2019 オーストラリアンオープン Day 09

<レポート:森下 泰>

2019年1月22日(火)

   

今日は30度まで上がるらしい。湿気もあってムシムシしているぞ!
毎日、往復2時間歩いて足のマメが痛すぎる〜!寝たのが朝4時でした。きつい〜!
昨日は大坂選手がセバストバに大逆転勝利もすごかった。
この立て直し力は人生においても学べるところだなあ〜!
そして、5時間5分にも及ぶ錦織選手とカレノブスタの試合・・・!?
2セットダウンから大逆転勝利!
スーパータイブレーク5−8からの5ポイント連取には鳥肌が立ったよ〜!
超復活力はオフシーズンや今までのメンタル、経験、体の強さなど全てのものが結集された結果だろう〜!
しかし、尋常ではなかった。
2人に集中して他の試合どころではなかった。
大坂選手はスビトリーナと錦織選手はジョコビッチと。
何よりもゆっくり休んでゆっくり今日は練習をしてほしい!
さて、今日はジュニア2回戦佐藤の試合。
フェデラーを破ったチチパス、ティアフォ対ナダル、クビトバが登場。
いつものメンバーとは違った準々決勝だ!


ジュニア2R NAVARRO 6−1,6−3 佐藤久真莉
第2セット。
佐藤の第2ゲーム。
佐藤のバックダウンザラインドロップショットはいいセンスをしている。
佐藤のフォアクロスアプローチをナバーロはフォアクロスパスウィナー。
少し素直すぎるなあ〜!
佐藤のスマッシュミスで0−2ブレークダウン。
ナバーロの第3ゲーム。
ナバーロはフォア強くヒット。バックは両手と片手スライスを打つ。
辛抱強くミスを簡単にはしないタイプだ。
サービスネットインエース。ジュニアではこのルールだ。
個人的にこれはどうかと思うが・・・!?0−3ラブゲームキープ。
また、アドバイスもありです。
佐藤の第4ゲーム。
佐藤はまたもやスマッシュネットミス。全然タイミングを取れていない感じがする。
足を蹴っていない。
佐藤のフォアクロスから逆クロスへ打ち込む。この高い打点は彼女の武器だ。
上からリズムよくドンドン攻めたい。これが基本です。
サービスセンターエースで1−3キープ。
このまま、3−6で敗戦。また、頑張っていこう!

2R RUNE 6−7(4)、3−6 YUNCHAOKETE
第2シードユンチャオケット。中国。金髪に染めている!?
サービスは速い。ストロークが少し当たりは悪くて飛んでいない気がする。
バックボレーも上手い。声を出してガッツがある選手。
相手の選手が力んでダブルフォルトを連発。
もっとラリー戦を見たかったが・・・。

QF BAUTISTA AGUT 5−7,6−4,4−6,6−7(2) TSITSIPAS
第22シード30歳バウチスタアグ。第14シード20歳チチパス。
初めての対戦。
フェデラーを破ったチチパスのゲームで始まる。
どうしてもそういう目で見てしまう。期待が一気に押し寄せる。プレッシャーになるか?
いきなり、チチパスのスマッシュミス。え〜!こんなのはフェデラー戦では1つもなかった。
1−0バウチスタアグブレークアップ。
バウチスタアグは固いストロークでこの若者をジワジワと追い込んでいきたい。
チチパスの第6ゲーム。
サービスセンターエース。サービスからフォア逆クロスウィナー。
高い打点で飛び跳ねて打ち込む。4−2ラブゲームキープ。
ようやくチチパスらしくなってきたか?
バウチスタアグの第8ゲーム。
30−40でバウチスタアグはロブを落としてフォア逆クロスを選択。
サイドアウトだあ〜!ここはグランドスマッシュだろう?消極的だな!
4−4ブレークバック。
バウチスタアグの第12ゲーム。
チチパスの片手バッククロスからフォア逆クロスウィナー。
15−40のセットポイント。
バウチスタアグのフォアクロスボレーウィナー。
30−40でチチパスのフォア逆クロスアプローチ。ラッシュをかける。
バウチスタアグのバッククロスパスがネットミス。
後ろからでた〜!これがチチパスのいい所だ!7−5チチパスが取る。

第2セット。
チチパスの第3ゲーム。
ドロップをバウチスタアグのバックアングルスライスパスで丁寧に抜く。
絶対にミスしない打ち方だ。
2−1ブレークアップ。またもバウチスタアグが先にブレークした。
チチパスのバックハーフドロップボレーウィナー。派手に決めて4−3キープ。
バウチスタアグの第9ゲーム。
バウチスタアグは理詰めで組み立ててフォアクロスボレーウィナー。
はい〜!待っていましたよ〜!ボレーだ!5−3キープアップ。
最後はサービスワイド。チチパスのフォアリターンがアウト。
6−4バウチスタアグ。1セットオール。長くなるかもしれないなあ〜!

第3セット。
ペースが速くないのでチチパスのペースがつかめない。
打たされている感じ。バウチスタアグは一定のリズムにならないように工夫している。
気持ちよく打たせない。
チチパスの第5ゲーム。
バウチスタアグのフォア2本ウィナー。またダブルフォルトが絡む。
3−2ブレークアップ。チチパスはフラット系に苦しむ。
いい所がない。せいぜいドロップショットを見せるだけ。自分から攻めていけないのだ!
完全に受け身だ!ドンドン元気がなくなる。今日は特にフォアガシャが多いぞ!
逆にバウチスタアグは元気になる。
バウチスタアグの第6ゲーム。
15−40のブレークポイント。
バウチスタアグのフォアヒットからバックダウンザラインボレー緩く決める。
これだけ打ってこうやって打てるかね?手だけでなく、足と捻りがしっかり行く。
しかし、ドロップをチチパス大事にバックダウンザラインへスライスを押し込む。
4−4ブレークバック。面白くなってきたぞ!
バウチスタアグの第10ゲーム。
チチパスのフォア逆クロス10本からダウンザラインへウィナー。
30−40のセットポイント。
ここはバウチスタアグのフォアクロスパスウィナー。
2つ目のセットポイント。
ここもチチパスのフォアミス。ガックリするギリシャ応援団。こちらの方が人気はある感じ。
チチパスはフォアで攻める。3つ目のセットポイント。
バウチスタアグのフォア逆クロスドロップをチチパスのバックダウンザラインへスライスオンラインウィナー。
アウトかと思ったら・・・!?乗っているよ〜!
6−4チチパス。このセットはずっとバウチスタアグのペースだったのに・・・!?
1本で流れが変わった。

第4セット。
チチパスはなぜか?ウォーニングを取られた。今までの蓄積か?相手もトイレットブレーク。その後に行ったからか?
よくわからないが、0−15と宣告された。
これが影響を与えるのだろうか?確かにコールしたのに・・・。
普通だったよ。何もポイントは取られていない。そうだよな〜!
チチパスの回り込みフォアダウンザラインウィナーで6−5.
第3セットを取って、調子よくなってきたぞ!
バウチスタアグの第12ゲーム。
チチパスのフォアクロスウィナーで0−30.追い込まれたバウチスタアグ。
ギリシャの応援に力が入るよ!ダブルフォルトで30−40のマッチポイント。
ここで長いラリーからバウチスタアグの回り込みフォアダウンザラインウィナー。
これこそプロですよ!
バウチスタアグのフォアクロスウィナー。6−6のタイブレーク。
チチパスのスマッシュエースで2−0.さんざんミスしてきたスマッシュを・・・!?
チチパスのバッククロスのスーパーラリーからバックダウンザラインウィナー。
スーパーショットだあ〜!オンラインにかすって3−0.
タイブレークはお互いに集中するから面白い!
バウチスタアグはタイムバイオレーションを取られる。厳しい主審だ。
その後、チチパスのフォアダウンザラインウィナーで4−2.
主審が試合を左右してはいけない・・・。
最後はサービスアングルに緩く打つ。フォアリターンが返らず、7−2チチパスの勝利。
チチパスはその場に倒れこんだ〜!夢のベスト4に進出〜!すごい〜!3時間15分。

QF PAVLYUCHENKOVA 6−2,5−7,1−6  COLLINS
44位27歳パブリュチェンコバ。35位25歳コリンズ。初めての対戦。
パブリュチェンコバは第9シードメルテンズ、第5シードスティーブンスを破っている。
コリンズは第14シードゲルゲス、第19シードガルシア、第2シードケルバーの3人のシード選手に勝っている。
しかも、ケルバーには6062という圧倒している。
コリンズのゲームで始まる。
コリンズは立ち上がりが緊張しているか?動きが固い。
本来はリズムのいい動きからバックをヒットできるはず。思い切りのいいバック。
パブリュチェンコバはそれを見て、回り込みフォアダウンザラインウィナー。
1−0パブリュチェンコバのブレークアップ。
パブリュチェンコバの第2ゲーム。
もつれる。11回のデュースの末、やっとバックリターンがアウト。
5つのブレークポイントを逃れて、2−0キープ。約20分間。ながい〜!
コリンズはラケットをコートにカチカチぶつけて、イラつく。
相当、勝気な選手だ!
コリンズのバックダウンザラインが大きくアウト。6−2パブリュチェンコバ。
パブリュチェンコバの方が落ち着いているなあ〜!経験からか?

第2セット。
コリンズのフォアドライブボレーウィナーで3−1ブレークアップ。
コリンズのフォアドロップボレー。信じられない。手を伸ばしたら丁度いいショットに。
4−1キープ。
5−3でコリンズの第9ゲーム。
パブリュチェンコバの連続バックダウンザラインウィナー。5−4ブレーク。
パブリュチェンコバは前への動きは良くなった。
以前、WOWOWでヒンギスのコーチングを受けていた時、あまりにできないパブリュチェンコバに不思議がっていたヒンギス。
ヒンギスは自分ができるのは皆、簡単にできると思っていたと思う。
だから自分でダブルスを出たのではないか?
パブリュチェンコバの第12ゲーム。
パブリュチェンコバは人がいるフォアクロスに打ち込んでサイドアウト。アホやな〜!
こういうのが・・・!?しかし、セカンドサービスセンターエース。
訳が分からない。
また、人がいるところに打ってコリンズのカウンターバックダウンザラインウィナー。
セットポイントは逃れるが、2つ目のセットポイント。
ここも狙ったフォアダウンザラインリターンがネット。これはいい選択。
3つ目のセットポイント。
ここでコリンズのフォア逆クロスウィナー。怖いぐらいにメチャクチャ吠えるコリンズ。

ファイナルセット。
コリンズが一気に5−0リード。
パブリュチェンコバは沈み込んでしまったか?
3つ目のマッチポイント。
パブリュチェンコバのフォアがアウト。
6−1コリンズ。なんと無名の選手がベスト4に進出だあ〜!

ナイトセッション
QF KVITOVA 6−1,6−4 BARTY
第8シード6位28歳クビトバ。第15シード22歳バーティ。クビトバ3勝
バーティの第2ゲーム。
クビトバのバックヒットからクロスドロップウィナー。
よく見て足がついている。3つバックダウンザラインウィナー。
2−0ブレークアップ。いきなり2人の鋭いラリー合戦だ!
クビトバは痩せて動きが速くなったよ。
先に先にバックダウンザラインへウィナーを取りに行く。様子見なんかしない。
その間にカウンターショットを食らうかもしれないから。
バーティも決して悪くない。3−1でバーティがゲームを取ると、ものすごい歓声だ!
またもクビトバのバックアングルドロップウィナー。ら
5−1クビトバのラブゲームブレーク。
かなり飛ばしているぞ!クビトバは!
最後はバーティのバックがかなり下のネット。6−1クビトバ。完璧の27分だ!
強すぎる〜!

第2セット。
バーティの反撃なるか?
バーティのサービスワイドエースで1−0キープ。スライス角度をつけた。
バーティのサービスセンターエースで4−3キープ。
ようやくバーティにもエンジンがかかってきた。
バーティの第9ゲーム。
クビトバのバッククロスが鋭い。運動センスの塊のバーティも返せない。
5−4クビトバのブレークアップ。
クビトバのフォアクロスからグランドスマッシュエースでマッチポイント。
最後はバックリターンがネットミス。「キャー」ここでクビトバから大きな声が初めて出た。
ベスト4進出だあ〜!
すごく中身が濃い。バーティは悪くなかったが、クビトバのプレーが1枚も2枚も上だった。
優勝するかも。この条件はまず体重を落としてシェイプして、フットワークが軽やかなこと。
これは大坂にも当てはまるので、優勝決定はこの2人だ!1時間8分。

QF TIAFOE 3−6,4−6,2−6 NADAL
39位21歳になったばかりティアフォ。第2シード32歳ナダル。
初めての対戦。
ナダルはコートに向かう時、駆け足で足をいろいろな動きを試していく。
このハイテンションな動きは何なんだろう!昔の大絶好調を思い出すよ!
私は優勝候補NO1だと思うが・・・。もちろん、錦織選手もいますよ!
ナダルのゲームで始まる。
サービスエース2本の1−0ラブゲームキープ。
ティアフォもサービスエースで始まる。こちらもサービスに関しては負けらえない。
ただ、ティアフォのバックがオーバーペースでアウトが多くなる。
ナダルのフォアダウンザラインにビックリのティアフォ。
2−0ナダルのブレークアップ。焦らず行けばよかったのに・・・!?
ナダルのバッククロスも全盛の時のスピードと当たりに戻っているぞ!
相当調子がいい。ジョコビッチよりも上だな!
ナダルの3本目のサービスセンターエース。3−0ラブゲームキープ。
手が付けられないぞ!ストロークでは・・・!?
ナダルの4本目のサービスワイドエースで4−1キープ。
ナダルはサービスも手に入れたよ。これは無敵だなあ〜!トップがまた上がっているよ!
最後はすごいラリーからナダルのフォアクロスウィナー。6−3ナダル。
ティアフォもよく凌いで返すが・・・。
ナダルはウィナーを取っても手をあげて謝るような感じだよ。
よく頑張ったけどゴメンね!ウィナーで終わってしまって。
君の見せ場を奪ってしまってゴメンね!という感じだったよ!

第2セット。
いきなりナダルのフォアダウンザラインパスウィナー。1−0ラブゲームブレーク。
これでもうこのセットはナダルですよ・・・!?見なくてもわかります・・・!?
サービスエース2本で2−0ラブゲームキープ。これで勝負づけてしまう!
ティアフォがサーブ&ボレーに来たら、ナダルのバックダウンザラインスライスリターンエース。
ポール回しだ!ティアフォは何とかキープ。2−1.
ナダルの第4ゲーム。
ティアフォの思い切りのいいバックダウンザラインからグランドスマッシュエースで30−40の初のブレークポイント。
ここは逃れたが2つ目のブレークポイント。
2つともバックダウンザラインがアウト。無理するしかない。あまりないはずだから。
4回のデュースの末、3−1キープ。少しビビったか・・・!?
これが今日の目玉だな。
ティアフォもよくついて行っている。このナダルに。
サービスエース3本で4−3キープ。プレッシャーを与えているよ。
ティアフォの第9ゲーム。
3つのセットポイントがあるが、ファーストで逃れる。よく頑張っているティアフォ。
最後はナダルのグランドスマッシュエースで6−4.ここまで1時間17分。
私が思っていたよりもティアフォが頑張っていると思う。

第3セット。
ティアフォの第1ゲーム。
ティアフォのフォアダウンザラインカウンターショットをナダルはベースラインからフォアクロスハーフボレーウィナー。
1−0ブレークスタート。同じパターンだ。
必ず第1ゲームをブレークに走るナダル。
ティアフォの第7ゲーム。
ナダルはバッククロスからフォアクロスウィナー。5−2ブレーク。
これはすごい!相手はポイントの取り方がわからないよ!
最後はティアフォのバックがアウト。6−2ナダル。1時間47分。
ティアフォも最後までよく頑張った。文句も言わないし、フェアだし、人気が出てもいい。

PS.
朝4時に寝て少ししか寝ていないで出てきた。体が限界に近づきつつあるよ〜!
明日はメイン。大坂は第1試合、錦織選手はナイトセッションだあ〜!
いいところに入ってくれたよ。助かる〜!ほとんど須賀最終日。
まだ、皆さんのTシャツなど買っていません。サイズが・・・!?
やばい!昨日、錦織戦でラップトップを落としてしまった。
ヒビが入って、カーソルが変な動きをする・・・!?困りました・・・!?
ナダルは強い!今、一番強いナダルがやってきているよ!
フォアダウンザラインや逆クロスがすごい!バッククロスも十分だ。
プラスサービスエースも出てきた。ナダル史上NO1ですね!
ジョコビッチは体調不十分、錦織選手にもチャンスあり。
早く寝たい〜!明日は試合中で寝られない〜!2時には寝ないと・・・!?

2019 オーストラリアンオープン Day 09        <レポート:森下 泰>