2019 オーストラリアンオープン Day 08

<レポート:森下 泰>

2019年1月21日(月)

   

しかし、何はともあれ、ナイトセッションのチチパス対フェデラーはすごかった。
人間の限界を超えたラリーですよ。フェデラーのドロップショットなんて・・・!?
人間は緊張する動物ではないのですか?って話ですよ〜!
チチパスのゾーンに入って、ベースラインから前に来るのって?
深いボールが意味ないじゃないですか?将来のNO1は間違いがないところだろう!
なんだろうなあ〜!私が一生懸命やってきたテニスらしいものって・・・!?
やはり私はダニスというスポーツのコーチですよ!
彼らがテニスですよと言うならば・・・!?チチパスが最後まで攻め続けた。
フェデラーだって全然悪くない。スーパーショットの応酬とはこのことですよ!
これなら観客の皆さんからチケットの倍以上は取れると思う。
昨日は24度、今日は27度ぐらいになりそうだ!少し蒸し暑いが大丈夫でしょう。
昨夜は2時半就寝です。今日に備えないと・・・。
大坂選手対セバストバはロッドレーバー第2試合、ノットビフォー12時。
錦織選手対カレノブスタはマーガレットコート第4試合、ノットビフォー18時。
ズベレブ、ジョコビッチ、ハレップ対セリーナも登場です。
忙しい日になりそうです。内島萌夏もジュニア2回戦。


4R 大坂なおみ 4−6,6−3,6−4 SEVASTOVA
第4シード21歳大坂。第13シード28歳セバストバ。
2勝2敗。2019年先のブリスベンで大坂が366064で勝っている。
3回戦のスーウェイほどではないが、やりづらい選手。
パワーで来るタイプではなく、テクニックを使ってくる。頭のいい選手だ!
始まる前にしきりにネットのチェックが厳しいなあ〜!
センターのレジェンドマッケンローの後、大坂のコールの方が声援は大きい。
大坂のゲームで始まる。
サービスセンターエース。1−0ラブゲームキープ。上々の立ち上がり!
セバストバの第2ゲーム。
サービスのコースを巧みに変えてくる。リターンミスが出て、1−1キープ。
大坂の第3ゲーム。
チャンスボールを2つフォアダウンザラインへネットにかける。
15−40.ファーストが入らない。
早くも1−2ブレークダウン。
セバストバはデュースコートのセカンドサービス時、わずかにポジションを右に取る。
微妙なところでプレッシャーをかける。
セバストバの第4ゲーム。
大坂のバッククロスヒットをセバストバのバックスライスアングルウィナー。
ドロップではないがスーパーショット。端に当たるが意思が伝わる。
こういうのが何本か?あるはず。イライラせず我慢。これがセバストバの手ですから!
この片手スライスと両手バックのヒットを使い分けるのが上手い。
1−3キープ。
大坂の第7ゲーム。
30−40のピンチはバックダウンザラインウィナーで逃れる。
大坂はフォアダウンザラインへドロップウィナー。まだ余裕があるから大丈夫だ。
3−4キープ。
セバストバの第8ゲーム。
しかし、大坂のリターンミスが多い。
セカンドに対して、ここまでミスすると相手を助けてしまうぞ!
3−5キープ。大坂はラケットを下に落とす・・・!?
大坂は足が入らず、気持ちが乗っていない。集中力が必要だ。
セバストバは淡々と自分のペースを守っている。
どちらかというとまだドロップなどテクニックを使って揺さぶっていない。
大坂は力が入って得意のバックもミスが目立つ。
最後はセバストバのバックドロップ。
これを大坂はフォアスライスアプローチを大きくアウト。
やっぱりここで使ってきたよ!4−6でセバストバ。
セバストバは繋ぐだけかなと思ったら、急にフォアダウンザラインへカウンターウィナー。
また、バックスライスから同じフォームでドロップを打つ。
油断ならない相手、つかみきれない相手だ!
結構ミスもするが、あまり関係ない所でする。
大坂はあまり相手のことは気にせず、自分のプレーに没頭するべきだ!
前回のスーウェイ戦で学んだことだ!

第2セット。
今日は早く立て直さないと相手が前回よりも格上だぞ。
ヒットして攻めていけ。
大坂の第1ゲーム。
0−30からファーストが助けてくれる。1−0キープ。
大坂の第3ゲーム。
30−40のピンチでこのゲーム2つ目のサービスワイドエース。
これがあるから大坂は強い!簡単には負けないのだ!2−1キープ。
強いスピンをかけてウィナー取り行こうとしているが、もう少し凡ミスを減らさないといけない。特に得意のバックミスはいただけない。
パワーで同じところだとセバストバのフォアクロスカウンターショットを食らう。
セバストバもサービスワイドエース。2−2キープ。
セバストバも強気の性格だ。先ほどやられた同じコースにエースを狙う。
セバストバの第6ゲーム。
大坂のバッククロスアプローチからフォアクロスへドライブボレーウィナー。
引っぱたく。2つのストロークウィナーで4−2ブレークアップ。
やっと大坂らしく攻めていった。
膝曲げて集中してバックダウンザラインパスウィナー。
やはり集中力は上から見てもわかる。力まないことだ!
大坂はまだ凡ミスがあるが、5本目のサービスエースで助けてくれる。5−2キープ。
大坂の第9ゲーム。
セバストバのバックスライスおびき出しにもフォアダウンザラインウィナー。
30−40で大坂のフォアクロスボレーウィナー。足は出なかったが面が良かった。
最後はセバストバのバックスライスクロスがサイドに切れた。
ガッツポーズ!大坂。最後のゲームは相手も良かったので見ごたえがあったよ!
6−3大坂。さあ、ここからだ!

ファイナルセット。
セバストバの第1ゲーム。
大坂のランニングフォアアングルウィナー。
フットワークを鍛えて痩せた証拠がここに出る。こうなると強い!
1−0ブレークスタート。やはり最後には強い!
持っているものも一流で立て直す精神力も一流になりつつあるなあ〜!
大坂はしっかり自分のショットを打てば、相手のショットにいくつかはまっても上回って勝つ。
大坂のセカンドサービスに対してのポジショニングがかなり上がってきた。
1m前からさらに踏み込んで1.5m前で打っている。積極さが増してきたぞ!
大坂の第6ゲーム。
0−40のピンチ。ここでもバッククロスドライブボレーウィナー。
ファーストでデュースに追いつく。
4つ目のブレークポイント。
スライスで繋ぐ相手に大坂のフォアダウンザラインウィナー。よく打つよ!
5つ目のブレークポイント。
またもフォアクロスウィナー。逃れる。
6つ目のブレークポイント。
大坂のバッククロスがサイドアウト。大坂はラケットを明らかに投げた。
3−3ブレークバックされる。ここらだな。
セバストバはバック片手スライスなのに両手バッククロスはしっかり打てる。すごい!
今日のセバストバはとてもいいと思う。何よりも落ち着いている。
これはどちらが勝ってもおかしくない。崩れない。
セバストバの第7ゲーム。
30−0からフォアクロスリターンエース2つを含む3つのフォアウィナー。
4−3ブレークバック。すごい精神力だ!
負けたくない気持ちが人一倍どころの騒ぎではない。ボールに乗り移る。
大坂は気づかないうちにコートの中にドンドン入って行く。
大坂の第8ゲーム。
40−0から4回のデュースの末、セバストバのフォアクロスがアウト。
5−3で取る。これは大きい。
最後は大坂のフォアダウンザラインウィナー。6−4で逆転勝利。ベスト8進出だあ〜!
素晴らしい試合だった。相手のセバストバもベストプレー。
大坂の立て直し力がすごい!!この新しい言葉を流行らそう!!
大坂とセバストバのそれぞれ。
サービスエース7本、4本。
確率はどちらも64%。ウィナー51本、22本。
アンフォーストエラーは43本、21本。
トータルポイントは99本、89本。
一番速いサービススピードは188キロ、172キロ。
セカンドアベレージは122キロ、135キロ。
やはりセカンドが入れに行って浅くなっている感じだ!ダブルフォルトは1本、0本。

大坂のインタビュー
「自分を信じることが私にとって一番大きなこと。
昨年よりも今年の方が自分自身を信じていると思う。
ブリスベン大会のように同じような試合になって、第1セットを落としても再び上手く勝利をものにした。同じ選手に対して。
経験がものをいったと思う。
テクニックはスタートした時は良かった。
2人の偉大な選手たちとプレーした。少し圧倒されたと感じてからアジャストした。
私は会場の外のグランドを歩いていない。いつも私は試合をしている。
皆さん、すごいエネルギーを持っている。
たくさんの日本人のファンから応援してもらっている。
この大会を本当に好きです。
私はラリーする能力を持っている。
ボールを打つ機会でただ強く打つ。今日のように。
第1セット、強く打ちすぎたのと彼女がたくさん返してきた。
第2セット、第3セット、落ち着いて打つべき境界を考えた。
ブレークの時、オーマン。セットを本当に失ってしまった。
その後、ガックリした。私はただよりよくパワーを加えたプレーをしようとした。
全てのポイントにベストを尽くそうとした。
ブレークの間にそのメンタルを持った。
私はとてもラッキーにもハイチに行けた。オフシーズンに完璧に入れた。
2年前に初めてハイチに行った。昨年かな?
私は上手くプレーし始めた。不満はなかった。
日本へはたくさん戻るけどハイチへはそれほど多く戻れない。
次の対戦のスビトリーナ、年終わりはすごく良かった。
WTAファイナルを優勝した。個人的に本当にハッピー。
彼女は再びここでいいプレーをしているのを私は知っている。
なぜならここにまだ彼女がいるから。
私は何回も彼女とプレーしている。彼女が安定した選手でチャンスにはアタックをかけてくる。私にとって難しい選手です。
セバストバはスライスが多い。スビトリーナのスライスは彼女とは違うと思う。
また、スーウェイとも完全に違う。彼女たちと比べるのは不可能だ。
3年前にスビトリーナとここ全豪でやったことは忘れていた。
ドバイでやった。それは覚えている。
ニューヨークで練習した。その2つが新しく覚えていることです。
3年前とは比べようもない。」

日本語のインタビュー
「ベスト8に進出できてもちろんとても嬉しい。
ニューヨーク以外で準々決勝に行ったことがない。
私のゴールの一つである。次の試合にフォーカスすることを続ける。
今日はすごくタイトだった。彼女が本当にいいプレーしていた。
お互いに正直タフな試合だと思っていた。
第1セットは本当にナーバスになった。第3セットの最後の方も。
人々が話しかけてくれた。
上手くいかなくてもそれを受け入れるというこが成熟した。
私にとってそれが一番大きなことです。
不満は少しあるけどそれを止めるように心掛けている。大きな問題。
コート以外でも私は改善することが必要と思う。
絶対にオフシーズンのトレーニングがたくさん助けてくれている。
長い試合で本当に疲れなくなった。
本当にポイントは覚えていないけど、サービスをトライした。
勝つためにエースを取るようにトライする。
今日の私のドロップショットではなかった。
しかし、この彼女は前に動いてこなかった。それは嬉しかった。
でも1回戦や2回戦よりもドロップショットは上手くなったと思う。
もっと改善したいと思う。」

4R CARRENO BUSTA 7−6(8)、6−4,6−7(4)、4−6,6−8(8−10) 錦織圭
第23シード27歳カレノブスタ。第8シード29歳錦織。
初めての対戦。
カレノブスタは低い姿勢から打つバックハンドがいい。
フェレールの動きにパワーをつけて攻めることもできる感じだ。
前の試合が早く終わって、18時からしっかりマーガレットコート第4試合スタート。
カレノブスタのゲームで始まる。
錦織はリターンなのにサーブの素振りをしている。リラックスしている感じ。
ライジングバックリターンのタイミングの早さにカレノブスタが得意のバックを振り遅れる。時間がないのだ。0−1キープ。
錦織の第2ゲーム。
錦織のボールに今一歩遅れる感じのカレノブスタ。
他の選手とやると壁のような選手でも錦織相手だと固くなって、先にミスをさせられてしまう。よくわかる。
錦織6カレノブスタ4というところ。1−1キープ。
カレノブスタの第3ゲーム。
リターンエース&バックダウンザラインウィナー。圧倒する。オーバーウェルムド。
セカンドをバックダウンザラインリターンエース。これは今日の目玉だな!
4つ目のブレークポイント。
バックダウンザラインスライス、バッククロス、そしてバックダウンザラインへヒット。
完璧なパターンで2−1ブレークアップ。すごい!完璧だ!
あれっ、錦織30−0からストローク戦において、4ポイント連続で落とした。
2−2ブレーク。これは余計なゲームを与えたよ。
カレノブスタの第5ゲーム。
錦織はフォアダウンザラインリターンエース。セカンドは必ず上から狙っていくと決めている。3−2ブレークアップ。
3−3ブレークバックされて、次のカレノブスタのゲームもブレークポイントがたくさんあっても取れない。
なかなかハッキリしない試合だな〜!3−4.
こういうもつれた試合をものにするのは・・・。もどかしい。
2回先にブレークしてすぐにブレークバックされるとは・・・!?
相手の方がこういう試合展開になれているかも・・・!?
ナント3つのサービスエースで4−4.さあ、ここから行こう!気を引き締めて!
カレノブスタはもっとストロークがしっかり固くて安定していると思ったが、意外にミスもある。
錦織は足が行っていないのにバックダウンザラインネット。
無理してしまう。早くポイントを取りたいが、ジックリいっていい。5−6キープ。
6−6のタイブレーク。
カレノブスタのフォア逆クロスウィナー。すげ〜!フラットがコーナーいっぱいに。
スーパーショット。2−2.しかし、凡ミスもあるぞ。
錦織のフォアガシャ。3−4.どこ打っている。手だけで行くとこういうことが多くなる。
カレノブスタのバックダウンザラインウィナー。これは上手い!逆を完全についた。
5−6でセカンドを回り込みフォア逆クロスリターンエース。すごい!こちらもやる〜!
6−6.
2つ目のセットポイントもバッククロスアウトで逃れる。7−7.
3つ目のセットポイント。
ここでバックダウンザラインへ。冷静だな
8−8で錦織のフォアクロスドロップショットは甘い。
カレノブスタのフォアクロスパスウィナー。これは判断間違い。
思い切り打ち込めば100%ウィナーよ!
4つ目のセットポイント。
最後はカレノブスタのフォアダウンザラインウィナー。やられた〜!
1つもセットポイントが来なかった〜!8−10で落とす。

第2セット。
錦織の第1ゲーム。
ブレークポイントがあるが、1−0キープ。我慢のしどころだ!
錦織の第3ゲーム。
カレノブスタのフォアダウンザラインからドン詰めしてフォアドロップボレーを決める。
怒ってボールをバーン。
15−40でカレノブスタのボールをバックで追い込まれて打ったバック。
左膝を少しかばうようなしぐさを・・・!?大丈夫か?ブレークよりもそちらが心配だ!
1−2ブレークダウン。
カレノブスタの第4ゲーム。
錦織はドロップの処理が上手くいかない。
次に同じショットを今度はフォアパスでぶつけにいった。
当然ラケットで謝るが・・・。フラストレーションがたまっている・・・!?
30−40で今度はカレノブスタのフォアクロスドロップショットウィナー。
2人でやりあっている。トップ選手によくありがちな光景だ!
2つのブレークポイントをものにできない。1−3キープ。
ここから大坂なおみの立て直し力をもらおう!
カレノブスタの股下パスなどこちらの方がリラックスしている感じ。
錦織は下を向いている場面が多い。メンタルトレーニングだと思って顔をあげて!
カレノブスタの第8ゲーム。
錦織のジャンピングバックダウンザラインリターンエース。セカンドを叩く。
15−40と復活力か?
カレノブスタのバックダウンザラインからバック逆クロスドロップウィナー。
うまい〜!これこそドロップショットの意味ありだよ〜!
ファーストがここで入ってくる。厳しい。3−5キープ。
錦織の第9ゲーム。
15−40のセットポイント。
184キロサービスエースを含み4連続ポイント。4−5キープ。
これは大きい。ブレークされて次のセットに行くのとは大違いだ!
40−0で3つ目のセットポイント。
最後はカレノブスタのフォアダウンザラインパスを抜いて、6−4カレノブスタ。
きついの〜!まさかの2セットダウン。
しかし、先ほどブレークされて第3セットに行かなかったのがまだいちるの頼みが残っているぞ!

第3セット。
錦織の第3ゲーム。
ブレークポイントがあるが、気迫が上がってきた錦織のショット。
2−1キープ。これを取られていたら・・・!?
錦織の第5ゲーム。
サーブ&ボレーに行った横をフォアダウンザラインリターンエース。
2−3ブレークダウン。これはさすがにまずい〜!
男子の1ゲームは女子の3ゲームに匹敵する!
カレノブスタの第6ゲーム。
ドロップボレーをランニングフォアアングルパスウィナー。
40−15から3−3ブレークバック。まだまだだあ〜!
錦織のセカンドスピンサーブ&フォアクロスボレーウィナーで4−3キープアップ。
錦織の第9ゲーム。
0−30からサーブ&バックボレーなどで4ポイント連取。5−4キープ。
地元オーストラリアの子供の応援が効いているよ!
6−6のタイブレーク。
錦織のバックダウンザラインボレーウィナーで2−2.ボレーは上手いなあ〜!
デュースコートの緩く浅いアングルサービスは効く。3−2.
タイミングを外せる。
錦織のバッククロスアングルから両手バックハーフボレーウィナー。4−2.
願いがこもっている。
錦織のバックダウンザラインリターンダッシュ。
見たことがないライジング。ショートバウンドだあ〜!5−2.
錦織のフォアクロスボレーウィナーで6−3.攻めていく錦織!
カレノブスタのフォアがサイドアウト。
7−4錦織が1セットを取り戻す。3時間11分。

第4セット。
カレノブスタの第1ゲーム。
30−40で錦織の選択はフォアドロップ。カレノブスタのフォアヒットはネット。
1−0ブレークスタート。これは幸先がいいぞ!
錦織の第4ゲーム。
早い凡ミスで2−2ブレークバックされる。
しかし、次のカレノブスタも30−0からミスが続いて、3−2ブレークアップ。
2人ともここにきてまでミスが出てくる。
オーストラリアの子供の応援が響く。彼のおかげさま様だ!
錦織の2つのバックダウンザラインウィナーで4−2.
やっとリラックスしてラケットが振れてきたよ!
カレノブスタの第7ゲーム。
錦織のバック飛びつきダウンザラインボレーウィナー。
4回のデュースの末、4−3キープ。カレノブスタも粘る。
錦織の連続サービスセンターエースで5−3キープ。
最後はサービスワイド。バックリターンがアウト。6−4錦織。3時間56分。長いよ〜!

ファイナルセット。
カレノブスタの第3ゲーム。
錦織のバックアングルからフォアダウンザラインウィナー。
0−40のチャンス!
30−40のサービスフォルトギリギリ。バックダウンザラインリターンエース。
2−1ブレークアップ。これは狙ってやったよ〜!
サービスワイドエース。ファーストも良くなってきた。3−1キープ。
錦織の第6ゲーム。
15−40から好調になってきたファーストが助けてくれる。
錦織のフォアダウンザラインからフォアクロスボレーウィナー。ガッツポーズ!
3回のデュースの末、バックダウンザラインで4−2キープ。
このコースが天下一品だ!
錦織の第8ゲーム。
股下パスのカレノブスタ。錦織の甘いフォアボレーをフォアパスがアウト。
危ない〜!
サービスセンターエースで5−3キープ。
錦織の第10ゲーム。
15−40のピンチ。
ここでカレノブスタがバックリターンダッシュ。しかし、錦織のバッククロスパス。
錦織のフォアネットで5−5ブレークバックされる。ここで〜!
カレノブスタの気迫がみなぎっているよ!サービスに乗り移っているよ!
5−6キープ。
錦織のフォアダウンザラインウィナー。お〜!15−15.
サービスセンターエースで6−6のスーパータイブレークへ。

カレノブスタのバッククロスウィナーで1−2.化け物かよ〜!
カレノブスタのフォアスライスを粘って、バックダウンザラインウィナー。
え〜!ナニコレ〜!スーパーショットだあ〜!2−4.
錦織のフォア逆クロスウィナーで3−4.こちらも出せ〜!
錦織のジャンピングバックダウンザラインで4−5.いや〜!
5−8でカレノブスタのバックがネットイン。
アウトのコールだが錦織のバックダウンザラインウィナー。やり直しを要求するが・・・!?認められず、6−8.
錦織のバックダウンザラインで8−8.スーパーショットだあ〜!
カレノブスタのフォアクロスがアウトで9−8のマッチポイント。
最後はサービスワイドエース。10−8で勝利!すごい〜!5時間5分の大激闘だった!
超精神力〜!超立て直し力〜!超復活力〜!ベスト8進出だあ〜!
ジョコビッチか?メドベデブか?ジョコビッチだろうな〜!

錦織のインタビュー
「第1セット、大事なポイントで上手くいっていれば、6−3か6−2で取れていたかもしれない。
取り切れなかったのは焦りがあったかもしれない。
2セット取られて、攻めていくように変えていった。
第1セットを落としたのが特に痛かった。第2セットは彼もいいテニスをしていた。
マッチポイント、サービスエースで終われるのは気持ちよかった。
相手はバックがしぶとい感じだった。特に第1セットや第2セットはクロスが多かった。
ミスしてくれない。第3セットはバックダウンザラインを打ってきた。
攻撃力はなくてもバックの安定さがあって、気持ちが焦ってしまった。
フォアも後半、振り抜いて形を作るといいのが来るのがわかった。
結果、勝っているので注意点はない。勝って良かった。
今日はラリー戦で5セットやって、集中力を切らさずにできた。
スーパータイブレーク5−8だったので、よく耐えたと思う。
ファイナルセット、5−4で落とすかもしれないと思っていた。
気持ちを入れかえた。勝った要因は経験や体の強さなど積み重ねだと思う。
今日は集中しすぎて終わった時に5時間もやったの?という感じだった。
チリッチやマレーとやった時は5時間近くやったと思った。
今日は集中力があって、あまり5時間とは感じなかった。
今日は第3セットも先にブレークされて、悪いまま終わるかもしれなかった。
相手の調子が上がってきた。
行けるとはあまり第3セットは思っていなかった。
ただ、風上に行けばたまにチャンスが来ると思っていた。そのサイドは気合を入れてやった。
スーパータイブレークも5−8になったが、カルロビッチよりもチャンスがあると感じていた。ジョコビッチ戦はわかりません。
きつかったのでリハビリ次第。体を戻すことが先決。
長いラリーになるので、体を戻して作戦を練りたい。今日は最初から疲れはありません。」

ジュニア2R 内島萌夏 4−6,6−7(5) FERNANDEZ
内島。第4シードフェルナンデス。
フェルナンデスは小柄だが、サウスポーから繰り出すサービスは切れがある。
両足をつけて、爪先をくるりと斜めに返して捻りを下半身から作ってジャンプ。
非常にバランスが取れた選手。こういう動きをできる女子選手はなかなかいない。
自然に覚えたのだろうか?
フェルナンデスのフォアダウンザラインウィナー。0−1キープ。
内島の第2ゲーム。
打ち込まれても内島はバッククロスウィナー。
パワー負けしないのがいいところだ。
バックダウンザラインへドライブボレーウィナー。1−1ラブゲームキープ。
フェルナンデスも内島の速いバッククロスに対して、下がらずフォアダウンザラインウィナー。足をサッと踏み込むのが早い。1−2キープ。
この後、4−6,6−7で惜敗。このレベルと互角ということだ!
相手もかなり上手い。内島選手も上に行けるよ!がんばって!

4R ZVEREV 1−6,1−6,6−7(5) RAONIC
第4シードズベレブ。第16シードラオニッチ。1勝1敗。
2017ウインブルドンでラオニッチがファイナルセット勝ち。
大型選手同士。1つのサービスとリターンがキーを握るなあ〜!
ラオニッチのゲームで始まる。
リターンさえ返せば、ズベレブのバックダウンザラインパスウィナー。
断然ストローク力が上のズベレブ。
ズベレブのバッククロスアプローチで30−40のブレークチャンス。いきなりだ。
サーブ&バックボレーがアウト。1−0ブレークスタート。
これはそのまま、第1セットを取るな。
ダブルフォルトがある。これもキーになる。
ズベレブの第2ゲーム。
あれっ、ラオニッチがフォアクロスで押しているよ。
ズベレブは後ろにステイするから少し迫力が半減する。
0−40から、やはりファーストが効くなあ〜!
セカンドも深く跳ねて普通の人のファーストぐらいだ。
4回のデュースの末、6つ目のブレークポイント。
ラオニッチは連続フォア逆クロスウィナー。1−1ブレークバック。
ラオニッチの方がフォアはいい感じ。伸び伸びしている。
4−1ラオニッチ、ズベレブの第6ゲーム。
ズベレブがピリッとしない。
ネットインに反応してラオニッチのフォアボレーウィナー。
同じようなネットインにズベレブはバックボレー甘くなる。
4つ目のブレークポイント。
ラオニッチが得意のフォア逆クロスからフォアクロスボレーウィナー。
この必殺のパターンで5−1ブレーク。
最後はサービスセンターエース。ラブゲームで6−1ラオニッチが先取。
34分。ズベレブはブレークスタートして最高だったのに・・・!?
1ゲームもキープできない・・・!?どうしたんだろう?

第2セット。
ラオニッチのフォアクロスウィナー。また、1−0ブレーク。
これで4ゲーム連続ブレーク。これは人生で初めての出来事だと思うよ。
ラオニッチのサービスのコースがいい。
エースがそんなに多くなくてもウィナーになればいいという感じでリラックスして打っているよ。2−0キープ。8ゲーム連取だ。
ズベレブの第3ゲーム。
ズベレブは逆を突かれると動きが鈍い。2−1やっとキープするが・・・。
ズベレブの第5ゲーム。
7本、8本目のダブルフォルト。4−1ラオニッチがブレークアップ。
ズベレブはベンチで9回ラケットを叩きつけて粉々に・・・!?
どちらかというとあの首にかかっている金のブレスレットをはずして動けるようにしたい。
最後はラオニッチのフォアクロスリターンエースで6−1ブレーク。
やる気のないズベレブ。1回こういう態度を取ると・・・!?癖になる・・・!?

第3セット。
6−6のタイブレーク。
ズベレブのバックアングルパスウィナーで1−0.ガッツポーズ!
10個目のダブルフォルトで2−1.
ズベレブのジャンピングハイバックアングルボレーウィナー。4−2.
すごい!
しかし、ズベレブはいつものストロークの良さが出ない。ガッツしかない。
ズベレブのフォアクロスネット。ラオニッチのバックスライスで粘る。6−4ラオニッチ。
最後は4つ目のマッチポイント。
ラオニッチのフォアハーフボレーからフォアクロスボレーウィナー。
7−5でラオニッチ。ストレート勝ちとは驚いた〜!

4R KEYS 2−6,6−1,1−6 SVITOLINA
第17シードキーズ。第6シードスビトリーナ。
スビトリーナがファイナルセット勝ち。準々決勝次は大坂なおみと。

4R MUGURUZA 3−6,1−6 PLISKOVA
第18シードムグルザ。第7シードプリスコバ。
プリスコバのバックダウンザラインウィナー。上手くコントロールしたよ。
力技でないプリスコバを初めて見たよ。3−2キープ。
ムグルザはドロップを追って、バックダウンザラインへ。
そこには人がいます。簡単にロブを抜かれてデュース。
相手を見て打たないと・・・!?プロなんだから。
3−3キープ。どちらももう一歩上に行くにはここが大事。
プリスコバは今日に関しては集中して、よく走っている感じがする。
おおざっぱのプレーが多いが、動きが合わされば・・・。
プリスコバのストレート勝ち。1時間ピッタリ!ベスト8進出!

4R CORIC 7−6(4)、4−6,5−7,6−7(2) POUILLE
第11シードコリッチ。第28シードプイユ。
6−6のタイブレーク。
コリッチのバッククロスボレーウィナーで4−3.
コリッチはストロークも安定して、攻めがプラスされた。
プイユは2つネットに当たってアウト。6−4コリッチ。
最後はサービスエースで7−4コリッチ。さすがである。
ここからプイユが3セットを奪う。ベスト8進出!

ナイトセッション
4R HALEP 1−6,6−4,4−6 S.WILLIAMS
第16シードセリーナが第1シードハレップをファイナルセット勝ち。
ベスト8進出!これも全く見られず・・・!?

4R DJOKOVIC 6−4,6−7(5)、6−2,6−3 MEDVEDEV
第1シードジョコビッチ。第15シードメドベデブ。
ジョコビッチ6−4,4−2でジョコビッチのゲームを落とす。
このセットはタイブレークでメドベデブ。
メドベデブは面白い考え方!?
デュースコートのサービスはシングルスラインのギリギリまで立って、トスを極端に右へ出す。そこから思い切りスライスをかける。
オープンが空いているからと思うが、そこは自分でカバーに入る。
フォアは左手が窮屈になりそうな感じ。素人に多い打ち方だ。
両手バックはフラット気味でこれもまたギリギリで打つ。
一昔前の女子の選手にいたかも・・・。
第3セット。
ジョコビッチの第4ゲーム。
ジョコビッチはネットで逆を突かれて、転んでしまった・・・。大丈夫か?
0−40のピンチを何とか耐えて、2−2キープ。
メドベデブの第5ゲーム。
ジョコビッチのフォアダウンザラインパスを抜いた。
変則の打ち方に騙されない。ジョコビッチのきれいなフォームで抜く。
3−2ジョコビッチ。
ここから6−2,6−3ジョコビッチ。
やはり、ジョコビッチがベスト8か?これで錦織選手とやることが決まった。14連敗か?

PS.
大坂選手が逆転勝ち。
2人のいいストロークの戦いだった。これもすごかったが・・・。
やはり錦織選手の試合は参った〜!
18時過ぎに始まって、ナント5時間5分。トイレも行けないし・・・!?
2セットまではなかなかペースが上がらず・・・。
しかし、徐々に悪いながらも何とか持ち直す。
立て直し力!復活力!精神力!の3つの超の力です!
最後はスーパータイブレーク5−8ダウン。
相手が文句を言ったのもあったが・・・。
あと2ポイントで負けなのに落ちついている。
ここが凄かった。最後は思い切りサービスワイドエース。カッコイイ〜!
23時半に終わって、まだジョコビッチはやっている。
今日は3時に出て、4時半就寝だな。たぶん・・・。明日は昼過ぎにこよう・・・!?
もうだめです。

2019 オーストラリアンオープン Day 08        <レポート:森下 泰>