2017 オーストラリアンオープン Day 01

<レポート:森下 泰>

2017年1月16日(月)

   

昨夜、同じ専修大学の同期の薫&ジェイミー、同期の一筆とスクール生の方4人、1つ上の先輩秀島さんと
全豪ダブルス出場の波形選手と中華街で夕食。
何とか、急いで行って間に合った。2時間半楽しかったですね。
一筆は相変わらずでした。
波形選手には是非とも1回勝って、ウィリアムス姉妹と対戦してほしいです。
スーパーに寄って、歩いてサウスヤラまで約1時間半。
少しくたびれて寝ました。しかし、スマホにWIFIが入らない。パソコンには入るのに・・・。
困りました・・・。
朝早く起きて、いつものランニングとトレーニング。今朝も快晴。
日影は涼しい風が吹くが、油断大敵!日焼け止めを塗らないと大変なことになるのです。
ここは朝食が付くからラッキーです。歩いて、40分ぐらいかな?
いつものゲートは壁を作られて少し遠回りします。全豪もドンドン変わります。
今日は錦織圭選手がハイセンスの第1試合。
日比野菜緒選手と土居美咲選手が第2試合。奈良くるみ選手と添田豪選手が第3試合。
穂積絵莉選手が第4試合。ものすごくかぶってしまう。嬉しい悲鳴です。
皆さん、頑張ってほしい!

1R KUZNETSOV 7−5,1−6,4−6,7−6(6)、2−6 錦織圭
クズネツォフ。第5シード錦織圭。
錦織の2勝1敗。
昨年、フレンチとウインブルドンで勝っている。グランドスラムでよく当たる。

錦織のインタビュー
「一番苦労したのは彼のボールがフラットで打ってきて、それに対応しきれていなかった。
最初から合わせすぎていて、攻められる場面が多かった。
最後やっと攻撃的なプレーができた。そんなに高いボールを使う気はなかった。
コートが速いので深いボールを打つのが難しかった。途中から左右に振るのは意識した。
メンタル的に攻めていなかったのが一番の原因だと思う。
フィジカル的なものは全く問題なく、このサーフェスは早い展開だったり、自分から攻めることが大切。次に改善したい。緊張感は250よりレベルは上がるのである。
相手のボールが良くて、攻めるボールが少なかった。
タイブレークでは5−5と勘違いした。スコアを忘れてボーとしていた。危なかった。
今日はどうであれ勝つのが一番。こういうことは続くことはしたくないが、1回戦で長い試合で勝てたのが、自信になってくれると思う。
次のシャディとは久しぶりの対戦。すごく展開が早い。相手は棄権勝ち。
まだ、1回戦だからいいですが、これが2回戦や3回戦なら相手を恨みますけど・・・(笑)
ストロークはフラット系で似ているが、サービスは今日よりいい。
その分、ミスもあるので誘えるかな?作戦を練っていきたい。
今回のデビスカップはたまたまスケジュールが合わなかった。
チームとしても強くなっている。上まで行きたいという気持ちがある。
ケガをしても意味がない。今回は辞退させていただくことになりました。
かなり迷いましたが、これから自分がトップになるために体力的なことを考えた。
葛藤もあったが、南米にも行くので時差もあるので・・・。
長丁場でラケットは試合中に感じることはないが、筋力にダメージがこないのはこれから感じるかもしれない。
今日は余裕がなかった。普段はもう少し余裕があるのだが、第5セットどこでレベルを上げるか?を考えた。余裕はそこまでなかった。
優勝はいつかはしたい。トップ選手に近づいている。優勝する気でいる。」

第1セット。
錦織のゲームで始まる。
錦織の低い姿勢でチョコチョコと前に入って足で合わせる。
バックダウンザラインウィナーで1−0.幸先のいいスタート。
クズネツォフの第2ゲーム。
クズネツォフは緊張しているのか?バックの凡ミスが多い気がする。
フラット系の速いショットがいつ入ってくるか?これが入ると危険だ!1−1キープ。
錦織の第9ゲーム。
178キロのサービスセンターエース。オンラインだ。
こういうコースにスピードを落としてでも入るといい。
ただ、錦織のフォアのかすりショットミス。
相手のボールに押されているのか?少しおかしいぞ!
クズネツォフの思い切ったフォア逆クロスからフォアクロスボレーウィナー。
4−5ブレークダウン。
クズネツォフの第10ゲーム。
30−0から錦織の粘り強く低い姿勢のバッククロスが深く、相手のバックミスを誘う。
4ポイント連取して、5−5ブレークバック。
しかし、次の錦織のゲーム。
錦織のフォア逆クロスがかすって、ネットの真ん中より下に当たる。おかしいぞ〜!
ラブゲームブレークで5−6.
最後はクズネツォフの伸び伸びとしたフォア逆クロスウィナー。
5−7とセットダウン。

第2セット。
錦織の第1ゲーム。
30−40のピンチを193キロのサービスワイド。
そこからフォアクロスウィナー。3回のデュースの末、1−0キープ。
これを落としていたらと思うとゾッとする。
クズネツォフの第4ゲーム。
錦織のバックがようやく振れてきた感じだ。
バックダウンザラインリターンエースとフォアダウンザラインパスウィナー。
3−1ラブゲームブレーク。
主導権を握ればこんなもんだ!
クズネツォフも半分捨て気味のセット。
最後は錦織のバックダウンザラインウィナーできれいに締める。
6−1でセットオール。

第3セット。
錦織の第4ゲーム。
クズネツォフの思い切りのいいフォアダウンザラインウィナー。
気持ちいいぐらいの振り抜きだ。1−3ブレークダウン。
すぐに2−3ブレークバック。
クズネツォフの第7ゲーム。
勝手にプレッシャーを感じたのか?連続ダブルフォルト。
4−3ブレークアップ。これは大きいぞ!
最後はサービスエース。6−4でセットカウント2−1.
あまり調子はいいとは言えないが、それでも何とかする錦織。少し安心かと思ったが・・・。

第4セット。
錦織の第2ゲーム。
超チャンスフォアパスをネットにかける。珍しい。0−2ブレークダウン。
2−1ブレークバックするが、錦織の第4ゲーム。
クズネツォフのバッククロスアプローチからフォアクロスボレーウィナー。
相手の方が積極的なプレーを展開するぞ!
1−3とまたもやブレークバック。どうも締まらない・・・。
ブレークバックして、6−6のタイブレークへ。
錦織の第12ゲームでクズネツォフのチャレンジが画面に出ない場面があった。
初めて見たぞ!主審の言うとおりになった。
錦織のバックダウンザラインからクロスウィナーの素晴らしいパターンで3−2リード。
190キロサービスセンターエースで5−2.
5−4でまさかの連続ミニブレークで5−6のセットポイント。
ここはサーブ&ボレーに出てきたクズネツォフの足元リターンからフォア真ん中パスウィナー。6−6.
2つ目のセットポイント。
最後はバックネットインリターンの変化に対応しきれず、バックネットミス。
6−8でナント落としてしまう。大ピンチ。何が起こるか?わからない・・・。

ファイナルセット。
タイミングが合っていないながらも何とかしようと必死だ!
クズネツォフの第4ゲーム。
錦織はこのゲームぐらいからバックスライスを混ぜて、ようやくチェンジオブペースを使ってきた。これが功を奏する。クズネツォフのバックミスを誘う。
また、錦織のバッククロス3本から伝家の宝刀バックダウンザラインウィナー。
3−1ラブゲームブレーク。
次の錦織の第5ゲーム。
30−40からファーストサービスが自分を助ける。
最後はなんとダブルフォルトでジ・エンド。
これだけ壮絶な試合をやって、クズネツォフのダブルフォルト。少しかわいそうだ!
何とか6−2で勝利。3時間34分のロングマッチ。
何か今日はファイナルセットになる予感がありました・・・。
しかし、試合内容よりも勝ったという方が大切です!さすがです!

1R SEVASTOVA 6−4ret 日比野菜緒
第32シードセバストロバ。日比野菜緒。
セバストロバの1勝。
日比野は腰が痛いのか?トレーナーを呼ぶ。
2−5から日比野の第8ゲーム。
サービスワードにタイミングが合わずにフォアリターンが大きくアウト。
3−5ラブゲームキープ。
セバストロバの第9ゲーム。
トスが低く詰まってしまい、ダブルフォルト。4−5ブレークバック。
何か?勝手にセバストロバがミスした感じだ。
日比野の第10ゲーム。
横に走れず、フォアガシャミス。
最後もフォア逆クロスミス。フォア&バックの2つずつミス。しかも早い。
あっという間に4−6のラブゲームブレーク。
せっかくブレークしたのに・・・。しかし、ここで日比野は棄権・・・。腰か?

日比野のインタビュー
「昨日練習している時に走っていたら、走り過ぎて左腰を痛めた。
その時は痛くなかったが、練習をするにつれて痛くなった。
ナショナルトレーナーに診てもらった。
朝、だいぶ良くなったが、試合が進むにつれて痛みが増してきた。
サービスとバックが腰を回せなくて痛い。
フィジカルを取って、2ゲーム取り返したが、彼女が動揺したのだと思う。
私は何もしていない。何が原因でなったのか?わからない。
最初、何ゲームかやって違和感があった。
だましだましやっていて、アドレナリンが出たら、何とかなると思ったが・・・。
どうにもならなかった。ダブルスは様子を見ながら。
ドクターは薬を飲んだら、痛みが引くのでは?と言っていたが・・・。原因がわからない。
冬のトレーニングも内容も良くできていた。
それが形になって、自分の形でポイントが取れていた。
今度こそはと臨んだのですが・・・。腰がここまで痛くなったのは初めてです。
今シーズンはトップ50で終わるためにグランドスラムで勝ちたいという気持ちがあった。
グランドスラムの勝利は大切です。」

1R PARMENTIER 7−5,7−5 土井美咲
パルメンティエ。土居美咲。
パルメンティエの2勝。
1セットダウンの土居。
第2セット。
第2ゲームのブレークチャンスを逃す。1−1キープ。
土居の第3ゲーム。
パルメンティエの球足の長いフォアが深くえぐってくる。
これにタイミングが全く合わない土居。少しチャンスになっても足が出ていかない。
1−2ブレークダウン。
パルメンティエの第4ゲーム。
大きくダイナミックなフォームのサービス。速いし、重い感じがする。
ネットインも多い。振り切るから入るのか?1−3キープ。
3−5でパルメンティエの第9ゲーム。
これが長かった。2人にポイントが行ったり来たり・・・。
10回のデュース。マッチポイント3つ。
土居は粘って、9つ目のブレークポイントでフォアクロスに打ち込む。
ようやく、5−5ブレークバック。
二人とも当たらないでガシャも多かった。特にパルメンティエは短く低いのをさんざん引っ掛けていたよ。不器用だなあ!
ここで土居は次のゲームを落とした。5−6とこれは痛い。
最後はパルメンティエのフレームガシャグランドスマッシュ。最後まで・・・。
5−7で惜敗。

土居のインタビュー
「相手のサービスに今一つタイミングが合わなくて、リターンゲームがなかなか自分の思い通りに行かなかった。リターンミスも多かった。
相手にサービスゲームでフリーに打たせてしまった気がします。
第2セット、4−5で長いゲームをブレークして、逆転するチャンスがあった。
ブレークした後のサービスゲームが課題です。
相手のサービスは球種がわからない。フォアのボールも重い印象がある。
ファーストサービスも重く、セカンドもキックして弾かれるので苦戦しました。
タイミングは合わせづらいのは正直あるが、その中でやっていかないといけない。
コートは速い印象があって、速いサービスは滑ってくる。
自分を生かし切れずに終わったのが残念です。
先週もここに入ってもなかなか調子が上がらず、何とかそれでも調整して入ってきた。
ツアーを回っているとそういうことがあるので、そこに対処できるか?というのが上に行くには必要だと思う。
テニスはフィーリングも合っていないし、メンタル的にも難しい部分もある。
全体的にはまっていない感じがある。
何が問題なのか?コーチたちと話してみます。違うアプローチもしてみます。
とにかくやり続けるしかない。頑張ります。
今シーズンの目標とかは私たちは持たずに、インプルーブすることが大事。
日々成していこうと常に話し合っている。
目の前のことを一生懸命にやっていれば、ついてくる。いいシーズンにしたい。」

1R VOEGELE 2−6,6−2,6−3 奈良くるみ
ボーゲル。奈良くるみ。
奈良の4勝。
ボーゲルの立ち上がりのゲームを2つブレークして、一気に5−2リード。
奈良の第8ゲーム。
30−40で奈良のフォアダウンザラインウィナー。高い打点で積極的に打ち込む。
迷いがない。
バッククロスアプローチもコーナーに追い込む。待って繋ぐというのが頭にないのがいい。
セットポイント。
ここでも後ろに下がらず、フォアダウンザラインウィナー。
6−2で先取。素晴らしい集中力だ!
第2セット、2−6で取られて、ファイナルセット。
3−5でボーゲルの第9ゲーム。
ボーゲルのバックスライスで短く、まるで奈良をネットにおびき出したかのようだ。
ボーゲルのバッククロスパスウィナー。はまってしまった。
最後はサービスワイドエース。6−3ボーゲル。
最後まで食らいついたが・・・。
相性のいい相手に第1セットを取ったのでいけると思ったが・・・。残念・・・。

奈良のインタビュー
「第1セットは自分の描いた通りに進んだ。
第2セット、フッと体が落ちてしまって、相手に持っていかれた。
先週、体調を崩して熱が出て、食べられなかった。エネルギーが足りなかった。
落ちてしまった理由です。それまでは良い状態だったのに・・・。
オフシーズンのトレーニングも積んでいて自分に期待していたので残念です。
シーズンのスタートは結果的にあまり良くない。
やってきたことをちゃんと出せば、テニスの実力的には幅が広がっている。
それがコートで出していないのが不甲斐ないという気持ちでいっぱいです。
ここで原因を探って次に繋げたい。自分のテニスは元々コートを広く使って行く。
今年に入ってよりクオリティーを高く、ボレーにも多く出る。
ポイントを多く取れるパターンが増えたと思います。
自分と一緒にやっていたコンタがあそこまで爆発的に上に上がったのはすごい。
自分にもまだ伸びしろがあると思っているので頑張りたい。
こういう試合をして落ち込むが、苦しいのを乗り越えたら、次につながる。
もがいて頑張っていけるようにしたい。
尾崎里紗選手も穂積選手も本戦入りで力がついている。刺激になる。
自分もまけていられないと思う。
日本女子選手のいい流れです。グランドスラムに1人でも多く出てきたいと思う。
ダブルスは土居選手と出ます。噛み合うといいプレーをすると思う。」

1R JAZIRI 6−3,6−4,6−3 添田豪
ジャジーリ。添田豪。
3−6,1−2で添田の第4ゲーム。
サービスワイドからフォアクロスウィナー。
次のフォアダウンザラインはチャンスだったが、少し待ってしまったか?
こういうのをしっかり決めたいなあ!
2−2キープ。
2−5で添田の第8ゲーム。
添田のバッククロスウィナー。これは昔から得意なコースだ!3−5キープ。
ジャジーリの第9ゲーム。
ジャジーリのバックは両手とスライスを使い分ける。よく走る。
連続ダブルフォルトで4−5.ブレークバック。
少し緊張しているぞ!チャンスだ!豪!
しかし、ここで落として、4−6.やはり、キープ力。サービス力か?
最後は添田のフォアクロスがアウトして、3−6.
ストレート負け!残念。しかし、予選をよく上がった。
まだまだ、グランドスラムにチャレンジして行こう!

1R 穂積絵莉 5−7,6−8(6) WITTHOEFT
穂積絵莉。ウィットフェフト。
初めての対戦。
2−5で穂積の第8ゲーム。
穂積のフォアクロスは引きつけておきながら、リストでグンと持っていく。
サービスセンターも力強い。ダブルスでまず自信をつけてこの予選を勝ち上がった。
自信にみなぎっている感じだ。
40−30のラリーは見ごたえがあった。少しバックが振り遅れたか?
セットポイントは1つサービスで乗り切る。
前に来た相手をバッククロストップスピンロブウィナー。よく見ているよ。
5回のデュース。
2つ目のセットポイントを逃れて、最後は穂積のフォア逆クロスアングルウィナー。
すごいところに入ったよ。3−5キープ。
ウィットフェフトの第9ゲーム。
穂積は左右にストロークで振ってから、バッククロスボレーウィナー。
こういう攻めが増えてくると上に行けるぞ!
穂積のしつこさに降参とばかりにダブルフォルト。4−5ブレークバック。
穂積の足が動いてきた。ウィットフェフトはかなりプレッシャーを感じているはずだ。
5−6で穂積の第12ゲーム。
0−40から1ポイントは返すが・・・。
最後は穂積のバッククロスがギリギリアウト。
5−7で惜しくも先取された。まだまだ・・・。

第2セット。
4−5で穂積の第10ゲーム。
15−40など3つのマッチポイントあり。
これを驚異の粘り強い精神力で切り抜ける。
穂積のバッククロスウィナー。5−5キープ。
かなりたくましくなった。カモーンと大きな声が飛ぶ。
6−6のタイブレーク。
穂積はドロップからフォアトップスピンロブウィナーで2−1.頭もいい。
4−6のマッチポイント。
5−6で穂積はバックスライスをフォア逆クロスウィナー。
この恐れずに攻めるのはいい。6−6.
6つ目のマッチポイント。
最後は穂積のフォアクロスがアウト。6−8.
しかし、本当に成長した試合だった。
強くなった。粘り強くなった。ボールが引っ付いている。吹っ飛ばない。
たくましくなった。いい経験になったと思う。

穂積のインタビュー
「今日は悔しさと楽しさの半々ぐらいです。
負けたのに楽しかったというのも変ですが、自分のプレーの9割がたできたのがすごく楽しくて、終わった瞬間は悔しい。
しかし、この舞台で予選を勝ち上がって、初めての本戦。
毎日コーチとやっていることは間違っていないなと思った。
またこの舞台でプレーしたいと強く思った。
第1セット2−5になった時、予選ではセンターにスピンを集めていたのですが、それでは先に打ち込まれるので、落としてもいいから打ったら追いつけた。
相手も最後はサービスを決めてきたので、取れなかったが・・・。
第2セット、先にブレークしてこのまま行けるかと思ったが、そうではなかった。
マッチポイントをしのいで、6−6になった時は絶対にファイナルに持ち込みたいと思った。1本の取り切る力がなかったと思う。
今日は緊張するかと思ったが全然そうではなくて、1回戦楽しみで勝ったら、1位のケルバーとやりたいと思っていた。どこまでできるか?
いい意味でリラックスして臨んでいた。
グランドスラムの雰囲気、お客さんの応援、相手に引き出されたと思う。
どんな時でもこういうプレーができるようにしたい。これが課題です。
今までは攻め急いで自滅していたが、少し安定してきた。
今度は攻守のバランスをいかにするかが課題です。
こんな遅くまで応援してくれて、遅くなるにつれて人数が増えてきたのがわかった。
シングルスでもお客さんを楽しませることができたのかなと思います。
フレンチまでは2桁は厳しい。150位までは行きたい。
余裕で予選に入って、本戦に上がって、プレーしたい。
WTAにチャレンジしたい気持ちがあります。
最近、皆デイフェンスが強くなっているので、ネットプレーを練習している。
試合のドロップやトップスピンロブは自然に出た感じです。」

1R HALEP 3−6,1−6 ROGERS
第4シードハレップ。
あっさり、ハレップが簡単なスコアで負けた・・・。どうした?

1R MURRAY 7−5,7−6(5)、6−2 MARCHENKO
第1シードマレー。
さすがのマレー。1セットも取らせない。

1R ERAKOVIC 5−7,4−6 MUGRUZA
第7シードムグルザ。
またグランドスラムの決勝に行けるか?ムグルザ!

1R BERDYCH 6−1ret VANNI
第10シードベルディヒ。

1R JANOWICZ 6−4,6−4,2−6,2−6,3−6 CLIC
ヤノビッツ。第7シードチリッチ。結構大変なブロック。
チリッチは2セットダウンからよくまくったよ!すごい!

1R SUAREZ NAVARRO 6−2,6−2 CEPELOVA
第10シードスアレスナバーロ。

1R TSONGA 6−1,6−3,6−7(5)、6−2 MONTEIRO
第12シードツォンガ。

1R WAWRINKA 4−6,6−4,7−5,4−6,6−4 KLIZAN
第4シードバブリンカ。クリザンも強敵。メンタルが切れなければ・・・。
4−4でバブリンカの第9ゲーム。
ネットでクリザンがボレーを浮かして、返す気なく立っていたら、バブリンカがフォアでぶつけた。うずくまるクリザン。バブリンカも謝りに行く。面白いなあ!
バブリンカはちゃっかり次のポイントをフォアクロスボレーウィナー。
5−4キープ。
クリザンの第10ゲーム。
30−30でバブリンカのバックアングルウィナー。
チャレンジしてグッド。かすった。
最後はクリザンのフォアがネットミス。
ようやく、バブリンカの勝利。3時間24分。錦織と同じくギリギリでも勝ち切る。

1R CHIRICO 0−6,4−6 BOUCHARD
ブシャールもそろそろ何かきっかけをつかみたい・・・。

ナイトセッション
1R KERBER 6−2,5−7,6−2 TSURENKO

堂々の第1シードケルバー。
第2セットもケルバーがリードしていたけど、追いつかれてセットを奪われる。
しかし、ファイナルはしっかり決めるケルバー。

1R MELZER 5−7,6−3,2−6,2−6 FEDERER
なんと第17シードフェデラー。メルザーもなかなかやりますよ!注意して!
フェデラーの第6ゲーム。
フェデラーのバックダウンザラインアプローチが甘い。
メルザーのバックアングルパスウィナー。2−4ブレークダウン。いかんよ〜!
メルザーの第7ゲーム。
フェデラーのバックパスがアウト。やはり、まだまだ本調子でないか?
バックスライスリターンが浅いぞ!
ラリーも真ん中だし、先に振られているし・・・。メルザーなんかに・・・。
3−4ブレークバックした時は会場が揺れるよ。
サービスワイドエースで7−5フェデラー。

第2セット。
3−1フェデラーリードだったのに・・・。
3−5メルザーリードでメルザーの第9ゲーム。
フェデラーのバッククロスパスウィナー。リストを思い切り返してウィナー。
しかし、サービスワイドのスピンがコーナーに。6−3メルザーがセットを奪い返す。
5ゲーム連取よ。どうした?フェデラー?

第3セット。
フェデラーの第1ゲーム。
サービスワイドエースのラブゲームキープ。1−0.らしさが出てきた。
この1分以内でサッとキープするのがフェデラーです。かっこいい!
メルザーの第4ゲーム。
メルザーのサーブ&バックボレーの足元へ。
バックスライスを角度へ持っていく。3−1ブレークアップ。
さすがだ!カモーンも健在だ!
メルザーの第8ゲーム。
フェデラーのフォア逆クロスからスマッシュエース。
勢いがあり過ぎてパスなんか打てない。
6−2フェデラー。

第4セット。
フェデラーの第1ゲーム。
3連続サービスエースで1−0.これぞ!フェデラーというところを見せつける。
1−0キープ。
最後はメルザーのフォアミス。結構、彼もウィナー取っていたが・・・。
6−2でフェデラー。しかし、テンポが早いなあ!
錦織と当たってしまうか?すごい試合になりそう〜!

P.S.
今日は日本人選手がたくさんで大変だった。
錦織圭選手は危なかったが、やはり最後は帳尻を合わせる。
日比野選手は腰をやってしまった。長引くかもしれない・・・。
土居選手は何か、ボールとのタイミングが取り切れていない感じがした。
奈良選手もいい感じで相性のいい相手だったが、先週の体調の悪いのがエネルギー不足として出たか?こういうのもテニス。
添田選手はもう少し攻めの精度を上げて行かないといけない。予選突破は見事!
穂積選手は一番成長したか?言動やテニスの態度でかなり調子がいい。
または今からどんどん上に登っていく上昇気流に乗っている感じだ。
最後にフェデラーを見て、少し以前より浅くてミスが早かった感じだが、攻めの鋭さや観客を虜にするのは彼しかいない。
何とか、0時には出るぞ!

2017 オーストラリアンオープン Day 01        <レポート:森下 泰>