2020 オーストラリアンオープン Day 11

<レポート:森下 泰>

2020年1月30日(木)

   

今日が私の最終日です。昨日のナダル67676467ティエムのナイトセッションが終わったのが、0時。
帰って、荷物の整理。寝たのが4時過ぎ。眠い〜!
朝からメチャクチャ暑い。ナント39度まで上がるらしい。
出た〜!これぞ全豪の夏ですよ〜!明日は41度・・・!?いないけど・・・。
試合は途中で中断するかも・・・!?
センターなど3つのコートはインドアにしないと・・・!?
女子の準決勝です。バーティ対ケニン、ハレップ対ムグルザ。
ナイトセッションはフェデラー対ジョコビッチ、これをナント見られない。
女子がギリギリかな?


ジュニア女子QF KUDERMETOVA   BAI
第8シードクデルメトバ。第13シードバイ。

ジュニア女子QF KASINTSEVA   MONTGOMERY
第9シードカシンセバ。第2シードモントゴメリー。

ジュニア男子QF OZOLINS 3−6,7−6(6)、6−3 AGAFONOV
第12シードオゾリンス。アガフォノフ。
オゾリンスのサービスは222キロ。メチャクチャ速いなあ〜!
しかし、むらっけがあるのか?時々ストロークをふかす。
4−4でオゾリンスのバックリターンはオンラインだが、主審はアウトのコール。
コーチが怒るが、ここではチャレンジが使えないのだろう。
アガフォノフは上手くそこをついたが、第2セット、アガフォノフの第11ゲーム。
アガフォノフがミスして、勝手にボール叩きつける。切れて、ダブルフォルト。
6−5オゾリンスがブレークアップ。
タイブレークを取ったオゾリンスが逆転勝ち。

ジュニア女子QF WONG   BASZAK
第16シードウォン。

ジュニア女子QF VECIC   DEL OLMO
第12シードデルオルモ。

ジュニア男子QF CASAUX 3−6,6−3,7−6(10−4) DAMM
第5シードカザウー。第2シードダム。
サウスポーのダムはサービスが200キロぐらいあり、速い。ボレーもそつなくこなす。
回り込みのフォア逆クロスがいい。フォアクロスがやや引っかけがち。
リターンが上手く面を作って返す。コンパクトで大振りしない。
ディフェンス能力も高い。アメリカのホープ。
カザウーもストロークが堅くしっかりしている。
フォアでここぞで攻めていく思い切りの良さがある。
ダムの第5ゲーム。
205キロのサービスエースを放つが、ダブルフォルト2つ。少々荒いか?
2回のデュースの末、3−2キープアップ。
スピード落としてでもコントロールすれば十分だ!
カザウーのストロークはいい。攻めを基本としているので気持ちも守りに入らない。
それがファイナルスーパータイブレークをものにした要因だろう。

ジュニア男子QF MAYOT   STRICKER
第1シードマヨ。第7シードストリッカー。

ジュニア男子QF PERRICARD   LEGOUT

SF MONTJANE 3−6,5−7 上地唯
サウスポーのモンジャン。同じサウスポーの第2シード上地。
モンジャンの第2ゲーム。
サービスセンターエースがあるが、ダブルフォルト。
上地のフォアクロスリターンエースで1−1ブレークバック。
上地のバッククロスに高いムーンボールを打つ。これがとてもよく効くなあ〜!
サービスセンターエースで2−1キープ。
リードされても実に落ち着いてプレースメントしている。
高いボールを上手く使って、4−2ブレークに成功。
上地の第7ゲーム。
お互いにフォアでウィナーを取りあう。
上地はトスのやり直しを何回か?やる。今一つ合っていないか?太陽か?
2回のデュースの末、バックロブがウィナー。5−2キープ。これは大きい。
6−3キープして第1セットを奪う。
しかし、この暑さの中、よくやりますよ!本当に・・・。
第2セットも7−5で粘り勝って、決勝へ。

SF 国枝慎吾   HEWETT
第1シード国枝。ヒュウェット。
5−3リードでサスペンデッド。暑さでどうにもならない・・・!?

SF BARTY 6−7(6)、5−7 KENIN
第1シードバーティ。第14シードケニン。バーティ4勝1敗。同じフィラのウェアだ!
この暑さで屋根を閉めないのか?日陰と日向の差が凄い!
ケニンは安定したストロークからスルスルとネットにも出ていくタイミングが上手い!
バーティのゲームで始まる。
リターンでケニンは小刻みに足を動かし続ける。セカンドのコースがいい。
1−0キープ。
ケニンの第2ゲーム。
ケニンのトスはずっと下を見ている。面白い!
バーティのストロークが良く、ケニンもミスさせられる感じか?
1−1キープ。
連続サービスエースで2−1ラブゲームキープ。
ケニンのリターンが1つのキーになりそうだ。
ケニンのバックドロップからバックロブウィナー。
2−2ラブゲームキープ。ストローク戦に持ち込みたいケニン。
バーティの両手バックが大きくふかすのが目立つ。
ファーストサービスエースがナント4つで3−2キープ。
ケニン、ガウフの速いサービスは返せても、このラインに何度も打たれたら・・・。
ケニンの第6ゲーム。
ケニンのセカンドとバックダウンザラインが髪の毛1本アウトで15−40.
3つのブレークポイントがあるが、3−3キープ。
2人とも緊張して凡ミスも出る。堅いなあ〜!
ケニンのグランドスマッシュを返して、フォアクロスパス。
ケニンのフォアボレーがネット。これが会場の大好物。大盛り上がり。
4−3ラブゲームキープ。サービスとフォアが安定している。
バーティの第11ゲーム。
お互いにミスがある。特にバーティのフォアまでミスが出てきた。
3回のデュースの末、6−5キープ。
最後に助けるのはサービスエースです。試合が引き締まらない。
6−6のタイブレーク。
バーティのフォアダウンザラインウィナーで4−2.タタンと。
連続フォアウィナーで6−4バーティ。
逆にケニンのフォアドライブボレーウィナーで7−6ケニン。
最後はバーティのフォア逆クロスがネット。8−6ケニン。59分。
ナントも言えない試合だ!
バーティ、ミスしたと思ったら次は同じコースにヒットしてウィナー。つかみどころがない。

第2セット。
凡ミスだらけ。
バーティのバックダウンザラインへスライスウィナー。
サイドに切れていくビッグショット!2−1ブレークアップ。
たまにこういうショットがある。
バーティの連続バックダウンザラインへスライスウィナー。
連続スーパーショットで4−2キープ。目が覚めてきたか?
バーティの第10ゲーム。
40−15のセットポイント。
ケニンのバックアングルパスウィナー。足がオープンでここに返す。
スーパーショット!6−5ブレーク。
ケニンのど根性が出ている。バーティは負けパターン。チャンスをものにできない。
2つ目のマッチポイント。
バーティのフォアが大きくアウト。1時間46分。
7−5でケニンが初の決勝進出だあ〜!すごい!21歳の少女が奇跡を起こすのか?

SF HALEP 6−7(8)、  MUGURUZA
第4シードハレップ。32位ムグルザ。ムグルザ3勝2敗。
外のコートはヒートポリシーで中断になっているのに、ここセンターコートでは続行。
前の準決勝と同じ条件なのか?それにしても選手にとっては地獄のような暑さだ!
見ているだけでも大変なのに・・・!?
ハレップは小さい体をジャンプしてフルスイング。
ムグルザは大きな体を低くしたまま打つ。
ムグルザの第2ゲーム。
4回のデュースの末、ムグルザのフォア逆クロスウィナー。1−1キープ。
ムグルザは勝ち越しているのからか?思い切りフォアが振れている。
前の試合よりラリーが引き締まっている。これでなきゃ!準決勝だもの!
ハレップはムグルザのファーストにタイミングが合わず。2−2キープ。
あれだけミスがなかったハレップもリターンミス。
ハレップの第5ゲーム。
ムグルザのフォアリターンダッシュからフォアクロスボレーウィナー。
積極的にベースラインから下がらず、ネットに出ていく。
ハレップのボールにすごく合うムグルザ。
何とかハレップはしのぐ。私の時はなかなかやるな〜!と思っている。3−2キープ。
ハレップの第7ゲーム。
ムグルザの積極的さがすごい!リターンも厳しく、バックドライブボレーを2つ決める。
4−3ムグルザのブレークアップ。
まさか、ここまで攻め切るとは・・・!?
ムグルザの第8ゲーム。
30−40でサービスワイドへフラット。
ムグルザのバックダウンザラインウィナー。5−3キープアップ。
ムグルザの第10ゲーム。
ハレップも声を出して打つストロークのリズムが良くなってきた。
ハレップのスライスパスがネットイン。ムグルザのバックドロップがネット。
5−5ラブゲームブレーク。
ハレップ3−5から、10ポイント連続で取る。追い込まれてからが強いハレップ。
これだけいいムグルザにも一歩も引かないのが大切!
ムグルザの第12ゲーム。
ハレップのランニングフォアクロスをよく引っ掛ける。
15−40のセットポイント。
ここでまたサービスエース。ムグルザのフォアボレーウィナー。
6−6のタイブレーク。
よく頑張るムグルザだ!マルチネスコーチを呼び戻したのが効いているのか?
ムグルザ4ポイント連取、その後ハレップ4ポイント連取、ムグルザ3ポイント連取。
ムグルザ6−4セットポイント。6−5でハレップのランニングフォアダウンザラインウィナー。スーパーショットだあ!ハレップの3ポイント連取で7−6セットポイント。
ここでムグルザサービスエース。7−7.
ここで痛恨のダブルフォルト。8−7ハレップ。
9−8でムグルザのバックボレー飛びつき、ハレップのフォアパスがネット。
10−8ムグルザ。すごい試合になった。女子の試合では一番ですね!
ハレップが2つ、ムグルザが3つのセットポイントあり!

第2セット。
ムグルザはハレップの厳しいボールをしぶとく返す。これは大したものです。
ハレップも集中力が切れなければいいが・・・!?
また、あのグランドスラム優勝した時の強いムグルザが返ってくるのか?
1ブレークずつ、ムグルザの第5ゲーム。
3つのブレークポイント。
全てサービスエース。嫌になっちゃうな〜!とハレップ。
最後はネットインをムグルザのバックアウト。3−2ハレップがブレークアップ。
ずっと2人のいいプレーが続く。1つのきっかけで変わるかも。
これぞ意地と意地との戦いだ!高度なショットの連続だ!
ハレップ5−4でハレップの第10ゲーム。
3回のデュースの末、5−5ブレークバック。
もう2人がすごすぎて、書けません。1つ1つのショットが秀逸。
飛行機に乗れないよ〜!頼みます〜!
ハレップのドロップをムグルザのフォアアングルドロップウィナーで15−40.
マッチポイント。
ハレップのバッククロスで1つ取り返す。
最後はハレップのバッククロスパスがネット。
ムグルザが7−5.2セットで2時間5分。
1つも凡ミスがない。今までの女子の試合で一番すごいマッチだった!
急げ〜!飛行機に間に合わない〜!

ナイトセッション
SF FEDERER   DJOKOVIC
第3シードフェデラー。第2シードジョコビッチ。

PS.
ハレップ対ムグルザまで見られたらいい。
ナイトセッションはもちろん見たいが、見られない。
仕方がないが、ジョコビッチがストレート勝ちでしょう!
まさかのハレップ対ムグルザの戦いがすごすぎて帰れない・・・!?
飛行機に乗れないよ・・・!?

2020 オーストラリアンオープン Day 11        <レポート:森下 泰>