2017 USオープン Day 01

<レポート:森下 泰>

2017年8月28日(月)

昨日、ダニエル太郎選手らの練習を見ていたら強烈な眠気に襲われた。
帰りにフラッシング駅の中華の店先でちまき、ビーフンを買う。
中国人と思っているのか?中国語でずっと話かけてくる。
泊まり先のYMCAは人がいっぱいで、シャワーの出が弱いなあ〜!
冷房もすごくうるさいのです。
今朝は涼しく過ごしやすい。
コートは暑くなるかもしれないが、毎年スタートは暑いから見る方は少し楽になる。
もしかすると夜は寒くなるかもしれない・・・。
アームストロングスタジアムが改修工事で2018年には新しいのが出来上がる。
すぐ横にテンポラリー(一時的)のアームストロングができている。大胆・・・。
今日は江口実沙選手のみ。ということは残り全て明日ということだ・・・。
18歳69位シャポバロフが見られたらいいなあ。
ナイトセッションになんとシャラポワ対第2シードハレップの大試合が入った!?
事実上の決勝戦と言っても過言ではない・・・。

 


1R Kr.PLISKOVA 6−2,6−2 江口実沙
相手はクリスチーナ・プリスコバ。41位25歳。江口は316位25歳。
1勝1敗。
コート5の第1試合。
江口のゲームで始まる。
スライスサービスにプリスコバの連続バックリターンミス。
40−0で今度は連続ダブルフォルト。
トスがメチャメチャ動いたのを打って苦笑いをする江口。1−0キープ。
プリスコバの第2ゲーム。
江口のバックアングルウィナー。コートの中に入って打っている。
サウスポーのキレるサービスが取りにくそうだ!
身長を生かして高い打点から鋭いサービスを繰り出す。
足もきれいに揃っていてバランスがいい。
1−1キープ。
江口の第3ゲーム。
江口の2つドロップショットがミス。もう少しラリーをしても良かったのでは・・・?
1−2ブレークダウン。
江口は緊張のためか?
第5ゲームでも3つ目のダブルフォルトを犯して、1−4ブレークダウン。
プリスコバの第6ゲーム。
サービスエースを含む4連続ウィナー。1−5ラブゲームキープ。
江口の第7ゲーム。
ドロップを読んで、江口のバックダウンザラインウィナー。ようやく読んだ。
2−5キープ。
プリスコバの第8ゲーム。
江口の見事なフォアクロストップスピンロブウィナーで2つブレークポイントを握るが・・・。
最後は江口のバッククロスがアウト。しかし、しっかり振り抜いてきた。
2−6でセットを失う。28分。

第2セット。
江口の第1ゲーム。
江口のバックダウンザラインアプローチウィナー。膝が良く曲がって丁寧に打っている。
1−0キープ。足が低く動いてきた感じがする。
プリスコバの第2ゲーム。
0−30のチャンスだったが・・・。
サービスワイドエース。コースが全くわからない。フォアアングルパスウィナー。
4連続取られて、1−1キープ。これをブレークしたかった・・・。
江口の第3ゲーム。
プリスコバの連続フォアダウンザラインウィナー。1−2ラブゲームブレークダウン。
プリスコバの第6ゲーム。
サービスがいいのでスライスリターンで返すのがやっと。
プリスコバの逆を突いたドロップショットが効く。2−4キープ。
江口の第7ゲーム。
サービスの打点が低く浅くなってしまう。
相手にプレッシャーを与えられず、自分に有利にスタートできないのがつらい。
身長を使ってもっとフラット気味の厚く速いファーストを打つようにしたらいいと思う。
右肘やバックスイングはいいのでトスを意識したい。
2−5ブレークダウン。
最後は2回のデュースの末、江口のバックがネットミス。
2−6で敗退。2人は抱き合って何事か?ささやく。58分。お疲れ様。

江口のインタビュー
「今日は緊張するよりも楽しみだった。試合直前も全然緊張しなかった。
楽しくできたらいいと思っていた。楽しかったか?と言われるとそうでもない感じです。
変に気負ったりせず、コートに立てたと思う。
私も嫌だけど相手も嫌だろうなあと思った。相手は良く知っている。
走らされると思っていたし、走らないといけないと思っていた。
まだ、足にもの足りなのが出てしまった。
走れないのを見越して、ドロップショットを余裕を持って打たれた。
もっと最初に拾っていたら、取れなくてもギリギリの所まで行っていたら、全然違っていた。相手も厳しい所を狙っていかないといけない。
甘くなっても大丈夫という余裕を持たれた感じです。
練習の方が動けた。試合になるともっと皆、相手の動きを見て打つので、読みあいになる。
1歩でも早く動かないと取れない。逆を突かれた時の1歩目が遅かった。
逆を突かれて足をギュッと加速して、足を広げるのは少し怖い。
その場での動きは怖くないが・・・。
試合が終わって相手と抱き合って、「戻って来られて良かった」と言われた。
怪我してから会っていなくて、コート上で初めて会った。
今回はグランドスラム本戦の分、フレンチよりも嬉しさはある。
もの足りなさもたくさんある。
勝っていてすごく走れている時に比べて、スピードや量がかなり落ちている。
もっと走れていたなと思うことはたくさんあった。
復帰したばかりの時よりも打った感覚はそんなに悪くないと思った。
怪我して車椅子になって、リハビリをして、プロテクトランキングで試合に出られた。
フレンチオープンの時は試合に出て大丈夫?と思っていた。
実際には間に合っていなかった。
怪我しなかったら普通に出られたかもしれないが、出られなかったかもしれない。
プロテクトだから出られたかもしれない。
複雑な気分です。
怪我をしていない以前のランキングに戻すのは大変なこと。経験が大きい。
前にいた頃に戻るモチベーションになる。
伊達さんも乗り越えるために朝から一生懸命にリハビリしていたのを知っているので、引退の決断は簡単ではないだろうと思った。
もう一度コートに戻ってきてほしかったという気持ちはある。
あゆみちゃんも同じように長い期間リハビリをやっていて、治ってプレーしたらまたダメで私よりももっと長い。精神的にもきつい。
満足いくまでプレーしてほしいという気持ちはある。
伊達さんはすごい決断だと思う。すごくストイック。
自分があまりそうではなく、緩いこともある。
伊達さんはやっている時はすごくフォーカスしていて、集中力はすごい。」

1R LEPCHENKO 0−6,3−6 MUGURUZA

1R SANDGREN 4−6,3−6,6−3,3−6 CILIC
2セット先取のチリッチ。
第3セット、チリッチの第2ゲーム。
ギリギリのバックアウトと明らかなフォアのミス。チリッチは荒いミスで0−2ブレークダウン。チリッチはこういうのがあるから少しわからないのである。
サンドグレンの第3ゲーム。
4回のデュースの末、0−3キープ。ここでも大チャンスフォアハイボレーミスのチリッチ。
サンドグレンは地元の応援を受けて伸び伸びプレー。このセット6−3で取る。
第4セットはチリッチが6−3で締めるが・・・。少し難ありかな?

1R KUZMOVA 3−6,6−3,2−6 V.WILLIAMS

1R KVITOVA 7−5,7−5 JANKOVIC

1R HERBERT 1−6,3−6,6−4,3−6 ISNER

1R SOCK 2−6,6−7(12)、6−1,7−5,4−6 THOMPSON
3時間57分の激戦!

1R KONTA 6−4,3−6,4−6 KRUNIC
第1セット、5−4でコンタの第10ゲーム。
コンタのバックドライブボレーからジャンピングスマッシュ。
積極的、尚且つ、ロブも読んでいる。さすがである。
フォアクロスリターンアウトでコンタが6−4先取。
第2セット、6−3クルニッチ。
第3セットも5−4クルニッチ。最後はバッククロスアウト。6−4クルニッチ。
最後まで冷静に戦ったクルニッチが大金星!
コンタはリターンゲーム、これだけ追い詰められても、必ずラケットを左手で持って、ヘッドを上げている。すごく立派な姿勢だ!これは是非ともマネしたい!

1R QERREY 6−4,6−3,6−4 SIMON

1R WOZNIACKI 6−1,7−5 BUZAMESCU

1R DONALDSON 6−0,4−6,6−3,7−6(6) BASILASHVILI
1セットオール。
第3セット。
バシラシビリの第1ゲーム。
7回のデュースの末、1−0キープ。
ドナルドソンのコンパクトなバックダウンザラインリターンエース。
バシラシビリのメチャメチャスイングが速いスピンウィナー。低いのもウィナーにする。
ドナルドソンのサービスエースで1−1キープ。
ストロークがいい上にやはりサービスを持っている。
ドナルドソンの3−1勝利。アメリカにはいいのが出てきた。

1R ANDERSON 6−3,6−3,6−1 ARAGONE

1R LACKO 3−6,2−6,6−7(5) PAIRE
2セット先取のペール。第3セット、5−5でペールの第11ゲーム。
ペールのフォアダウンザラインウィナー。
珍しくバックでなく、フォアのウィナーにも思わずペールもカモン。
驚きのカモンだ!6−5キープ。
このまま、タイブレークを制したペール。髭もじゃだ!

1R VESELY 6−7(5)、6−7(2)、2−6 CORIC
チョリッチのリターンの構えは低い。速いサウスポーのサーブ&ボレーにも足元に鋭く落とす。

1R POUILL 6−3,6−4,6−4 EBEMELMANS

1R MARTINCOVA 0−6,1−6 GARCIA

1R KUKUSHKIN 4−6,6−3,6−2,6−1 FERRER
予選上がりククシュキン。第21シードフェレールに金星!

1R SHAPOVALOV 7−5,6−1,6−2 MEDVEDEV
予選上がり18歳67位シャポバロフ。21歳54位メドベデブ。
コート7には全然入れない・・・。ものすごい人気者のシャポバロフ。50分近く待った・・・。
シャポバロフが第1セット7−5で奪い、第2セット。
シャポバロフの第5ゲーム。
後ろからスルスルとネットへ。バッククロスボレーからバックドロップボレー。
テクニックもある。状況判断がいい。
シャポバロフのサービスセンターエース。6−1で第2セットも奪う。
サウスポーのサービスもトスがかなり前ですごく前傾になる。
いつでもサーブ&ボレーが可能だ!バックも片手で最後まで大きく振り抜く。
第3セットも先にブレークするが、すぐにブレークバックされる。
6−2のストレート勝ち。2回戦へ進出。この18歳は目玉です!

1R KONJUH 6−4,0−6,1−6 BARTY

1R GIANNESSI 4−6,7−6(3)、2−6,5−7 GULBIS

1R TOMIC 6−3,3−6,4−6,4−6 MULLER

1R KING 3−6,2−6,6−7(5) CARRENO BUSTA
予選上がりサウスポーキング。第12シードカレノブスタ。
カレノブスタ6−2,5−2でカレノブスタの第8ゲーム。
サイドに振られたボールを低くフォアダウンザラインウィナー。
振られた方がいいショットを放つのだ!6−2でこのセットも奪う。
第3セットはタイブレークをものにした。カレノブスタは強い。
足腰の低さと安定力には定評があるのだ!

1R PUIG 4−6,7−6(4)、6−7(4) LUCIC-BARONI

1R SOYLU 4−6,2−6 SUAREZ NAVARRO

1R ZEBALLOS 6−3,6−7(8)、4−6,3−6 CHUNG

1R LU 4−6,6−2,6−3,6−3 KHACHANOV
34歳63位ルー。第29シード21歳カチャノフ。この選手はもっと上に行く。
荒さがなくなってくればトップ10にはいくだろう。可能性を秘めている選手だ!
第1セット、カチャノフのゲームで始まる。
これだけ身長が高く、上から打ってくるサービス。これにルーはミスするがよく触っている。1−0キープ。
ルーの第2ゲーム。
サービスでは一発でエースは取れないが、その後の構えが早いルー。
バックダウンザラインウィナーで1−1キープ。
ルーの第4ゲーム。
6回のデュースの末、ルーの1つのフォアチャンスボールのアウトが効いた・・・。
こういう1本が大切。カチャノフ3−1ブレークアップ。
カチャノフの第7ゲーム。
ダブルフォルト。それを逃さず、セカンドを攻めて、ルーのフォアダウンザラインウィナー。繋ぐのではなく、このレベルはすぐに立て直す前にウィナーを取りに行く。
4−3ブレークバック。
このセットは6−4でカチャノフ。
しかし、調子のいい、反応のいいルーが3セットを取って、逆転勝ち。すごい!

1R TSONGA 6−3,6−3,6−4 COPIL

1R KOKKINAKIS 7−6(5)、6−3,1−6,6−7(2)、3−6 TIPSAREVIC
21歳222位コキナキス。
33歳67位まで復活したティプサレビッチ。2012年には最高位8位。
第1セットはコキナキスがタイブレークをもぎとる。
第2セット。
ティプサレビッチの第6ゲーム。
ティプサレビッチは横に振られたボールを右足で踏ん張って、フォアダウンザラインウィナー。こういう追い込まれた時が強いのだ!
しかし、ダブルフォルト。コキナキスの回り込みフォアダウンザライン。
3−3ブレークバック。
ティプサレビッチの第8ゲーム。
同じようにダブルフォルト。そしてコキナキスの回り込みフォアダウンザラインウィナー。
同じパターンで5−3コキナキスがブレークアップ。
ティプサレビッチはこんなにダブルフォルトはしないのに・・・。少し以前とは違う所だ!
コキナキスのサービスエース2つで6−3.やはり1本のエースは大きい。
2セットアップのコキナキス。断然有利になった!
しかし、鉄人ティプサレビッチは3セットを奪って、大逆転勝ち!
地獄を見た鉄人男の逆襲撃だった!

1R CEPELOVA 7−5,3−6,2−6 CIBULKOVA


ナイトセッション
1R SHARAPOVA 6−4,4−6,6−3 HALEP
シャラポワ。第2シードハレップ。
事実上の決勝戦と言えなくもないのが1回戦で当たる。
シャラポワのゲームで始まる。
シャラポワのフォアの大きなアウト。力が入っているか?
ハレップの大きなスイングで深く打ち込む。
サービスセンターからフォアクロスウィナー。速い攻めのシャラポワ。
1−0キープ。
ハレップの第2ゲーム。
シャラポワのドロップからバッククロスドライブボレーパス。
いろいろなショットを見せてくれる。
ハレップは落ち着いてサービスをコーナーに。リターンミスを誘う。1−1キープ。
シャラポワの第3ゲーム。
シャラポワのランニングフォアダウンザラインからバックドロップショットウィナー。
さすがに他の選手より一味も二味も違う感じだ。
ハレップだからついて行っているのだ。
40−0から大きくサイドにずれるダブルフォルト。これがまだあるのだ!
アドバンテージを握られてシャラポワのフォアアングルウィナー。わずかにかすっている。
こんなところを狙わなくても・・・。しかし、これがシャラポワ。
ハレップはかなりディフェンス能力が高い。コートカバーが一番だから。
4回のデュースの末、2−1キープ。
ハレップの第4ゲーム。
ブレークポイントでセカンドサービスセンターオンラインへ。素晴らしい。
シャラポワのフォア連続リターンエース。
セカンドサービスにそれでもプレッシャーを与える。
3つ目のブレークポイント。
完全に振り回されるハレップ。最後はシャラポワのバックボレーミス。
よく走って返すハレップだ!
4つ目のブレークポイント。
セカンドをフォア逆クロスリターンエース。やっと3−1ブレーク。
2人の試合は息つく暇がない。
シャラポワの第5ゲーム。
ドロップショットを読んだハレップがフォアダウンザラインからフォアクロスボレーウィナー。3−2ブレークバック。2人の戦いは始まったばかり。
しかし、長い試合になりそうだぞ!
シャラポワのバックダウンザラインでサイドからサイドに振って、4−2ブレークアップ。
シャラポワの第7ゲーム。
30−40でライジングフォア逆クロス。いつもより速くなった感じだ。
デュースでまた大きなサイドのダブルフォルト。
これはいつまでたっても直らないなあ〜!
4−3ブレークバック。どうなる?この試合は・・・?
ハレップの第10ゲーム。
3回のデュースの末、ダブルフォルト。
気落ちした所へシャラポワのフォア逆クロスリターンエース。6−4でシャラポワ。

第2セット。
シャラポワの4−1リード。これで終わったと誰もが思ったが・・・。
ハレップの第6ゲーム、30−40から4−2キープ。
ハレップの第8ゲーム、2つのブレークポイントを4−4キープ。
シャラポワの第9ゲーム。
ダブルフォルトで5−4ハレップが逆転ブレークアップ。
ハレップの第10ゲーム。
5つのブレークポイント。4回のデュースの末、サービスエース。
そして、フォアリターンがアウト。6−4でハレップ。なんと5ゲーム連取。
決してあきらめないハレップ。第2シードの意地がすごい!

ファイナルセット。
シャラポワの第1ゲーム。
長いラリーでシャラポワは少し抑え気味に突っ立って打つ。
それでもフォアダウンザラインウィナー。
第2セットを取って、ハレップの動きが良くなった感じだが・・・。
1−0キープ。
ハレップの第2ゲーム。
やはりフォアダウンザラインリターンエース。打ちに行く。
2−0ブレークアップ。
シャラポワの第3ゲーム。
負けじとハレップのフォア逆クロスリターンエースで0−30.
ドロップを拾ったシャラポワのバックドロップボレーウィナー。
今日一番の拍手だ!3−0キープ。これは大きいぞ!
シャラポワのセカンドワイドエースで5−2キープ。
わずかにかすった。ダブルフォルトするぐらいなら思い切り打とうとした結果だ!
シャラポワの第9ゲーム。
ハレップの飛びつきバックドロップボレーウィナー。盛り上がる!
ダブルフォルト。
0−30.シャラポワのバックダウンザラインウィナー。すごい!
30−30の2人のヒット。ハレップのバックダウンザライン。ガッツポーズ!気合いだ!
30−40でハレップのフォアダウンザラインがネット。観客も力が入る。
さすがにファーストが入らず・・・。
シャラポワのバックダウンザラインウィナーでマッチポイント。
最後はハレップのバッククロスがアウト。
6−3でシャラポワの勝ち。1時間43分の超大激戦!素晴らしい試合だった。
勝った後、コート上に座りこんだシャラポワ。感激で涙と笑いが出た〜!
温かく大きな拍手だ!やはり、こうやってプレーで魅せてくれないといけないよ!
ハレップも立派だ!さすが未来の女王になる資格を持つ人です!
本当にもったいない1回戦だった!

1R KING 6−7(9)、5−7,4−6 ZVEREV
ズベレブの第2ゲームでブレークダウン。1−2.
ズベレブの第5ゲーム。
ズベレブのバックダウンザラインアプローチが甘い。
キングのフォアアングルパスウィナー。
次にはフォアダウンザライン足元へ。焦って前に出ているように見える。
15−40のピンチ。
ズベレブのバックドロップも甘いが、キングの返球がさらに甘くバックボレーウィナー。
何とか2−3キープ。危ないプレーだ!あまり良くないのか?
今大会は自身にとって大チャンスな大会だぞ!
力の差が歴然としているのだから、悠然として構えていればいいのだ。
キングの第6ゲーム。
ズベレブのフォア逆クロスから飛びつきフォアアングルボレーウィナー。
これはすごい手首の返しだ!スーパーショットを軽くやるなあ〜!
3−3ブレークバック。
5−3ズベレブでズベレブの第9ゲーム。
フォアクロスラリーから荒いフォアミス。

キングの第12ゲーム。
セットポイントもリターンミス。
浅いボールもフォアをネットミス。
6−6のタイブレーク。なかなか上手く行かないズベレブ。
相手は俺もできると勘違いしてくるぞ!
2−2でキングのバックアングルパスからフォアダウンザラインパスウィナー。
3−2キングリード。やばいぞ!
5−3キングからキングの凡ミス3本。6−5ズベレブ。
ズベレブは足が全く動かない。雑なフォアネットミスで6−6.
全くプレッシャーをかけられていないのに・・・。
3つ目のセットポイント。
フォアガシャリターンミス。7−7.本当にどうしたんだ?
のらりくらりのラリーからキングのフォア逆クロスウィナー。
8−7キングのセットポイント。
スライスをキングはフォアクロスミス。8−8.どうした2人とも・・・。凡戦だぞ!
ズベレブのフォアクロスドライブボレーが甘く、キングのフォアクロスパスがネットインで抜けていく。
9−8キングの2つ目のセットポイント。ここでダブルフォルト。
ズベレブのバックアングルパスウィナーで10−9.
4つ目のセットポイント。最後はキングのフォアがネット。11−9でズベレブ。
もう1時間21分だ!0時半過ぎている。まだ、1セット・・・。ひどい・・・。

第2セット。
ズベレブの第10ゲーム。
ズベレブの大きく左足を大きく広げて踏み込んでフォアダウンザラインウィナー。
最近、日本のジュニアでもオープンでやたら打つのがいる。
こうやって打てる時にはやはり踏み込むのが基本。5−5キープ。
キングの第11ゲーム。
ズベレブの膝を落として丁寧に深く打つとキングはやることがなくなって、ドロップミス。
これを誘え!焦らず簡単な凡ミスさえしなければ余裕で勝つのに・・・
6−5やっとブレークアップ。
最後はキングのバックがネットミス。7−5ズベレブ。夜中の1時20分・・・。
頼むよ。2時には出たい・・・。3時に帰って、4時就寝かよ・・・。それでもいい方か?

第3セット。
ズベレブは第1ゲームの15−40は取れなかったが、第3ゲームの15−40.
ここはボールを見ないでバックハーフボレーウィナー。2−1ブレークアップ。
もう大丈夫か?
ズベレブの第8ゲーム。
2つのダブルフォルト。また、大チャンスボールをかすりスマッシュするし・・・。
2つブレークポイント。
6回のデュースの末、やっとバックダウンザラインウィナーで5−3キープ。
ひどいミスが続く。これで第4シードかよ?本当にフェデラーに勝ったの?
最後はズベレブのスマッシュエース。
6−4で勝利。しかし、凡ミスの嵐だった・・・。2時間51分。夜中の2時4分。
参りました・・・。

PS.
今日は初日。とても涼しく過ごしやすかった。日陰を見つけてみていたし・・・。
ナイトセッションは寒かった。
江口選手はケガから復帰して、まだ自分のプレーができていないようだ。
日本人選手が今日はなんと1人のみ。明日が全員だ。メチャメチャ大変になる。
鈴木真一さんと会う。何年ぶりかな?
ナイトセッションのシャラポワとハレップは大激戦。
特に最後のゲームは力が入った・・・。
やはりテニス選手はプレーで観客を魅了しないといけない。それが大きな仕事だから。
素晴らしい仕事です。感動を与えるのは・・・。
しかし、ズベレブが23時半前に入った。いつ終わるのかな?
明日は大変なのに・・・。
長かった・・・。ズベレブの凡ミスが多すぎる。終わったのが・・・。
夜中の2時4分。ここから何時に帰られるか?

2017 USオープン Day 01        <レポート:森下 泰>