2017 USオープン Day 05

<レポート:森下 泰>

2017年9月1日(金)


今日は涼しく16度、23度ぐらいになるらしい。昨夜、寒かったから今夜はそれ以上だ。
アームストロングスタジアムのテンポラリーは立派な会場だ。
昨日は大変な1日でした。日本人選手が大活躍でした。
奈良選手が第8シードクズネツォワをファイナルセットで破った。
大坂選手もファイナルセットで3回戦へ。
杉田選手は7630から惜しくも逆転負け。
尾崎選手は0604から最後まで粘って36で敗戦。
日比野選手もフレンチオープン準優勝のサファロバにファイナルセットで惜敗。
そして、ダニエル太郎選手がなんと世界NO1ナダルに第1セットを64で取った。
すごいことです!周りの人たちからジャパニーズ、ジャパニーズと言われます。
夜一番忙しい時間帯に4人入っていました。こんなことは初めてです。
終わったのが0時半。2時半までいたら周りに誰もいなくなって急いで安宿に。
6時に寝て2時間のみ仮眠。
パソコンの電源が日に日につきません・・・。
小さな取りつけ口がダメになっているようです。どうしよう・・・。

 

1R 大坂なおみ・SCHIAVONE 3−6,2−6 BOSERUP・GIBBS
3−5で大坂の第9ゲーム。
15−40からデュース。
3つ目のセットポイント。
アングルボレーをスキアボーネがバックネットインウィナー。
5つ目のセットポイント。
サービスセンター。ここはヒットした。
ダブルスではトスが後ろでスピンのみだから打つべし。
8回のデュース。
相手はスマッシュを2つ返して、ギブスのバッククロスパスウィナー。
6つ目のセットポイント。
最後は大坂のバックダウンザラインがアウト。
3−6で落とす。競ったのは取りたかった。サービスは打つべきだ。
大坂は半面が心地悪いのか?

第2セット.
ギブスの第7ゲーム。
ギブスはフォアクロスムーンボールからフォアダウンザラインへヒット。
こういうのは上手い。2−5キープ。
スキアボーネの第8ゲーム。
2つ目のマッチポイント。
大坂のバックボレーで逃れる。
ボザープのフォアクロスポーチウィナーで3つ目のマッチポイント。
こいつが意外と活躍する。
大坂のスマッシュエース。
4つ目のマッチポイント。
最後はスキアボーネのバックダウンザラインがサイドアウト。
2−6でダウン。
笑顔で握手。こういう日もあるさ。

1R 日比野菜緒・ROSOLSKA 6−4,6−2 BONDARENKO・LIANG
第16シード日比野・ロスルスカ。
3−1でボンダレンコの第5ゲーム。
2人でネットに出てプレッシャーをかけ、ブレークポイントを握るが・・・。
サービスがいい所に来る。3−2キープされる。
日比野の第6ゲーム。
ロスルスカのフォアロブボレーが絶妙。その後、日比野がフォア真ん中にしっかり決める。
2人の息がっている証拠だ!
4−2キープ。
リアンの第7ゲーム。
日比野がバックダウンザラインに2つぶつけて、5−2ブレークアップ。
ロスルスカの第8ゲーム。
日比野のフォアロブからスマッシュエース。頭がいい。
5−3ブレークバックされる。
ボンダレンコの第9ゲーム。
ダブルフォルト2つ。入る気がしない・・・。当たりが悪すぎる。
日比野のフォアポーチで3つ目のセットポイント。日比野のリターンがアウト。
ボンダレンコのバックロブウィナー。5−4キープ。
もったいないゲームだった・・・。
日比野の第10ゲーム。
ロソルスカのフォアポーチウィナー。
最後はサービスワイド。バックリターンがアウト。6−4で先取。

第2セット。
ボンダレンコがまたダブルフォルトで5−2ブレーク。
そのまま、6−2のストレート勝ち。危なげなく勝利。2回戦へ。

日比野のインタビュー
「私が後ろでパートナーがネットの時はポイントパターンがあるので、自信を持ってプレーできた。
相手のダブルフォルトに助けられて、リターンから積極的に2人で攻撃していけた。
でもまだ自分の中ではギクシャクしているところがあって、もっともっとできると思っていた。これがベストじゃないので試合が終わった後、素直に喜べなかった。
伊達さんは一番目標にしていたので、今度はおこがましいですけど、私が伊達さんのように光っていけたらいいと思う。
日本で練習する意味がある。メードインジャパンでトップに行くことが必要だと思う。
シャラポワ選手は陽性になったので、ルールを守って戻ってきてほしかった。
ちょっと引っ掛かる。ハレップ選手よりになってしまう。
いい試合だったが、ハレップ選手はよく頑張ったと思う。」

1R FABBIANO・杉田祐一 4−6,2−6 GIANNESSI・MAIYER
ファビアノは3回戦まで進んだ選手。
3−3でサウスポーのファビアノの第7ゲーム。
杉田は簡単なフォアボレーをアウト。すぐさまスマッシュエース。取り返す。
4−3キープ。
左のギアネッシの第8ゲーム。
杉田のリターンがマイヤーのポーチに捕まる。このマイヤーはシングルスとは別人。
4−4ラブゲームキープ。
杉田の第9ゲーム。
0−30のピンチ。ファビアノの飛びつきフォアボレーウィナー。
ギアネッシのバックボレーウィナー。ダウンザラインを読まれた。
15−40でダブルフォルト。ここでもセカンドサービスが課題か?
4−5ブレークダウン。
ダブルスだから気楽に楽しくやろう!なんてね!
マイヤーの第10ゲーム。
杉田のバックリターンがギアネッシのフォアポーチに捕まる。どうした?
最後はサービスワイドエース。4−6でダウン。さあ、ここからだぞ!

第2セット。
ギアネッシの第2ゲーム。
リターンでは2人とも後ろにいる。
2つ目と3つ目のブレークポイント。
マイヤーの両手バックポーチウィナー。
杉田のリターンが捕まる。しかし、切れていくサービス。
ここで連続サービスワイドエース。しかも、アドコートはセカンドだよ!
隣の観客席に入ってしまう。1−1キープ。
ファビアノの第5ゲーム。
サーブ&ボレーを相手のようにしない。
ファビラーノのフォアガシャで2−3ブレークダウン。
杉田の第7ゲーム。
セカンドサービスが課題か?ギアネッシのバックアングルリターンエース。
2−5ブレークダウン。
最後はドン詰めのギアネッシのフォアボレーが真ん中に。
2−6のストレート負け。これは完全に完敗です。

杉田のインタビュー
「今回はパートナーから声をかけられた。
せかっくだからダブルスに出てみようと思った。
デ杯とは関係ないです。グランドスラムでダメなところが出てしまった。
どこまで上げて行けられるか?いい区切りとして年末を迎えたい。
シングルスとダブルスではネットの動きは違う。
サーブ&ボレーぐらいはシングルスに取り入れられる。
試合勘を取り戻すために入れる、入れないを決めたい。
ツアーで余裕ができたらまたダブルスを出てもいいと思う。
デ杯は3セットの方がいいです。上のワールドグループはほとんど皆、3セットがいいと言っているのではないか?それより下のグループの人たちが今まで通りということではないか?3分の2以上で可決なのでできなかった。どれぐらいの比率なのだろう?
ダメージがあるので少し休んで、デ杯のために体を作るとなるとギリギリです。
いい形で入りたい。シングルス2本取りに行かないといけない。
ブラジルはしぶとい。団体戦は個人戦とは違う。必ず役に立つと思う。
ここで引いたらおしまい。休憩は最小限に抑えたい。
自分より上のランキングに勝たないといけない。瀬戸際です。
上海とパリは決まっている。6週間連続か?1週休むか?その時に決めます。」

3R KVITOVA 6−0,6−4 GARCIA
第13シードクビトバ。第18シードガルシア。
6−0,1−1でガルシアの第3ゲーム。
ガルシアは担いで打つサービス。珍しい。
ネットに出るガルシア。プレッシャーをかけるしか道はない。
クビトバの第4ゲーム。
サービスが好調。リターンがガシャして合っていない。
ガルシアのバッククロスウィナー。
同じくクビトバもバッククロスウィナー。やり返して「カモーン」
やられたらやり返す。この人たちの気迫なのだ!2−2キープ。
ガルシアの第5ゲーム。
クビトバの前へのランニングフォアダウンザラインウィナー。バランスがいい。
担いで打つサービスも速い。3−2キープ。
クビトバの6−0,6−4で勝利。4回戦へ。
事件&ケガから立ち直っているクビトバ。以前より応援したいなあ!

3R SHAPOVALOV 3−6,6−3,6−3,1−0ret EDMUND
予選上がり18歳69位シャポバロフ。22歳42位エドムンド。
シャポバロフのフォアダウンザラインがサイドアウト。
まだ荒いミスが出る。5−3エドムンドがブレークアップ。
エドムンドの第9ゲーム。
シャポバロフの片手バックアングルで15−40にするが・・・。
サービスセンターエース。
最後はシャポバロフのフォアダウンザラインがネット。
6−3でエドムンド。あまりエドムンドはシャポバロフのプレーを嫌がっていない。
ツォンガは相当嫌がっていたが・・・。

第2セット。
エドムンドの第4ゲーム。
3回のデュースの末、3つ目のブレークポイント。
エドムンドのフォアクロスがアウト。3−1ブレークアップ。
シャポバロフの大きなフォア、片手バックスピンが効いている。
リターンの時、足をトントンとリズムを切らさないのがいい。
6−3,6−3、1−0の時、なんとエドムンドの棄権。
シャポバロフの4回戦進出が決まった・・・。すごい18歳です!

3R SAKKARI 3−6,4−6 V.WILLIAMS
第9シードビーナスがストレート勝ち。

3R SCHWARTZMAN 4−6,7−5,7−5,6−4 CILIC
第29シードシュワルツマン。第5シードチリッチ。
6−4、2−2でチリッチの第5ゲーム。
シュワルツマンのバックダウンザラインウィナー。
体が小さいが、ジャンプして後ろからウィナーを取りに行く。
2人の身長差は20センチ以上だな!大人と子供だ!
0−40でサービスセンターエース。
体をかなり反って打つ独特のフォームだ!しかし、チリッチのフォアクロスミス。
凡ミスが3本。こういうのが急にあるからな!チリッチは・・・。
3−2ブレークアップ。
シュワルツマンの7−5,7−5.

第4セット。
シュワルツマンの第10ゲーム。
3回のデュースの末、マッチポイント。
最後はシュワルツマンの回り込みフォアダウンザラインウィナー。
コートに大の字に倒れ込んだ〜!6−4でシュワルツマンの勝利。金星だあ〜!
小さくても体をフルに使って打つ強力なストロークがある。体が強い。
フレンチでも活躍したから覚えている。小さな巨人!

3R ANDERSON 6−4,6−3,6−2 CORIC
右膝にテーピングをグルグル巻きにしているチョリッチ。
ズベレブ戦でやったのか?満身創痍な感じがする。
第28シードアンダーソン。
6−4アンダーソン。
第2セット。
チョリッチの第8ゲーム。
そのせいか思い切りファーストが打てない。ワイドのアングルへ狙う。
30−30でチョリッチのフォアダウンザラインスライスアウト。
適当に打っている。集中力が欠けている。
5−3アンダーソンのブレークアップ。
最後はアンダーソンのフォアダウンザラインウィナー。あきらめているチョリッチ。
6−3,6−2のストレート勝ち。勝ち続けるには強い体が必要だ!

3R MAKAROVA 1−6,6−3,3−6 SUAREZN AVARRO

3R MAHUT 3−6,4−6,3−6 CARRENO BUSTA
テンポラリーのアームストロングスタジアムはかなり立派で人数はすごく入るぞ!
予選上がりマユ。ダブルスが上手く昨年このUS錦織を少し焦らせた。
第12シードカレノブスタ。私の好きな選手。
フェレールのさらにパワーがある版だ!
カレノブスタのゲームで始まる。
いきなりサービスアングルエース。足を揃えてきれいなフォームで打つ。
当たりそこないのアングルリターンを斜めに走ってフォアダウンザラインウィナー。
非常に当たりが厚くいいショットだ!1−0キープ。
マユの第2ゲーム。
サーブ&ボレーもしてくる。
カレノブスタのリターンが深い。これでは攻めることができない。2−0ブレークアップ。
カレノブスタのフォアダウンザラインウィナー。
後ろからもウィナーが取れるのが強みだ!3−0キープ。注目の選手だ!
カレノブスタのストレート勝ち。

3R BARTY 2−6,4−6 STEPHENS

3R RYBARIKOVA 1−6,1−6 MUGURUZA
第3シードムグルザが第31シードリバリコバに1時間2分の楽勝勝ち。

3R POUILLE 2−6,6−3,6−4,6−4 KUKUSHKIN
第16シードプイユ。エビアンがスポンサーか?バブリンカと共にカードを渡された。
予選上がりククシュキン。
第2セット。
プイユの第10ゲーム。
プイユは両手バックもいいが、それでも回り込みフォアダウンザラインウィナー。
後ろからウィナーを取れる。
最後は124マイルのサービスワイドエース。
動きも乗りに乗っている感じだ!
6−4で1セットオール。
6−4,6−4の3−1で勝利。4回戦へ。

3R QUERREY 4−6,6−2,6−4,6−4 ALBOT
第17シードクエリ―が3−1勝利。

2017 USオープン Day 05        <レポート:森下 泰>