2016 USオープン Day 08

<レポート:森下 泰>

2016年9月5日(月)


昨日は涼しかった。日向はやはり暑いが、ひとたび日影に入れば、日中でも気持ちよかった。
今日もおそらくそんな一日になるでしょう。朝から曇り空で涼しい。
まだ、Tシャツで大丈夫だが・・・。
昨日のナダル対プイユのファイナルセットの戦いはすごかった!
プイユのバックダウンザラインにはビックリだ!世界にはたくさん強い人がいます!
昨日はその後、19時からナイトセッションなのに、20時半近くになってしまいました。
人が多すぎてパニック状態でしたよ!日本の満員電車のようです。
ナイトセッションにあの伝説のダンシングマンがいました!
Tシャツを何枚も脱いで脱いで・・・。14枚らしい・・・。すごいです!
さて、錦織選手対カルロビッチはアームストロングスタジアムの第3試合。ノットビフォー3時です。
サービスエースは仕方がないにしても、大事なところで取りたい。
また、自分自身のファーストの確率を上げてほしい。頑張ってほしい。
なぜなら、今日が私のUSオープン最終日ですから。

 

4R THIEM 3−6,2−3RET DEL POTRO
第8シードティエム。デルポトロ。
第1セット。
ティエム3−1から3−3でデルポトロの第7ゲーム。
デルポトロの回り込みフォアダウンザラインウィナー。
ここに回り込むと迫力がある。4−3キープ。
ティエムの第8ゲーム。
ティエムのフォアドロップからフォアロブがアウト。
自分で仕掛けておいてミスはもったいない。
サービスワイドエース。
しかし、ティエムのフォアクロスミス。5−3デルポトロがブレークアップ。
デルポトロの第9ゲーム。
100%の力では打たずに、デュースコートはワイドにスライスでコントロール。
ティエムの力の入ったリターンミスを誘う。
最後はサービスワイドエース。121マイル。6−3デルポトロ。

第2セット。
デルポトロの第2ゲーム。
ティエムのバック逆クロスリターンエース。面を合わせただけでエース。上手い。
2つのダブルフォルトで30−40.
前かがみになり過ぎか?
セカンドをフォアリターンアウト。もったいない。攻めたわけでもないのに・・・。
デルポトロのフォアクロスウィナー。1−1キープ。
デルポトロのストロークは1本目から押していく。
ティエムの第3ゲーム。
おかしいなあ〜!ティエムのミスが早い。サービスの次にミスだ。
あっさり、2−1デルポトロのブレークアップ。
3−2になったところで、ティエムが棄権・・・。
デルポトロのベスト8入りが決まった。ティエムはどうしたんだ?

4R SUAREZ NAVARRO 2−6,5−7 HALEP
第11シードスアレスナバーロ。第5シードハレップ。5勝5敗のタイ。
スアレスナバーロのゲームで始まる。
いきなりサービスワイドエース。
ハレップの大きな構えからフォア逆クロスへしつこく行く。
スアレスナバーロの得意な片手バックだとしてもだ。1−0ハレップのブレークアップ。
ハレップの第2ゲーム。
2人の低く速いラリー合戦が最初から行われる。さすが5勝5敗のタイ。
2つのサービスセンターエースで2−0キープ。
決して、速いとは言えないが、コースが素晴らしい!両足がしっかりくっつくのだ!
スアレスナバーロの第3ゲーム。
スアレスナバーロのバッククロスの左手のバランスはいい。自分から打つと威力がある。
ハレップの高い打点でコースを打ち分けるフォアはいい。
また、ランニングしても両手バックもしっかり深く返せる。
いいボールを打ったらすぐにコートの中に入ってウィナーを狙う。
ナント6回のデュースの末、5つ目のブレークポイント。
やっと、スアレスナバーロのバックアングルがミス。これも入っていたら、ウィナー。
ハレップは足を滑らせたから。3−0ハレップ。
ハレップが6−2,6−5でハレップの第12ゲーム。
最後はハレップのバックアングルパス。これをスアレスナバーロのバックボレーがネット。
7−5で勝利!嬉しそうなハレップ。ベスト8進出!

4R 錦織圭 6−3,6−4,7−6(4) KARLOVIC
第6シード錦織圭。第21シードカルロビッチ。カルロビッチの2勝。
錦織選手は練習コート5番でリラックスして、練習。
チャンがバックスライスの球出し。それを錦織選手はバックと回り込んだフォアで左右に打ち分けて行く。また、簡単な低いチャンスボールも何本も確認する。
このレベルだと簡単すぎるのを徹底して出すのだ!さすが!チャンである!
16時10分過ぎに登場。バブリンカが3セットで終われば、もっと早かったのに・・・。
錦織のゲームで始まる。
始めからすごく集中している錦織。
バックアングルパスウィナー。
ファーストからフォア逆クロスウィナー。1−0ラブゲームキープ。
非常にいい立ち上がりだ。
カルロビッチの第2ゲーム。
カルロビッチのサービスは軽くボールを突いてフワッと取り上げる感じ。
そのリラックスさでサービスのモーションに入る。
ラケットは後ろの方で手首をクリッと返して、パワーを生み出している。
ロブが少し浅く、カルロビッチのバッククロスハイボレーウィナー。
1−1キープ。しかし、でかい!抜くのは大変だ!
カルロビッチの第4ゲーム。
錦織のフォアダウンザラインパスを狭いコースへ。その後、バックパスを真ん中に抜く。
すぐに手を上げて謝る錦織。スポーツマンシップだ!
フォアクロスリターンエース。ドンピシャだ。
バックリターン足元からフォアクロストップスピンロブウィナー。
フォアリターン足元からフォアダウンザラインパスウィナー。
完璧な組み立てのゲームだ!3−1ブレークアップ。このリターン足元はすごい!はまった。
錦織のフォアクロスアプローチからバックダウンザラインボレーウィナーで4−1キープ。
錦織の第7ゲーム。
サービスワイド&フォアクロスボレーウィナー。5−2キープ。
今日はこのサーブ&ボレーも冴えているのだ!
錦織の第9ゲーム。
最後はサービスワイドからバックダウンザラインウィナー。6−3で先取。
素晴らしい!出来です!今回、一番いいプレーです!

第2セット。
カルロビッチの第1ゲーム。
カルロビッチのフォアダウンザラインボレーを錦織のバックアングルパスウィナー。
30−40で錦織のバックロブを大きなカルロビッチがジャンプ。
それでもスマッシュは弾かれ、アウト。1−0ブレークスタート。素晴らしい!
カルロビッチの第3ゲーム。
15−40でカルロビッチがもっと盛り上げろ〜!とジェスチャー。
ここで「イボイボ」の声援も出てくる。それまでは「ケイケイ」のみだった・・・。
錦織のフォア真ん中のパスからフォアダウンザラインボレーウィナー。
手をしっかり上げる錦織。
4回のデュースの末、3つのブレークポイント。
これをカルロビッチはしのぐ。
最後は連続サービスワイドエース。さすがである!
ここをブレークしたら、絶対だったが・・・。リターンはすごく返っている。
ノータッチでエースを取らせないのが、すごくプレッシャーだ!
2−1キープ。
錦織の第6ゲーム。
この試合、初めてのダブルフォルト。0−15となるのも初めて。ピンチ。
すぐにセカンドサービスセンターエース。93マイルで帳消しに。
初のデュースの末、錦織のフォアダウンザラインをカルロビッチは空振り。
良く跳ねたのだろうか?
4−2キープ。
錦織の第10ゲーム。
3つ目のサービスセンターエース。
フォアダウンザラインからフォアクロスボレーウィナー。
キュッと足を滑らせて、少しでも前に詰める錦織。このボレーセンスもあるからなあ〜!
というよりもフェデラーと一緒でテニスセンスがあるのだ!
最後はカルロビッチのフォアクロスアウト。
ほとんど、ストロークではポイントを取られない。
6−4錦織が2セットアップ。

第3セット。
カルロビッチの第1ゲーム。
120マイル近くはしっかりリターンしている。しかも、コースを変えているのだ。
エースを狙うしかない。わかっていてもプレッシャーがかかるカルロビッチ。
15−15で錦織のバックダウンザラインパスをカルロビッチのフォアクロスボレーウィナー。
ここはバックアングルで抜けたよ。初めてのパスチョイスミスだ。
ここを抜けば、終わっていたのに・・・。0−1キープ。
カルロビッチの第5ゲーム。
30−30で錦織のリターン足元からバッククロスロブウィナー。上手い!
これが非常に効いているよ。
30−40で足元リターンだが、カルロビッチがギリギリしのぐ。
2−3キープ。
錦織の第6ゲーム。
15−15でカルロビッチのフォアクロスハードヒットリターン。
これも想定内か?錦織は驚かず、フォアダウンザラインへ。3−3キープ。
錦織の第8ゲーム。
今日の2回目のデュース。サーブ&バックハイクロスボレー。パスがアウト。4−4キープ。
錦織の第10ゲーム。
カルロビッチのフォア逆クロスリターンをハードヒット。このパターンしかない。
15−40のピンチ。
30−40でサービスワイド&フォアクロスボレーウィナー。
しかも、ここはセカンドサービスだった。この勇気はすごい!これが今日のキーだ!
3回のデュースの末、サービスワイド&フォアクロスボレーウィナー。
5−5キープ。このサーブ&ボレーが生きている。
6−6のタイブレーク。
カルロビッチのダブルフォルトで1−0.
セカンドサービスセンターエースで2−0.
アドコートでセカンドをよくセンターに打つなあ〜!
これは全豪でジョコビッチがさんざんやったコース。もう自分のものにしているよ!
錦織の真ん中のパスがイン。カルロビッチはウォッチミス。呆然とする・・・。3−0.
この真ん中パスも良く打つ。すぐに手を上げるけど・・・。
フォアリターン足元からフォアロブウィナーで4−0.完璧だ。
カルロビッチのダブルセカンドサービスでダブルフォルトで5−0.
こうするしかないのだろう?しかし、これが効いた・・・。
サービスワイド&フォアクロスボレーウィナーで一気に6−0.
ここで開き直ったカルロビッチのロブからスマッシュエースで6−1.
カルロビッチのサービス&スマッシュエースで6−3.
カルロビッチの回り込みフォアダウンザラインリターン&フォアクロスボレーウィナーで6−4.
やばいぞ!一気に追い上げてきたぞ!
最後はラリーでカルロビッチのフォアが大きくアウト。
7−4で勝利。2時間2分。素晴らしいプレーだった。
特にリターンがいい。そして、サーブ&ボレー。セカンドでも勇気を持って出たよ!
リターン足元からパスの精度もさることながら、トップスピンロブがよく抜けた。
でかいから安心してドン詰めしてくるからな。それでもしっかりと打たないと抜けないのだ。
何もかも完璧なプレー。これをやれば次の試合も期待が持てますよ!
やったね!ベスト8進出。何か?当たり前のようだなあ〜!
外人記者にとっては当然、準々決勝でマレーとやるものと思っているよ。
試合が終わる前にアームストロングスタジアムのいたるところから子供が大きなボールを持って1階席へ。サインをもらうために走る、走る・・・。
大人気の錦織選手でした。

錦織のインタビュー
「今日の試合は良かった。
ストローク戦があまりなかったので、リズムはそこまでつかめていない。
リターンが良くなって、徐々にいいテニスになってきている。
サービスも少し修正してしっかり練習できた。
リターンがあまりいい選手ではないので、あまりリスクをおかさなかった。
サービスは細かいところを修正して、しっかり入れておけば、何とかなると思っていた。
ファーストの確率を上げてプレーしていた。
自然と2週目に入ると集中力が出てくる。相手も強くなってくるので。
リターンが良かったので、さらに集中力を上げて行かないといけない。
1、2、3回戦より、はるかに内容が上がっていて、しっかりレベルを上げていけた。
次はもっと上げないと勝てない。
今日は簡単ではないが、サービスを読んで当たればしっかりリターンを沈めることができた。もちろん、なかなか上手く行かない時間帯もあった。
リターンを読んだり、自分の展開が思うようにできた。
リターンが良かったのが、今の試合の良かったところです。
今の時点ではプレーするのが楽しみ。自信がついて体力的にも問題がなくて、自信を持って臨める。マレーは強いが、なるべく強い気持ちを持って臨みたい。
今日はラリーが少ないので、体力的には良かった。
最後、危ない場面もあったが、さーぶ&ボレーを混ぜて、いいテニスができた。
3セットで終わってよかった。
あそこを取られていたら、もっと苦しくなっていたかもしれない。
今日は相手のプレーが良くなかった。
もっとサービスが入ってきたら、読めずに外れたら、タイブレーク勝負にならざるをえない。
難しくなる。今日はリターンが良かったので、プレッシャーをかけられた。
かなりネットに詰めてきた。前の試合のマウと似ている。
その時の第1セットのようになってはいけないと思った。
ショットをできるだけ振っていくことを意識した。修正できたのが良かった。
一番はリターンの山が当たったのが、大きかった。特にセカンドを読んだ。
ファーストは難しいから、セカンドは速いが読むことができた。
それが効いてきた。作戦勝ちです。コーチたちのおかげでもある。
自分のプレーの質を上げて、うまく調整できたので、そこが大きかった。
今日のは過去のデータを見せてくれて、そこから得たものをヒントをつかんだ。
サービスが良かったり、特別何か?持っている選手にはデータを使うこともある。
いつもではない。
マレーが一番、僕の中ではリターンがいいと思っている。
セカンドは前に入ってくる。ファストサービスが重要になる。明日、また調整したい。
2年前はドローがタフだった。今はシードがついて、そこまで上とやらずに来れる。
ランキングが下と言っても、難しい試合。
特に2回戦のカチャノフはチャレンジャー精神で臨まれた試合だった。
今は状況が変わってきている。
レベルも上がって、ここからは格上の選手とやるので集中力を上げて行く。」

4R S.WILLIAMS 6−2,6−3 SHVEDOVA
第1シードセリーナ。シェベドバ。
セリーナがストレート勝ち。結局、セリーナの試合には1試合も行けず・・・。
優勝だろうなあ!

4R PLISKOVA 4−6,6−4,7−6(3) V.WILLIAMS
第10シードプリスコバ。第6シードビーナス。
プリスコバの第6ゲーム。
デュースでビーナスのフォアクロスウィナー。
プリスコバのフォアがネット。相変わらず、突っ立って打つプリスコバ。
このセンターコートならなおさら浮足立つよ・・・。
ビーナスの第7ゲーム。
ビーナスのバックダウンザラインがアウト。
5−2ブレークバック。
6−4でビーナス。

第2セット。
プリスコバの第4ゲーム。
ビーナスのバックダウンザラインパスウィナー。
3−1ブレークアップ。
これをプリスコバはまくって、6−4で取って、タイへ。

ファイナルセット。
5−4ビーナスでプリスコバの第10ゲーム。
30−40のマッチポイント。
プリスコバのフォアドライブボレーウィナー。
フォアダウンザラインウィナー。強気の攻めでウィナーを取りに行く。
5−5キープ。
ビーナスの第11ゲーム。
プリスコバのフォアダウンザラインパスがネットに当たり、後ろに抜けて行く。
6−5プリスコバのブレークアップ。
プリスコバの第12ゲーム。
40−0からダブルフォルト。
ビーナスのバックボレーウィナー。
バックアングルウィナー。
フォアクロスウィナー。フォアダウンザラインウィナー。連続ウィナーの嵐だ!
5ポイント連取で6−6のタイブレークへ。全員がビーナスの応援だ!
すごい戦いになった。
最後はビーナスのバックリターンがアウト。
7−3でプリスコバの勝利。ベスト8進出。
しかし、お互いにマッチポイントを取られてからのウィナーの取り合いはすごかった!

4R MARCHENKO 4−6,1−6,7−6(5),3−6 WAWRINKA
マルチェンコ。第3シードバブリンカ。
マルチェンコの第6ゲーム。
マルチェンコのバックダウンザラインパスウィナー。ここは上手い。
バブリンカはバックスライスで繋ぐだけだなあ〜!楽して勝とうとしているよ。
もっと、打ち込むのが信条だろう!3−3キープ。
マルチェンコのフォア逆クロスがアウト。6−4でバブリンカ。
6−1でバブリンカが2セットリード。
第3セット。
マルチェンコの第5ゲーム。
連続ダブルフォルトで3−2ブレーク。
バブリンカの第10ゲーム。
これで終わりかと思ったら・・・。5−5ブレークバック。おいおい・・・。
6−6のタイブレーク。
バブリンカのバックダウンザラインがアウト。
ナント7−5でマルチェンコ。だらしないバブリンカ。
全然、勢いがないバブリンカ。ラリーもタラタラでアドコートのワイドにスピンサービスで入れるだけ。なにこれ〜!200位台のテニスを見に来たんじゃね〜!
第4セット。
やっと、マルチェンコのフォア逆クロスがアウト。6−3バブリンカ。
ボールを観客に打ち込むと気だけ、耳に手を当てて、聞こえないよ〜!って?
しっかししろよ〜!スマホで自分撮りしながら、観客を入れている!?
他にやることがございますよ〜!

3R GIBBS・日比野菜緒 4−6,5−7 MIRZA・STRYCOVA
ギブス・日比野。第7シードミルザ・ストリコバ。

2−3で日比野の第6ゲーム。
0−40で日比野のバックダウンザラインアプローチが深い。
1本取り返すが、2−4ブレークダウン。
ギブスの第8ゲーム。
日比野のバックポーチ。思い切ってぶつける。
3−5キープ。
ミルザの第9ゲーム。
ギブスのフォアムーンが深く、チャンスを日比野のフォアダウンザラインドライブボレーウィナー。4−5ブレークバック。
日比野が落として、4−6ダウン。

第2セット。
ミルザの第3ゲーム。
日比野のバックドライブボレーからバックボレー。ミルザのフォアがネット。
2−1ブレークアップ。
日比野の第4ゲーム。
ギブスのポーチを嫌がり、ストリコバのバックリターンがミスをする。イライラしている。
ギブスのバックアングルドロップボレーウィナー。すごいコースだ!3−1キープ。
この後、5−7で逆転負け。
しかし、だいぶ押した場面が多かった。
ダブルスも上手い日比野。このネットプレーをシングルスにも生かしたい!頑張れ!

日比野のインタビュー
「ダブルスを組み込んでいる人たちは大事な場面でしっかり作戦を立てている。
私たちはさっき上手く行ったから、今度もやろうという感じ。
相手はどういう心理状況かというのをわかっている感じがする。
しっかり詰めてくる。特にミルザは。2人とも大事なところで一斉に畳みかけてくる。
シングルスの試合では私はリアクションが大きいので、いつもコーチに言われている。
ミスは誰でもあるから、いちいち反応していたら、プレーのレベルが下がる。
ダブルスの考えやプレーをシングルスに生かせると思う。
もっと元気な姿をシングルスで見せられると思う。
穂積さんや加藤さんや二宮さんや青山さんたちのように私もダブルスが好きなので、トップ50には行けると思う。
ダブルスは好きなので、どちらも出たいです。
ギブスにあなたがシングルスでなぜネットプレーを使わないのか?不思議だわと言われた。今度使ってみたいと思う。香港のWTAでまた組むので楽しみです。
この後、東京2つ、タシュケント、香港です。ウインブルドンで組んだペアとも出る。」

ジュニア1R 綿貫ようすけ 6−2,6−3 BRYDE
第7シード綿貫。ブライド。
ブライドの第7ゲーム。
綿貫はフォアダウンザラインボレーからスマッシュエース。
また、ランニングフォアダウンザラインパスウィナー。これも素晴らしいバランだ。
5−2ブレークアップ。
綿貫の第8ゲーム。
ファーストは114マイル。セカンドもよく跳ねるよ!
トスが前に非常に高くてダイナミックだ!
ブライドのフォアダウンザラインがアウト。6−2綿貫。
第2セットも6−3で取って、ストレート勝ち。全く、危なげないな〜!強くなっているよ!

ジュニア1R 内藤ゆき 6−4,6−3 PIERI
第1セット。ピレリの第8ゲーム。
内藤のバッククロスから前に出て、フォア逆クロスアングルドライブボレーウィナー。
すごい角度だ!ちょっと振り遅れたか?そこにいても取れない・・・。
ピレリのドロップが甘い。
そこを落ち着いて、内藤のバックダウンザラインへスライスパスウィナー。
5−3ブレークアップ。
内藤の第9ゲーム。
30−15から少し急ぎ過ぎたか?フォアを3連続ミス。
5−4ブレークされる。
次のゲームをブレークして6−4.
第2セットも6−3で取って、嬉しい初戦突破だあ〜!おめでとう!

ジュニア1R KYPSON 7−6(3)、7−5 菊地裕太
キイプソン。菊地。
5−6で菊地の第12ゲーム。
40−0から40−30.ここでサーブ&フォアクロスローボレーからバックダウンザラインボレーウィナー。勇気ある行動!思い切ったボレーで6−6.
タイブレーク。
1−4から菊地のサービスセンターエースで2−4.
ここでチャンスボールを菊地はフォア逆クロスへヒット。
これをキイプソンのバックダウンザラインへスーパーショットパスウィナー。
これは参ったあ〜!2−5.
フォアクロスヒットで3−5.
最後は菊地のフォアクロスがわずかにサイドアウト。
3−7でこのセット、惜しくもダウン。まだまだだぞ!
第2セットも5−7でダウン。
予選から必死に上がってきたが、本戦は厳しい。
この借りは大人の試合USオープンで返すぞ!

ジュニア1R 宮本あゆみ 6−4,6−3 APPLETON
宮本もストレート勝ち。おめでとう!

ジュニア1R COPPOC・JOHNSON 6−3,1−6、(10−7) 相川まゆか・IN-ALBON
残念ながら、ファイナルスーパータイブレーク7−10で惜敗。
この悔しさをバネに頑張ってほしい!

ジュニア1R HELGO・村松千裕 1−6,7−6(6)、(10−6) PIERI・STEFANINI
取られたゲーム数は相手の方が上だが、これも勝負の世界。
ファイナルスーパータイブレーク10−6でものにした。おめでとう!

ジュニア1R DU・YADLAPALLI 4−6,6−3、(5−10) CHO・内藤ゆき
ファイナルスーパータイブレーク10−5で勝利。内藤は単複勝利だ!おめでとう!

ナイトセッション
4R DIMITROV 1−6,2−6,2−6 MURRAY

第22シードディミトロブ。第2シードマレー。
マレーの勢いが止まらない・・・。
6−1、5−2でマレーの第8ゲーム。
マレーのフォア逆クロスウィナーでデュース。
マレーのバッククロスドロップボレーをディミトロブは走って、バックダウンザラインパス。
抜けたと思ったら、ものすごい勢いで戻ったマレーがフォアクロスボレーウィナー。
ええ〜!これも読んで決めてしまうのか?自分のミスは自分で取り返すのだ!
最後はサービスセンター。フォアリターンがアウト。
6−2マレー。
マレーはファーストサービスが良くなっている。
コースといい、確率といい、勝負所といい、必ずサービスが役目を果たすのだ!

第3セット。
マレーのサービスワイドエースで5−1キープ。
ディミトロブも最後の意地で連続サービスエースで5−2キープ。
最後はディミトロブのフォアダウンザラインパスがサイドアウト。
6−2マレー。なんと、2時間1分。こんな簡単なスコアで勝つとは・・・。
ディミトロブでもマレーの快進撃は止められない・・・。
次は錦織だ!マレーを止めるのは錦織しかいないぞ!頑張れ!
最強のテニスをしないといけない!

ナイトセッション
4R RADWANSKA 4−6,4−6 KONJUH

第4シードラドワンスカ。奈良を破ったコンジュー。
ラドワンスカのゲームで始まる。
2人して固いのか?ミスが早い。
30−30で連続サービスセンターエース。
1−0キープ。
コンジューの第2ゲーム。
ラドワンスカの大好きなバックロブ。これを必死に追って、コンジューは背面でロブを上げる。スマッシュエース。しかし、その前にコンジューのサンバイザーが飛んで地面に落ちた・・・。
2−0ブレーク。
ラドワンスカの第3ゲーム。
コンジューのバッククロスカウンターパンチウィナー。2−1ブレークバック。
ただでは転ばない。
コンジューの第4ゲーム。
ラドワンスカのバックアングルパスを落ち着いて、コンジューのバックドロップボレーウィナー。このタッチと落ち着きは見事!
2−2キープ。いい試合になりそうだ!
ラドワンスカの第7ゲーム。
コンジューのフォアクロスの思い切りがいい。さすがのラドワンスカも返せない。
4−3コンジューのブレークアップ。
コンジューのサービスからバッククロスヒットが重い。5−3キープ。
ラドワンスカはコンジューのスピードにフォアが合わせられない・・・。
コンジューの第10ゲーム。
40−15のセットポイント。
ラドワンスカのフォアダウンザラインパスウィナー。
サービスワイドからフォアクロスドライブボレーウィナー。
3つ目のセットポイント。
ラドワンスカのフォア逆クロスリターンがアウト。
6−4コンジュー。このセットをもぎ取る。

第2セット。
コンジューの第10ゲーム。
コンジューのバックダウンザラインウィナーで40−15.
マッチポイント。
最後は思い切り打ち込んだサービスワイド。
これをラドワンスカのフォアリターンがネット。返せない・・・。
6−4でコンジューが大金星とともにベスト8進出。
すごい!つい最近までジュニアだったのに・・・。

PS.今日は大変だった。
錦織選手の試合がメイン。
第1試合に入れば、インタビューも早いし、自由な時間も生まれるのだが・・・。
バブリンカも第3セット取られるし、アホデスヨ・・・。
その間にハレップ、デルポトロ、ジュニアの綿貫らを見て、錦織選手の練習、日比野のダブルス、やっと錦織選手が試合。
終わって、インタビュー。パソコンでおこしたら、夕食。時間がない・・・。
あっという間にマレーがディミトロブに圧勝しそうなので、センターの階段を急いで上がる。まともにパソコンも打つ暇もない・・・。
ナイトセッションの最後のラドワンスカの試合。
戻って、打たないと・・・。今日はこれが私の最後の試合・・・。
これ見て、3時間パソコンを打ったら、帰ります。
今から2時間以上かけて荷造りだ!3時間は寝たいな〜!
コンジューがナントラドワンスカにストレート勝ち。
ついこの間まではジュニアだったのに・・・。強い!
誰が上に来るか?もうジュニアの時から勝負は始まっているのですね!
23時半終わりですが、ここからあと2時間はかかりそうです・・・。
2時に着いて、4時まで荷造り。4時半に寝て3時間だな。ふ〜!

2016 USオープン Day 08        <レポート:森下 泰>