2019 オーストラリアンオープン Day 05

<レポート:森下 泰>

2019年1月18日(金)

   

昨日は帰ったのが2時。3時過ぎに就寝。眠すぎます・・・。
昨日は雨が途中、何回か降って試合が中断。
30度を超えて蒸し暑かったが、今日はどうなるのだろう?
今日は朝から雨で25度までしか上がらないという。外はしばらくできないだろう。
しかし、ここはロッドレーバー&マーガレットコート&メルボルン(昨年まではハイセンス)の
3つのインドアアリーナがあるのだ!ここが強みだ!
錦織選手はカルロビッチのサービスエース59本に苦しめられた。
ファイナルセット、4−4の0−40やスーパータイブレーク6−7相手のサービスなど危ない場面はたくさんあった。
その中であの精神力はすごかった。
大坂選手は雨の中断後、サーフェスが速い上にまた滑るのか?と思うぐらいバックが入っていなかった。
また、途中で薬を飲んでいたので心配だが・・・。
ダニエル選手は攻めたが、シャポバロフの思い切りの良さには負けた。
穂積組がストレート勝ち。マクラクラン組はファイナルセット負け。
今日は青山組とダニエル組のダブルスがあります。


2R 青山修子・MAROZAVA 5−7,5−7 CHRISTIAN・MUHAMMAD
雨のため、試合開始が遅れている。13時を過ぎても第1試合が始まらない。
一生懸命ボールキッズが拭いている。
やっと、15時にスタート。
マロザバのゲームで始まる。
いきなり青山のフォアポーチウィナー。いきなり動くところを見せる。
短いアングルへの動きがどうか?パートナーのマロザバ。動きが鈍い。
40−0からデュース4回の末、ダブルフォルトで0−1ブレーク。
クリスチャンの動きがいい。ポーチに警戒だ!
黒人のムハンマドのサービスセンターエースで0−2.
この人のサービスとストロークの速さに要注意。
青山の第3ゲーム。
これは是非ともキープしておきたい。青山のフォアクロスボレーウィナー。
前に詰めるといい。サービスとラリーだ。ファーストさえ入れば・・・。
1−2キープ。ここからだ。
クリスチャンの第4ゲーム。
マロザバのバック足元リターンで2−2ラブゲームブレーク。
ムハンマドの第10ゲーム。
青山のフォアダウンザラインロブからスマッシュエース。
いいパターンを作って、セットポイント。
ムハンマドのバックダウンザラインウィナー。
青山のフォアトップスピンロブウィナーで2つ目のセットポイント。
これは非常に上手い。翻弄している。
マサロバのフォアリターンがネット。腰が高く伸び上がってしまうのだ。
5−5キープされる。
青山の第11ゲーム。
トスが前過ぎて打ってしまう。ダブルフォルトで5−6ブレークダウン。
最後はムハンマドのジャンピングスマッシュを決められる。このバネは黒人特有のもの!
5−7で落とす。後がないぞ!

第2セット。
ムハンマドの2つのサービスエースで5−5.
この黒人のばねのあるサービスは困る。
青山の第11ゲーム。
マロザバは足が行かないのに手だけでボレーに行くのでミスする。
決まらない。やはり足ごと行かないと・・・!?どんくさいのだ!
せめてダウンザラインを守ってほしい。これで抜かれては・・・!?
4回のデュースの末、クリスチャンがネットで動く。
うざい!けど上手いプレッシャーのかけ方が・・・。5−6ブレークダウン。
まずいぞ!
マッチポイントでマロザバのバッククロスリターンエース。
2つ目のマッチポイント。
マロザバのフォア真ん中パスウィナー。まだ頑張る。
青山のフォアアングルパスウィナー。6−6ブレークバック。
3回のデュースの末、3つ目のマッチポイント。
最後は青山のバックボレーがネットミス。残念・・・。
これは勝てると思ったが・・・!?ほんの少しの差であったが・・・!?
勝てる試合だった・・・!?

青山のインタビュー
「待ち時間は長かった。それによって嫌なリズムはなかった。
黒人の人のサービスは良かったのでリターンが返せなかった。難しかった。
もう一人の方はチャンスがあった。
しっかり自分達が打っていけばポイントに繋がる。
前向きな気持ちでボールに集中しようと話した。
第1セット、5−4相手のサービスゲームで絶対に撮りたいと思った。
自分のサイドはいいプレーができたが、パートナーのリターンの時にこうやってこう決めようとアドバイスができていたら次につながったと思う。
自分がもっとコミュニケーションをとっていたら良かった。
いいリズムで取れなかった次の自分のゲーム。
緊張した場面で自分のプレーを出せなかった。もっと工夫しないといけなかった。
今年の目標はグランドスラムで優勝できるような気持ちで臨んでいます。
来年のオリンピックは日々が精いっぱいなので、自分がやり続けていく中でその中でチャンスがあったらいいと思う。
トップ10にいないと確実ではないのでそこにたどり着くのが目標です。
今日はせっかく1回戦シードに勝って、チャンスがあった。
大事なポイントで自分が何をしなくてはいないのか?冷静に頭を使っていきたい。
日本人と組む方針は今のところない。
世界で活躍するにはダブルスの仕組みを理解して、前で動くことができればチャンスがある。シングルスよりはダブルスの方がある。
シングルスは技術や質が全体的に大事だと思う。
ITF大会、WTA大会のランキングシステムが変更。半年や1年経たないとわからない。
1万5千ドルの人にもチャンスが広がると思う。
年齢によって思ったよりも体力が落ちたとか?リカバリーが遅くなったとか?は感じていない。体力を上げて伸ばしていくことは難しいかもしれない。
一時的にあるかもしれないが・・・。
ダブルスのポジショニングなどいい時もあれば悪い時もあるけど、いいのを継続していければよくなると思う。」

1R INGLOT・SKUGOR 7−5,6−3 ダニエル太郎・MILLMAN
第10シードイングロット・スクガー。
ダニエル太郎はUSオープンでフェデラーの夜中メチャクチャ暑い中、勝利を呼び込んだ鉄人ミルマンと組む。長い時間やれば大丈夫だ!
前の試合がファイナルセットに。20時半ぐらいにスタートか?
第3試合のダブルスなら夕方には終わっているはず・・・!?
とうとうコート15に移った。
ミルマンの第6ゲーム。
ダニエルのフォアポーチウィナー。3−3キープ。いいよ〜!
イングロットの第9ゲーム。
ダブルフォルトでデュース、セカンドサービスのチャンス。
ダニエルのバックダウンザラインリターンを読まれて、スクガーのバッククロスボレーウィナー。セカンドもいいのだ!4−5キープ。
これが惜しいチャンスでした。
ミルマンの第10ゲーム。
ミルマンの強力なバックダウンザラインパスウィナー。
人がいてもスレスレを抜ける強烈だ!フェデラーを抜いたパスです。5−5キープ。
スクガーの第11ゲーム。
身長が196センチとでかいのにトスを右に出して打つサービス。ワイドエースか・・・!?
5−6キープ。
ダニエルの第12ゲーム。
後ろにステイは怖い。スクガーのバックポーチからスマッシュエース。
イングロットのバックドロップボレーウィナーで0−40の大ピンチ!
ここでサーブ&ボレーをしたダニエルのバックボレーがミス。
5−7ダウン。う〜ん、惜しいなあ!

第2セット。
イングロットの第1ゲーム。
フットフォルトのダブルフォルトで0−30のチャンス。
しかし、セカンドも速い。強烈なセカンド。
イングロットのバックドロップボレーウィナー。ボールをよく見ているよ。
0−1キープ。
ミルマンの第2ゲーム。
0−30のピンチ。
ここで開き直ったミルマン。4連続サービスウィナー。こうやらないとキープできない。
1−1キープ。
相手の2人、198センチ&196センチがドンドン前に来て、プレッシャーをかけてくる。
ボレーが上手いから2人の突き球もやられてしまうのだ。
このラッシュの仕方は怖いよ〜!ロブなんて打てないのです。
このセットも3−6で落として、ストレート負け。相手は上手いダブルスでした!

ダニエルのインタビュー
「本当は違う人と出るつもりだったけど、ランキングが足りない。
ミルマンも同じようだったので向こうから言ってくれてラッキー。
彼はフレンドリーでツアーでも外人の中では一番仲がいいと思う。
何年か前のチャレンジャーから仲良くなって、よく練習もした。
ダブルスはもっと練習したいと思ってもいつ練習できるか?わからない状態。
ダブルスをやるモチベーションは高いのですが。
今日は勝つのが難しい試合だった。
いつもシングルスの練習をしてエネルギーを費やして調整している。
ダブルスにエネルギーが回らない。グランドスラムではそこまで取れない。
ダブルス練習の余裕がなかなかない。シングルスやってダブルスを忘れたりする。
ダブルスは大きい大会は出たい。
いい練習になるし、試合数を重ねれば、シングルスに活きてくると思う。
シングルスに負けて、ダブルスがあると、正直だるいと思う時もある。
毎週、味わっている。もちろん、賞金もモチベーション。それがないと言ったらウソになる。
コートの中にダブルスでもいたい。いればいるだけの価値がある時間。
シングルスで長くいたいが、ダブルスでも長くいられれば、いいという考え。
お父さんやお母さんには悩みなどたくさん話す。隠し事ができないタイプ。
負けたら必ず電話する。お父さんにアドバイスをもらう。仲がいい。
お父さんから教わったトレーニングはまだしっかりやっている。
テニスよりビジョンの大きい意味のあるトレーニング。
僕たちはテニスのスペシャリストだが、人間の動きはその上です。そういうコンセプト。
大きな目で見た方が人生楽しいと思う。
テニスは今までもこれからも自分にいいものをくれる。
でもテニスは体にも頭にも良くない。人間には無限の動きがある。
それはテニスにも活きてくるのでトレーニング自体だけでなく、考え方が好きです。
その人のセミナーには行ったことがある。
プライベートレッスンは高すぎる。その人の下の人でも伝わってくる。
ハードコアを使う。変わったトレーニングなのでよく聞かれる。
何やってんの?興味持ってくれる人は半分ぐらい。リハビリやケガ予防にも使われる。
中にはそれは良くないよという人がいるけど、僕はこちらを信じている。
ミルマン、勉君、錦織君も聞いてくる。
錦織君はトップ選手で有名なのに人間は人間だなと思う。
彼はどこでもいる感じなので好きです。飛んでいない。もちろんテニスもすごいと思う。
尊敬する先輩、友達という感じです。存在がありがたい。
あのときやったジョコビッチと今のジョコビッチは違う。2人違う人みたい。
ウインブルドン優勝の時はあの人に勝ったんだと思った。
今は1年近経って忘れている。次に向けて戦いたい。
服は買いに行くのが面倒くさい。店に行くのが大嫌い。
料理も作るのは好きだけど、買いに行くのが面倒くさい。
オフはそれなら公園で動き回っていた方がいい。
お金を使ってスッキリした感じになったことはない。
それならば自分の経験になるものにお金を使いたい。」

3R BARTY 7−5,6−1 SAKKARI
第15シードバーティ。43位サッカリ。1勝1敗。
バーティはバックスライスと両手を使い分ける。
片手スライスが多用。フォアクロスはしっかり打つ。
何よりもサービスのフォームやバランスがいい。
女子選手の中ではトップクラス。
セリーナ、大坂なおみ、バーティぐらいか?小さいがハレップの足のバランスがいい。
速くて連続エースで7−5,1−1とキープ。
サッカリはバックスライスを打ちあぐねている。その間にサービスエースを取られる。
やりづらいと感じている。
バーティのバックスライスはクロスだけでなく、割と早くダウンザラインへ流す。
最後はバーティのフォアクロス。これもずっと深かった。6−1バーティ。
徐元の期待に応えて、4回戦へ。

3R FRITZ 2−6,5−7,2−6 FEDERER
50位21歳フリッツ。第3シード3位37歳フェデラー。フェデラー1勝。
2016年シュツッツガルトのグラスでファイナルセット勝ち。
フェデラーはこれまで99勝。この大会で記念すべき100勝目になるか?
通算1182勝260敗。グランドスラムだけで341勝54敗。
タイブレーク437勝236敗。何なんだ?この数字は・・・!?
絶対に地球上でこの数字は誰も出せないなあ〜!
フェデラーの試合だけはいつどこの時間でも満員になる。
どこかの選手がフェデラーだけいつもセンターで・・・。と言っていたが、当たり前じゃないか?見たくても見られない人がたくさんいるよ。
トイレに行っている間に1セットが終わる。
フリッツの第5ゲーム。
フェデラーのバックアングルドロップリターンで落とす。独特の感覚だ!
4−1ブレーク。
最後はサービスセンターエースで6−2.わずか20分よ!

第2セット。
フェデラーの第2ゲーム。
アドコートのアングルへオンラインエース。ラインのここと思って、狙えるんだな?
ジャンピングスマッシュも華麗で美しく舞って、パンと決まる。カッコイイ〜!
1−1キープ。
フリッツもサービスエースがこうやって増えるとキープしやすくなる。2−1キープアップ。
フェデラーのフォアクロスアプローチは2テンポぐらい早く打つ。
2−2キープ。
フェデラーの第8ゲーム。
フェデラーの回り込みフォアダウンザラインウィナーで声が出る。
デュースで非常に長く強いラリーでフェデラーが打ち勝つ。
何故?こんなに打ってミスしないんだろう?4−4キープ。
フリッツもファーストからフォア逆クロスウィナー。このパターンが続くと怖い!
5−4キープアップ。
フリッツの第11ゲーム。
フリッツはラリーで1つチャンスを逃すとポイントが奪えない。
フェデラーのフォアクロスウィナー。逆を突く。6−5フェデラーのブレークアップ。
最後は連続サービスエース。7−5息の根を止めるサービスエース。参りましたよ!

第3セット。
1−1フリッツの第3ゲーム。
30−30のラリーも見ごたえがあった。
どちらも欲しいポイントの時はお互いが集中しているので素晴らしいラリーになる。
ここはフリッツが粘り勝ちしたが、フェデラーのフォアは容赦ない。
2−1フェデラーのブレークアップ。若い奴の芽は早く摘むのだ!
最後はフリッツのフォアダウンザラインパスが大きくアウト。
6−2フェデラー。1時間28分。さすがに若手を簡単に退けた。
手を上げて会場を去るフェデラー、何をしてもカッコイイなあ〜!
生まれ変わったら、是非ともあなたになってみたいです〜!

3R SHARAPOVA 6−4,4−6,6−3 WOZNIACKI
第30シードシャラポワ。第3シードウォズニアッキ。シャラポワ6勝4敗。
ウォズニアッキは痩せて細くなったら、足が長く見える。
フットワークがさらに磨きがかかった。あとはスタミナだな!これが切れないといいが・・・。
シャラポワの第4ゲーム。
ダブルフォルトで3−1ウォズニアッキがブレークアップ。
このダブルフォルトは毎回、キーになるのだ!
アドコートのセンターは体が先に開くのでコースがわかってしまう。
ウォズニアッキの連続サービスセンターエースで4−1キープ。
左手がきれいに残るよ。
シャラポワはリードされてもやることは同じ。打ち続ける。
これが徐々に深くコーナーに入りだして、ウォズニアッキもプレッシャーを感じる。
ダブルフォルトで4−3ブレークバック。
シャラポワの第8ゲーム。
サイドに振られたボールを左手で返すシャラポワ。ど根性でポイントに結び付けた。
4−4キープで追いつく。
シャラポワの5−4ブレークアップ。
ウォズニアッキはボールを大きく観客席に放り込んだ。ウォーニングは取られず・・・。
審判によって違うのだ!
最後はシャラポワのフォアダウンザラインウィナー。フォアも安定。腰がどっしり。
シャラポワは1−4から5ゲーム連取。燃えている。ウォズニアッキは飲み込まれている。
6−4で逆転先取。

第2セット。
3−0ウォズニアッキからまた3−3になるが・・・。
最後はシャラポワのフォアがアウト。6−4ウォズニアッキ。
わりとあっさり1つ目のセットポイントで終わった・・・。

ファイナルセット。
3−3でウォズニアッキの第7ゲーム。
シャラポワのフォア逆クロスアングルリターンエース。
セカンドを思い切り狙っていた。
次の15−40でのフォアダウンザラインはひどいサイドアウト。
ウォズニアッキは意地を見せる。読んで走るよ。さすがのフットワークだ!
3つ目のブレークポイント。
ここでシャラポワのフォア逆クロスリターンからフォアクロスウィナー。
この試合、一番の大きな雄たけびのシャラポワ!4−3大きなブレークだあ!
ウォズニアッキはよく走って返すが、どうしても先にフォアスライスを使ってしまう。
それだけ追い込まれているのだ!
2つ目のマッチポイント。
最後はシャラポワのバッククロスの角度があった。ウォズニアッキは返せず・・・。
6−3シャラポワの勝利。両手を上げて大喜び!投げキッスを!
ベンチに向けて2度3度とガッツポーズ!それだけ思いがあったのだろう!
こちらも復活か?まだ、決勝行くまでわからないか・・・!?

3R TSITSIPAS 6−3,3−6,7−6,6−4 BASILASHVILI
第14シード15位20歳チチパス。第19シード20位26歳バシラシビリ。
初めての対戦。
チチパスの第9ゲーム。
バシラシビリのフォア強打はすごい音だ!
チチパスは後ろからスルスルと前に。
フォアクロスボレーウィナーでブレークポイントを逃れる。ガッツポーズ!
バシラシビリはボールを打つことだけ考えているので相手の動きを見ていない。
2つ目のセットポイント。
サービスワイドエース。6−3チチパス。

第2セット。
バシラシビリの第1ゲーム。
チチパスは強打をタタンと片手バッククロスに合わせて、前にスルスルと出て、バックダウンザラインボレーウィナー。詰めも形もいい。
それでもバシラシビリは回り込んで打ち込む。後ろからも関係ない。1−0キープ。
この人のスイングスピードはどうなっているんだ?厚い当たりだし・・・。怖いよ!
チチパスの第2ゲーム。
チチパスはバックドロップショットウィナー。テクニックもある。
ファーストがやはり苦しい時に入る。
しかし、バシラシビリの相手は関係ない〜!フォアクロスリターンエース。
自分さえ良ければ勝つと信じて打ち続けてくるのがすごい!疲れないんだろうな?
たぶん、小さい頃から・・・!?
皆で山の中に入って、せーので木を切り始めたら、速攻で最初に倒すのだろうな・・・!?
バシラシビリ2−0ブレークアップ。
チチパスの第4ゲーム。
チチパスは前にいかないと苦しむだろうな。
バシラシビリは打って攻めるのは得意だが、ディフェンスになると・・・!?
特にフォアクロスやアングルが得意だ!
ボレーは上手いが。まあ、これだけのフォアだからほとんどイージーボレーになるけど。
3−1キープ。
このセットはバシラシビリが6−3で取る。
その後はチチパス、シードが上の意地を見せて、7−6,6−4で勝利。
一歩間違えば、それが逆転する試合だった。

3R ANISIMOVA 6−3,6−2 SABALENKA
87位17歳アニシモバ。第11シード20歳サバレンカ。初めての対戦。
アニシモバは2回戦第24シードUSオープンベスト8ツレンコ6−0,6−2で勝利。
わずか54分だった。
足がスラッとして長い。17歳で顔はあどけないが厚い当たりの強烈なショットを打つ。
6−3,4−1アニシモバリードでサバレンカの第6ゲーム。
アニシモバはバックアングルからフォアダウンザラインウィナー。
落ち着いて打つだけでないところを見せる。
0−40のピンチ。
ここでサバレンカの一発勝負のサービスエースで4−2キープ。
いちるの望みを抱くサバレンカ。
アニシモバは落ち着いて、バックダウンザラインウィナー。
上から打つショットには魅力を感じる。5−2キープ。
実に堂々としているよ!
最後はサバレンカのフォアがアウト。大喜びのアニシモバ!
観客が大きな拍手と声援を送る。若いスーパースターが出現か・・・!?

3R STEPHENS 7−6(5)、7−6(5) MARTIC
第5シードスティーブンス。第31シードマーティッチ。スティーブンス1勝。
2セットともタイブレークを制した。

3R CILIC 4−6,3−6,6−1,7−6(8)、まだありますよ  VERDASCO
第6シード30歳チリッチ。第26シード28位35歳ベルダスコ。
チリッチ9勝5敗。
え〜!チリッチが2セットダウンだよ〜!ベルダスコが調子いいのか?
第3セットはチリッチが息を吹き返して6−1.
第4セットは壮絶なラリーで6−6のタイブレーク。
7−6ベルダスコのマッチポイント。
これはチリッチの見事なサービスワイド。
8−7ベルダスコの2つ目のマッチポイント。
チリッチは諦めずにポンポンと動いておく。
ここでナントダブルフォルト。やっちまった〜!
結構、ビビり屋でダブルフォルトは意外とするのです。しかし、ここで・・・!?
最後はチリッチの回り込みフォアダウンザラインウィナー。
10−8でチリッチ。
ここまで3時間28分。夜中の0時をとっくに過ぎているよ〜!超人2人の戦いは続く。
ファイナルセットは見られない・・・。昔なら見たが、明日の2人の試合があるので・・・。
体力がないです・・・!?

3R BERDYCH 5−7,6−3,7−5,6−4 SCHWARTZMAN
57位33歳ベルディヒ。第18シード16位26歳シュワルツマン。
初めての対戦。
ベルディヒはサービスエースで1−0ラブゲームキープ。
いいスタートを切る。ベルディヒはこの大会で復活したい感じだ。
ボールをしっかり見て打つのが特徴だ!アウトも最後までしっかり見る。適当に返さない。
小さな巨人のシュワルツマン。
体は西岡選手と同じぐらい。結構、サービスエースを取る。1−1キープ。
ストローク戦になると厚い当たりでガンガン攻めていく。
バックダウンザラインウィナー。これもいいがやはりフォア逆クロス系統が一番力はある。
面白い3回戦だ!
ベルディヒのフォアアングルミスとフォア逆クロスドロップショットネット。
あまり器用でないが、やはりサービスがある。3−2キープ。
ベルディヒから5−7,6−3,7−5,6−4.
少し速いコートがベルディヒにとって、有利に働いたか?復活する兆しが出てきたぞ!

3R DIMITROV 7−6(5)、6−4,6−4 FABBIANO
第20シード21位27歳ディミトロブ。102位29歳ファビアノ。初めての対戦。
シードが高くない方が気楽に戦えているなあ!ディミトロブは!

3R KVITOVA 6−1,6−4 BENCIC
第8シード6位クビトバ。49位ベンチッチ。クビトバ2勝。
クビトバがストレート勝ち。ベンチッチは出てきたばかりが一番強かったのか?

3R BAUTISTA AGUT 6−4,7−5,6−4 KHACHANOV
第22シード24位30歳バウチスタアグ。第10シード11位22歳カチャノフ。
バウチスタアグ2勝1敗。
ファイナルセット勝ち好きのバウチスタアグがストレート勝ち。

3R TIAFOE 6−7(3)、6−3,4−6,6−4,6−3 SEPPI
39位20歳ティアフォ。35位34歳セピ。初めての対戦。
若いティアフォがファイナルセット勝ち。

ナイトセッション
3R DE MINAUR 1−6,2−6,4−6 NADAL
第27シード29位19歳デミナー。第2シード2位32歳ナダル。
ナダルが2018年ウインブルドン616264のストレート勝ち。
ナダル920勝189敗。80タイトル。タイブレーク226勝145敗。
デミナー、シャポバロフの19歳、チチパス、ティアフォの20歳。
このあたりが次世代候補である。
私は個人的にこのデミナーはいいと思う。ファイトがあるし、足が速い。
足は速くて構えが早いので、鋭いスイングで振れる。パワーではなく、鋭さである。
ナダルもこういう相手には人一倍燃えるのだ!面白い試合になりそうだ!
デミナーの第2ゲーム。
ブレークポイントでナダルのバックガシャ、珍しいなあ!
ナダルのドロップ。デミナーが取れないのは本当にいいタイミング。
ナダルの振り回しをデミナーは取る、取る。
こんなのは大学時代の変な振り回しよりきついよ。
3つ目のブレークポイント。
デミナーのフォアダウンザライン。ナダルのバックに打ちすぎでは・・・!?
5回のデュースの末、4回のブレークポイントを逃れて、1−1キープ。
長い〜!
この後は6−1ナダル。一気に行ったか・・・!?

第2セット。
デミナーの第5ゲーム。
ダブルフォルト。頭が下に突っ込んでいる感じだ。183センチもあるのに・・・。
ナダルはいつもより強い集中力で気を抜かずに戦っている感じだ!
4−1ナダルのブレークアップ。
ナダルの第8ゲーム。
3回のデュースの末、3つのブレークポイントがあるが・・・。
最後はサービスワイドに打ち込んで、6−2.

第3セット。
5−4でナダルの第10ゲーム。
ナダルのフォアダウンザラインウィナー。コースを呼んでポール回し。
これで40−0のマッチポイント。これで終わりかと思ったが・・・。
ここからデミナーが踏ん張る。頑張る。
4つ目のマッチポイントではデミナーのフォアダウンザラインパスウィナー。
5つ目のマッチポイントではデミナーのフォア逆クロスウィナー。
6つ目のマッチポイント。
最後はデミナーのフォアがアウト。6−4でナダル。
デミナーの諦めない姿は強烈な印象を残した。これはいい印象だ!
全く、ウインブルドンの時と同じスコアだった!さすがナダルである!
優勝候補だ!何人優勝候補がいるんだろう?

3R BIRRELL 6−1,6−0 KERBER
ワルドカード240位20歳ビレール。第2シードケルバー。
いいぞ〜!ケルバー!
第2セット、5−0の40−0からダブルフォルト2つって・・・!?やめて〜!ケルバー。
最後はフォアクロスウィナー。6−0ケルバー。58分。

PS.
今日は朝から雨。おかげでダブルスが延々とのびた。
青山選手が入ったのが15時過ぎ。
ダニエル選手は20時過ぎで別のコートに移った・・・!?
大変です。フェデラーやナダルが少し見られたから良かったが・・・。
明日は大変である。マーガレットコートの第1試合大坂選手、第2試合錦織選手。
二宮・マクラクラン組、日比野組、穂積組がそれぞれ別のコート、第2試合でかぶっている。
しかも、ジュニアも始まる。男女4人。見ることができない。例え、私が3人いても・・・!?
今日は帰るぞ!早くあと2試合終わって!
ケルバーが楽勝!あとはチリッチが1−2ベルダスコ。ファイナルセットになりそうだ!
やはりファイナルセットだあ〜!すごすぎる〜!

2019 オーストラリアンオープン Day 05        <レポート:森下 泰>