2019 オーストラリアンオープン Day 04

<レポート:森下 泰>

2019年1月17日(木)

   

ホテルの部屋のライトが言うことを聞かない。
「気まぐれライト」「つけたいときに君はつかない」「急につくとビックリ」「夜中、シャワーに入りたいのに誰かがいる」
乃木坂46かっつーの・・・!?森下1で歌を出したい気分です。秋元さん、よろしくお願いします!
昨日、朝は暑かったが、26度と涼しくなった。夕方は気持ちいいぐらいに。
今日はどうやら33度まで上がるらしい。曇りで夕方雨が少し降るらしい。
マーガレットコートの第1試合に錦織選手、第2試合に大坂選手が入る。
ダニエル太郎選手は1573コートの第4試合。ここはどうやって入るのだろう?
穂積組、マクラクラン勉組も入る。忙しい日になりそうだ。
バブリンカ対ラオニッチ(1回戦キリオスと対戦。結構大変なドロー)、ハレップ、
ナイトセッションではジョコビッチ対ツォンガ(これもすごい戦いになりそうだ)、コンタ対ムグルザなど目白押しだ。

2R KARLOVIC 3−6,6−7(6)、7−5,7−5,6−7(7−10) 錦織圭
73位39歳カルロビッチ。第8シード29歳錦織圭。
2勝2敗だが、最後に負けたのは2013デルレイビーチで棄権した時。
直近の2016USオープンではストレート勝ち。
しかし、この年齢、しかもサービス1本でやってきた男はあなどれないぞ!
一発勝負のリターンに要注意。知らない間に試合が進むのだ!
キャリアタイブレークがこの人はすごい!384−381。ほとんど同じですごい数!
コイントスの少年の3倍近くあるカルロビッチ。恐ろしくでかい!
肩を痛めない。理にかなったフォームをしているんだな!?
錦織のゲームで始まる。
いきなりフォアダウンザラインウィナー。そうこなくちゃ。
サーブ&バッククロスボレー&フォアボレーウィナー。
待たずに攻める姿勢はプレッシャーをかける。この動きは今までなかったもの。
結構勇気がある。作戦としては抜群にいい。1−0キープ。
カルロビッチの第2ゲーム。
フォルトは線審が危ないぞ!216キロをバック足元リターン。
返せばポイントンに繋がる。セカンドも195キロある。
チャンスとは言えないがここしかない。今日はリターンがコンパクトでいい。
バックは言わずとも知れずだが、フォアリターンも返っているぞ!
意外に簡単なスコアで勝ったりして・・・。相手はタイブレーク勝負を狙っている。
デュース2回、エース3本で1−1キープ。いいですよ。なるべく打たせる。
錦織の第5ゲーム。
セカンドサービスを回り込んで打つフォアリターン強打には十分注意。
またもサーブ&バッククロスボレー。ローボレーの難しいショットを難なくこなす。
3−2キープ。
カルロビッチの第6ゲーム。
デュースコートのアングルサービスは取れない。ここに打たれると厳しい。
力で深く強く打ってくれる方がいつかはリターンが合ってくるだろう。
3本サービスエースで3−3キープ。
カルロビッチの第8ゲーム。
錦織のバックダウンザラインリターンエース。
早速吠えたぞ!錦織〜!
0−40から30−40.ここでフォアリターン足元。
カルロビッチのフォアハーフボレーがアウト。「カモーン」気迫のこもった声だ!
5−3ブレーク。タイブレークに行かずにセットを奪うのがベストだ!
最後はサービスボディで詰まらせて、フォアダウンザラインウィナー。
6−3で気持ちよく第1セットを先取。28分。体も心も楽だぞ!

第2セット。
カルロビッチの第1ゲーム。
錦織のバックリターン足元からバックアングルパスウィナー。
0−30になるが・・・。セカンド191キロで怒りのボディサービスを打ってきた。
0−1キープ。0−30の後、その先に行けるか?
錦織はカルロビッチのフォアハードヒットをよく警戒しているよ。
かなりいいボールがあるのをしっかり返して、それを無としている。
それでラブゲームキープに繋がるのだ。2−2キープ。
カルロビッチの第5ゲーム。
錦織のバックトップスピンロブ、フォアクロスリターンエースで30−40.
ここで3連続エースです。さすが・・・。2−3キープ。
しかし、これを繰り返すと徐々に確率が低くなり、コースが1個内側に入るのだ!
この状況下で錦織のストロークの凡ミスがほとんどないのはすごいこと。
カルロビッチのフォアハードヒットは結構急に入ってくるのに・・・。
そこまで集中している証拠だ。
6−6のタイブレーク。
錦織のフォア逆クロスがアウト。0−2ここで・・・!?
錦織のフォアクロスパスウィナー。ネットインで2−2.危ない〜!
ここでベンチに戻る2人。雨かな・・・!?
15分ぐらい中断・・・。屋根を閉めずにボールキッズが一生懸命、ふいている。
3−4でカルロビッチのダブルフォルト。4−4.これは助かった・・・。
カルロビッチのフォアダウンザラインボレーがネットミス。上から入っている。
7−6で2つ目のセットポイント。
甘いバックスライスアプローチを錦織のフォアダウンザラインパスウィナー。
8−6で第2セットも奪う。かなりいいペースです。1時間30分。
このまま行きそうだ!

第3セット。
錦織の第1ゲーム。
0−30でも落ち着いて、バック&フォアクロス連続ウィナー。
1−0キープ。焦りが全くないのがいい。調子がいい証拠。
カルロビッチの第2ゲーム。
錦織のフォア真ん中パス。やけに今日はここに打つ。
セカンドボレーはドン詰めしてくるからな。
0−30からエースがなく、全てボレーで決めるカルロビッチ。珍しい・・・!?
1−1キープ。
錦織のサーブ&バッククロス両手ドライブボレーウィナーで5−4キープ。
時々、目覚めさせてくれるのだ。
錦織の第11ゲーム。
カルロビッチのフォアクロスハードヒットウィナー。
とうとうこれが入ってきた。5−6ラブゲームブレーク
これは痛いところでやったなあ・・・!?
カルロビッチの第12ゲーム。
3連続サービスエース。なんと33本目のエースだ!
最後はフォアダウンザラインリターンがサイドアウト。これは仕方がない・・・。
5−7でこのセットは落とす。まだまだ、余裕はありますよ。

第4セット。
カルロビッチの第8ゲーム。
錦織の強烈なフォアリターンからジャンピングバック真ん中パス。
これは明らかに狙っているよ!15−30のチャンス。
フォアリターン足元をフォアハーフボレーアウトでアドバンテージ。やっと来た・・・。
しかし、39本目のサービスエース。なんてこった・・・!?
2つ目のブレークポイント。
セカンドをフォアリターンミス。あ〜!いいサービスが来るよ!
3回のデュースの末、4−4キープされる。あ〜!惜しかった〜!
錦織の第11ゲーム。
またしてもカルロビッチのフォアダウンザラインヒットが来た。
バックダウンザラインパスを抜かれる。
0−40でサーブ&ボレーした所をバックダウンザラインスライスリターンがオンライン。
錦織はラケットを投げようと我慢・・・。5−6ブレークダウン。
前のセットと同じだ!
最後はなんと43,44,45,46本目と4連続サービスエース。
あり得ないよ・・・。5−7ダウン。ここまで2時間48分。
錦織の調子は非常にいいのに、ここまでサービスが入ってくると・・・。
ここからが踏ん張りどころだ。2セットアップは大きな溜めだったよ。

ファイナルセット。
カルロビッチの第2ゲーム、フォアダウンザラインパスを抜いて、デュースにはいくが・・・。
なかなかブレークができない・・・。いいところでサービスエース。1−1キープ。
錦織も9本目のサービスエース。なかなかのものです。2−1キープ。
錦織の第9ゲーム。
0−30、セカンドサーブ&ボレーに行くが、フォアボレーをネットミス。
やばい!0−40の大ピンチ!
フォアハードヒットを伸び上がってスピンをかけて、30−40に。
ここで長いラリーを我慢してデュースに。
錦織のフォアパスをカルロビッチのバックボレーミス。
アドバンテージ錦織。錦織はわざとフォアムーンをバックへ。
カルロビッチのフォア逆クロスアウト。超粘って、我慢。
これが世界トップの我慢だ!5−4キープ。並々ならぬ勝利への執念だ!
これだけのサービスがあって、2セットダウンから勝利したのはたった3回しかない。
錦織も同じ3回。
カルロビッチの第12ゲーム。
錦織のバックダウンザラインスーパーパスウィナーで15−30.
57、58本目のサービスエース。6−6キープ。
ここで10ポイントタイブレークに。新しい試みだ。これがどう出るか?
錦織のバック足元スーパーリターンで2−0.
ラリー戦でバックダウンザラインウィナー、3−1.追いかけない。
セカンドサーブ&フォアローボレーで4−1.ナイス勇気!難しいボレーだ!
サービスワイドにしっかり打って、6−3これは大きいぞ!
6−5でカルロビッチのフォアリターンがアウトのコール。
チャレンジでかすっている。え〜!6−6になったよ。それはないよ。
タタンとカルロビッチのバックパスウィナー。6−7やばいよ!
大ピンチでカルロビッチのフォアボレーネット。7−7.
お〜!錦織のバックリターンをカルロビッチのバックボレーミス。
よく返すよ。8−7.お〜!
すごいマッチだ!
フォアリターンアウトで9−7マッチポイント。
最後はサービスセンターへ。バックリターンがガシャミス。
錦織はコートに膝まづいた。やった〜!10−7で大勝利!
3時間48分の大試合に決着をつけた!
素晴らしい錦織の精神力だ!59本エースに耐えた。
これで優勝真っしぐら。何か違うなあ!行きそうな予感がするよ!

錦織のインタビュー
「ファイナルセット、4−4の0−40はもう負けたなと思った。
第3セット、第4セットも同じような展開だったので、嫌な感じだった。
ファーストが入ってくれたら可能性があると思っていた。
とにかくサービスに集中した。
リターンを返しまくっていたのに信じられないボレーが来たりした。
もう1点が取れなくて嫌な展開だった。
タイブレーク6−6の後も決められたポイントがあったのに6−7.
サービスの読みさえ当たればまだチャンスはあると思っていた。
そこだけ集中してやっていた。
自分のサービスゲームは集中して良かった。
第3セット、セカンドを叩かれたり、リターンダッシュされた。
ファーストが入ると違う。確率を上げようとした。
相手が途中からサービスのコースを変えたのは感じていた。読みが当たらなくなった。
第1セット、第2セットはリターンがずっといい感じだった。
ボレーが信じられないコースに来た。ボレーは上手くなっていると感じた。
リターンの読みが当たらなくなってきた。
セカンドもリスクをおって打って来たが、それも入ってきた。
最後に倒れるようにしたのは気持ちのところが大きかった。
1回戦は勝った感じがしなくて、今日は自分が頑張って、ポイントを防いで勝った感じがしたのでああなった
。気持ちを切らさず、やったのが良かった。嬉しかった。
最後のスーパータイブレークはどうかと思ったが、背の低い僕らにとっては若干だが有利になるかな?7点よりも10点の方が可能性は出てくると思う。
10%ぐらい上がるかもしれない。
ウインブルドンなど10−10になったら、自分のサービスだったら敗れると思うし、長い試合にはならない。なったことがない。
大会ごとにルールを覚えるのが大変です。
ウインブルドンで20−20になったら、自分が観客だったらお尻が痛くなってしまう。
見ていられない。
今日は3セットで勝てればベスト。いい試合ができた。
ストローク戦がしたい。1回戦は打ち負けた。今日はサービス、リターン、ボレーだけ。
体力は問題ない。ストロークのラリー戦で力を発揮したい。
相手はサービスが良かったと思う。前よりもセカンドが速くリスクをおってきたにも関わらず、入ってきた。
フラストレーションがたまったが、勝ってよかった。」

2R 大坂なおみ 6−2,6−4 ZIDANSEK
第4シード大坂なおみ。78位ジダンセク。初めての対戦。
2人がウォームアップを終わろうとした時、15時半前に雨がかなり降ってきた。
インドアだから天気予報を読んで、閉めてくださいよ!
また、一生懸命ボールキッズがタオルで拭いている。原始的だ。
USオープンな巨大扇風機で一気に。
ウインブルドンやフレンチなら雨が降る前にシートを被せる。
約30分中断、また5分アップして16時スタート。
ジダンセクのゲームで始まる。
大坂はリターンの時、サイドを結構空かしている。
反応に自信があるからか?そんなに厳しいサービスが来ないのか?
大坂のバックドロップショットかな?何か微妙なショットウィナーだ!1−0キープ。
ジダンセクも地元ガブリロバに勝っているので、強いショットに要注意。
フォアリターンを被せるように打ってくる。
サービスセンターエースで2−0.最初からこれが出ると幸先がいい。
ジダンセクの回り込みフォアが武器か?これで大坂のフォアが打ち負けると・・・。
昔ほどその心配はないと思うが・・・。
ダブルフォルトなど荒いプレーも目立つ感じだ。
大坂の第4ゲーム。
大坂の得意のバックミスが3連続。どうしたんだ?タイミングが合わないのか?
雨でさらにコートが滑って速くなったのか?2−2ブレークバックされる。
ジダンセクの第5ゲーム。
チャンスボールをジダンセクはへくって、大坂はそれを逃さず、バックダウンザラインパスウィナー。3−2ブレークアップ。
ジダンセクの第7ゲーム。
大坂はフォア逆クロスからドライブボレーウィナー。攻める。
フォアクロスリターンエースとバックダウンザラインウィナー。
このウィナーで5−2ブレークする。ミス待ちはないのがいい。
最後はジダンセクのフォアがガシャアウト。6−2大坂。28分。
コートが速くてタイミングが取れていないかもしれないが、それなりにプレー。
相手の方が焦ってミスをしている。

第2セット。
ジダンセクがサービスワイドエースで1−2キープ。
ここでベンチに人が・・・。
何かもらって、薬!?を飲んだ。大丈夫か?痛み止めか?
5−4でブレークアップ。
大坂の第10ゲーム。
15−40からサービスエースでデュースへ。カモーン!
2つ目のマッチポイント。
最後はフォアリターンがアウト。6−4でストレート勝ち。
あまり調子が良かったとは思えないが、取りこぼさない。これが最も大事なことですよ!
ハイ!得意なバックがあまり入らないのは雨で滑ってきたから・・・?
腰が痛いのではないか?誰かが、試合中腰を触っていた・・・!?と言っていたから。
心配である。

大坂のインタビュー
「私は今日そんなに悪いプレーとは思っていない。
もう少しアンフォーストエラーを減らすことができたと思う。
私が改善したいと思う1つの出来事だと思う。
私はとてもグランドスラムをエンジョイしている。
大きな違いはないと思う。たくさんの人が聞くけど、USオープンの後は?と。
フレッシュな気持ちでスタートしたと感じる。
自分の試合に毎回エキサイトしている。
私は次の相手のスーウェイを一度見たことがある。3年前、グラスで。
うーん、本当に難しい。スライスをたくさん使うから。
明日たくさん練習する。トリッキーなショットを打つのを試合で使うのを知っている。
メンタルをしっかり持つこと。
今日はセカンドにアタックをもっと打ちたいと感じた。
私は片手でドロップショットやスライスをトライしたが、本当に上手くいかない。
試合の中で自然に両手バックのドロップショットを打ってしまう。習得したい。
私は錦織さんにナイスマッチ。彼はとても疲れているようでした。
長い長い試合をしていたから。私は4回もウォームアップをした。」

大坂の日本語のインタビュー
「皆、私は相手がシードプレーヤーと当たる方がいいプレーすることを。
インディアンウェルズの後、皆が私に勝ちたいと思っていることを感じる。
彼女たちは理由がある。ベテランのようにそのことに慣れました。
私のフィットネスでオフシーズンの間にリラックスしてやった。
どんな時も私は自信がついた。
もちろん、錦織さんの試合は自分の前の試合だから見た。私はいつも彼の試合を見る。
カルロビッチとの試合。難しいサービスを持っている。
たくさんの人から彼が本当に難しいサービスを持っていると聞いた。
彼がタイブレークでブレークできると思った。とても印象的だった。
USオープンでも同じように私たちは同じ日にプレーした。
正直、また同じようにできると思った。
もちろん、私はもっとパワーやもっとコントロールが欲しい。」

2R ダニエル太郎 3−6,6−7(2)、3−6 SHAPOVALOV
ダニエル太郎。第25シードシャポバロフ。
シャポバロフのゲームで始まる。
30−40でサービスワイドエース。サウスポーのここは警戒したい。
体を大きく沿って打つサービスはダイナミックだ!
リターンがキーになる。そこからストローク戦に持ち込めば・・・。
デュース2回で雨のため、中断・・・。18時前。
ダニエルの第6ゲーム。
シャポバロフはフォアで回り込むのでフォア側がすごくあく。
ダニエルのバックアングルアプローチウィナー。
フォア飛びつきボレーウィナー。
今日も積極的に攻める。3−3キープ。トップにはこれが一番だ。
3−6ダウン。

第2セット。
シャポバロフの7本目のサービスエース。
サービスワイドからフォアクロスウィナー。楽にプレーしているように見える。
2−2キープ。
ダニエルの第5ゲーム。
片手バックのシャポバロフに押されて、バックミス。
サービスワイドエース。ダニエルも期するものがあるのだろう。
打っていくよ。3−2キープ。
シャポバロフの第8ゲーム。
15−40のチャンスをものにできず残念。4−4キープ。
ダニエルの第11ゲーム。
ダニエルのバックダウンザラインへ。前に行こうと積極的なプレーだ。
6−5キープ。
6−6のタイブレーク。
シャポバロフはフォアで追い込むと回り込みフォアダウンザラインウィナーを2本連続。
1−4ダウン。この展開になるときついなあ!
ダニエルのバッククロスからフォアクロスウィナー。
上から叩くこともできないといけない。2−4.
シャポバロフは休みなく、打ってくる。ミスを気にしない感じだ。
よく後ろから思い切り振り切ってくる。ダニエルのバックが押されてミス。
2−7で落とす。

第3セット。
シャポバロフのランニングフォアクロスパスがベースラインへ落ちる。
1−3ブレーク。
3−6のストレート負け。パワーがあったシャポバロフ。
しかし、ダニエルも以前よりファースト200キロ近くなって、ストロークも後ろだけでなく、攻めるようになった。
これらが上手くミックスできれば良くなると思う。

ダニエルのインタビュー
「第1セット、第2セットは取れるチャンスはあった。取れてもおかしくはなかった。
ブレークポイントで彼がいいプレーをしたのは仕方がない。
第3セットは相手がレベルを上げてきた。
今日のコートはすごく速い。その中ではいい試合はできたと思う。
相手は全てフルスイングで打ってくる。よくミスを気にしないで打ってくるなあと思った。
僕もあれぐらい振らなくてもいいから打てたら、ウィナーも増えるのにと思う。
ボールが伸びてくる。全てがタイミングよければ勝てると思っていた。
確実にブリスベンやシドニー、負けてはしまったが、上のレベルの人といい試合ができている。
コートが速くてもいい試合ができたのは成長できていると思う。
これがUSやクレーならばもっといいプレーができると思う。
昨年はいいチャレンジだったと思う。テニス生活も楽しくなっている。
まだ成長過程だと思う。
下がり気味だとミスをしてくれるかもしれないが、リターンがバンバン入ってくるかもしれない。攻めるパターンがないといけない。上の人たちはプレッシャーのかけ方が違う。
5年前に知っていたらもしかしたら成長が早かったかもしれない。
でも今気づいて良かった。
結婚はいいとも悪いとも思っていない。パートナーが理解してくれるならいいと思う。
今日は自分が本当にしたいことはできない。
USやクレーならばもっと自分のベースを使える。
上手く組み合わせないといけない。調整するしかない。
成長を祈って、こいこい、強くなれ!と思うしかない。
グランドスラムは勝ちたいと思うから勝てないかもしれない。
ヨッシーはグランドスラムのドローが厳しい。
僕が優勝した時はこの強い選手はいなかったからラッキーだった。
グランドスラム1回戦負けだったら、早く勝たないと焦るかもしれない。
でも2回戦だから次の3回戦はそんなに遠くないから心配はしていない。」

1R ALBOT・JAZIRI 6−2,3−6.7−6(9) マクラクラン勉・STRUFF
第8シードマクラクラン・ストルフ組。
マクラクランの第3ゲーム。
2人の足元リターンに苦しむマクラクラン。
0−30ストルフのバッククロスボレーウィナー。
30−30でダブルフォルト。
真ん中へストロークを打ち込まれて、ストルフのフォアボレーを触っただけでアウト。
1−2ブレークダウン。
このセットは2−6で落とす。
第2セットは6−3で取るが、ファイナルセット6−6のタイブレーク。
競って競って、9−10でストルフのフォアが真ん中へウィナーと思ったが・・・。
わずかにアウト。残念・・・。昨年、ベスト4の成績を上げた信頼あるペアが1回戦敗退。
マクラクランのインタビューは時間を間違えました・・・。

1R PETKOVIC・PUIG 5−7,4−6 穂積絵莉・ROSOLSKA
第11シード穂積・ロソルスカ組。
2−4で相手のサービスゲーム、15−40のところで雨で中断・・・。
いいところで中断した。
2−4から5−5にして、ペトコビッチの第11ゲーム。
穂積のバッククロスで打ち勝って、6−5ブレーク。穂積が大きな声でカモーン!
ロソルスカの第12ゲーム。
穂積のフォアポーチがドンピシャ!
穂積のバックアングルパスウィナーで40−0のセットポイント。
セカンドになると穂積が下がる・・・!?
強烈なバックリターンのペトコビッチ。下がった分だけロブが浅くなる。
スマッシュを決められる。7回のデュースの末、7つ目のセットポイント。
最後はロソルスカのスマッシュエース。
7−5でやっと取った。
第2セットも競り勝って、6−4で勝利をものにする。

穂積のインタビュー
「ロソルスカ選手、彼女から声をかけてもらった。3大会組んでいる。
その前に声をかけてもらった人待ちだったのにその人が他の人を見つけたらしい。
あっちから声をかけてきたのに振られた感じです。
ロソルスカは菜緒と組んでいて、人的にもポジティブでいいよと言っていたので。
シドニーでいいスタートを切った。最初、ブリスベンで組んだ。
1回戦はシングルスプレーヤーだったので良かった。
2回戦はダブルスプレーヤーと当たって、自分達のいい所を出せずに、終わった。
しかし、その後、彼女も彼女のコーチもどうしようか?といろいろ考えて話した。
今日も相手にてこずったが、いろいろ話して戦えたのは良かった。
今日は彼女がすごく緊張しているのが顔を見てもこわばっていたのでわかった。
サービスも緊張して当たっていないのが分かった。ダブルフォルトも良くなかった。
私もなぜか?朝ご飯の後から緊張して手が震えていた。
グランドスラムでは緊張しないのにトスも上がらないぐらい。原因はわからない。
2人とも何とかポジティブなことを話してプレーしていた。
3−4でブレークバックしてから少し緊張はほどけた。
最後はまた震えてボールが受け取れないぐらい。
相手にばれないように冷静さを装っていた。
今年、ダブルスはあまり考えていない。シングルスに出ていく予定。
グランドスラムとその前哨戦は出る。
昨年はどちらも出ていたけど、ダブルスに勝つと次のシングルス出られない。
ダブルスは求め過ぎずに、シングルスをやろうと決めた。
今はイギリス人のコーチや杉山さんたちとも離れて、梅田コーチだけで1対1です。
愛さんは忙しいのとお子さんもいるし・・・。帯同は難しいと思う。
もっと稼いでいけたらお願いするつもりです。」

2R KUZMOVA 4−6,1−6 SVITOLINA
第6シードスビトリーナ。ストレート勝ち。

2R WAWRINKA 7−6(4)、6−7(6)、6−7(11)、6−7(5) RONIC
バブリンカ。第16シードラオニッチ。
第3セット、最後はラオニッチのサービスセンター。
リターンが返らず・・・。大喜びのラオニッチ。
バブリンカもここまで戦えれば、戻ってくるだろう!

2R HALEP 6−3,6−7(5)、6−4 KENIN
第1シードハレップ。ハレップはファイナルセットもリードされて危ない・・・!?

2R CORNET 3−6,6−4,0−6 V.WILLIAMS
ビーナスはファイナルセット勝ち。

2R ZVEREV 7−6(5)、6−4,5−7,6−8(6)、6−1 CHARDY
第4シードズベレブ。シャディ。
ズベレブ2−1で第4セット。
シャディの第7ゲーム。
ズベレブのバックダウンザラインウィナー。
大きい体をしっかり曲げて丁寧だし、急に打ってくる。これがいい。よく見ているよ。
7回のデュース、5回もブレークポイント。
シャディはこれを思い切りのいいフォアとサービスで逃れる。4−3キープアップ。
ズベレブの第10ゲーム。
またダブルフォルト。その後の連続サービスエース。
これだけでかくて実力もあるのに・・・。こんなにダブルフォルトが多くなるか?
捻り、反り方、ジャンプ、足の膝の曲げ方、バランスなどどれをとっても悪い所なんてない。
5−5キープ。
ズベレブの第12ゲーム。
グランドスマッシュミスで15−40.
同じようなロブを今度は決める。4つのブレークポイントをものにできず・・・。
6−6のタイブレーク。
ズベレブのサービスエースで6−5リード。
シャディのフォアで挽回。最後はズベレブのバックがアウト。
8−6でシャディ。
またもファイナルセット。ズベレブ6−1勝利。

2R KONTA   MUGURUZA
第18シードムグルザ。
ナント0時半過ぎにスタート。2時だな。終わるのが・・・。

2R BRENGLE 6−4,1−6,0−6 PLISKOVA
第7シードプリスコバ。第2セット以降は圧倒した。

2R CHUNG 2−6,6−1,2−6,4−6 HERBERT
第24シードチュン。昨年ベスト4のチュンがここで敗退。

2R POPYRIN 7−5,6−4,2−0ret THIEM
第7シードティエム。なんとティエムまで棄権負けだ・・・!?

2R MERTENS 6−1,7−5 GASPARYAN
第12シードメルテンズ。ストレート勝ち。

2R FOGNINI 7−6(3)、6−3,7−6(5) MAYER
第12シードフォニーニ。暴れん坊将軍はやるなあ〜!

2R ANDREESCU 3−6,6−3,2−6 SEVASTOVA
第13シードセバストバ。ファイナルセット勝ち。

2R CORIC 6−4,6−3,6−4 FUCSOVICS
第11シードコリッチ。強くなったコリッチ。

ナイトセッション
2R BOUCHARD 2−6,2−6 S.WILLIAMS
ブシャール。第16シードセリーナ。ストレート勝ち。

2R DJOKOVIC 6−3,7−5,6−4 TSONGA
第1シードジョコビッチ。ツォンガ。ジョコビッチ16勝6敗。
第2セット。
ジョコビッチの第10ゲーム。
ツォンガの下がりながら速く落ちるフォアクロストップスピンロブウィナー。
素晴らしい!ラブゲームブレークで5−5に追いつく。
ツォンガの第11ゲーム。
ツォンガの回り込みフォアダウンザラインが大きくアウト2本。
上体が前に突っ込んでしまうのだ!
15−40ピンチをサービスエース208キロで逃れるが・・・。
高いロブをツォンガのスマッシュミス。
4つ目のブレークポイントでバックスライスがアウト。
6−5ジョコビッチがブレークアップ。
ツォンガはフォアのミスがあるので、全盛とはいかないが、サービスや動きは悪くない。
最後はジョコビッチのフォアダウンザラインからクロスドロップショットウィナー。
ジョコビッチは甘いボールが行くと下がってパスの態勢を整える。
下がった方がパスの角度が増えて、リカバリーする場所を確保するためだ!
7−5ジョコビッチ。万全だ!

第3セット。
ツォンガの第5ゲーム。
ジョコビッチはドロップに対して、右足をキュッとスライドさせて、オープンスタンスでアングルパスウィナー。すごい動きだ!
また、後ろでも普通ならウィナーなのにジョコビッチは難なく、足をキュッとスライドさせてスライスで返してしまう。トップがこれなら決まらないよ。
3−2ジョコビッチがブレークアップ。
最後はリターンがアウト。6−4でジョコビッチ。熱く抱擁!0時45分終了!
やはり優勝候補NO1だなあ〜!強いです!フットワークが異常だよ!

PS.
錦織選手2セットアップから2セットオール。
4−4の0−40の大ピンチ!ここでキープ。
10ポイントタイブレークでも6−7の相手のサービス。
これを全て跳ねのけた。すごかった。メンタル面が強くなった。一味違います。
大坂は得意のバックが入らず・・・!?雨が原因か?途中で飲んだ薬は・・・!?
腰が痛いのか・・・!?
ダニエルは攻める気持ちはいいが、シャポバロフの思い切りのいいショットに翻弄された。
マクラクランの試合は見られず・・・!?穂積組は逆転勝ち。強いなあ〜!
あのうるさい専修大学先輩の大森さんが明日帰国。静かになります・・・。
今日はまた時間がなかった。明日は・・・。ダブルスだけかな?
疲れました・・・。帰りたい・・・。1時半に出られるかな?
ジョコビッチが1時前。まだ、ムグルザ対コンタがやり始めたばかり・・・!?

2019 オーストラリアンオープン Day 04        <レポート:森下 泰>