2019 オーストラリアンオープン Day 06

<レポート:森下 泰>

2019年1月19日(土)

   

昨日は朝から雨でなかなか外のダブルスが進まず、青山組が11時を15時スタート。
ダニエル組はコートが変わって20時過ぎにスタート。
28度とあったが、明らかにもっと涼しい。私でさえ、少し寒いと思ったから・・・!?
今日は22度で涼しく気持ちいい晴れです。初日に比べて最高です。
昨夜、ベルダスコが2つ目のマッチポイントでダブルフォルト。
チリッチに第4セットを取られたのが、0時過ぎ。最後まで見られません。
それでも寝たのが2時半・・・。きつい!
マーガレットコート第1試合大坂選手、第2試合錦織選手と二日前と前後している。
コート8二宮・マクラクラン組、コート15日比野組、コート19穂積組がそれぞれ第2試合に入っている。
日本ジュニア男女4人も入っている。忙しい日になりそうだ。皆、頑張ってほしい!
私が3人いても見切れない・・・!?


3R 大坂なおみ 5−7,6−4,6−1 HSIEH、SU-WEI
第4シード21歳大坂(7億を超えている)。
第28シード27位33歳スーウェイ(6億。すごい。)。
2015サービトン(グラス)準々決勝646763ファイナルセット勝ちしている。
今日は腰の具合は大丈夫か?それが一番の気がかりだ!
それでなくても今日の相手はスライス&トリッキーなショットNO1ですから。
スーウェイのゲームで始まる。
スーウェイのフォア逆クロスウィナー。両手でトンと軽く打つだけ。
練習でもこんな力は抜けないぞ!本当にトリッキーだ!独特の変な空気だ!0−1キープ。
大坂の第2ゲーム。
スーウェイの片手フォアダウンザラインウィナーがあるが・・・。
連続サービスエース。そして、バッククロスパスウィナー。
落ち着いていれば問題はない。1−1キープ。
スーウェイの第3ゲーム。
ダブルフォルトが2つでブレークポイントがあったが・・・。
スーウェイのフォアドロップショット。チョンと小ばかにしたような・・・。
1−2キープ。ここは落としたかった。
サービスが良くないので、トリッキーなことをやってくる前に先に打ち込んで攻めたい。
大坂の2本のサービスエースで2−2キープ。
もうすでに4本だ。腰の状態もいい感じに見える。
大坂の第5ゲーム。
スーウェイのバッククロスドライブボレーウィナー。
少々後ろでも決めに行く判断はすごい!
サービス追い込んでから得意のバックダウンザラインがアウト。
大坂は軽くラケットを投げる。ショックだろう。2−4ブレークダウン。
次のスーウェイの第7ゲーム。
沈めたバックアングルパスを大坂はなんとバックアングルドライブボレーウィナー。
普通では考えられないショットだ!やり返した感じだ。3−4ブレークバック。
このあたりがさすがである。一気に持っていかれないようにしている。
集中力の持っていき方が素晴らしい!
スーウェイの第9ゲーム。
サービスのバランスが悪い。
右足が右へ流れて正面向きになり、腰が曲がったまま、打つので4つ目のダブルフォルト。
30−40で大坂は打ち急がず我慢。バッククロスからフォアクロスウィナー。
スピン量を多くして、安全尚且つ厳しいボールを打ち込む。5−4ブレークアップ。
大坂の第10ゲーム。
15−40で6本目のサービスエース。我慢のフォアダウンザラインカウンターウィナー。
デュースに持っていくが、スーウェイのバックダウンザラインウィナー。
セカンドを叩いてくるのには要注意だ。5−5ブレークバックされる。
スーウェイの第11ゲーム。
またも5つ目のダブルフォルト。これがあるから決して調子がいいとは言えない。
それでもストロークのフラットは伸びてくる。
これに大坂は得意のバックも差し込まれてアウト。思わず大きな声が出る。
上手く低く打っているが・・・。セカンドにもっとプレッシャーをかけたいなあ〜!
5−6キープ。
大坂の第12ゲーム。
30−40のセットポイント。
大坂のフォアダウンザラインアプローチは深い。低くてこちらの方が難しいが・・・。
2つ目のセットポイント。
ここでサービスワイドエース。7本目だ!これが今日は助けてくれる。
3つ目のセットポイント。
スーウェイの回り込みフォアダウンザラインアプローチ。
大坂のフォアパスが大きくアウト。5−7で落とす。
しばらくして大坂はラケットを投げた・・・。ベンチに戻ってからもラケットを蹴った・・・。
どうやら警告を受けた模様。頑張れ!我慢だ!スーウェイのダブルフォルトがあるから。
ファイナルセット勝ちだな〜!

第2セット。
スーウェイは速いストロークを上手く合わせてカウンターで速く打つ。
スーウェイの今日初めてのドロップショットウィナー。上手い!
大坂もバックドロップを使うがネットミス。0−1キープ。
大坂の第2ゲーム。
してはいけないところでフォアドロップミス。0−40の大ピンチ!
ここでバッククロスからダウンザラインウィナー。こちらの方がいい。
スーウェイのバックの方が少し当たりは悪くて浅くなる可能性があるから。
フォアに打つと両手カウンターと片手スライスのミックスでリズムを取られるから。
4つのブレークポイントを逃れてと思ったが、これがキーになるだろう!
5つ目のブレークポイントでフォアアウト。0−2ブレークダウン。
まだまだ大丈夫だ!
スーウェイのバックアングルドロップショットウィナー。
ナニコレ〜!こんなところに入るのって?あるのだろうか?0−3ラブゲームキープ。
0−4までは大丈夫。挽回できる範囲だ!!
大坂の第4ゲーム。
大坂のバッククロスムーンボール。わざと緩く打つ。こんな工夫をする大坂は初めてだ!
スーウェイもそれならばドロップからフォアダウンザラインウィナー。読みもすごい!
1−3キープ。ここからだろう。
スーウェイの横にチョンと出すサービス。カットサービスはなに〜!
これに大坂のフォアリターンがアウト。1−4ラブゲームキープ。少しまずいかな?
スーウェイの第7ゲーム。
大坂のムーンボールにスーウェイのバックダウンザラインウィナー。
これもしっかり想定済みなのだろう。
打って攻めるしかない。相手が何をしてきても・・・!?勇気を持って!
40−0から5ポイント連取。フォアで上から打ちこんでいく。
3−4ブレークバック。これは大きい。キーになったゲームだ!
完全に開き直った感じがある。
大坂の第8ゲーム。
30−40のピンチ。ここでバックダウンザラインウィナー。
迷いもせず、フォアダウンザラインウィナー。打ち込んでいくこの強さがすごい!
4−4キープ。
もう吹っ切ったかのようだ。フォアで打つと決めたら迷わない。5−4ブレークアップ。
これが大坂の強さ。1年前なら完全に負けていただろう!
今の彼女にはメンタルの異常な強さがある。相手は関係ないのだ!
大坂の第10ゲーム。
ラリーで大坂が転んだ!?
主審が「Are you OK?」というと「NO」と笑いが起きる。
最後はリターンが返らず。6−4で大坂。もう大丈夫。復活するのに時間がかかったが。
ギリギリ間に合った。こうなるのを私は予想していましたよ!本当に。

ファイナルセット。
大坂のバックアングルパスウィナーで1−0ブレークアップ。
ここから一気に行くでしょう!
スーウェイのバック逆クロスウィナーに手を叩く大坂。
これは余裕が出てきた証拠です!2−1キープ。
大坂の第4ゲーム。
スーウェイのバックダウンザラインウィナーがオンライン2本。
4回のデュースの末、連続フォアウィナーで3−1キープ。
思い切りガッツポーズ!の大坂!この集中力は大したものだ!
最後はスーウェイのボールがサイドアウト。6−1で勝利。
ベンチに戻った大坂は泣いている!?1時間57分の大逆転劇だった。
第2セット、2−4相手の40−0からの大逆転劇だった!
素晴らしい!勝利です!優勝でしょう!間違いなく!

大坂のインタビュー
「もちろん、ファイトして勝って嬉しい。
いつも改善しようとしたのが一番大事なこと。
それまでのことを受け入れていこうと思った。
ブリスベン大会の試合で学んだことがあった。
彼女はたくさんの奇妙なことをしてきた。ノーオフェンス。(笑)
しかし、彼女のプレーは非常に良かった。圧倒された。
第2セットの初めに私は自分のゲームで必要としないことをした。
私は高くボールをヒットしようとトライした。
その後、私はグランドスラムにいる。スタートした所だ。
悲しむべきではない。相手は偉大な選手で私はこの時間を楽しむ。
そして、私のエネルギーをここに使う。全てのポイントにベストを尽くす。
彼女の打つボールは他の選手たちとは違う。
彼女は不気味にダウンザラインとクロスコートに打ってくる。
とてもとても難しかった。
このようなタフな相手にもたくさん試合をしてきた。
彼女はミスをしなかった。私は彼女が良すぎるプレーをしたのはわからない。
正直、我慢ができなかった。
私は信じてみようとした。オフシーズンにランニングなどトレーニングしていた。
私の運動競技熱を信じてみようと思った。
コート2でも3でも言われたコートでただプレーするだけです。
私はプレッシャーを感じてはいない。緊張はしている。
1回戦は本当にナーバスになった。その後は本当にいいです。
グランドスラムはとってもエキサイティングな時間。
本当に楽しい。自分のテニスに合わせていく。
次はセバストバ。ブリスベンで2週間前にやった。とてもタフなマッチだった。
彼女は本当に偉大な選手。3回やっているからお互いにゲームのことは知っている。
彼女は私にストレート勝ちした。本当にファイトしないといけない。」

大坂の日本語のインタビュー
「第2セット、1−4でも1ブレークだけ。彼女のサービスをブレークすることを考えた。
とてもタフだった。私は彼女のプレーが本当にいいのを知っていた。
ランキングが上の人に対して。特にグランドスラムでは。
ウインブルドンでハレップとの試合を見ていた。
そのようなことを私はすでに知っていた。そのプレーに対して本当に難しかった。
私は最初、すごくせっかちになっていた。正直、彼女の動きが良くてビックリした。
彼女は文字通りアンフォーストエラーをしなかった。
チャンスを待ち続けていた。
私は高いボールを使った。それが彼女にとってとても心地よくないと思ったから。
でもそのようなボールは良くないと思った。
私はもっと強くもっとスピンをかけようと思った。
そのようなタイプにはこれが効果的だと思う。そのように費やした。
サービスはよりパーセンテージを考えた。スピードは重要な要因ではない。
プレースメントがいいかが大事。今日は太陽がとてもタフだった。彼女もそうだったと思う。
このように勝つことができて自信ができた。
2ゲーム落としていてカムバックしてファイトしようと試みた。
本当に感情を把握していなかった。この勝利は私に自信をくれた。」

3R SOUSA 6−7(6)、1−6,2−6 錦織圭
44位29歳ソウサ。2016年には28位まで行っている。
第8シード29歳錦織。2016年東京で34棄権負け。
2017年ブエノスアイレス(クレー)6164ストレート勝ち。
ソウサのゲームで始まる。
錦織はキュッキュッと足を鳴らして、フォアダウンザラインウィナースタート。
動きがいい。やはりストロークをガンガンやると調子も上がってくるのだ!
いきなり1−0ブレークアップ。
錦織のフォアで追い込んで、バックダウンザラインドライブボレーウィナー。完璧だ!
相手のストロークがいいと錦織のストロークの良さが引き立つなあ〜!
2−0キープ。
錦織の第4ゲーム。
ダブルフォルト2つ。大チャンスボールを錦織は思い切り真ん中に打ち込む。
これがアウト。もったいない〜!2−2ブレークバックされる。余計だった・・・!?
ソウサの第11ゲーム.
30−30で追い込んでからの錦織のフォアクロスドロップショット。
この選択ができるのはフェデラーとこの錦織だけだ!
ブレークポイントでフォアリターンミス。
ソウサのフォアダウンザラインアプローチからグランドスマッシュエース。
厳しいアプローチだった。5−6キープ。
錦織のフォアクロスウィナーで6−6のタイブレーク。
後ろからも錦織のフォアクロスはよく振れているので、サイドに相手を追いやることができる。しかし、よく振れている。3−0リード。
錦織のオンラインサービスセンターエースで5−2.ほしい時に来た〜!
ソウサも連続エースで5−4.7本目だ。
6−4でソウサのフォアダウンザラインアプローチ。これが厳しい。6−5.
錦織のフォアアウトで6−6.
ここでソウサのフォアダウンザラインがアウト。7−6.
3つ目のセットポイント。
最後はソウサのバックがネットミス。8−6で錦織。57分。長くなりそうだ!

第2セットは6−1で取る。
ソウサがトレーナーを呼ぶ。腰かなあ〜?

第3セット。
ソウサの第3ゲーム。
足元のパスも錦織のバックハーフドロップボレーウィナー。上手いタッチだ!
フォア逆クロスリターンで3−0ブレーク。
もう間違いないなあ〜!
ソウサの第5ゲーム。
ここで錦織の膝を痛めたのか?大丈夫かな?
4−1キープ。
錦織はサービス1本で終わらそうとしている感じがある。
少し変な感じがするぞ!
最後はフォアクロスウィナー。疲れ切った表情が気になるなあ〜!
6−2で何とかストレート勝ち。しかし明らかに最後の数ゲームはおかしいぞ!
疲労からなのか?本当に痛めたのか?ここが重要だ!

錦織のインタビュー
「大坂さんには最近会えていない。自分の試合の準備もあるのであまり見ていない。
終わるなら2セットで勝ってほしかった。
自分も2日前は同じなのでそんなことは言っていられないが。(笑)
彼女に何回もアップさせてしまったと思う。
第3セットは大丈夫と思ったが、勝てて良かった。自分は2回アップした。
よくあそこから挽回した。よく頑張ったと思う。
お互いに今日はストロークが良かった。どちらが取ってもおかしくはなかった。
固さもあったが、第2セットからはラケットが振れて、ボールが飛んで行った。
第3セットは伸びて行った。
サーブ&ボレーはサービスが劇的に良くなっているわけでもない。
ボレーの自信が出てきたのと混ぜてポイントが取れている。
確率が高いので戦術の一つとして使っている。
「本田さんが強くて驚いたと言っていたが」来てくれているのは知っていたが、まだ特に話してはいない。
次のカレノブスタとはあまりやったことがない数少ない一人。
サービスもいいし、ストロークもいいし、今日に近い相手かな?
自分から崩さないと簡単には崩れない。自分のいいプレーが出たら、チャンスは出る。
ダニエルのトレーニングは表面だけ見て細かい所は知らないが、興味はある。
テニスに必要なことだと思う。
自分は今のトレーニングに満足しているのでそれをしっかりやりたい。」

1R MOORE・WHITTINGTON6−2,3−6、(10−5)二宮真琴・マクラクラン勉
第7シード二宮・マクラクラン組。
第2セット。
マクラクランの第9ゲーム。
サービスワイドへ。フォアダウンザラインリターンがアウト。
よく振れているぞ!6−3で1オールのタイへ。
ファイナルはスーパータイブレーク。
二宮のフォアダウンザラインパスウィナー。相手の男の横を抜く。
ネットスレスレのショットだあ!3−2リード。スーパーショット!
5−5でマクラクランのサービスを相手の男ウティングトンのフォアダウンザラインリターンエース。これは痛い。5−6ミニブレークダウン。
相手の女モアの二宮のバックパスが惜しくもサイドアウト。5−8惜しい。
二宮のサービス。マクラクランはポーチに行くが、その横を当たりそこないのフォア逆クロスリターンエース。5−9.
最後はマクラクランのバックボレーがアウト。弾かれる。5−10でジエンド。

二宮のインタビュー
「第2セット、流れが良くて相手のブレークができて良かった。
最後、もっと私が積極的にできたら良かった。
ダブルス専念してから良かったのは未唯ちゃんと試合ごとに話して、前向いてできていること。これから楽しみ。良くないことコーチはダブルス専門ではない。
もっとダブルスの細かい戦術を習いたい。思い描いていたのと違う。
もう少しダブルスっぽい練習やコーチングを受けたいと思う。
プライベートコーチ、今はいない。
女子ダブルスでは逆転負け。ミックスはどちらが勝ってもおかしくない。
自分の気持ちの部分がショットに出る。気持ちが引いていた。
ミックスの練習はグランドスラムではなかなか取れない。
勉君が前回のフレンチやUSよりも戦術でIフォーメーションなどを教えてくれた。
また、相手の男子の選手のどちらを狙った方がいいよとか教えてくれた。」

マクラクランのインタビュー
「第2セット、相手の男子のゲームをブレークできて良かった。
タイブレークも最初リードしたけど、最後は相手の方がショットは良かった。
大会前は違うプランを用意していたが両方とも負け。
少しの差が勝ち負けを左右する。それがダブルス。チャレンジしてずっと頑張る。
男子ダブルスはヤンがシングルスやっている時に細かい動きやボレーの練習をしている。
リキとやる。リキがダブルスを教えてくれる。
彼も大学の時、プレーしていてサービスとボレーは上手い。
最後はケガをしてプロにはなれなかった。」

2R BAI・HIVES 2−6,1−6 日比野菜緒・KRAWCZYK
日比野のインタビュー
「今日はすごく緊張していた。パートナーがガンガン行くので必死について行った。
1回戦でよく知っている人に勝ったので、その人たちのためにもベストを尽くして、勝ちたいと思う。1試合1試合勝てたらいいと思う。
勝てたら勝てたで、負けたら負けたでいい。全然、気負っていない。
二宮さんは世間話をする感じではない。加藤さんは数時間後にはどこ行ってたんや?探したで〜!と言われた。
加藤さんは帰る前にお昼ごはん一緒に食べて、さっきもおめでとうとメールが来た。
お小遣いちょうだいと来たからちょっとだけね。と返した。
二宮さんは絶対にこういうことは言わない。
ダブルスはやることが決まっていて、スイッチすることやIフォーメーションでどっちに動くか?ということ。私は流れの中でここは行くところとか?いい時は相手のやることがわかる。どうしてそんなに強気なの?と言われることがある。
女子ダブルスはよく何が起こるか?わからないと言われる。
どんないいプレーでも波があると思う。やたらカンが冴える時そうでない時がある。
小さい頃からそれがある方だと思う。
誰かに誘われれば1回はやってみる。来るものこまばず。
今日の娘が相性抜群かもしれないし。
いつもニコニコしてポジティブだしこの娘のようになりたいと思う。
ダブルスをもし組まなくても友達として連絡を取り合っていけたらいいと思う。
コアラを抱きたいとは思わない・・・!?」

2R SASNOVICH・TOWNSEND 6−2,7−6(6) 穂積絵莉・ROSOLSKA
第11シード穂積・ロソルスカ組。
最後はタウンセンドのサービス。
サウスポーのワイドに切れるサービスを必死で返す穂積。
前衛のサスノビッチのフォアボレーセンターをよく反応して、穂積は返す。
サスノビッチは前に1回落として、フォア逆クロスウィナー。6−8で惜敗。

穂積のインタビュー
「出足があまり良くなくて、ファーストサービスは入らなかった。
形を作れなかった。ブレークを先にされた。
切り替えて、第2セット、先にブレークして4−1になった。
2−4でパートナーのゲームを痛い落とし方をしてしまった。
次のタウンセンドの15−40の2ブレークポイントを取れなかった。
ここが大きな敗因だと思う。今日の相手には研究して話して入った。
もっといいプレーができると思ったのに・・・。上手くいかなくてグランドスラムは難しい。
緊張するのは全豪ベスト4、全仏準優勝などで自信が出て、自分に期待しているからだとコーチに言われた。緊張は悪いことではない。
以前より、欲が出てきたのかもしれない。
1回勝ってもまだまだという気持ちが強くなっている。
シングルスに向けて全力でプレーしたい。
もちろんダブルスはダブルスでフォーカスをする。
ラケットを変えました。コーチも所属も変えた。ヘッドは好きで問題があるわけでもない。
昨年末、プレーも気持ちも落ちていた時にたまたま梅田コーチのヨネックスのラケットを何気なく借りた。すごく良くて3球目ぐらいでこれに決めたと思った。
インパクトがぶれないのにパワーが落ちない感じがする。普通、どちらかかがいいとどちらかかが良くないのに、このVコアは両方を兼ね備えていると感じた。
女子選手も多く成績を残している。男子だとパワーが足りないかもしれない。
ヘッドはパワーがあるが、真ん中に当たらないとぶれてしまう感じがする。私は・・・。
サービスやボレーはあまり感触が良くなかったが、ここはやっているうちに慣れてくると思った。ストロークがいい。気持ちが落ちている時だったから、そう感じたかもしれない。
帰国してインド2万5千ドル、日本シリーズITFメチャクチャある。
ITF大会もルールが変更するらしいので今のうちにランキングを上げておかないといけない。それでシングルスに重点を置いているのもある。」

ジュニア1R 今村さき 6−2,3−6,2−6 PEPELYAEVA
2人とも予選上がりだったのでチャンスがあったが・・・。逆転負け。惜しい。

ジュニア1R STROM 6−3,6−1 松下りょうま
予選上がり松下はストレート負け。残念。

ジュニア1R 東りょうへい 4−6,6−1,1−6 KODAT
予選上がり東はファイナルセット負け。惜しい。

ジュニア1R 川村まな 4−6,5−7 MARSHALL
川村はストレート負け。残念。

ジュニア1R 内島萌夏 6−1,6−4 KUBKA
今日、唯一の勝利の内島。ストレート勝ち。おめでとう!

3R ZHANG 6−4,4−6,5−7 SVITOLINA
ザンが第6シードスビトリーナを追い詰めたが・・・。

3R YASTREMSKA 2−6,1−6 S.WILLIAMS
最後は大きなフォアサイドアウト。慰めるようにセリーナは近づく。
余裕があり過ぎだろう〜!

3R DJOKOVIC 6−3,6−4,4−6,6−0 SHAPOVALOV
第1シードジョコビッチ。第25シードシャポバロフ。
第3セット。
ジョコビッチの第7ゲーム。
40−15から突如、ジョコビッチのフォアとバック2本ずつミス。
急に崩れたよ。油断したかな?4−3ブレークバック。
ジョコビッチの第9ゲーム。
ダブルフォルト2本。ボールを突くのが長すぎてウォーニングを取られる始末だ。
どうしたのか?わからないぞ!5−4シャポバロフのブレークアップ。
シャポバロフの第10ゲーム。
3つ目のセットポイント。
やっとシャポバロフのフォアダウンザラインウィナー。
思い切りのいいショットが出た〜!観客は大喜びだ!
6−4シャポバロフ。しかし、どうしたんだろう?本当にジョコビッチは・・・!?
第4セットはなんと6−0ジョコビッチ。最後はシャポバロフのダブルフォルト。
ならば第3セットで決めろよって話です・・・!?
お客さんを喜ばそうとしたのか?油断して遊んでしまったのか?腑に落ちない。
自分次第でどうにでもなると若い選手に教えたかったか?
ナダルとデミナー、ジョコビッチとシャポバロフ。
30代と19歳の経験の差がこれだけありますよと世間に問う戦いだったかな?

3R MERTENS 3−6,2−6 KEYS
第17シードキーズが第12シードメルテンズにストレート勝ち。

3R HALEP 6−2,6−3 V.WILLIAMS
第1シードハレップ。ビーナスに完勝。センターに入れなくても我慢です!
他のムグルザなどランキングが上げ下げする中、いつもトップ3をキープしているのは立派だ!

3R POUILLE 7−6(3)、6−3,6−7(10)まだやっています  POPYRIN
第28シード24歳プイユ。ワイルドカード149位19歳ポプリン。
ポプリンは1回戦ミーシャ・ズベレブにストレート勝ち。
2回戦ティエムに2セットアップの棄権勝ち。大したものだ!
196センチの長身から繰り出すサービスは魅力がある。
6−6のタイブレーク。
ポプリンのダブルフォルトで4−1プイユリード。
ここでポプリンの前に走って、足を踏ん張りフォアダウンザラインパスを抜く。
4−3とする。プイユはそれでもオンラインリターンを打ち込んで、6−3セットポイント。
最後はプイユのサービスセンターからフォアクロスウィナー。
7−3プイユ。
しかし、オーストラリアにはまだデミナーのほかにこのポプリンがいたのか?
第4セット。
ポプリンのバックダウンザラインウィナーで12−10とタイブレークを取った。

3R GOFFIN 2−6,6−7(3)、3−6 MEDVEDEV
第15シードメドベデブが第21シードゴファンにストレート勝ち。
このところゴファンの元気がないなあ〜!

3R HERBERT 4−6,4−6,6−7(6) RAONIC
第16シードラオニッチがストレート勝ち。少し復活してきたか?まだわからない。

3R BACSINSZKY 6−7(5)、2−6 MUGURUZA
バシンスキー。第18シードムグルザがストレート勝ち。
第2セット、4−2でムグルザのバックダウンザラインリターンエース。
こうやってコートに中に入っていた時は強かった。
どうしてここまでランキングが落ちたのか?何かわけがありそうだ。
ハレップはずっとトップのままです。

3R WANG 3−6,3−6 SEVASTOVA
第13シードセバストバが第21シードワンにストレート勝ち。
セバストバが大坂と対戦する。

3R FOGNINI 2−6,4−6,6−2,4−6 CARRENO BUSTA
第23シードカレノブスタが第12シードフォニーニを3−1で破る。
カレノブスタが錦織と対戦。少しやっかいな相手だ。
しかし、フォニーニは腹が出たなあ〜!おやじだよ〜!

3R CORIC 2−6,6−3,6−4,6−3 KRAJINOVIC
第11シードコリッチが3−1逆転勝ち!ひそかにすごい!

ナイトセッション
3R ZVEREV 6−3,6−3,6−2 BOLT
第4シードズベレブが簡単に勝利。
第3セット、5−2でズベレブの第8ゲーム。
大きな体を沿って伸び上がってジャンプして体中を大きく使って打つサービス。
しかも、リードして誰がこれを返せますかって〜の?
1本も返せず、6−2ズベレブ。力の差がありありだった・・・!?

3R GIORGI 4−6,6−3まだやっています PLISKOVA
第27シードジョルジ。第7シードプリスコバ。
本当にパワーの打ち合いでおおざっぱな戦いの2人。
ジョルジの第5ゲーム。
ダブルフォルトで3−2プリスコバのブレークアップ。
ジョルジの第7ゲーム。
プリスコバはスマッシュ返して、ランニングフォアクロスパスウィナー。
前の動きがどんくさいが抜けるとガッツポーズ!
ジョルジは何でも打つので自分のポジションがどこなのか?わかっていない。
それを怒っても・・・!?普通、これは甘いのでここをカバーとかするのだが・・・。
4−3キープ。
最後はジョルジの打った瞬間、フォアアウト。6−4でプリスコバ。
おおざっぱし過ぎてお客さんが早くも帰ってしまう・・・!?
ハレップなどセンターに入る選手がたくさんいたと思うけど・・・!?

PS.
大坂選手は5−7,1−4、2−4相手のサービス40−0まで行った。
私はまだまだギリギリ大丈夫と見ていたが・・・。本当にそうなるとはさすがである。
錦織選手は第1セット、先にブレークして、大チャンスボールミスしてブレークバック。
本田けいすけが見ているのに・・・。
最後の方は腰が痛そう。疲れているように見えた。今日はかなり涼しかったよ。
日陰は寒かった。震えるぐらい。
ダブルスは1つも見られず・・・。日比野組のみ勝利。
今日は早く帰ります。それでも0時に出るぐらいか?
ベトナム料理のスペシャルビーフのフォーを食べに行きたいが・・・。パワーがない・・・!?

2019 オーストラリアンオープン Day 06        <レポート:森下 泰>