも短いのをササッと中に入るフットワークが欲しい。
その後、決して強く決める必要がない。
待った上でフォアミスが出始めるとまずい状況に陥る。0−4ブレーク。
伊藤の第6ゲーム。
サービスセンター。ジョコビッチのフォアリターンがガシャアウト。
ようやく1ゲーム取ると会場から大きな拍手が・・・。1−5キープ。
第2ゲームがデュースで少し時間をかけたが・・・。
最後はジョコビッチのフォアクロスウィナー。
ボールが変化して、体が泳いでも入ってしまうのだ。1−6でわずか23分。
壁マシーンジョコビッチがミスしないと思って、伊藤がギリギリ狙いすぎているか?
もっと内側でラリー戦に持ち込みたいなあ〜!

第2セット。
伊藤のサービスワイドエース。
フォアクロスウィナー。伊藤らしい思い切りのいいショットが出た。
1−0ラブゲームキープ。少し気持ちが落ち着いたか?
伊藤第3ゲーム。
フォア逆クロスから同じ場所へフォアドライブボレーウィナー。
お〜!この思い切りの良さが伊藤の良さに繋がる。打てる位置まで我慢。
そこに来たら、もう迷わないで打ち込むべきだ!
「タツマー!」大きな声援が飛ぶ。
2つのサービスエース。
4回のデュースの末、2−1やっとキープ。しかし、王者にはここまでしないと取れない。
伊藤のフォアクロスや回り込みダウンザラインが効いてきた。
また、セカンドもギリギリフォアを狙っていくのが功を奏する。
やはり、壁でもフォアに打ち込まれ続けるとほころびが出てくるのだ。
3―2キープ。乗ってきたぞ!
キープさえしていれば、チャンスは来るはず。
伊藤の第7ゲーム。
せっかくフォアで態勢を崩したのにフォアドライブボレーをネット。
それでもフォアで打ち続ける。ジョコビッチのフォアには打ち勝っている。
2つのサービスエースで4−3キープアップ。
伊藤の第9ゲーム。
伊藤のフォアクロスの角度があり過ぎて、ジョコビッチはラケットを投げてしまう・・・!?
それほどいいショットだ!
ジョコビッチは足を滑らせて、必死に守っている。タジタジだ。すごい試合になったぞ!
ジョコビッチのフォアクロスで伊藤がミス。
4−5ブレークダウン。ジョコビッチが「ウオー!」吠えたということは超本気モードだ!
伊藤のフォアドロップをジョコビッチのフォアアングルスーパーパスだあ〜!
ガッツポーズのジョコビッチ!ここまで本気に・・・!?
最後は得意のアングルサービスエース。
4−6.しかし、ジョコビッチを完全に焦らせた伊藤。このまま、行け〜!

第3セット。
伊藤の第3ゲーム。
伊藤のフォアガシャミスで1−2.やばいなあ〜!これは・・・!?
そのまま、2−6でジョコビッチ。1時間35分。
しかし、第2セットは伊藤らしいフォアで攻めて、ジョコビッチを本気にさせたよ。
いいプレーでした!彼の笑顔と謙虚な姿勢と誠実さは思わず応援したくなるタイプだ。
まだまだ、伸びますよ!頑張れ!

伊藤のインタビュー
「やっぱりセンターは違った雰囲気。
2ゲーム目、ゲームを取れるポイントがあったが、リズムが悪かった。
相手のボールが伸びてきたり、サービスの精度がいい。
ファーストもセカンドもスピードの差がない。また、守備がかなり良かった。
あのプレッシャーでサイドにアウトする。
初めてで威圧感があった。もう少しラリーしながら攻めても良かった。
深さをもっとつけて堅い守りから、攻撃を入れたい。
第2セットは緊張もほどけてリラックスできた。
ストローク戦でも先に仕掛けた。サービスゲームはまずはキープすることに集中した。
4−4でダブルフォルトがなかったら、5−4にできたかもしれなかった。
ゲームが取れて良かった。リターンゲームでほとんどポイントが取れなかった。
どこに来るか?予想ができなかった。リターンの精度をあげたかった。
ジョコビッチは堅いという感じ。泥臭く1ポイントもあげないという選手。
最近のプレーの最強版。バックはフラット系で深くて伸びてくる。
フォアはスピンをかけて安定して攻撃してくる。
堅くて相手にミスをさせるのが上手い選手だと思う。
フレンチオープンでマレーとやったが、マレーより攻めてくる。
マレーは後ろに下がって堅い。展開が遅い。
ジョコビッチはベースラインから下がらない。リターンもベースライン上から返してくる。
プレッシャーがすごくあった。コート上で大きく見えた。コートが小さく見えた。
普通に戻したい。振られた時のバランスの良さ、遅いけど深いのはマネしたい。
ニュートラルに戻していやらしいショットを打ちたい。
そうすれば攻撃の幅も活きる。ミス少なく、チャンスがあれば仕掛ける。
次ジョコビッチとヨッシー(西岡)もしつこくミスが少ないので面白いと思う。
全豪の前に練習したけど、サービスも良くなって、ストロークも自分から仕掛けることができる。ジョコビッチの方が嫌かもしれない。
2人はプレースタイルが似ている。
我慢強くプレーして、どちらかが仕掛ける。その精度の差で決まる。
ヨッシーの方がサービスゲーム苦戦すると思う。耐えられるかがキー。
ジョコビッチは会場をあおって、声出してエネルギーに変える。場慣れしている経験がある。
第2セット、4−4でドロップが決まったと思った。
見てしまったのが原因。クロスをカバーしないといけない。
でもあれを入れるのはさすが。
今日は家族、親や奥さんも来ている。すごく喜んでいた。サポートしてくれた。
いい刺激を受けて、いいスタートをした。ツアー予選に出て、上に出て刺激を受けたい。
大会数を減らして、練習やリカバリーを増やす。
100位内を目指す。グランドスラム本戦が目標。オリンピックのチャンスもあると思う。
今日は楽しかった。今後にもつながる。成長して強くなって帰ってきたい。」

2R 日比野菜緒 6−7(4)、4−6 SAKKARI
予選上がり104位日比野菜緒。第22シードサッカリ。
サッカリは体を反って、サービスを打つ。
腹筋と背筋が強いのだろう。
フォアはオープンスタンスだが、トントンとコートの中に両足とも入って、打つので厚く当たる。
日比野の第2ゲーム。
風がものすごく強く、トスのやり直しをする日比野。
サッカリのフォアクロスウィナー。0−2ブレークダウン。
日比野は足が今一つ動いていないのか?チャンスボールを逃す。
0−3キープ。
サッカリの第5ゲーム。
日比野が先に攻撃して15−40のチャンス。
サッカリは風下でフォアドロップウィナー。打つだけでなく、こういうテクニックもある。
4ポイント連取で1−4キープ。
日比野の片手バックスライスを上手く使っていきたい。
2−5,3−5でサッカリの第9ゲーム。
サービスにも力がある。なんとしてでもリターンを返したい。
まずはそこからだ。
日比野の必死のフォアムーンで2つ目のブレークポイント。
サッカリのフォアネットで4−5ブレークバック。
ドロップを日比野のバックダウンザラインスライスパスを抜く。
ここで役立ったスライス。
40−15から3ポイント取られて、セットポイント。
ここはフォアロブで逃れる。
3回のデュース、ここで欲しかったサービスセンターエース。
やっと、5−5キープ。反撃開始だ。3ゲーム連取だ。
サッカリのバックハーフドロップボレーは上手い。その後も落ち着いてフォアハイボレーを決める。5−6キープ。なかなか相手もやるなあ〜!
日比野の第12ゲーム。
15−40から日比野のフォアダウンザラインウィナー。守らず攻めていく。
4ポイント連取で6−6のタイブレークへ。
ここまでセットポイント3つ逃れている。しぶとさが出ている。
相手のサービスが良く手、一気に0−3まで行く。
4−7で落とす。

第2セット。
サッカリの第6ゲーム。
ラリーは競って30−30まで行くが・・・。
サービスエースとバッククロスフラットウィナー。
3−3キープ。
この後、4−6とストレート負け。1時間43分。
第1セットも追い上げて、相手を焦らせたが、惜しかった。

日比野のインタビュー
「試合を振り返って、勝敗を分けたのはペースが落ちた時に中に入って打つショットの精度の差。隙を相手が上手くついてきた。
サービスエースをかなり取られた。
フォアの方がバックに比べて、当たりのバラつきが出る。
先に短くなってしまう。風が強く吹いていたが、途中弱くなった。
入った時はビュービュー吹いていて止んでくれと思った。
応援は力になる。相手の応援は歌を歌っていた。日本人の応援も多くてありがたかった。
ITFに出ているようじゃダメだと思いました。コンスタントに勝って、このレベルで戦わないとダメ。昨年よりランキングが高いのでツアーに挑戦できる。
昨年の秋に優勝できたのは大きい。オリンピックにもちろん出たい。出られる気がする。
オリンピックは勝たないと意味がない。先を見据えてやっていきたい。
テニスは他の競技からそのオリンピックにかける熱の差はあると感じた。
このレベルで戦って、経験値を増やす。ミスニュートラルになる日は近い。
ダブルスによってボレーやスライスが上手くなった。
右肘、右肩に力が入ってしまって、打ち方が悪いのかな?冷やしています。
大事ではないです。
やっと何年かしてこのランキングに戻して、以前よりは上手くやれると思います。
周りを気にしていたが、今は気にしないようにしている。
トップ選手を見て私もウィナー取りたいなと思った。
今は自分のテニスは違うと言い聞かせているところです。」

1R CHAN・CHAN 7−6(3)、6−3 KALASHNIKOVA・加藤未唯
第7シード国民的英雄チャン・チャン組。カラシニコバ・加藤組。
6−7、2−3で相手もサービス。
風がものすごく強い。プレーがたびたび止まる。
カラシニコバのフォアリターンが返らず、2−4キープ。
カラシニコバのスマッシュから加藤のスマッシュアングルエースで3−4キープ。
加藤が触ればいい感じになる。
相手の2人とも緩いフォアロブが上手いタイミングで打ってくるのが憎い。
バンバンと打ってもらいたいが・・・。
3−5で加藤の第9ゲーム。
ドン詰めポーチに簡単に捕まって、0−40のマッチポイント。
2つ逃れるが、最後はフォアリターンがラインへ。加藤はアウトだと見送る。
しかし、チャレンジでかすっていた。あっさり、3−6で敗戦。残念です・・・。

1R 土居美咲・NICULESCU 6−7(5)、6−4,6−2 KALINSKAYA・PUTINTSEVA
シングルスの無念を晴らす。

1R BRYAN・BRYAN 6−1,3−6,6−3 BOPANNA・内山
内山の第3ゲーム。
後ろのストローク戦になって。突然出てきたボブにバックボレーウィナー。
スルスルとドン詰めか?1−2ブレーク。そのまま、取られる。
ファイナルセットまで行くが、最後はスマッシュ思い切り叩きつけられる。
胸タッチ。ジャンプが少し低くなったなあ〜!

2R BADOSA 5−7,5−7 KVITOVA

2R BARTY 6−1,6−4 HERCOG

2R WOZNIACKI 7−5,7−5 YASTREMSKA

2R PAUL 6−4,7−6,3−6,6−7,7−6(10−3) DIMITROV

2R GAUFF 4−6,6−3,7−5 CIRSTEA

2R TSITSIPAS WC KOHLSCHREIBER

2R PAIRE 2−6,7−6,6−3,1−6,6−7(3−10) CILIC

ナイトセッション
2R ZIDANSEK 2−6,3−6 S.WILLIAMS
最後はフォアクロスリターンエース。
明らかにサービスより速いよ。第8シードセリーナ、フェデラーに負けじと勝つ。

2R KRAJINOVIC 1−6,4−6,1−6 FEDERER
あっという間にスーパースターフェデラーが16分で5−0.
何でもはいるし、展開が早い。下を向いて何か取り出そうとしている間に1ゲームが終わる。
クラジノビッチのサーブ&バックボレーウィナーで5−1と1ゲームを取る。
すると大きな歓声と拍手が沸き上がる。
その歓声が終わるか終わらないかでフェデラーのサービスが始まって、あっという間にバックリターンミスで6−1終了。20分。
この分だと1時間だぞ!
フェデラーのフットワークは音がしないよ。
肝心の時だけキュッキュッと鳴る。これがピンチか?どうかわかる。今日はスッスッと。
余裕があるのだ。
第2セット、3−1でクラジノビッチのバックダウンザラインボレーがラインギリギリ。
これをフェデラーのランニングフォアクロスパスのスーパーパスが抜けたあ〜!
十分ボレーウィナーでいいじゃないか?すごすぎる〜!
これでこのチケット代は元を取りました〜!
フェデラーの第8ゲーム。
クラジノビッチの一世一代のフォアダウンザラインアプローチで4−4ブレークバック。
衝撃です。
しかし、グランドスマッシュエースであっさり5−4ブレークバック。
最後はセカンドサービスセンターオンラインで6−4.
最後はフォアクロスウィナー。6−1のストレート勝ち。
さすがフェデラー!
神様ですね!テニス界がここまで盛り上がって賞金が上がったのは他の素晴らしい選手たちがいますが、やはりほとんどこの人のおかげですね!
素晴らしい!

ナイトセッション
2R THOMPSON   FOGNINI

2R KEYS   RUS

PS.一体、いつになったら終わるのだろう・・・。
きついなあ〜!これで錦織圭がいたら、もっと大変だった・・・。
大坂がストレート勝ち。第2セット、少し怪しい場面も。でも負ける雰囲気はなし。
西岡は有言実行、勝ちますよ宣言通り、余裕のよっちゃんでした。
伊藤もジョコビッチに第2セットいい試合。相手を本気にさせた・・・。
日比野は残念ながら・・・。ダブルスは加藤組と内山組が負け。
土居組が勝ち。まるで見ていません。もうクタクタです。
フェデラーも見られないなあ・・・。早く帰って今日は寝たい。
フェデラーは頑張ってみました・・・!?

2020 オーストラリアンオープン Day 03        <レポート:森下 泰>