2018 フレンチオープン Day 08

<レポート:森下 泰>

2018年6月3日(日)

ボンジュール マドモアゼル!イルフェボ タン!今日は快晴で雲一つない。
昨日は私が月曜日にフレンチオープンに来てから、初めて雨が降らなかったです。
記念日!湿気も少なく、日陰は気持ちよかったです。日向に出ると暑い。
今日はさらにもう少し気温が上がるようです。すでにその予感・・・!?
そして、明日月曜日からまた雨の予報。どうなっているの?パリは・・・!?
今日は日曜日で会社はお休みだが、普段の交通量は多い。
信号もパッと変わるので、急に車が発信するので怖い〜!
日本やアメリカのようにチカチカしないのです。余裕を持たせない。
さあ、今日は錦織圭選手が第7シードティエムと対戦。
センターであるフィリップシャトリエの第2試合に登場。
ベスト8に行けば、あまり調子のよくないズベレブ、そしてだいたい80%ジョコビッチ、最後にナダル。
ここには120%で行ってどうなるか?ですが・・・!?
まずはこの絶好調のティエム。そろそろ前の大会優勝の疲れも出る頃でしょう!
行きますよ〜!
日本ジュニアも内藤祐希選手、田島尚輝選手、佐藤久真莉選手の3人が登場。
頑張ってほしい!

 

4R TEIEM 6−2,6−0,5−7,6−4 錦織圭
第7シードティエム。第19シード錦織圭。錦織の2勝。
2015ハレー(グラス)7−6(4)、7−5
2016ローマ1000(クレー)6−3、7−5
いずれもストレート勝ちを収めている。
しかし、フレンチ前のリヨンで優勝して乗っているティエムはかなりの要注意だ!
2年連続フレンチベスト4の相手。ここを乗り切れば先は見えてくるはず!
ティエムのリターンは肩幅2倍で低い。錦織やジョコビッチの真似か?
セカンドになるとグッと3m以上下がって、思い切りスピンをかけていく。
錦織のゲームで始まる。
ティエムの方がやりにくさを感じているだろう!
錦織のフォアクロスボレーを決める。1−0キープ。上々の出足だ!
ティエムのストロークだけでなく、体を大きく沿って打つサービスのコースが読みづらい。
さらに跳ねていく。これも当然頭に入っているだろう!1−1ラブゲームキープ。
ファーストが入ると自分が攻めるパターンになるが・・・!?
一度押されて錦織がフォアスライスを使ってしまうとティエムのフォアアングルスピンにやられてしまう。1−2ブレークダウン。
ティエムが初めてフレンチオープンに出てきたのを覚えている。
このセンターでナダルと対戦。いいショットを打つ彼を見て、いい選手が出てきたなあ!という印象だったが・・・!?
やはり、立て直すにはファーストの入りだ。
ファーストが入るとバッククロスウィナーで3−2ラブゲームキープ。
この形が出ると必ずリターンにいい影響を与えるはずだ!
ティエムの第6ゲーム。
ティエムの回り込みフォア逆クロスの角度があって、錦織のバックダウンザラインのカウンターショットがずれてしまう。
ダブルフォルト2つのチャンスをくれたが、すぐにスピンファーストからフォアウィナー。
2−4キープ。
錦織の第7ゲーム。
ティエムのバックアングルパスウィナー。スルデ〜!鋭いではない。スルデ〜!
簡単にネットに出るとこれもある。困りました・・・!?
2−5ブレークダウン。これは厳しいぞ〜!
次のセットに繋げるプレーをしたい。
最後は連続サービスエースで2−6先取される。わずか27分。
これは完全にティエムの流れだ!3セットの中の1セットだけだ。これからだ!

第2セット。
錦織の第1ゲーム。
ティエムの回り込みフォアダウンザラインがものすごく跳ねる。
錦織はバウンドが合わずにフォアをガシャミス。0−1ラブゲームブレーク。
第1セット後半からティエムに連続サービスエースを含む13ポイント連取される。
これは厳しい〜!
ティエムの凡ミスがほとんどなく、ボールも伸びて跳ねている。
このセットは取らないと本当に厳しいぞ!うなだれている場合か・・・!?
錦織の第3ゲーム。
錦織のバック打ち込みからスマッシュエース。久しぶりにウィナーを見たよ!
また、長いラリーもやっと取った。ティエムは打つばかりでなく、バックスライスも深い。
攻められっぱなしの錦織。ロブをやっと打つがこれもアウト・・・!?やられっぱなしだ。
5回のデュースの末、0−3ブレークダウン。
これは思っていた以上に厳しい展開だ。ここまでとは思わなかったよ・・・!?
そうすれば、必ず、1回はチャンスが来るはず・・・!?なのだが・・・!?
錦織の第5ゲーム。
ファーストサービスをバックドロップリターンエース。
サーブ&ボレー出ても、ティエムのフォアアングルパスウィナー。
0−5ブレークダウン。
もう〜!ティエム史上始まって以来のスーパープレーじゃないの〜!試合にならない〜!
最後はこのゲーム3本目のサービスエースで0−6.56分。

第3セット。
錦織のバックドロップからバックロブボレーウィナー。1−0キープ。
久しぶりのゲームに会場から大きな拍手と声援が飛ぶ!
ティエムの第2ゲーム。
錦織も復活しようとして、バックダウンザラインへカウンター。
これをティエムはフォアアングルへ逆にカウンターショットだ!
錦織のことをよく調べた感じだ!2敗しているもんな!経験と情報だな!
1−1キープ。
ティエムの第4ゲーム。
グランドスマッシュを返して、バックダウンザラインアプローチした錦織。
今日一番の歓声だった・・・。2−2キープ。
錦織の第5ゲーム。
錦織のフォアクロスボレーからバッククロスボレーで決める。
組み立てで取るのは調子が上がりやすい。3−2キープ。
ネットを混ぜて、段々自分らしいプレーになってきたぞ!
錦織のバックダウンザラインウィナーで5−4.
少しずつ自信を持つようになってきた感じだ!
ティエムのハードヒットバックからバック逆クロスドロップボレーウィナー。
しかも、ハイボレーを抑える。上手いなあ!この強弱のメリハリは!
5−5キープ。
錦織のバックダウンザラインパスウィナーで6−5.
ここまで追い込まれからのパスはすごいものであった。ガッツポーズ!錦織!
ティエムの第12ゲーム.
30−40のセットポイントが来たよ!
バックムーンリターンで跳ねさせて、ティエムのフォアが大きくアウト。
7−5と本当に1チャンスをものにしたよ!すごい!
今日のティエムからセットを取るとは・・・!?
第3セットからティエムのミスも出て、錦織のペースが上がってきた。
ムーンを入れたり、ストロークも深くなってきた。

第4セット。
ティエムのフォアのミスが大きくなってきたぞ!やっと、普通のティエムになってきた。
ダブルフォルトも大きくハッキリ出てきたよ。どうした?
錦織のバックダウンザラインへジャックナイフが出た〜!
また、前に詰めて、打つフリから逆クロスへフォアドロップウィナー。
3−2ラブゲームキープ。ようやく錦織らしさが出てきたよ!
錦織の第7ゲーム。
0−30で甘いフォアボレーをティエムのフォアパスミスは助かったが・・・!?
30−40のセカンドサービスをティエムはパッと回り込んでフォア逆クロスへ思い切り打ち込む。この超ハードヒットは効いたあ〜!3−4ブレークダウン。
錦織のバックダウンザラインウィナー。ティエムのショットの倍返しだあ〜!
ここで引いたら男がすたるよ!
しかし、3−5キープ。錦織も粘るのだが・・・。
また、ティエムのショットが復活してきた。気持ち次第だが・・・。
力が入ると大きくフォアがアウトするのだが・・・!?
ティエムの第10ゲーム。
錦織のバッククロスパスウィナーで15−30.粘れ〜!
マッチポイント。
大チャンスボールをティエムのフォアが大きくアウト。あ〜!
2つ目のマッチポイント。
最後は錦織のフォアがガシャアウト。ここで・・・!?残念・・・。
4−6で敗戦。2時間28分。
しかし、今日の完璧なティエムから1セットを奪うなどさすが錦織と思わせた試合だった。
途中、やっとティエムのミスが出て、錦織のショットの切れが出て、ネットに攻めたが・・・!?
最後はまた集中して復活してきたティエムに軍配が上がった!参りました!

錦織のインタビュー
「今日は足が動いていなかった。
彼の高くて重いボールに対して雑な入り方をしてしまった。
ずっと相手にいいペースでテニスをさせてしまった。サービスも良かった。
自分のサービスゲームで荒い部分があった。
第3セットからはじっくりプレーすることを考えて、高いボールをなるべく下がって打って、ついていくようにした。無駄なミスを減らすようにした。
彼もテニスも良かったが、自分のミスがあって、浅くなって、基本的に何もできていなかった。
第3、第4セットからは後半のようなショットができれば良かった。
相手も固くなっていたところもあったので、もう一歩だと思った。
バックで重いボールを打てる数少ない選手だと思う。
今日の彼は以前より粘り強さを感じた。中に入って打っていけなかった。
それをさせないようにしているのがわかった。プレーを見ていてそう思った。
あまり早い展開がなかった。サービスの確率もすごく上がっていた。
最後、右手を痛そうにしたが大丈夫です。
後半、チャンスがあった部分、やっぱり悔しいです。
最初、2セットは珍しい落とし方をした。
チャンとやれば大丈夫と言い聞かせた。第4セットはもうひと踏ん張りだった。
このクレーシーズンでだいぶテニスは戻ってきた。
今回は期待していただけに悔しい。
最初、焦っていた所もあった。高いボールの付き合いたくないなと思ってしまった。
先に攻められたり、ミスしたり、落としたりした。
なるべく、1ポイントずつじっくり戦おうと思った。
第4セットは1ブレークだったので、あのゲームをキープできていればチャンスはあった。
5セット目にどうしても持っていきたかった。
自分では最初、緊張していないと思っていたが、足が動いていなかったので、あとで考えれば緊張かもしれない。自分でも理由はわからない。
相手はシードが上でそれほど落胆はしていないですが、この大会を考えるともう少し行きたかった。クレーコートシーズンを見ると、まあ順調に来ていると思う。
自信がなくなるわけではない。
グラスになるので、テニスも気持ちも変えていく。調整をしていく。
手首はテーピングをしているとほぼ痛みはないので心配はしていない。
ただ、芝生はバウンドが低く、グイッと中に入ってくるので、少し怖い。
テニスも自信も戻ってきているので、十分チャンスはある。
今日のようにアップダウンしているとトップ5にはまだ時間がかかる。
上手くいくと上に行けると思う。
相手は思ったよりもサービスフラットが多かったと思う。
もっとスピンを打ってくると思っていた。
ファーストの確率が良かった。もっとセカンドに対応したかった。
攻めに転換することができなかった。工夫不足です。
ファーストは入れに来ているわけでもないのに、あれだけ入るのは珍しい戦いだった。
リターンを返すことができなかった。仕方がない。
次はハレーです。」

4R KEYS 6−1,6−4 BUZARNESCU
第13シードキーズ。第31シードブザルネスク。
初めての対戦。
第2セット、ブザルネスクの第5ゲーム。
ダブルフォルトであっという間に5−1キーズ。
ブザルネスクはこの会場の雰囲気に勝手に飲まれて、プレーが固まっている状態だ!
キーズの第8ゲーム。
ブザルネスクの最後のあがき。フォアダウンザラインボレーウィナー。
開き直って攻めるか?
ファーストのコースが厳しいなあ!
2つマッチポイントがあったが・・・。
ブザルネスクのバックアングルウィナーで5−3ブレークバック。
錦織の試合が早く始まると思ったのに・・・!?急に伸び伸びしてきたよ!
最後はサービスワイドエースで6−4.1時間5分。
もっと早く終われたよ!

4R KONTAVEIT 2−6,0−6 STEPHENS
第25シードコンタベイト。第10シードスティーブンス。
初めての対戦。
スティーブンスのドロップ返しからフォアロブボレー。
全く、追いかけないコンタベイト。5−2ブレークアップ。
最後はラブゲームキープで6−2スティーブンス。
わずか52分マッチでベスト8入り。

4R DJOKOVIC 6−3,6−4,6−2 VERDASCO
第20シードジョコビッチ.第30シードベルダスコ。
ジョコビッチの10勝4敗。
ジョコビッチのゲームで始まる。
ベルダスコは思い切って、フォアに大きく回り込んで逆クロスリターンを打ち込む。
彼はこれでいいと思う。失うものなどない。元王者に思い切って戦うのみ。
ジョコビッチは急にフォアダウンザラインへヒット。
これが増えてくると以前の強かったジョコビッチに戻る感じがするけどなあ・・・!?
1−0キープ。
ベルダスコはバックに難あり。このミスが増えると戦えなくなる。
サービスとフォアでガンガン攻めないといけない。
ジョコビッチのバックムーンボールを使ったぞ!
珍しい。やはり、強い時は必要なかったもんな・・・!?
ベルダスコの第2ゲーム。
なんと8回のデュースの末、やっと1−1キープ。
これでは先が思いやられるなあ〜!
ジョコビッチの第3ゲーム。
ジョコビッチのスマッシュミス。考えられないよ。
ここでも7回のデュースの末、2−1キープ。ここまでなんと30分。
さすがの2人のラリーもあるが、ジョコビッチの凡ミスが気になるなあ〜!
こうなるとこらえ性のないベルダスコのドロップミスで3−1ジョコビッチのブレークアップ。
ジョコビッチのグランドスマッシュをまたもネットミス。
え〜!下手だなあ〜!どうしたんだ?この下手さは・・・!?
6−3ジョコビッチ。56分。そりゃあそうだよ!長い〜!
第2セットもジョコビッチの6−4。
最後はベルダスコのバッククロスがアウト。6−2ジョコビッチ。
2時間25分。終わってみればジョコビッチの順当なストレート勝ち。ベスト8入り。

4R KHACHANOV 6−4,6−7(4)、6−2,3−6,3−6 ZVEREV
38位カチャノフ。第2シードズベレブ。
ズベレブの1勝。
大きな体の2人が全身全霊のショットの応酬だ!
カチャノフのサービス、やや下から引いてくるフォア、バックも安定している。
ズベレブも3回戦までは危ない試合もあったが、今日は最初からギアを上げている。
かなり修正した感じがするなあ!サービスも角度もあるし、フォアで左右に振る。
バックダウンザラインも冴えている。
一進一退の戦いが続く。
カチャノフの第9ゲーム。
ズベレブのバック&フォアダウンザライン攻撃。
ズベレブのバックドロップウィナーで1つ目のブレークポイント。
207キロのサービスセンターエース。
2つ目のブレークポイント。
これはズベレブのフォアガシャミス。
カチャノフのフォア逆クロスウィナーで5−4キープ。
ズベレブの第10ゲーム。
チャンスの後にピンチあり!
15−40、30−40で線審のアウトを主審がオーバールールでグッド。
ズベレブはラケットを放り投げる。しかし、すぐに次のポイントに向かう。
それがいいよ!案の定、サービスセンターにいいサービス。
吠えるズベレブ。
しかし、3つ目のセットポイント。
カチャノフのバッククロスボレーがやや甘いが、ズベレブのバッククロスパスがネットミス。6−4でカチャノフ。ガッツポーズ!

ここから両者の死闘。
ズベレブが4−6,7−6,2−6,6−3,6−3と大逆転勝ち。
これで3連続5セットフルセット勝ちのズベレブ。
なんという執念、驚異の粘りの精神だ!次はティエム。
絶好調のティエムが押して、途中からフォアが入らなくなったところからズベレブの逆転かな?わからないなあ〜!

4R STRYCOVA 4−6,3−6 PUTINTSEVA
第26シードストリコバ。98位プティンセバ。
ストリコバの2勝。
プティンセバの第10ゲーム。
プティンセバはバックムーンボールを入れて、相手の打ち気をそいでいる。
少し小ばかにしたような感じだ。まんまとはまっていくストリコバ。
プティンセバのフォアクロスドロップからバックダウンザラインパスを無理せず、ボレーさせてから、フォアクロスパスを抜く。
6−4でプティンセバ。ガッツポーズ!
そのまま、プティンセバがストレート勝ち。初めて勝った上にベスト8入り!

4R GOFFIN 5−7,6−4,0−6,3−6 CECCHINATO
第8シードゴファン。今年ブタペストで優勝の72位セチンナト。
ゴファンの1勝。
セチンナトはピョンピョン跳ねている。軽快なフットワーク。大柄なのに・・・!?
ゴファンの第12ゲーム。
セチンナトのバックリターンがサーブ&ボレーしてきたゴファンの足元に。
フォアが大きくアウトして、3つ目のセットポイント。
ゴファンのバッククロスがネットミス。
7−5で無名のセチンナトが第1セットを奪う。
これがあるからフレンチオープンは怖いなあ〜!

第2セット。
ゴファンの第4ゲームにもブレークポイントあり。
セチンナトはラリーで挑めばいいのに、ドロップミス。入るゾーン、リズムになっているよ。
4−3ゴファンのブレークアップでゴファンの第8ゲーム。
セチンナトはミスしてラケットを投げて、大ブーイング?
余計なことはこのフレンチでは慎むべきだ!
サービスアングルエースで5−3キープ。
最後もサービスセンターに決めて、6−4ゴファン。
ガッツポーズも何もしないクール?なゴファン・・・。
ゴファンのフォアはラケットが実にルーズでブランと後ろに引く。
まるで緊張など無縁の引き方だ。
足さえいけばドロップの低いボールもスピンで持ち上げるのが容易だ!

第3セット。
ゴファンの第2ゲーム。
セチンナトのフォアダウンザラインパスを抜く。外からポール回しだ。狙っていた!
2−0セチンナトがブレークアップ。
一気に5−0。そのまま、6−0でセチンナトが取る。
ゴファンは足を気にしているのか?雑なプレーが目立つなあ!
こんなにベルギー応援がすごいのに・・・!?

第4セット。
ゴファンの第8ゲーム。
セチンナトのバッククロスからコート中に入って、バックダウンザラインウィナー。
狙いすました一発だ。5−3ブレークアップ。
6−3でセチンナト。無名の選手がベスト8入り。これぞ!フレンチオープンだあ!

4R KASATKINA 7−6(5)、3−3サスペンデッド  WOZNIACKI
第14シードカサトキナ。第2シードウォズニアッキ。
カサトキナの2勝1敗。
スザンヌランランコートの3試合よりもフィリップシャトリエの4試合の方が早く終わる。
なので、フィリップシャトリエに移って、20時前にスタート。
ウォズニアッキのゲームで始まる。
ウォズニアッキのフォアダウンザラインがアウト。1−0カサトキナ。
ウォズニアッキは心なしか?やりづらそうに見える。
少し力が入ってミスが早い感じがする。
カサトキナの第2ゲームはラブゲームブレーク。1−1.
3−1カサトキナでウォズニアッキの第5ゲーム。
ウォズニアッキのバック逆クロスウィナーでキープ。カサトキナ3−2.
しぶとく食い下がるウォズニアッキ。持ち味を出すと・・・!?
6−6のタイブレーク。
2−0カサトキナからウォズニアッキが4−2リード。
カサトキナが5−4リード。
6−5カサトキナで最後はウォズニアッキがフォア逆クロスを大きくアウト。
7−5カサトキナ。
ウォズニアッキとしては自分より足が動いていないのにミスしなくて、はまってくれない。
逆に自分から打たされてしまっている。自分がはめられているようで嫌な感じのまま、試合が流れていっている感じだ!

第2セット。
1−1になったところで2人して暗い?というのか?やめようとしているよ・・・!?
まだ、21時だから普通なら21時半ぐらいまでやるのに・・・!?
会場が早くやれ〜と手を叩いて2人をせかしているが、それでも2人は動かない・・・!?
やるよ〜!いえーい!
今の10分間はもったいなかった。カサトキナは行くつもりでいかないと・・・。
3−3で暗いため、サスペンデッド。21時半。
さっき止めなければ、第2セットは終わっていただろう。

ジュニア1R 内藤祐希 6−2,7−6(8) BILOKIN
第10シード内藤祐希。ビロキン。
鮮やかな緑のウェア、右手首にサポーターをつけた内藤。
ビロキンのゲームで始まる。
ビロキンは重いサービスからフォアを打ち込んで、スマッシュエース。
いきなり外に放り出す。パワーがある選手。0−1キープ。
内藤はバックムーンボールからフォアダウンザラインウィナー。
サービスワイドエースで1−1キープ。
ビロキンの第3ゲーム。
相手のボレー3つされて、パスを抜けるチャンスがあったが・・・。
それでも高いバックトップスピンロブリターンをビロキンはたまらず、フォアをアウト。
これを打ち切るのは大変だ!2−1ブレークアップ。
そのまま、6−2、7−6のストレート勝ち。2回戦へコマを進めた。

ジュニア1R 田島尚輝 7−5,3−6,6−4 MILADINOVIC
田島尚輝。ミラディノビッチ。
ミラディノビッチのゲームで始まる。
ミラディノビッチは固くてラケットが振れず、チャンスボールをミス。
5つ目のブレークポイント。
これもバックリターンミス。取れないなあ〜!付き合ってはダメだ!
4回のデュースの末、0−1キープされる。これは取りたかったなあ〜!
ミラディノビッチの第3ゲーム。
田島のスペシャルなフォアアングルパスウィナー。
ブレークポイントで相手のドロップボレーにも焦らず、1回短く落としてからフォアクロスボレーを決める。成長した証です。2−1ブレーク。
この後、7−5,3−6,6−4のファイナルセットで勝利!やったね!

ジュニア1R 佐藤久真莉 1−6,2−6 PRISACARIU
佐藤久真莉。プリサカリウ。
相手の選手はジュニアなのに左腕にすでにタトゥーが入っているなあ!びびるなあ!
日本では温泉に入れませんよ・・・!?
佐藤の第2ゲーム。
ダブルフォルトなどで6ポイント連取されてしまう。
佐藤は真ん中のラリーから徐々に左右に振る。
少し振られると足腰が少しふらつくイメージがある。
ここをしっかり鍛えると強くなるだろう。テニスセンスは抜群なのだから。
淡々と進める佐藤。フォアがアウトして0−2ブレークダウン。
一気に0−3になる苦しい展開だ!
佐藤のフォアクロスが大きくアウトして、1−6ダウン。
第2セット。
佐藤のサービスエースで1−0キープ。きれいにトスが上がるといいファーストが入る。
確率がいい。
佐藤の第3ゲーム。
プリサカリウのバック逆クロスがいい。
そこからフォアクロスウィナーで1−2ブレークダウン。
佐藤の腰が高く、ボールは伸びてラリーは長くなるが、最後にアウトしてしまう。
1−4ブレークダウン。
そのまま、2−6で敗退。もう少し確実なショットが欲しいと思う。頑張れ!

ジュニア1R ROYER 2−6,6−7(2) KORDA
第2シードコルダは細長くて身長が高い。
デュースコートへ角度のあるアングルサービスエースで5−2キープ。
また、フォアもしっかり足を踏み込んで打つ。アメリカ人には珍しく基本に忠実な選手。
バッククロスがメイン。ダウンザラインはあまり打たないが、クロスリターンが深い。
6−2ブレークで先取。
そのまま、7−6でコルダ。

ジュニア1R GRACHEVA 3−6,6−7(5) WANG
第2シードワンは体が大人以上にでかいなあ!
第2セット。
ワンのフォアダウンザライン&バッククロスの連続リターンエース。
一発で仕留める力がある。1−1ブレークバック。
しかし、速いストロークはあるが、ミスも大きい。
いってみればまだ、雑なショットや荒れ球がある。この先どうなるか?わからない・・・!?
タイブレークでワンが勝利。

PS.
錦織圭が負けた〜!しかし、ティエムのショットが凄かった。
第1&第2セットはなんとファーストが入ったら、100%ポイントを取っていたよ!
信じられない確率だよ!
その一方的な展開から、よく第3セットを取って、第4セットもあと一歩までいった。
やはり錦織圭はただものではないなあ!
しかし、グランドスラムで勝つのは本当に大変だ!運もないといけないのだ!
ベスト8はキーズ、スティーブンス、プティンセバ。
ティエム、ジョコビッチ、ズベレブ、セチンナト。
ここからナダルに挑戦するのは・・・!?
明日は雨らしい・・・!?Tシャツなどまだ買っていません・・・!?
明日、雨の中、買いに行く・・・!?やばい、サイズがあるのか?

2018 フレンチオープン Day 08        <レポート:森下 泰>