2020 オーストラリアンオープン Day 01

<レポート:森下 泰>

2020年1月20日(月)

   

今日は雨予報。何とか持ってほしいが・・・。厳しいかな。かなり確率が高いようだ。
今、21度。湿気があって蒸し暑い。今は曇っているが、段々厚くなってくるのか?
森林火災にはいいことだが、大会側にとっては最初の5日はすんなり行ってほしいところ。
ディフェンディングチャンピオンの第3シード大坂なおみ選手がいきなりセンターであるロッドレーバーアリーナ
の第1試合11時に組まれた。ブズコバと対戦。
他の日本人選手は西岡良仁選手がコート15第1試合ジェレと対戦。
伊藤竜馬選手がコート12第4試合グネスワラン。
日比野菜緒選手がコート15第4試合ペン。
後の3人は明日以降に回った。たくさんの日本人が応援で駆けつける。
頑張って暴れてほしい。
第8シードセリーナ、第3シードフェデラー。
ナイトセッションには第1シードバーティ、第2シードジョコビッチ、第6シードチチパス。
55位ビーナス対67位ガウフ、99位ストーサー対予選上がり116位マクナリーの新旧対決も楽しみ。
ウォズニアッキやチリッチはノーシードというのもビックリです。
賞金も1回戦負けで770万円ぐらい。すごいなあ!テニスはずっとずっとバブルです・・・。

1R 大坂なおみ 6−2,6−4 BOUZKOVA
昨年のディフェンディングチャンピオン第3シード大坂なおみ。59位ブズコバ。
初めての対戦。
大坂は白のワンピースで登場。似合っている。
ブズコバのラブゲームキープ0−1.
大坂は重心が低くリズムは悪くないが・・・。リターンのタイミングがまだ合わない。
フォアも狙うが、わずかにサイドアウト。これを微調整してくるか?
大坂のサービスワイドエース。1−1ラブゲームキープ。サービスは快調だ。
大坂の第4ゲーム。
30−40のピンチがあったが、2回のデュースの末、2−2キープ。
フットワークが良くなって、球際の強くなった。
次のブズコバの第5ゲーム。
リターンで一気に追い込んで、3つのストロークウィナーで0−40。
ブズコバも重心の低いバックダウンザラインパスウィナーでデュースへ。
5つ目のブレークポイントで大坂のランニングフォアアングル。
3−2ブレークアップ。ブズコバもしつこさがある。
大坂の第8ゲーム。
低くて短いボールを雑にならずにしっかり膝を深く曲げて、バッククロスウィナー。
30−40のセットポイント。
最後は大坂のフォアアングル。ランニングフォアで今日はここがよく効いている。
6−2大坂。36分。ここまで快調ペース。
セカンドサービスもよく跳ねているし、フォアの凡ミスが減った感じ。
フットワークもスムーズ、球際や短いボールでの膝の使い方が非常にいい。

第2セット。
大坂の第2ゲーム。
15−40のピンチを連続サービスエースでデュース。
その後、サービスがネットに当たったら、真ん中のセンターベルトが外れた・・・。
それほど威力があるのだろうか?非常に珍しい・・・。
このゲーム、3つ目のサービスエースで1−1。これがあるから強い!
開き直ったサービスエース。ここぞという時に集中するのだ!
大坂の第6ゲーム。
大坂の凡ミスが3つ続き、15−40。
ここでまた得意の7つ目のサービスエースでデュースに。
緩いアングルサービスを読まれて、フォアアングルリターンエースを食らう。
先ほどまではこのフェデラーがよく使うチェンジアップが効いていたのだが・・・。
2−4ブレークダウン。
ブズコバの2つのダブルフォルトで3−4ブレークバック。
ブズコバが切れて、ウォーニングをもらう。ブズコバからすれば、もったいない。
しかし、そうやってプレッシャーを大坂がかけているのだろう。
ブズコバの第9ゲーム。
30−30で大坂のバック逆クロスリターンエース。
ここで初めての「カモーン」大坂の声が出る。
バックダウンザラインウィナーで5−4ブレークアップ。
陣地に向かって、ガッツポーズの大坂。
最後はブズコバのバッククロスがアウト。
6−4大坂。握手する前に大坂から自然と笑みがこぼれた!
素晴らしい戦い。王者の戦いぶりだった。相手のブズコバもいい選手だ。

大坂のインタビュー
「私にとって本当にここは奇妙だった。ただ、本当にハッピー。
メンタリティーがわからなかった。本当に奇妙だった。
本当にありがたい。緊張した中、試合に入っていけた。」
「お父さんは迷信、ゲン担ぎ。
以前、彼が私のボックスに入ると彼に文句をたくさん言っていた。
私が成長して時が過ぎて、3、4年して彼は私のボックスに座らなくなった。
東京と北京では彼は私のコートとして、彼は全て座っていた。
彼はそれで勝ち続けているので、私のボックスに座ることに寄って。」
「お母さんはここには来たことがない。いい時間を過ぎすことを望むわ。」
「第2セット、3−1のフォアハンドのこと?
私は2−1だと思うけど、OK。
正直、この試合ではたくさんミスをした。ピンポイントを正確に打つのは厳しかった。
特に3セットになる代わりに2セットで勝つことを望んだ。
明らかに彼女はこの試合に残ることをトライした。
私は何が必要か?集中し続けようとした。」
「私は正直、食事に外に出て、部屋に帰る。
メインの理由の1つはここが好きだから。」
「数年前、サイサイとは試合したことがある。
彼女はとてもトリッキーな選手、スライスやドロップショットは前の試合でよく見かけた。
たぶん、私が述べられるのは、丁寧にそしてポジティブな気持ちでいること。
なぜなら、フラストレーションを思うことがあるだろうから。」
「ファーストラウンドは完璧ではない。
レベルアップを積み重ねて、心地よくなるようにする。
それが学んだことの大きな1つです。おそらく全ての試合をオーケーにするのは難しい。」
「特にたくさんの偉大な思い出をここではした。私の好きな場所に戻って来られて嬉しい。
もちろん皆、災害の救助のための運動をしている。
私自身もアンフォーストエラーしたら、150ドル寄付しようと考えた。
しかし、貧乏になってしまう・・・。何をしたらいいか考えている。」
「ニューヨークはわからないけど、シティのエネルギーがとても、イケイケの感じ。
とても押される。
私はディフェンディグチャンピオンですが、新しい大会。
皆、勝ちたいと思って来ている。2回目です。」
日本語のインタビュー
「とてもタフだった。彼女とは以前、試合をしたことがなかった。
ファーストラウンドはとてもナーバスに感じた。全てのことがとても違った。」
「私はノートを持っていたのは初めてではない。何か書いてあった。
なぜならグランドスラムだから。
私にとって、キーポイントをいつも覚えるのが大変。
私は彼に尋ねる。もし、彼ができるなら。ノートに書いて。
基本的なことやと彼が考えるとても大事なこと、私が忘れてしまういくつかのことを。」
「第2セットに見た。第1セットではない。」
「今日はとても楽しめた。ここの観客は他のところととても違う。
本当にここでプレーするのが好きです。」
「実はファーストラウンドでたくさん笑顔を出した。」

1R 西岡良仁 6−4,3−6,6−2、7−6(1) DJERE
昨年の終わりから絶好調の71位西岡良仁。調子次第でかなり上に行く可能性があるぞ!40位ジェレ。
初めての対戦。
6−4,3−6、3−0でジェレのダブルフォルトで4−0と大きくリード。
西岡のフォアはヘビーにスピンをかけて深く左右に振る。
これが絶妙に相手に打ち込ませない。無理させるのだ。
また、適当そうに見えるドロップや先日のナダル戦で見せた上から叩くヒットも加えてきた。
両手バックは他の選手にはないフラットで軌道低く、その差に相手はイラついて、ミスを連発する。
サービスも超リラックスしたところからコースを突く。
ダブルフォルトの心配は一切せず、しかも相手に攻め込まれない。
5−2でジェレの第8ゲーム。
最後はダブルフォルトで6−2.完全に西岡の術中にはまっている。
ジェレに全く覇気がないなあ・・・!?
相手がすごくイライラして、嫌がっているのがすごくわかるなあ!

第4セット。
2ブレークずつで2−2、西岡の第5ゲーム。
サービスセンターエース。相手の逆を突いた。
ジェレの切れたフォアが大きくアウト。ラリーするのが嫌になっている・・・!?
3−2キープ。
3−3で西岡の第7ゲーム。
ジェレが後ろから攻めていく。
15−40、30−40で追い込まれた西岡のフォアダウンザラインパスウィナー。
すごい!粘り強さ。
3つ目のブレークポイント。
西岡のフォアクロスアプローチが甘く、ジェレのバッククロスパスが抜けた。
3−4ブレークダウン。
また、耐えて4−4ブレークバック。
ここまでこのセットはお互いに1ゲームしかキープしていない。
男子であり得ますか?
西岡のフットワークがさらに速くなって、ますますフォアのスピンが上がって、ますますバックの軌道が低くなる。
西岡の第9ゲーム。
超イージーフォアボレーをミスしたジェレ。信じられない・・・!?
これが決まっていたら、15−40だった・・・。
これで生き返った西岡が2回のデュースの末、5−4キープ。
これで決まったな。
ジェレはサービス後、中に入ってバックライジングで攻めていく。
もうミスしても仕方がないといったところか?
6−6のタイブレーク。
急にジェレはフォアがかすって打てなくなる。2−1西岡。
西岡のフォアクロスムーンボールからフォアダウンザラインウィナー。
お〜!5−1リード。
西岡のフォアダウンザラインボレーウィナーで6−1マッチポイント。
最後はバックリターンが大きくアウト。7−1西岡。さすがである!完璧にはめた。

西岡のインタビュー
「練習では調子が良くて自信があった。
今日やったコート15が速かった。少し緊張した。
特に相手のバックが中に入って打ってきたので対応が少し遅れた。
お互いに緊張で固くて、なかなか難しい試合だった。
オリンピックのタイトさもあるし、負けられないという気持ちが強かった。
緊張して出足から固かった。
パースは遅かった。この会場も基本的には遅い。
チリッチと練習したコート19は遅かった。チリッチのサービスも遅く感じた。
気温が低かったからか?コート15は速い。大きいコートは塗り替えているので遅い。
端のコートは塗り替えていない。コート19が1として、3とか4ぐらい違う。
ラストの相手のジェレのサービスがメチャクチャ速く感じたが、後ろを見ると180キロぐらい。最後にはフィックスできて良かった。
練習ではサービスが良かったが、急に入らなくなってビックリした。
ファーストの確率が60%だから、そんなにメチャクチャ悪くないと思うが、狙ったところにいかない。
アドコート、デュースコートのセンターが入らない。
特にアドコートのセンターに入れば、結構ポイントに繋がるところなので、入らずイライラした。練習します。
ATPカップはチームの応援をするのもいいし、捨て試合がなくなる。
もちろん、出ていない人や賛否両論はあるが、僕はいいと思う。添田さんもそう言っていた。
賞金やATPポイントもつくので、捨て試合がなくなる。
2つ入るとなると消化試合もダブルスなども試合の結果がついたのに相手はメチャクチャ頑張ってきた。
ダブルスも勝てば40点1万ドル入るとなればやはり頑張ってくる。
次のエバンスは負けたことがないので、勝ちます。3回戦進出です。」

1R 伊藤竜馬   GUNNESWARAN
ワイルドカード145位伊藤竜馬。ラッキールーザー122位グネスワラン。初めての対戦。
今日は雨のため、中止。

1R 日比野菜緒   PENG
103位日比野菜緒。104位ペン。2敗。いずれもストレート負け。
今日は雨のため、中止。

1R POTAPOVA 0−6,3−6 S.WILLIAMS
第8シードセリーナ。

1R JOHNSON 3−6,2−6,2−6 FEDERER
ジョンソン。第3シードフェデラー。まだまだトップ選手のフェデラーさんです!
フェデラー2勝。

1R SHAPOVALOV 3−6,7−6(7)、1−6,6−7(3) FUCSOVICS
第13シードシャポバロフが姿を消した・・・。

1R SINIAKOVA 1−6,0−6 KVITOVA
第7シードクビトバ。

1R V.WILLIMAS 6−7(5)、3−6 GAUFF
39歳55位ビーナス。新星15歳67位ガウフ。この新旧の対決はノーシード同士だが、すごい戦いになるぞ!
ガウフ5−3、ビーナスの第9ゲーム。
30−40のセットポイント。
ファーストをセンターに打ち込む。
ビーナスのフォアダウンザラインウィナー。ガウフの逆を突いた。
簡単にはセットを取らせないのだ。キープ、5−4ガウフ。
3つ目のセットポイント。
ここでもビーナスはあきらめず、リターンを強く叩き込む。
ガウフはこの粘りにたまらず、ダブルフォルトで5−5ブレークバックされる。
若さが出たか?このペースは逆転の可能性もある。
USオープンの大坂戦でもこのダブルフォルトが多かった。
6−6のタイブレークへ。
ガウフ5−2から5−5、ガウフのフォアダウンザラインウィナーで6−5.
4つ目のセットポイント。
ビーナスのバックハイボレーがネット。7−5でガウフ。やっとセットを取った。

第2セット。
一気にガウフが3−0リードを奪う。
5−3、ガウフのサービスエースでマッチポイント。
最後はよくわからない形になったが、6−3で仕留めた。
アメリカの新旧入れ替えの時代がようやく来たか?
ガウフは将来チャンピオンになると思う。

1R BERRETTINI 6−3,6−1,6−3 HARRIS
何でもできる第8シード23歳ベレッテイーニ。

1R AHN 1−6,3−6 WOZNIACKI
ナントウォズニアッキがノーシード・・・!?

1R LONDERO 6−4,2−6,0−6,4−6 DIMITROV
第18シードディミトロブ。

1R STOSUR 1−6,4−6 MCNALLY
99位35歳ストーサー。予選上がり116位18歳マクナリー。ここも新旧対決。
マクナリーは昨年USオープンでガウフとダブルスを組んで、いいプレーをしていた。
ストーサーのバックスライス沈めても、サッと詰めきってマクナリーのバックアングルボレーウィナー。
この動きを見るとセンスがあるなあ〜!1−0ブレーク。
マクナリーのセカンドサービスセンターエース。相手の動きをしっかり見ている。
2−0キープ。
マクナリーの第4ゲーム。
ストーサーも大声援を背に受けて、3連続ウィナーで0−40のチャンス。
しかし、ここぞでフォアのガシャミス。3−1マクナリーがキープ。
このまま、6−1,6−4でマクナリー。
この選手もガウフと共にアメリカを背負っていくでしょう。
ネットプレーができるので、いい選手になると思う。

1R QUERREY 6−3,6−4,6−4 CORIC
第25シードチョリッチがストレート負け。

1R OPELKA   FOGNINI
第12シードフォニーニ。

1R KEYS   KASATKINA
第10シードキーズ。

1R KONTA   JABEUR
第12シードコンタ。

1R CILIC   MOUTET
ナントチリッチもノーシード・・・!?

1R SCHWARTZMAN   HARRIS
第14シードシュワルツマン。

1R LOPEZ   BAUTISTA AGUT

1R ALBOT   RAONIC
第32シードラオニッチ。

ナイトセッション
1R BARTY 5−7,6−1,6−1 TSURENKO
第1シードバーティ。ツレンコ。
バーティは試合前、地下の通路でコーチたちとオーストラリアンフットボールをやって、楽しそうにしていた。アップとして。
運動センスがあるから何でもその道のトップに行けるのでは?
いきなり、ブレークされて、0−2.
バーティのサービスセンターエース。このサービスが武器だ。
これが入らないとお話にならない。1−2キープ。
ダブルフォルトでラブゲームブレーク2−0.
バーティはフォアで左右に振って、逆クロスウィナー。リズムがもう取れてきたか?
ラブゲームキープ3−2.
バーティの第7ゲーム。
ツレンコのフォアボレーウィナー。イージーボレーだった。4−3ブレークアップ。
バーティはスッキリしない。5−6でブレークダウン。
ツレンコの飛んでこないフォアの遅いスピンに四苦八苦している。
繋ぎ球のバックも簡単にネットミス。100位でもミスしないショットだ。
2つ目のセットポイント。
フォアも大きくアウト。これはひどいなあ〜!
足のリズムはトントンといいのだが、早く打ちたくて、体が先に行ってしまう感じだ。
気が焦っている。落ち着いていない。
7−5ツレンコ。

この後は6−1,6−1バーディ。
よくあそこから立て直したなあ〜!というのと同時に、このプレーや立ち上がりではこのトーナメントは勝ち上がっていけないなあ〜!

1R STRUFF 6−7(5)、2−6,6−2,1−6 DJOKOVIC
元マクラクラン勉のダブルスパートナー37位ストルフ。
第2シードジョコビッチ。ジョコビッチ2勝。
ジョコビッチのゲームで始まる。
デュースコートは徹底して、アングルへサービスを打つ。
カウンターされない自信があるのだろう。
また、多少振られてもフォアスライスを使って、ジタバタしないのだ。
1−0キープ。
ストルフの第2ゲーム。
ストルフは多少強引でもバッククロスアプローチ。
後ろから攻めていって、早く仕掛けていくしか方法はない。
1−1キープ。
ジョコビッチの連続サービスエースで2−1ラブゲームキープ。
肩はもう何も心配がないようだ。
ストルフの第6ゲーム。
ジョコビッチは振られて足をオープンになってもどこに返すか?ギリギリまで待てる。
相手に振られているようで実は自分の懐の中で常に戦っている。
攻められていても攻めていてもどちらも同じぐらい心地いいのだ!
ストルフは悪くないが、バックダウンザラインをネットミス。
2−4ブレークダウン。
ストルフの第8ゲーム。
ジョコビッチはネットに走って、背面パスを打つなど余裕満載。
セットポイントでサービスエース。5−3キープ。
ジョコビッチの第9ゲーム。
ストルフの両手バック、腕を思い切り伸ばして、アングルへスーパーパスを抜く。
5−4ブレークバック。
こういうのが1つあると調子に乗っていくのがストルフです。
ジョコビッチも甘く見ない方がいいよ。
6−6のタイブレーク。
ジョコビッチのパス2つで崩して、やっと3つ目でバックダウンザラインパスウィナー。
3−0.
ストルフの力があるストロークに押されるジョコビッチ。
最後はサービスワイドに打ち込んで、ようやく7−5ジョコビッチ。
しかし、ストルフのストローク力に驚かされる。
マクラクラン勉とのダブルスも俺は好きだったけど、やはりシングルスプレーヤーだな!
力が数段発揮されるよ!

第2セット。
力んでダブルフォルトのストルフ。
それを見逃さず、ジョコビッチの1−0ブレークアップ。
ストルフの第7ゲーム。
ラリーからジョコビッチのバックスライスを短く打って、相手をネットにおびき出す戦法。
今日はこれを何度もやっている。自分の中で流行っているのだな!
フォア足元に強烈リターン。
また、ストルフのフォアクロスボレーをジョコビッチは足をスライディングショット。
フォアスライスアングルパスを抜くスーパーショットだあ〜1
5−2ブレークアップ。
ジョコビッチの前に走って、流れ打ち。フォアダウンザラインウィナー。
これもすごいスーパーショットを連発する。
余裕が出てきたからだな!
最後はネットイン、スマッシュエースで6−2.
1時間17分。ストルフもいいプレーだが、さすがジョコビッチがその上を行く!

第3セット。
ストルフのフォア逆クロスウィナーが炸裂して、2−0ラブゲームブレーク。
ジョコビッチのスーパーフォアダウンザラインリターンエースで2−1ブレークバック。
これをすぐにやるところが憎いなあ〜!
ストルフは諦めない。
ジョコビッチの第6ゲームをフォアで振り回して、4−2ブレークアップ。
次のゲームもジョコビッチの猛追もストルフのバック飛びつきボレーウィナーでしのぐ。
2つのデュースの末、5−2キープ。一気に自分のペースに持っていく。
ジョコビッチはナントデュースから連続ダブルフォルト。
集中力が完全に切れた。久しぶりに見たよ!6−2ストルフ。1時間54分。
まだ、やるのかあ〜!

第4セット。
ジョコビッチは怒りのフォアクロスラリーを何回も打ち続けて、最後にフォアダウンザラインへ打ってネットに行く。
絶対にポイントを取りたいという一心だ。
1−0ブレークアップ。
ストルフの第5ゲームもブレークして、4−1と万全の体勢です。
最後はサーブ&バックボレーがネット。6−1ジョコビッチ。
2時間16分。ストルフもよく頑張ったが、ジョコビッチの牙城は崩せず・・・。

ナイトセッション
1R TSITSIPAS 6−0,6−2,6−3 CARUSO
第6シードチチパス。カルーゾ。
チチパスの動きがいい。
正面向きから打つカルーゾのサービスをしっかり片手バックで返す。
カルーゾの角度のあるバックアングルも肩をしっかり入れて、さらに角度に持っていく。
4−0ブレークアップ。
チチパスのファーストも上から打ち込む。
フットフォルトを取られて、少し不満気だが、5−0キープ。快調だ。
22分で6−0チチパス。

第2セット。
チチパスの第5ゲーム。
サービス後、下がらずに少しでも短いボールがあれば、すぐにフォアで打って出ていくチチパス。
相手に構える余裕を全く与えないのだ。
カルーゾが打ち込んでも、長い手をニューと伸ばして、タタンとフォアで返してそれがまるでなかったかのようにラリーが始まるのだから、
相手はたまったものではない。
4−1キープ。
チチパスの第7ゲーム。
チチパスのフォアライジングタタンと叩いて、フォアクロスドロップボレーウィナー。
テクニックも超一流。カルーゾもそんなに悪いショットでないのに・・・。
神がかっているチチパスのショット・・・。5−2キープ。ゾーンに入っている。
最後はカルーゾのフォアボレーがネット。
カルーゾもあまり得意でないネットに出るしかない感じだ。
6−2チチパス。ここまで1時間3分。これは強いですよ!ゾーンです。
それにしてもギリシャの応援はすごい!主審に何度注意されてもやめないのだ!

第3セット。
5−2でカルーゾの第8ゲーム。
ロブを抜かれたカルーゾの股下パスが速い。
それを待って、チチパスのフォアドロップボレーウィナー。最後に魅せるなあ〜!
0−40から粘りまくるカルーゾ。5ポイント連取で5−3キープ。
この姿に自然と応援が集まるカルーゾ。
最後はサービスセンターエース。6−3チチパス。1時間43分。
しかし、素晴らしい試合だった。カルーゾの頑張りによって、内容が濃かったよ!
カルーゾが最後まで走って頑張ったが・・・。すごい拍手をもらっているよ!
この試合を捨てずに最後まで戦っていたのは好意が持てるぞ!

1R STEPHENS   ZHANG
第24シードスティーブンス。ザン。

PS.
日本から来るときは森林火災でどうなるのかと思っていた。
現地に来てみるとさほど気にしないで大会は行っているように感じた。
選手はそれなりに募金や活動をしていると思うが・・・。
この賞金をいくらかこちらに回す選手も出てくるだろう。
大坂はほんの少しだけ危ない場面があったが、基本的に余裕勝ち。貫禄勝ち。
西岡は同じ時間にやっていたが、40位ジェレもその術中にはまっていた。
しかし、西岡を崩すのは大変だぞ!エースを連発しないといけないのだ。
やりづらいだろうなあ〜!相手選手は・・・。
14時45分ごろから雨が降り出した。段々、強くなってきた。
これが山火事の方まで行くといいなあと思うが・・・。
そこに降らないと意味がない。
このおかげで明日は10時半スタートです。この30分は初めてのことできつくなります。
早く帰りたいなあ〜!ジョコビッチ次第です・・・!?
ストルフが第3セットを取ってしまった・・・。帰れない・・・。
やっと0時前に終わった・・・。寝る時間がない。帰ってシャワー、寝るのが3時。
5時間しか寝られないか?

2020 オーストラリアンオープン Day 01        <レポート:森下 泰>