2019 オーストラリアンオープン Day 01

<レポート:森下 泰>

2019年1月14日(月)

   

昨日も31度と暑かったが、今日はなんと34度まで上がるらしい。
オーストラリアンオープン初日からなかなかの暑さで始まるなあ!
選手にも観客にも厳しいものが待っている。これを乗り越えてのオーストラリア!
昨夜、専修大学テニス部同期の薫&ジェイミー夫妻と食事。毎年恒例の楽しみになっている。
ビールの酔い覚ましに1時間歩く。
部屋に戻ると電気がつかない。やはり初日からトラブルが・・・。
朝トレーニングをしてから歩いて1時間弱で会場へ。
まだジョグができないが昨年よりはマシで速歩きはできる。これだけで汗だくだ!
コート19の第3試合予選上がり伊藤竜馬選手は同じく予選上がりエバンス。
その後、第4試合西岡良仁選手はASBクラシック(ニュージーランド250)の前哨戦で優勝したばかりの
63位サングレンだ。
この暑さの中、相手よりタフに戦ってほしい。
今大会は1回戦で負けても600万円弱(1オーストラリアドル79円で計算)と高額だ!
予選1回戦負けでも120万円弱という額。
私が91年の予選1回戦負け10万円もなかったからすごい上がり方だ!うなぎ上りだ!
シャラポワ、ナダル、ケルバー、ウォズニアッキ、フェデラー、前哨戦シドニー国際250で優勝した19歳デミナー、
引退!?マレーも見たいなあ!あり過ぎて重なり過ぎです。


1R 伊藤竜馬 5−7,1−6,6−7(8) EVANS
予選上がり151位30歳伊藤竜馬。予選上がりエバンス190位28歳。
緒戦にしてはかなりいいドローだ。活かしたいなあ!
伊藤のゲームで始まる。
ダブルフォルトスタートでいきなり0−40のピンチ。
非常に緊張して固くなっている様子。フォアも全く振れていない。
しかし、ここからサービスセンターエースを含めて5ポイント連取。
じっくり腰を落ち着かせてラリー戦に持ち込めば、有利になるだろう。1−0キープ。
エバンスはきれいなバックスライスをほとんど多用する。
その割にはガチャガチャとしたせわしないサービスフォーム。
しかし、デュースコートアングルはコースとスピードもあるので警戒だ!
伊藤のファーストが入らない。確率がかなり低い。
それでもセカンドサービスボディを狙って、3−2キープ。
しかし、これではいつかは苦しくなると予感させる・・・!?
相手のエバンスはサービスエース2つで3−3キープ。
身長はさほどないが、ネットの上をしっかり通してくる。
伊藤のそれはネットスレスレでネットフォルトが多い。
ネットも上からバチンと当たる感じではない。
伊藤の第9ゲーム。
ダブルフォルト2つのピンチ。
伊藤のバックスライスクロスがアウトと思われたが、オンラインでラリーでポイントを奪う。5−4とナイスキープ。
次のエバンスの第10ゲーム。
0−30のチャンスがあったが・・・。
フォアリターンミスが2つ。リターンのなかなかタイミングが合わないなあ〜!
伊藤の第11ゲーム。
トスがかなり低く後ろ。4つ目のダブルフォルトであっさりラブゲームブレーク。
5−6ダウン。ここで伊藤はトレーナーを呼ぶ。左膝が気になるらしい。
マッサージしてテーピング。大丈夫か?
伊藤は左足で踏ん張れず。バックミス。
最後はフォアスライスリターンアウト。5−7で落とす。

第2セット。
明らかにトーンダウンした伊藤。第3、第5ゲームを落とす。
逆にエバンスはますます乗ってきて、1つ1つのショットに声が出て、ボールも乗っていく。
気迫がボールに乗り移っている感じだ。
最後は伊藤のバックが大きくアウト。1−6で2セットダウン。

第3セット。
伊藤もこのまま終われない。
サービスワイドからフォア逆クロスウィナーで「カモーン」とうとう声が出たよ!
2−2キープ。
エバンスもバックダウンザラインへなんとスライスウィナー。え〜!クリシュナンかよ?
2−3キープ。
伊藤の第10ゲーム。
伊藤の回り込みフォア対エバンスのバックスライスの戦い。
今日初めての素晴らしいラリー合戦だあ〜!こういうポイントをたくさん見たいんだよ!
回り込みフォアダウンザラインへ打ち切る。これでいいのだ!5−5キープ。
伊藤のバックダウンザラインウィナー。しっかり踏み込んで6−6のタイブレークへ!
伊藤の負けたくないという気持ちがいい集中力となり、十分に発揮している。
2つ目のマッチポイント。
伊藤のフォア逆クロスアプローチウィナー。ここで引かずに攻める選択をする勇気がある。
7−7にする。
フォアアングルウィナーで8−7とセットポイントを奪うが・・・。
エバンスのファーストいいのが2つ入る。この大事なところでよく入る。立派だ!
最後は伊藤のフォアクロスがガシャアウト。
8−10で超惜敗。しかし、最後の最後はどちらに転ぶか?わからなかった。
もし、このセットを奪っていたら・・・!?

伊藤のインタビュー
「1年ぐらい左膝の痛みと向き合いながらやっている。
3試合予選を勝ち抜いて、特に予選決勝は長い試合だった。
土日は練習を軽くして治療をしっかりやっていい感じに戻ってきたのですが・・・。
本戦の5セットマッチで相手のレベルが上がると苦しい。特にサービスがきつかった。
その差があった。ストロークは意外と大丈夫だった。
毎日、日によってサービスが変わる。まずは体を改善したい。
ダブルフォルトは膝のこともあるがサービスはアップダウンがあるのでよくしていきたい。
今回はまずは予選スタートだったので本戦に行くのが目標だった。
タフなドローを勝ち上がったのは良かった。体力的に削られてしまった。
トレーニングでカバーしたい。3年ぶりなのでこれから頑張る。
予選を勝ち上がって嬉しかった。また改めてここで戦いたいと思った。膝は痛みがある。
以前のテニスは粘り強くプレーしてチャンスがあれば攻める。
これを一気に開放して自分から攻めていこうと思った。
昨年の10月ぐらいからいいプレーをしている。
そういうテニスをしたら上がっていけるかもしれない。
コーチが変わって、ショットスピードはあるから落として固くプレーしてチャンスがあれば打っていく。
しかし、自分のテニスはどこからでも打っていけるのが武器。
最初16年は手術、17年は不安、18年から徐々に痛みが0になって振れるようになった。
開放できたという感じがある。
コーチプラストレーナー、できれば両方できる人に帯同してもらいたい。
ケアとビルドアップしていきたい。
大きな大会にはついて来てくれるとレベルがアップするのでそうしたい。
予選はシード2人も強かったので自信にはなったし、手ごたえもあった。
1年間戦えるプレーと気持ちを持ち続けたい。
グランドスラム本戦に戻れるようにしたい。
グランドスラムの賞金がここ数年で倍以上になったが、それをトレーナーとかに投資したい。残り少ない時間を頑張っていきたい。
昨年からスッキリして前向きな気持ちになっている。チームを作っていく。
プレーも開放してできれば全部攻めていこうと思う。
子供も徐々に成長しているのでわかるまでやりたい。」

1R 西岡良仁 6−4,7−6(5)、4−6,6−4 SANDGREN
75位23歳西岡良仁。63位27歳サングレン。
ニュージーランド前哨戦で優勝したばかりのサングレン。強烈なストロークを持っている。
フットワークで差をつけたい。
サングレンのオープンスタンスでギュッとコートの中に入ってきて、フォアクロスウィナー。これは怖い!後ろで待ってくれると助かるのだが・・・。
1―2キープされる。
西岡の速いフットワークに少し手を焼いている感じのサングレン。
読みと反応がいいのと動きが速いのが重なるとこうなるのだ!
サングレンのフォアを打つ時が体が前に突っ込み過ぎて、当たりが悪いことがある。
サングレンの第7ゲーム。
30−40でサングレンは打ち疲れてフォアクロスアウト。4−3ブレークアップ。すごい。
西岡の第8ゲーム。
15−40のピンチも動じず、深いボールを打ち続ける。
サングレンが先に振られる場面もあり。
サングレンは西岡の足を気にして、ギリギリを狙ってアウトが多い感じだ。
明らかにやりづらそうだ!
短く低いのを西岡のバッククロスヒット。得意なだけあってどこからでも打てるのが強み。
5−3キープが大きい。
6−4でこのセットを先取。

第2セット。
このセットももつれる。
西岡の第10ゲーム。
サービススライスでセンターにピッタリオンラインエース。
速くはないが、実にコントロールがいい。5−5キープ。
6−6のタイブレーク。
5−5で長いラリー。西岡は軸がしっかりしていてミスをしそうにない感じだ。
サングレンは何か?イラついているように見える。
バックダウンザラインアウトで6−5アップ。
最後はサングレンの大きなダブルフォルト。
明らかに力が入ったまずいフォームのダブルフォルトです・・・。
ナント、タイブレーク7−5で西岡が2セットアップ。

第3セット。
2−4から4−4に追いつくが、西岡の第9ゲーム。
西岡のストロークのペースなのだが、得意のバックをアウトして、4−5ブレークダウン。
最後はフォアクロスリターンがネット。4−6で1セットを取られる。

第4セット。
西岡の第1ゲーム。
40−15から少し油断したか?フォアドロップボレーをタッチ使いすぎてミス。
0−1ブレークダウン。
次のサングレンの第2ゲーム。
ナント9回のデュース、4回のブレークポイント、6回目のキープポイントでフォアミス。
ブレークポイントを握ってもことごとくサービスエース。この場面では入ってきた。
サングレンも負けられない意地だろう。0−2キープされる。
西岡のジェスチャーも大きくなってきた。上手くいかないのだろう。
西岡の第7ゲーム。
15−40のピンチ。集中力が欠けてきた。
バックドロップからバックスライスでパスを適当に抜く。
4回のデュースの末、3−4キープ。落としてもおかしくないところをキープ。
サングレンの第8ゲーム。
同じく15−40.ここは西岡がしっかりブレーク。
上から叩くバックライジングが効いているなあ!4−4ブレークバック。
西岡の第9ゲーム。
またも15−40のピンチ。
3つ目のブレークポイントでなんと西岡のサーブ&バッククロスボレーからフォアクロスドロップボレーウィナー。
スーパーサーブ&ボレーが飛び出した。ここでよくやりますよ!
5−4キープ。これは作戦勝ちだ!
最後はサングレンのフォアダウンザラインがアウト。6−4で勝利!
膝をついて両手を大きく上げた西岡。よくこのセットで勝ちをものにしたよ!
3時間12分の大熱戦。ファイナルセットにもつれてもおかしくない試合だった。

西岡のインタビュー
「3年連続2回戦進出してとても嬉しいです。
第1セットと第2セットはタイトでしたけど、うまくやれていた。
第3セット、自分のプレーの質が若干落ちた。そして、相手が良かった。
第4セットで立て直そうとしたが、出足が第3セットと同じで良くなかった。
2セットアップして若干気を許した。
5セットの戦い方はへたくそだと思った。
お互いにプレースタイルはガンガン打ってくるタイプではない。
特に相手のバックは絶対に打ってこない。
お互いにボールが伸びていない。お互いにパワーのあるボールが打っていない。
自分としてももっと打ってほしかった。駆け引きが微妙だった。
自分としても打ちたいが、彼が下がっているのでリスクを取らなかった。
長いラリーが多かった。もっと打ってきてほしかった。
5セット行く覚悟はしていた。
リターンがあまり良くなかった。フォアの当たりは良くなかった。
リターンゲームでプレッシャーをかけられなかった。
相手のサービスゲームを簡単にキープされた。
自分のセカンドを叩いてきた。後半、暗くなってからボールが見えてきた。
日が照っていると全く見えなかった。
相手がトスを上げると木や反射などで全く見えずにやりづらかった。
このレベルの相手に勝てたのは嬉しい。調子も上がってきている。
サングレンも決勝終わって昨日着いたらしい。本調子ではなかった。
しっかり勝って上の選手とやれる機会ができて良かった。
プロになってカチャノフとはやったことはないが、ジュニアの時は何回かやっている。
作戦をしっかり立てて調整したい。可能性は0ではないので、チャンスを狙いたい。
今年の目標は3回戦にしている。先日、タイプは違うがシュワルツマンともやっている。
食らいついていく自信はある。
今日は第4セット後半から少しずつ攻めていった。
3−4ブレークダウン、4−4でサーブ&ボレーしたところだとか、1チャンスを狙って駆け引きをした。ポイントで攻めたのが上手くいったと思う。
ボレーは決して得意ではないが、ボレーに行くと思っていないので、あえて行こうとした。
駆け引きがタイトでした。
サービス自体はワイドの好きなコースは読めていた。
自分のサービスが良かったのでブレークされないで良かった。
しかし、ブレークチャンスがあるのに取れないのがイライラする。
自分のサービスがブレークされるのはわかるけど・・・。
1回戦もタフだったが、勝てない相手ではないと思って、接戦で勝てたのは嬉しかった。
攻めていかないとダメ。2セットアップして余裕があったからよかった。」

1R SHARAPOVA 6−0,6−0 DART
第30シードシャラポワ。予選上がり131位ダート。初めての対戦。
シャラポワの調子がいい。優勝しないと復活されたとみなされないレベルだ!
ジーンズのようなワンピース!?シャラポワにしては地味なウェアだ!
バッククロスの角度といい、深さといい厳しいコースからバックドロップショット。
5−0キープ。
予選上がりダートは足を踏み込めないので、押されてサイドアウトが多くなる。
シャラポワはバックドロップショットをやけに切る。サイドスピンを思い切りかけて打つ。
女子はこの変化に対応できないと見たか?31分で6−0。
第2セットも6−0のダブルベーグル。1時間3分。

1R KECMANOVIC 6−7(5)、3−6,3−6 VERDASCO
ベルダスコ2セットアップ。
第3セット、ベルダスコの跳ねるスピンサービスが返らない。
予選上がり19歳126位ケクマノビッチのバックリターンがことごとくガシャミス。
0−1でケクマノビッチの第2ゲーム。
0−40からサービスがコーナーからフォアダウンザラインウィナー2つで1−1キープ。
片りんを見せる。19歳なのに体つきはガッチリ。
ものすごくトレーニングをしているのがわかる。
特に足はすごい!太ももなんかは競輪選手だ!今回はストレート負けだが、力はある。
男子は19歳でグランドスラムに出場するだけでもすごいことだ!

1R DUCKWORTH 4−6,3−6,5−7 NADAL
第2シード32歳ナダル。ワイルドカード238位ダックワース。初めての対戦。
第1セットはナダル。
第2セット、ナダルの第2ゲーム。
セカンドサービスをダックワースはタタンとフォアクロスリターンエース。
このコンパクトなリターンは1つキーとなるかもしれない・・・!?
ダックワースの俊敏な動きのフォアドロップボレーでキープ。ナダル0−2。
ダックワースの第3ゲーム。
ナダルの動きがおかしいか?バックパスのイージーショットが抜けない・・・。
ダックワースはデュースコートをかなり端からサーブ&ボレーをしてくる。
やりづらい・・・!?大したサービスではないが・・・。
40−0からナダルはブレークバック。1−2。
3−3でダックワースのダブルフォルト。4−3。
最後もダブルフォルトで6−3ナダル。
セカンドをダックワースの踏み込みバックダウンザラインリターンエースに苦しんだ。
もたもたしていたが、やっとナダルのペースになりそうだ!
ダックワースは最後にはやはり無理しないといけない状況に追い詰められる。
第3セットももつれるが、要所をナダルが締めて、7−5ナダル。ストレート勝ち!

1R HERCOG 2−6,2−6 KERBER
92位ヘルコッグ。第2シードケルバー。ケルバーの4勝2敗。結構負けている。

1R STEPHENS 6−4,6−2 TOWNSEND
第5シードスティーブンス。93位タウンセンド。初めての対戦。

1R DE MINAUR 6−4,7−5,6−4 SOUSA
第27シード29位19歳デミナー。103位30歳ソウサ。初めての対戦。
デミナーはメチャクチャ足が速い。シドニー国際優勝したばかりで乗りに乗っている。

1R CILIC 6−2,6−4,7−6(3) TOMIC
第6シード30歳チリッチ。85位26歳トミック。チリッチ2勝1敗。

1R ANDERSON 6−3,5−7,6−2,6−1 MANNARINO
第5シード32歳アンダーソン。41位30歳マンナリノ。アンダーソン4勝1敗。
第1セットを先取したアンダーソン。
第2セット、3−2でアンダーソンは簡単なバックスライスをアウト。
3−3ブレークバックされる。
アンダーソンは昨年大躍進。もともと力的にはトップ10、悪くても15位ぐらいの力はあった。身長が高いのでサービスがいいが、
ストロークは日のよってはミスが多かった。
これをメンタルがしっかりしたのだろう。大活躍に繋がった。
昨年のマスターズの錦織戦など強くなった。
第2セット、中盤はサービスエースもあるが、フォアリターンが浅くなる。
そこをサウスポーのマンナリノにフォアで叩かれる。5−6でブレークダウン。
5−7で1セットオールに。絶好調とはいいがたい・・・。
このあとはさすがにアンダーソンが2セットを取って、勝利。

1R EUBANKS 4−6,6−4,6−7(6)、3−6 BASILASHVILI
第19シードバシラシビリ。
昨年、USオープンでフェデラー相手に思い切りフォアでしばいていた男。
相手のエウバンクスの片手バックフラット気味のショットに押される。
エウバンクスはベースラインからバックスライスリターンダッシュをコーナーに。
バシラシビリに強いボールを打たせていないように見える。
第3セット、4−2エウバンクスがブレークアップ。
バシラシビリはすぐ次のゲームをラブゲームブレークして、4−3.
もっと打ってほしかった。バカバカ打つのに入るのが面白いのだ!

1R EDMUND 3−6,0−6,5−7 BERDYCH
第13シード24歳エドモンド。57位33歳ベルディヒ。ベルディヒ1勝。
ベルディヒのストレート勝ち。

1R BAUTISTA AGUT 6−4,6−4,6−7(5)、6−7(4)、6−2 MURRAY
第22シード30歳バウチスタアグ。230位31歳マレー。マレー3勝。
マレーの引退がささやかれている・・・!?
2セットダウンのマレー。少しボールが当たらず飛んでいないイメージだ!
第3セット、6−6のタイブレーク。
6−5、サーブで追い込んで、マレーのフォアドライブボレーウィナー。7−5マレー。
観客は総立ちだ!
第4セットも6−6のタイブレーク。
マレーのフォアクロスヒットからフォアドロップボレー。
クロスパスを長年のトップの勘で読んだ!5−1マレー。
6−1から6−4になるが、最後はサービスワイドに。7−4マレー。
すごいファイナルセットだあ!
しかし、ここまでだった。体がボロボロになっても追いかけるよ。
1−5でマレーの第7ゲーム。
観客の応援でマレーが泣いているよ!目が真っ赤だ!手を上げて応えている。
サービスワイドからバッククロスウィナー。
30−40のマッチポイント。
マレーの飛びつきフォアクロスボレーウィナー。拍手が鳴りやまない・・・。
サービスワイドエースで2−5キープ。
最後はバウチスタアグのフォアダウンザラインが決まる。
バウチスタアグは相手コートに行って、2人で抱き合う!
マレーも手を上げて観客に応える。

2人のインタビュー。
マレーのインタビューでは大きなスクリーンにフェデラーやジョコビッチやナダルが登場。
もう引退式のようだ・・・!?たしかまだ言ってないはずだが・・・!?
どうなるのだろう・・・!?心配だ・・・!?

1R KVITOVA 6−3,6−2 RYBARIKOVA
第8シードクビトバ。51位リバリコバ。

1R DIMITROV 4−6,6−3,6−1,6−4 TIPSAREVIC
第20シード27歳ディミトロブ。ノーランキング?34歳ティプサレビッチ。
鉄人が戻ってきた。ティプサレビッチ4勝1敗。

ナイトセッション
1R VAN UYTVANCK 3−6,4−6 WOZNIACKI
52位バンユイトバンク。第3シードウォズニアッキ。ウォズニアッキ1勝。
1時間33分。

1R ISTOMIN 3−6,4−6,4−6 FEDERER
99位32歳イストミン。第3シード37歳フェデラー。フェデラー6勝。
フェデラーは相変わらず、淡々と余計な力は入らず、タタンとショートバウンドで返す。
フォアダウンザラインからバックダウンザラインへ難しいコースを順番に打っていく。
まるで卓球で相手の力を利用してコースを変えているかのようだ!
相手は深いショットを打ったか?どうかなんて知る由もない・・・!?
フェデラーのフォアダウンザラインウィナーで6−3先取。

第2セット。
イストミンの第5ゲーム。
サービスをバックダウンザラインドロップリターンエースって・・・!?
どんなタッチだよ〜!
それを連続してやるフェデラー。さすがに甘くなり、イストミンにフォアで決められる。
さすがに神様ではないから〜!3−2キープ。
このまま、6−4,6−4でフェデラーのストレート勝ち!やはり強いし、魅せるなあ!

PS.
今日は日本人2人。伊藤竜馬選手はラッキードローだったが、左膝が痛いのか?
サービスに精彩を欠いた。
西岡選手は先週優勝の強敵サングレンに3−1.ファイナルセットに行きそうだった。
よく勝ったよ。強いなあ。軸がしっかりしているから打ち負けないのだ!
フェデラー、マレーを見て、もう夜中の0時半過ぎ。早く出たいよ〜!

2019 オーストラリアンオープン Day 01        <レポート:森下 泰>