2017 オーストラリアンオープン Day 10

<レポート:森下 泰>

2017年1月25日(水)

   

昨日は22度で涼しかったが、今日はどうだろうか?
今日も昨日と体感温度は変わらない。日影は涼しい。
1日1日全く気温と湿度が違う。体がそれに順応するのに時間がかかる。
時間がなくて、昨日買い物をしたらサイズが残っていない・・・。まずい・・・!?
穂積・加藤の準決勝が昨日と同じショーコート3の第4試合にあります!行きますよ〜!
今日はナイトセッションのナダル対ラオニッチが目玉です。

QF PLISKOVA 4−6,6−3,4−6 LUCIC-BARONI
第5シードプリスコバ。79位ルチッチバローニ。
プリスコバの3勝2敗。ツアーレベルだと2勝2敗。
大柄同士の戦い。
ルチッチバローニの左ふとももとふくらはぎには白いテーピングが巻かれている。
満身創痍だ!
プリスコバの第10ゲーム。
ルチッチバローニのバッククロスパスウィナー。
6−4ブレークでこのセットを取る。
第2セット。
プリスコバの第2ゲーム。
ルチッチバローニのフォアクロス&バッククロスの連続ウィナー。
簡単には繋がない。空いている場所をめがけて、すぐにウィナーを取りに行く。
少し間違うと単発のミスが続き、単調な試合展開になってしまう。
それでも先に打たないとやられてしまうのだ!
2−0ブレークアップ。
プリスコバはすぐにブレークバック。2−1ルチッチバローニのリード。
ここでプリスコバはトレーナーを呼んで、右足の裏かな?治療する。
ルチッチバローニの第5ゲーム。
プリスコバはバッククロスで打ち勝って、3−2ブレークアップ。
「オー」大きな声を出したプリスコバ。いつもはクールすぎるぐらいクールなのに・・・。
初めて声を聞いたぐらいだ。それだけ力が入っているのだろう。
ルチッチバローニの第7ゲーム。
2つのサービスエースを取ったにもかかわらず・・・。
スマッシュミスでブレークダウン。4−3プリスコバのリード。
プリスコバの第8ゲーム。
厳しいボールをプリスコバのフォアクロススライスディフェンスがすごい返球。
その後、フォアダウンザラインウィナー。5−3キープ。お〜!
一発があるってすごいなあ〜!
最後はプリスコバのフォアダウンザラインリターンエース。少し当たりそこないだが・・・。
6−3プリスコバ。セットオールのタイに戻した。

ファイナルセット。
プリスコバの第1ゲーム。
プリスコバのフォア逆クロスウィナーで40−15.
このまま、プリスコバのペースかと思ったが・・・。
このままで終わるものかというルチッチバローニの気概を感じる。
フォア逆クロスリターンエースで1−0ルチッチバローニのブレークアップ。
ルチッチバローニの連続ダブルフォルトで1−1ブレークバック。
全く、先が読めない展開になってきた・・・。
また、ルチッチバローニのリターンエースで2−1ブレークアップ。
プリスコバはベンチでラケットを投げてそのまま・・・。怒っている。相当に。
やっと、ルチッチバローニの3−1キープ。ブレーク合戦を止めた。
ルチッチバローニの第6ゲーム。
ダブルフォルト。プリスコバがまた静かになった。こうなると怖い。
3−3ブレークバック。
ファイナルセットの4−3プリスコバ。
ここでルチッチバローニのメディカルタイムアウトでコートから出ていく。
しかし、日陰で見ているとメチャメチャ寒い〜!コートは暑いだろうけど・・・。
ルチッチバローニは帰ってくるなり、3本のサービスエースで4−4キープ。
プリスコバの第9ゲーム。
ラブゲームブレークで5−4ルチッチバローニ。8ポイント連取だ。後半一気に・・・。
最後はフォアリターンがネットミス。6−4でルチッチバローニ。ベスト4だ!
メディカルタイム取ってから、なんと13ポイント中12ポイントを取った。
怒涛の攻撃だ!集中力がハンパなかった。
二転三転、いや八転九転ぐらいか?もっとしているか?
最後まで全くわからない展開だった・・・。
インタビューですごく泣いているルチッチバローニ。
しかし、よくこのルチッチバローニにダブルスといえども穂積・加藤は勝ったなあ〜!
偉いもんだ!

QF KONTA 2−6,3−6 S.WILLIAMS
第9シードコンタ。第2シードセリーナ。
初めての対戦。
セリーナの第3ゲーム。
セリーナのフォアダウンザラインボレーウィナーで40−15.
普通ならここで簡単にキープなところだが・・・。
コンタはリターンからフォアクロスウィナー。2球目攻撃で先に仕掛ける。
自分から先に打つのだ。ウィナーを取りに行くのだ。
3回のデュースの末、2−1キープ。簡単にはキープさせてくれない。
セリーナ4−2でセリーナの第7ゲーム。
サービスからバッククロスウィナー。
サービスからフォアダウンザラインウィナー。こちらの方が一枚上手か?
セリーナ5−2キープ。
しかし、ガックリした表情を見せずに、すぐに左手でラケットヘッドを上げて持って、ベンチに下がるコンタ。
こういう姿勢が素晴らしい!態度が素晴らしい!私は昨年から大絶賛です!
コンタの第8ゲーム。
3回のデュース。
セリーナのバックダウンザラインリターンエース。甘いサービスではないが・・・。
セットポイント。
コンタのフォアがアウト。6−2セリーナが先取。

第2セット。
セリーナの第1ゲーム。
セカンドでサービスセンターエース。152キロ。
また、サービスワイドエース。1−0キープ。やはり、サービスが尋常じゃない!
コンタの第2ゲーム。
冷静なコンタもダブルフォルト。セリーナのあのサービスを見せつけられては・・・。
自ずと力んでしまうのだろう。
0−40からあきらめないコンタ。
コンタのフォアクロスボレーからフォアダウンザラインボレーウィナー。
ブレークされたら、一気に行ってしまう所だった。
セリーナの第3ゲーム。
コンタはフォアクロスの打ち合いから避けない。逃げずに打って、セリーナのフォアミス。
2−1ブレークアップ。
セリーナの第5ゲーム。
セリーナのフォアダウンザラインウィナー。
連続サービスエース。しかし、何か?不満そうなセリーナの表情。
満足していない顔はプレーに出てしまうよ!ここがコンタと違う所。
彼女は負けていてもいつも上を向いている。3−2キープ。
コンタの第6ゲーム。
ダブルフォルトで0−40.これが少し多いか?
セリーナはスマッシュを返して、フォアダウンザラインパスウィナー。
3−3ラブゲームブレークバック。
セリーナの第7ゲーム。
コンタのフォアダウンザラインからクロスドライブボレーウィナー。
躊躇しないところがいい。30−40.
連続サービスワイドエース。これがあるから強い!ストロークだけでない。
4−3キープ。
コンタの第8ゲーム。
セリーナのストロークで左右に振る。落ち着きを取り戻す。
バッククロスウィナー。5−3待望のブレークアップ。
最後はサービスセンター。リターンが返らず・・・。
6−3セリーナの勝利。ベスト4進出。1時間15分。
まあ、普通にやれば絶対的に昔から今までずっとセリーナが一番です!
メンタルさえ崩れなければ・・・。一番でないとおかしいのです!この人は・・・。

SF 穂積絵莉・加藤未唯 2−6,6−4,4−6 MATTEK-SANDS・SAFAROVA
マテックサンズ・サファロバ組は第2シード。しかし、もう関係ない。
穂積の第2ゲーム。
サービスセンターで1−1キープ。
マテックサンズの第3ゲーム。
マテックサンズのバックドライブボレーがアウト。
穂積のバッククロスロブからバックハードヒット。加藤の前衛の動きが効いている。
マテックサンズのフォアがネット。
打ち勝っている。
0−40のチャンス。
30−40で穂積のフォアダウンザラインがアウト。
しかし、4つ目のブレークポイント。
穂積のダウンザラインリターンエース。
2−1ブレークアップ。
まだまだ、日本勢の調子の良さは続いているぞ!すごくいい。
加藤の第4ゲーム。
マテックサンズの回り込みフォアダウンザラインパスウィナー。
30−0から30−30でガシャダブルフォルト。
2−2ブレークバックされる。少し加藤のストロークの軌道が低い感じがする。
サウスポーのサファロバの第5ゲーム。
穂積が前に出てバックボレーネット。しかし、2人が前でもいいんじゃない?
0−30からファーストがいいコースに入る。
さすが一筋縄ではいかない第2シード。
穂積の第6ゲーム。
サファロバのバックダウンザラインへぶつけてきた。
0−40から30−40でサファロバのバッククロスハードヒット。
穂積は返せず、2−4ブレークダウン。
マテックサンズの第7ゲーム。
マテックサンズのフォアダウンザラインパスウィナー。加藤の動きを封じる。
穂積のバッククロス&フォアクロスの連続ドライブボレーウィナー。
30−30でボレーボレー。穂積のフォアボレーがアウト。
最後は穂積のバックリターンがアウト。2−5キープ。
動きが2人ともいいが、肝心なところが取れない。
しかし、いいプレーをしている。相手も必死だ!
加藤の第8ゲーム。
サファロバのフォアリターンは上から叩く。こうなると厳しいぞ!
加藤のフォア逆クロスがネット。ネットミスはだめだぞ〜!
0−40で最後はマテックサンズのフォアハイボレーウィナー。
ラブゲームブレークダウン。2−6でこのセットを落とす。まだまだだ!

第2セット。
穂積の第2ゲーム。
サービスから穂積のフォア真ん中にウィナー。すぐに次の準備をしている穂積。
1−1キープ。
第2セットの加藤の第4ゲーム。
サファロバのフォアトップスピンロブウィナーで15−40.
ここで開き直った加藤のフォアクロスヒット。風上からサファロバのフォアがネット。
これを差し込んで打ち勝つ。
2−2キープ。これが非常に大きかった。
これで加藤のストロークに自信がついて快進撃が始まった。
マテックサンズの第7ゲーム。
穂積のバックロブから加藤のバックダウンザラインウィナー。
これはジャックナイフだあ〜!4−3ブレーク。
加藤の第8ゲーム。
穂積のバックポーチウィナー。
加藤のストロークが良くなって、穂積が前で動き出した。
いつもと逆のパターンもいいぞ〜!5−3キープ。
穂積の第10ゲーム。
3つ目のセットポイント。
最後はサファロバのフォアダウンザラインがアウト。
6−4で取って、セットオールに持ち込んだ!行けるぞ〜!

ファイナルセット。
サファロバの第1ゲーム。
サファロバの調子が落ちてきたぞ!足が止まってその場で打つのが多い。
0−40を含め、ダブルフォルトで5つ目のブレークポイント。
穂積のバックダウンザラインリターンエース。1−0ブレークスタート。お〜!
加藤の第2ゲームをブレークバックされて、1−1.
加藤の第6ゲーム。
マテックサンズのフォアハイボレーを真ん中にウィナー。
2−4ブレークダウン。
ここであきらめない・・・。
マテックサンズの第7ゲーム。
15−15でナント相手の2人がお見合いで打てない。
サファロバのバックのボールだろう・・・?ミスが多くなって一瞬迷って引いたか?
こんなプレーしたら、ランニング100周ですよ!
4−3ブレークバック。サファロバを狙え〜!
4−4でサファロバの第9ゲーム。
30−40で穂積のバックダウンザラインリターンエース・・・!?
かと思ったが、サファロバのバックダウンザラインがナントネットインでぽとりと落ちた・・・!?え〜!
ダブルフォルトで2つ目のブレークポイントを取れず・・・。
4回のデュースの末、4−5キープされる。
加藤の第10ゲーム。
最後は加藤のバック逆クロスがサイドアウト。
4−6で惜しくも敗戦・・・!?2時間8分の激闘に幕を閉じた。
本当にあと少しでグランドスラム決勝の舞台があったのに・・・。
しかし、ここまでの戦いは2人をものすごく自信をつけたものになった。
ダブルスはもちろんだが、シングルスでも間違いなく、2人ともトップ100に入ってくるはず。
また、日本の他の選手やジュニアたちに希望を持たせた2人の素晴らしい戦いぶりだった!お疲れ様!そして、おめでとう!ベスト4!立派過ぎる!

穂積のインタビュー
「本当にあと一歩だった。今日、私にできることは全てやり切った。
こうすればよかったという後悔はない。
世界のトップの人にも通用すると思った。出し切ったからこそ、悔しい。
これを次に繋げるために、またコーチと話し合って、次に頑張りたいと思う。
ファイナルセットのバックダウンザラインリターンは今日一だったのに・・・。
何でネットインが入るの?っていう感じです。
あそこは何回もブレークポイントが来ていたから、取っていたら、結果が変わっていたかもしれない。
ファイナルセットも未唯のサービスゲームが取れていなかったので、2人で話して、フォーメーションを考えた。
終わった後は放心状態でした。
前は未唯のサービスゲームはキープできてもギリギリだったが、今日はストロークも頑張ってくれて、配球も良かった。私はそこまでボレーが得意ではないけど、練習して良くなっている。
今回勝ったことがないミルザに勝ったり、1位と互角にプレーして、正直こういう結果になるとは思わなかった。取り組んだことが結果に出て嬉しい。
コンスタントに結果を出せるようにしたい。
コーチと話して、いいのは伸ばして、課題を1つずつ取り組んでいきたい。
今度はトップとやっても最初から引かないようにしたい。自信を持ってプレーしたい。
今までグランドスラムの決勝なんて程遠かった。今日は目前まで来た。
次は決勝の舞台に立ちたい。優勝したい。
今は自分のテニスが良くなっているので、WTAツアーで戦っていきたい。
昨年はテニスが上手く行かなかった。ランキングが下がってコーチと話してメンタル面だとか?打ち方とかいろいろやってきた。
結果が出なくて苦しい時期が長かったが、結果に繋がった。
昨年まではコーチが絵莉これはいいからやってみてと言われても半信半疑だった。
でも今回結果が出て、本戦シングルスとダブルスともに。やってきてよかったと思う。
上手く行ったり、行かなかったりしても、自分がやると決めたことを信じて、あきらめずにやりたい。」

加藤のインタビュー
「悔しいです。第2セット、いいラリーができて、1位の選手とも互角に打ちあえて嬉ししい部分もある半面、勝ちたかったから悔しいのもある。
次はこれ以上のいいプレーをして、あの2人と戦いたいと思う。
ネットインは少し大きかったら取れるのに・・・。あれは無理・・・。
終わった後は負けちゃったね〜。
二人とも相手が下がっている時は少しビックリ。
第2セット、後ろで打ちあえているなと思っていた。
絵莉が後ろよりは少し押されるかもしれないけど、徐々に良くなっている。ここが課題。
次はもっと強化したい。トーナメントを通して、いいダブルスができたと思う。
いつか決勝の舞台で戦えたらいいと思う。
シングルスやダブルスにこだわりは持っていない。
シングルスではWTAに出たいと思っているので、出た時にはダブルスも出れたらいいなと思う。
同世代の選手が本戦に出たりしているので、WTAツアー本戦に自分も出て、戦いたいと思った。ベスト4で充実したトーナメントだった。
この気持ちを忘れずにこの先もプレーしたい。
左足首は骨の所が少し擦り?けて、ヒリヒリしたのでメディカルタイムを取りました。
若干、痛かったです。台湾は一緒に出ます。」

QF GOFFIN 3−6,2−6,4−6 DIMITROV
第11シードゴファン。第15シードディミトロブ。
ディミトロブの1勝。フューチャーとチャレンジャーを合わせると4勝。
ディミトロブのゲームで始まる。
出だし連続を含む3本のサービスエース。1−0キープ。快調だ。
ゴファンの第2ゲーム。
ダブルフォルト。こういうのが響いてくるのだ!
入れに行ったスピンサービスをディミトロブのフォア逆クロスリターンでハードヒット。
2−0ディミトロブのブレークアップ。
ゴファンの第4ゲーム。
ゴファンのバックダウンザラインウィナー。両手のランニングショットも上手い。
バランスはいい。
ディミトロブの第5ゲーム。
ディミトロブのバックスライスで上手くいなして、フォアですかさずネットに出てプレッシャー。これにかっこいい片手バックダウンザラインがある。
30−40でディミトロブの逆クロススマッシュエース。厚くしっかり当てる。
フォアクロスボレーウィナー。自分から攻める姿勢は崩さないディミトロブ。
ゴファンももちろん待っているわけではない。フォアダウンザラインへカウンター。
ゴファンのバックドロップボレーウィナー。すごいタッチだ!
ディミトロブのバックスライスで沈めたのを上手い。
4回のデュース。4つ目のブレークポイント。
ディミトロブのフォアダウンザラインがわずかにアウト。
3−2ブレークバック。レベルが高すぎ〜!
ゴファンの第8ゲーム。
ブレークポイントをことごとく、サービスエースで切り抜けるゴファン。
4つ目のブレークポイント。
ゴファンのバックロスがアウト。5−3ディミトロブのブレークアップ。
ディミトロブの第9ゲーム。
最後はゴファンのフォアダウンザラインが大きくサイドアウト。
6−3でディミトロブ。
この後、ディミトロブが6−2,6−4で取って、ストレート勝ち。
2時間13分。もっと競るかと思ったが・・・。ベスト4入りだ!
穂積・加藤のダブルスを見ている間に終わった・・・。

ナイトセッション
QF NADAL 6−4,7−6(7)、6−4 RAONIC

第9シードナダル。第3シードラオニッチ。ナダルの6勝2敗。
2017年ブリスベンではラオニッチが466364で勝っている。
ラオニッチの第7ゲーム。
ナダルのバックダウンザラインパスウィナー。完全にコートの外からポール回しだあ〜!
さっきの効いたか?今度はバッククロスパスが抜けた。
15−40でナダルのバックダウンザラインへスライスロブ。
ラオニッチのスマッシュがアウト。この身長でも届かない・・・。
4−3ナダルのブレークアップ。
ナダルの第8ゲーム。
連続フォアウィナーで5−3キープ。ナダルが乗ってきたぞ!
ナダルの第10ゲーム。
ナダルのバッククロスボレーウィナー。先に出ていくべきだ!
ナダルのフォア逆クロスウィナー。打った後も前に詰めて行くナダル。
最後はナダルのしっかりガッチリ、スマッシュを逆クロスに決める。
ナダルは1つブレークすると途端に元気になる。さあ、ここからだ!
6−4ナダル。43分。
まだ、ナダルの回り込みフォアダウンザラインのかすりネットはある・・・。

第2セット。
ナダルの第2ゲーム。
ラオニッチのグランドスマッシュからフォア逆クロスアングルアプローチウィナー。
こうやって、攻めるしかないラオニッチ。
ブレークポイントでナダルのコードバイオレーション。間が長いって・・・!?
毎回ですよ・・・!?取るなら全てですよ・・・!?
5回のデュースの末、1−1キープ。
ラオノッチの第9ゲーム。
ラオニッチのフォアアプローチのミスが目立つ。チャンスボールをミスする。
ナダルのフォアクロスパスがサイドアウト。これは甘かったからもったいなかった。
5−4キープ。ファーストが入らない時はチャンス。
ナダルの第10ゲーム。
ダブルフォルトで15−40のピンチ。
サービスワイドで1つ逃れる。
ラオニッチのバックダウンザラインがサイドアウト。まだ、安定しないストローク。
デュースで散々サイドに振っておいてから、ナダルのフォアドロップミス。
3つ目のセットポイント。
ナダルのフォアダウンザラインウィナー。
最後はラオニッチのフォアドロップボレーミス。5−5キープ。
6−6のタイブレーク。
3−3でラオニッチのフォアハーフドロップボレーからバッククロスボレーウィナー。
4−3ラオニッチ。
ナダルのバッククロスパスウィナーで5−4ラオニッチ。
ラオニッチのフォアボレーが甘い。
ラオニッチのフォアクロストップスピンロブウィナーで6−4ラオニッチ。
今度はナダルのフォア逆クロスアプローチが甘い。
6−5でラオニッチ。痛恨のダブルフォルトで6−6.
3つ目のセットポイント。
ラオニッチのフォア逆クロスアウトで7−7.
サービスセンターで8−7ナダルのセットポイント。
最後はラオニッチのフォア逆クロスがネットに当たって、サイドアウト。
9−7でナダル。ここまで2時間4分。1チャンスをものにするナダル。

第3セット。
ラオニッチの第8ゲーム。
ナダルは2つローボレーさせてから、チョコンとフォア逆クロスへ抜く。
215キロのサービスセンターエース。4−4キープ。
ラオニッチの第10ゲーム。
ナダルはフォアでチョコンと返して、バッククロスパスウィナー。
これでいい。
ナダルのフォアダウンザラインからバックダウンザラインへドロップ。
戦法は少しせこいがいいだろう。
0−40.
ラオニッチのバッククロスボレーが決まったかに見えたが、ナダルがグーと手を伸ばしてフォアを引っかける。
ラオニッチのフォアハイボレーがネットにかかる。
これぞ!ナダルの真骨頂だ!最後まで追いかけて何とか返す。
それが相手にとっての最大のプレッシャーになるのです。
6−4でナダルのストレート勝ち。2時間44分。嬉しいベスト4入りだ!
しかし、ラオニッチのバックミスがまだ多いと感じた。特に走らされてからのバック。
以前より良くはなっているが・・・。
ナダルのフォアもまだかすりショットがあるから、万全ではない。
ただ、最後のショットのように気迫で持っていく。これが出ると面白いはず。
次のディミトロブ戦もやるかもよ〜!3−2ナダルだな!皆はディミトロブですが・・・。

車椅子1R KRUGER 1−6,2−6 上地ゆい
第2シード上地。

ジュニア3R MOUTET 6−3,6−2 羽澤慎治
第5シードマウト。
3−4で羽澤の第8ゲーム。
サウスポーのマウトはフォアドロップからフォアクロスボレーウィナー。
このドロップをよく足を鳴らして、取った羽澤。
0−40で羽澤のフォアダウンザラインドロップボレーウィナー。仕返しだ!
ネットに出て、フォアダウンザラインボレーが深い。
デュースに追いつく。
ここでマウトのフォア逆クロスにハードヒットしてから、フォアクロスにドロップ。
コートを広く使う。いかにもフランス人らしいプレーだ!
3−5ブレークダウン。
マウトの第9ゲーム。
40−15から羽澤のストロークが打ち込まれてもよく耐える。
3ポイント連取して、ブレークポイントを握る。
ここはサービスワイド。
2つ目のブレークポイント。
ここもサービスワイド。2つともファーストがいいコースに来る。
3つ目のセットポイント。
最後はマウトのバックドロップ。これを拾った羽澤の上をバッククロスロブボレー。
ジャンプする羽澤の上を抜けた。空振り・・・!?
3−6で落とす。
互角のラリーを展開していたが、あと少しの差だった・・・。
また、次に頑張ろう!

ジュニア3R 堀江亨・WU 6−4,6−3 羽澤慎治・ZAKHAROV

ジュニア3R BRUNE OLSEN・HELGO 3−6,4−6 永田杏里・NAKLO

ジュニア3R APPLETON 0−6,6−3,6−3 内藤祐希

第4シードアぺルトンの第6ゲーム。
第14シード内藤はバックの打ち合いで2ポイントを取る。
フォアクロスリターンエースで0−40.
最後はなんとダブルフォルト。ラブゲームブレーク。6−0で圧倒して先取。
第2セット。
トイレットブレークして再起を図るアぺルトン。
内藤の第1ゲーム。
相手はギアを上げようとするが、内藤の低い姿勢のバックがそれを許さない。
ガッチリ返す。
内藤のフォアダウンザラインからそこへフォアドロップ。
そして、フォアクロスボレーウィナー。次の備えもバッチリだ!
相手も何とかペースを変えようとバックスライスからドロップ。
それを内藤は機敏なフットワークでフォアドロップショット返しウィナー。
素晴らしいゲームで1−0キープ。
このまま行けよ〜!
しかし、この後、3−6,3−6の逆転負け。
この悔しさを次に繋げていけ!頑張れ!

ジュニア3R 本玉真唯 6−7(2)、6−2,6−1 VISHNEVSKAYA
相手は予選上がりビシャネブスカヤ。
6−5でビシャネブスカヤの第12ゲーム。
本玉のフォア逆クロスウィナーで0−40のセットポイント。
これをラインぎりぎりのサービスで切り抜けられる。
4つ目のセットポイント。
ビシャネブスカヤのバックダウンザラインボレーウィナー。
ネットでも落ち着いている。
2回のデュースの末、フォア逆クロスウィナーを取られて、6−6のタイブレーク。
このショットに気を付けたい。
ビシャネブスカヤのバックドロップボレーからフォアクロスボレーウィナーで0−2.
ビシャネブスカヤのフォア逆クロスウィナーで2−5.
最後は本玉のフォアダウンザラインアプローチがサイドアウト。
2−7で取られる。
第2セット以降、気落ちせずに挽回した本玉が6−2,6−1で逆転勝ち。
見事に堂々のベスト8入りだ!!次は第1シード!頑張って勝つぞ!お〜!

PS.
昨夜のフェデラーのナイトセッションは席が全くない状態。
他の選手が入ると明らかに試合によって入る数が違う。
ハッキリしているのだ!おそらく、買っていても来ない人がいるんだろう。
今日はルチッチバローニがプリスコバにファイナルセット勝ち。
大味な試合だったが、どちらが勝ちたい執念で溢れているか?で勝負あった。
セリーナはさすがコンタの調子の良さをものともしない。
しかし、負けていてもあのラケットヘッドを上げ続けるコンタに脱帽!
あれを皆、真似してほしい!特に森下アカデミーは・・・。
そして、ダブルス準決勝。あと少しで決勝に届く手が滑り落ちた感じだ・・・。
しかし、あの穂積・加藤はこの大会でものすごく成長した。
特に穂積のストローク力はトップ100に軽く入る力を持っている。
自信が出てきて、2人とも試合のたびに強くなった。
シングルスだけでなく、ダブルスで自信をつけて、上に上がる方法もある。
これはジュニア大会でも同じです。
本玉のシングルスベスト8入り。
SSCでプロを教えていたが、そのプロのところでやっている。
早くうちからも出ないかなあ!ドンドン、遠くなっている感じだ・・・。
あきらめずにやれば、いつか結果はついてくる。穂積の言ったようにやるか・・・!?
最後はナダルの気迫のフォアガシャショットが入る。ストレート勝ち。22時半前。
ファイナルになったら、どうしようかと思った。早く帰って、荷物整理だな。

2017 オーストラリアンオープン Day 10        <レポート:森下 泰>