2016 USオープン Day 04

<レポート:森下 泰>

2016年9月1日(木))

昨日はナダルの第2セット、3−3で雨のため、屋根が閉まった。
全然、雨の降る感じがしないUSオープンだったが・・・。
蒸し暑いのを早く終わって涼しくなってくれよ!
昨日の帰り0時半頃は雨は降っていなかったが、今日は朝から雨。
濡れながらランニング、トレーニング。眠いので苦しいです。
鶏屋の横を通って、20分以上歩いて会場へ。
11時には小降りになって、すぐに水拭き&乾かしマシーンが4台で走って、アームストロングを乾かす。
Tシャツなど2日目でMなどサイズがなくなるUSオープン。
昨日はXLもないと言われた・・・。どうなっている?毎年のUSオープン・・・。
インプットしないのだろうなあ〜!たぶん・・・。
しかし、買う暇がない・・・。
今日は錦織圭選手はアームストロングスタジアムの第1試合。
奈良くるみ選手がコート13の第2試合。
奈良・大坂のダブルスがコート4の第4試合。
ハレップ、マレー、セリーナ、バブリンカ、ティエム、キリオス・・・。
見たいのはたくさんいるが・・・。

2R SAFAROVA 3−6,4−6 HALEP
センターコートなので、雨は関係ない。ともにフレンチオープン準優勝者だ。
サファロバがシードついていないということは他では勝っていないということ。
どうしたんだろう?第5シードハレップ。
サファロバのゲームで始まる。
サファロバのフォアダウンザラインウィナー。
しかし、ハレップのバッククロスリターンが深い。
押されるサファロバのフォア。踏み込めないときつい。
1−0ハレップがブレークアップ。
ハレップのサービスセンターエース。2−0キープ。
さすがに展開が早いなあ〜!
サファロバの第3ゲーム。
昨年の全仏ような神がかり的なショットは見れないか・・・?
ハレップのバッククロスの方がサファロバのフォアより優っている感じ。
サウスポーを苦にしないのがランキングの上位の秘訣か?
ハレップのフォアクロスで少しスピン多め。球足が長い。
バッククロスリターンエース。3−0ブレークアップ。強いハレップ。
サファロバの第5ゲーム。
トスが安定しない。右後ろに体重が乗ったまま、打つとダブルフォルト。
何とかストロークで取り戻すが、次のバランスが遅くなる。3−2キープ。
ハレップの第6ゲーム。
サファロバのフォア逆クロスウィナー。3−3ブレークバック。
サファロバの第7ゲーム。
4回のデュースの末、ハレップが粘り勝ち。4−3ブレークバック。
こういうところがしぶといのだ!1本に頼らない。何本も何本も打つのだ!
6−3,6−4のストレート勝ち。ハレップが3回戦へ。

2R GRANOLLERS 4−6,1−6,4−6 MURRY
45位30歳グラノラーズ。第2シード29歳マレー。
マレーの6勝1敗。他のコートは全て雨のため、中断。このセンターだけやっている。
屋根を付けて正解のUSオープンです!!
マレーは第10ゲームをブレークして、6−4で取る。
終始、マレーがフォアで左右に振って、主導権を握る。
マレーの第5ゲーム。
グラノラーズのバックドロップをマレーはランニングバックダウンザラインパスウィナー。
片手でやっと取ったのもアウトせず、コントロールするのだ!4−1キープ。
最後もサービスで締めて、6−1マレー。盤石の態勢だ!
第3セット。
マレーの第8ゲーム。
グラノラーズのバックオンラインもなんのその、平気な顔をしてバックで返す。
よくボールを見ているから、オンラインもわかって真ん中に当たって、ミスしないのだ。
そして、フォアに来たら腰の回転を使って逆襲をする。4−4キープ。
グラノラーズの第9ゲーム。
サーブ&バックダウンザラインボレーウィナー。いいアイデアを持っている。
セカンドを極端に中に入って、ライジングリターンをする。これがプレッシャーになる。
速いボールというよりも速いタイミングの方が驚くのだ。人間は・・・。
5−4ブレークアップ。
最後はサービスワイドエース。6−4マレー。
オリンピックで優勝したのに、ここでも元気に勝つ。
女子のオリンピックで優勝したプイグは単複ともに1回戦負け・・・。

2R 錦織圭  6−4,4−6,6−4,6−3 KHACHANOV
第6シード錦織圭。95位20歳予選上がりカチャノブ。
雨で少し遅れる。
錦織のゲームで始まる。
最初のポイント。
錦織のフォアダウンザラインからスマッシュエース。いきなりかっこいい。
1−0キープ。
カチャノブの第2ゲーム。
133マイルのサービスセンターエース。これには気を付けるべし。1−1キープ。
錦織の第3ゲーム。
カチャノブはバックも厚くて重いボールを打つ。
錦織はアドコートでセカンドサービスセンターへ。逆を突く。時折、ここに打ちたい。
2−1キープ。
カチャノブの第4ゲーム。
30−40のチャンス。しかし、ここでサービスエースを含む3本ファースト。
2−2キープ。ここぞという時に入る。こいつは強いよ!
錦織の第5ゲーム。
ナント2つのダブルフォルト。大きなフォルトだ。心配だ。サービスが・・・。
2−3ブレークダウン。
カチャノブの第6ゲーム。
4つ目のブレークポイント。
やっと、ダブルフォルト。3−3ブレークバック。
錦織のバックハーフドロップボレーウィナーで4−3キープ。
錦織の第9ゲーム。
0−30のピンチ。
サービスセンターから少し下がって、バックダウンザラインウィナー。逆を突いた。上手い!
5−4キープ。よく取ったよ。このゲームは・・・。
カチャノブの第10ゲーム。
錦織のバックダウンザラインウィナー。ここしかないところだ!
0−40からサービスエースで30−40.
3つ目のセットポイント。
最後はプレッシャーからか?ダブルフォルト。6−4で何とかものにする。
本当にやっとこです。ポイント数は33対32.わずか1ポイントしかリードしていない・・・。

第2セット。
一方的に突き放すことができない・・・。
逆にやっとこしのいでいる感じがする。いつ爆発してくるか?こわごわ見ている。
カチャノブの第6ゲーム。
錦織のバックダウンザラインリターンエース。セカンドはこうやって中に入って打ちたい。
そう思っていても簡単にはチャンスは来ない。
たくさん打って、プレッシャーをかけたいが・・・。
デュースで錦織のフォアダウンザラインリターンダッシュ。
これをカチャノブのバックダウンザラインパスウィナー。
全然、驚かない。こいつの心臓は鉄か?3−3キープ。
錦織の第9ゲーム。
カチャノブの回り込みフォア逆クロスリターンエース。
今度は相手が仕掛けてきたぞ!気を付けて!
カチャノブの気合の入ったフォアに錦織のフォアがガシャミス。あ〜!
気迫負け。4−5ブレークダウン。痛すぎる〜!
カチャノブの第10ゲーム。
このゲーム2つ目のサービスワイドエース。125マイル。すごいコースだ!
ラブゲームキープ。4−6でこのセットを落とす。
この2ゲームはカチャノブの気合と気迫によって、軽いゾーンができた。
やばいぞ!これは・・・。ランキングなんて関係ない。こいつは必ず上に来るからな!

第3セット。
錦織の第3ゲーム。
0−30のピンチ。
サービスセンターからバックダウンザラインウィナー。2球目攻撃で挽回。
もっとこのパターンが出てくるといいのだが・・・。
2−1キープ。
錦織の第5ゲーム。
ブレークポイントでサービスセンターエース。空振りのカチャノブ。117マイル。お〜!
3−2キープ。危なかった〜!
カチャノブの第6ゲーム。
錦織がこれだけ苦労してキープしているのに・・・。
119マイルのサービスセンターエース。3−3ラブゲームキープ。
ここで雨がポツリポツリと振ってきたぞ!
カチャノブの第8ゲーム。
15−40の大チャンス。またもや、サービスでしのがれる。
錦織のバックダウンザラインへ。早く早く先に先にここに打てばいい。
3つ目のブレークポイント。
カチャノブのフォア逆クロスアプローチ。
上から打つので、錦織のバックダウンザラインパスが抜けない・・・。
また、サービスセンターエース。何本目だろう・・・?なんと16本目だった・・・。
4−4キープ。ここで雨が降ってきた。14時4分。選手は退散・・・。
奈良くるみ選手も試合に入っているが、サスペンデッド。
ここから雨がかなりつよく降る・・・。
ブレークして、次に臨みたかった・・・。

16時45分にスタート。約2時間半の中断。ここから気合を入れて行こう!
錦織の第9ゲーム。
この中断でリラックスしたか?錦織のバックが伸びて行く。
そして、フォア逆クロスウィナー。5−4キープ。いいよ!先ほどよりも数段上だ。
カチャノブの第10ゲーム。
錦織のバックダウンザラインウィナー。先にライジングで仕掛ける。相手がやる前にやる!
中断前よりフォアのスピンを多くして軌道を高くした。
そして、コントロールしてからハードヒットを上手くミックスしてきた。
0−40のセットポイント。
サービスで1つ落とすが、最後はカチャノブのフォアがネット。
6−4でブレーク。セットを奪う。これは大きな立ち上がりだった。
錦織らしいプレーが出てきたぞ!

第4セット。
あまり気落ちしていない感じのカチャノブ。たいしたものだ!
ガックリと気落ちしたら、このセットも簡単に行けると思うのだが、そのそぶりを見せないのだ!
錦織の第1ゲーム。
セカンドを叩いて、カチャノブのフォアダウンザラインリターンエース。ものすごく速い。
バックだけでなく、フォアも速いのが入ってきたら・・・。ぞっとするよ!
2つのブレークポイントを逃れて、1−0キープ。
このゲームは非常に大きい。
錦織の第3ゲーム。
また、大きなダブルフォルトが出たよ。1−2ブレークダウン。
カチャノブの第6ゲーム。
錦織はカチャノブの左右に振るストロークに必死についていく。
フォア側に足をキュッと滑らせて、会場に響く。
そして、カチャノブのフォアミスを誘う。3−3大きなブレークバック。
錦織の第7ゲーム。
錦織のバックダウンザラインウィナー。半面の逆クロスウィナーだね〜!すごい角度だ。
錦織のフォアダウンザラインアプローチからフォアクロスハーフドロップボレーウィナー。
これは適当に突っ立って打つ。まるで遊びの練習のようだ。お客さんは超大喜びだ!
日本ならきちんと膝を曲げて丁寧に打て!と言われるのがおちだが・・・。
すげ〜な〜!4−3キープ。
これで調子づいたか?
次のカチャノブの第8ゲーム。
30−30で錦織のバックダウンザラインリターンをカチャノブがアウトとチャレンジ。
これがかすっているよ〜!
30−40でカチャノブのフォアクロスアウト。
5−3と待望のブレークアップ。
錦織の第9ゲーム。
0−30から挽回。
最後は3連続122マイルのサービス。同じ速度だ!
最後は6本目のサービスワイドエース。かっこいい〜!相手は20.
6−3で勝負あり。良かったなあ〜!カチャノブは必ず上に来る選手!怖いです!
さすが錦織ですね〜!2時間37分。

錦織のインタビュー
「多少押されていた。
パワーのある選手でフォアもいいし、バックも僕が見ていた限りではそれ以上のテニスをしていた。バックダウンザラインへかなり打ってきて、
下がってしまった。
後半、どんどん攻めていけて良かった。
雨の中断はどっちでもない。ブレークしそうな時だったし、最後の2ゲームは良かった。
やっとサービスとストロークがリズムに乗ってきたので、あのまま行きたかった。
あの後、コーチと作戦を相談して、第3セットの後半にいいプレーを持って行けた。
セカンドサービスを攻められていたので、ファーストを入れてストローク戦に持って行けた。
勝つ確率を上げるために少しスピンをかけてファーストを入れた。
ダウンザラインもだいぶ増やした。作戦を変えて良かった。
相手のように急に臆することなく、打ってくるのは簡単ではない。
それになるべく対応しないといけない。
相手はサービスがいいので、流れを作らせるとそのまま行ってしまう。
プラス自分のサービスが入らなくなって、苦しくなった。
ただ、今年は下の選手に特に勝ち切れるようになった。
そこが強くなっていると思う。彼はでかいので、そんなに年齢差を感じなかった。
若い選手はテニス界にとっていい。話題になる。
自分が下でトップ10に選手とやるときは特別感があった。
自分は昔、構えてしまう部分があった。若いときは思い切ってプレーできる。
18歳のフェレール戦、ロディックは忘れた、プレッシャーを楽しんでやっていた。
足りないところもあるが、爆発力は若いときはあった。
たまに見るが、良くこんなショットを打っていたなあ〜と思うことがある。
相手が初めての対戦でもコーチが情報を持ってきてくれたり、試合中に相手の好きなコースなど考えて、ピックアップしている。
初対戦は今日はそこまで問題にならなかったが、初対戦はやりにくくなる。
試合中に集中する場面だったり、取りきるところもプレーが安定しているので、より相手に1球を打たせるディフェンス、固いプレーが備わってきている。
マレーやジョコと対戦するとき、この2人にはどうやって崩していくのがいいかが課題。
自分もそれを備えていけたら、より安定した結果が出るかもしれない。
この2人にはより向かって行かないといけない。守っていても勝てる相手ではない。
攻める時はより気持ちを持って臨まないと勝てない。
自分を信じること。まだまだ、必要なことがある。
メンタルも強くして、切り掛かっていきたいと思います。
今日は目が、瞼が開かなかった。よくボールが見えなかった。
最近、たまにそういうことがある。ジカ熱かもしれない(笑い)。」

2R KONJUH 6−3,6−3 奈良くるみ

92位18歳コンジュー。80位24歳奈良くるみ。
1−0奈良でコンジューの15−0で雨のため、サスペンデッド。
錦織の試合が長引いて、この試合が見られないかもしれない・・・。
3−5で奈良の第9ゲーム。
奈良のバックダウンザラインウィナー。低い姿勢でいいショットを放つ。
コンジューのフォアスライスアプローチからバックボレーウィナー。上手いテクニック。
30−30で連続バックダウンザラインリターン。
3−6で落とす。
コンジューのバックは腰が実に落ちているよ。安定して強いショットが生まれる。

第2セット。
奈良の第2ゲーム。
奈良のフォアクロスからフォアダウンザラインボレーウィナー。
1−1キープ。
コンジューの第3ゲーム。
奈良のバックアングルウィナー。これは芸術的だった。よく引っかかるなあ〜!
コンジューの第5ゲーム。
0−30でまた、2つのサービスセンターエース。
コンジューのフォアダウンザラインウィナー。
しかし、奈良は食らいついていく。あきらめない。これが最後には生きると思って・・・。
ストロークでは奈良が先に振っているのだ。攻める姿勢が表れているよ。
デュース2回でコンジューのフォアクロスウィナー。こちらも下がらないなあ〜!
2−3キープ。
奈良の第6ゲーム。
40−0から4ポイント連取されて、最後はコンジューのフォアネットイン。
アンラッキーで2−4ブレークダウン。これは痛い。ここはキープを絶対にしないと・・・。
コンジューの第7ゲーム。
コンジューのバックドロップからフォアボレーウィナー。
こういう組み立てもできる。
ジュニアで第2シードの時、フレンチオープンで見たが、しっかりしたプレーだった。
ハレップほどの強烈な印象はないが、いずれすぐにトップ100にいは入ってくると思っていた選手だ。2−5キープ。
奈良の第8ゲーム。
コンジューのフォアクロスに少しずつ負けてしまう奈良。フォアダウンザラインが弾かれる。
マッチポイント。
コンジューのフォアミスで逃れる。3−5キープ。
まだまだあきらめていないぞ!奈良。頑張れ!
コンジューの第9ゲーム。
コンジューのバックダウンザラインも威力がある。ストローク1つ1つに威力を感じる。
4つ目のマッチポイント。
奈良のフォアアングルパスウィナー。すごい!
5つ目のマッチポイント。
最後はサービスワイドに。これを奈良のバックリターンがアウト。
3−6で敗退。しかし、最後までよく粘った。
簡単には終わらせないぞ!という気概が見えた試合だったよ!
お疲れさまでした!次に繋がりますよ!

奈良のインタビュー
「第2セットの第6ゲーム40−0からダブルフォルトでブレークされたのは大きかった。
第2セットはサービスゲームをうまくそこまで組み立てていたが、あそこでダブルフォルトをしまった。あのゲームを落としたのは悔やまれる。
取ってイーブンにしてプレッシャーをかけたかった。
第2セットは自分のやることが明確になっていた。いいプレーは継続したい。
グランドスラムでは1回戦勝つことも難しい。
グランドスラムでは2回戦に今年進めていない。
自分の中ではまだまだ足りない。ただ、悪いプレーではない。
課題も明確なのでプラスに考えたい。
このアメリカに入ってから、自分のプレーが明確になっている。
今日のようなパワーの選手にはまだまだなので、克服していきたい。
課題については前向きです。前進していきたい。
足を動かしてタイミングを早く、コートを広く使う。
フォアのスピンで振って、バックで仕留める。そこを伸ばしていきたい。
夏のシーズンになる前に2週間日本でみっちり練習とトレーニングをしたのが、自信になっている。コートに表れていると思う。
どこまでいけるのか?自分でもわからない。
小さな体でどうやってパワーに対抗するのか?そこをクリアするのが楽しみ。
トップ10まではまだまだ遠い。
トップ30までは行っているので、強い気持ちがあればその可能性もある。
狙っているところ。
残りテニス人生も長くはない。20歳や21歳にはそんなことは1つも思わなかった。
悔いなくやっていきたい。
自分自身が終わるころには今より強くなっていたい。長いスパンで成長していきたい。
向上心が強いと思う。
今日の第1セットは固くなった。第2セットはもっと縦を使っていけた。
もっとネットプレーを使って行ければと思う。そこが課題です。
あまりサマリーやスタッツを見ません。今回はサイトのやつだけ見ました。
ファースト60%台は低い。もっと上げないといけない。
もっと緩く打つ勇気。打てる時にフラット。これは練習している。
スライスやスピン、フラットといろんなバリエーションを使っていきたい。
ダブルスは大坂さんと4番アウトだから駄目だと思った。
結局、6番アウトまで出た。入れてうれしい。
なおみちゃんとは何も練習していない。おおさかならなので・・・。」

1R GARCIA・MLADENOVIC   奈良くるみ・大坂なおみ

明日に順延。

2R RADWANSKA 7−6(9)、6−3 BROADY
第4シードラドワンスカがストレート勝ち。

2R THIEM 6−4,6−3,6−2 BERANKIS
第8シードティエムがストレート勝ち。

2R GOERGES 2−6,3−6 V.WILLIAMS
第6シードビーナスもストレート勝ち。昔のプレーの戻ったか?

2R SIEGEMUND 6−3,7−5 GIBBIS
第26シードシージムンド。横にも大柄な選手。体全体で打つショットが威力ある。
ストレート勝ち。

2R GIANNESSI 1−6,6−7(4)、5−7 WAWRINKA
予選上がりジアネッシ。第3シードバブリンカ。
2セット先取のバブリンカ。
第3セット。
ジアネッシの第6ゲーム。
3回のデュース。
バブリンカのバックアングルドロップボレーをジアネッシのフォアアングルパスウィナー。左利きの手首でクリッとしただけ。足は結構滑らせたよ。
最後はグランドスマッシュエース。3−3キープ。
バブリンカの第7ゲーム。
バブリンカのフォアクロスボレーをジアネッシのバックアングルスライスパスウィナー。こういうのに少しイラつくバブリンカ。
デュースコートのサービスワイドエースを2つ。
4回のデュースの末、4−3とやっとキープ。
このまま、バブリンカが7−5で取る。
3−0でバブリンカ。3回戦へ。

2R CHARDY 6−4,4−6,6−3,4−6,2−6 DIMITROV
シャディ。第22シードディミトロブ。ここまでランキングが下がったか?
シャディがセットカウント2−1リード。
ディミトロブの第8ゲーム。
サービス2本コーナーに打つ。5−3キープ。
ディミトロブの第10ゲーム。
ディミトロブの得意の片手バッククロスウィナー。
6−4でこのセットを取って、タイへ。
ディミトロブは静かにプレーしている。そんなに落ちた感じはしないが・・・。
ファイナルセットもディミトロブが取って、3−2逆転勝ち。
これで少し自信が出るかな?

2R ZVEREV 4−6,4−6,7−5,2−6 EVANS
エバンズが2セットを連取。
第3セット。
第27シードズベレブの第5ゲーム。
男子19歳ですでにシードはすごい!立派だ!
ズベレブのバックダウンザラインドロップウィナー。
小技も光る。4−1キープアップ。
ズベレブの第7ゲーム。
ズベいレブのフォア逆クロスからフォアクロスボレーウィナー。
でかい体で上から打つので迫力がある。5−2キープ。
7−5でこのセットはズベレブ。
第4セット。
5−2エバンスでエバンスの第8ゲーム。
サービスセンターからグランドスマッシュエースで40−0.マッチポイント。
最後はズベレブのバックダウンザラインパスがネットを越さない。
6−2エバンス。ズベレブは敗退。近い将来、トップに立つでしょう!

2R FOGNINI 0−6,6−4,7−5,1−6,4−6 FERRER
フォニーニ。第11シードフェレール。
第1セットは6−0フェレール。
もうすでにフォニーニはやる気がないと思っていたが・・・。
第2セット。
フォニーニの第6ゲーム。
フォニーニは変なところでフォアドロップミス。
セカンドをフェレールのフォア逆クロスリターンエース。
3−3ブレークバック。
いつもならここでラケットを叩きつけるが・・・。
先ほど、テレビ画面ではやっていたが・・・。おとなしい。こういう時はやばい!
問題児のこいつが集中した時だ。強くなる前触れ!
フェレールの第7ゲーム。
ダブルフォルトとフェレールの大きなフォアアウト。
やはり、フォニーニにいつもと違うのを感じ取っていたか?プレッシャーか?
4−3フォニーニがブレークアップ。
フォニーニが6−4,7−5で取る。
フェレールが6−1でファイナルセットへ。
フォニーニの第7ゲームをブレーク。
フェレールの第8ゲーム。
フォニーニはフォルトのボールを思い切り観客席の中に入れる。
それも当然のごとく・・・。審判も何も言えない・・・。
5−3キープ。
フェレールの第10ゲーム。
30−40のピンチあり。マッチポイントあり。
2つ目のマッチポイント。
フォニーニのバックダウンザラインがアウト。
6−4でフェレール。頑張り屋さんが勝った試合。3時間26分。夜中の1時。

ナイトセッション
2R S.WILLIAMS 6−3,6−3 KING

第1シードセリーナがストレート勝ち。1時間5分。1時間を超えたぞ・・・。

ナイトセッション
2R JOHNSON 6−7(5)、3−6,2−6 DEL POTRO
第19シードジョンソン。デルポトロ。
ジョンソンを見たいのではない。
なんでナイトセッションかと言うとデルポトロがいるから。
メディアでもチケットがいるのか?面倒だな〜!
第1セットは6−6のタイブレーク。
デルポトロの5−1でジョンソンはフォアクロスリターンエースで5−2.
ジョンソンのサービス2つで5−4.完全に観客を味方にしている。
デルポトロのフォア逆クロスミスで5−5.完全なチャンスだった。
デルポトロのサービスセンターで6−5.
最後はジョンソンの回り込みフォアダウンザラインがサイドアウトで7−5.
デルポトロが先取。7−6.

第2セットは6−3デルポトロ。
第3セット。
3−2でデルポトロの第6ゲーム。
ジョンソンの回り込みフォア逆クロストップスピンウィナー。
これは取れない。さすがのデルポトロでも届かない。
15−40のピンチ。
ここでデルポトロは集中し直す。
大きくフォアのバックスイングを取って、足が入って打つ。
こういう時も攻める姿勢を忘れないのだ。
この大きな振り子打法は「大きなのっぽの古時計」を思い出すなあ〜!
4−2キープ。
ラブゲームブレークして、5−2.
最後はデルポトロのバックダウンザラインボレーウィナー。
6−2で勝利。思わず抱き合う2人。長い道のりだった・・・。

PS.
錦織選手の相手のカチャノブは強かった。
95位20歳だが、西岡選手やキリオスらと共に今年の10人の若い選手に選ばれているらしい。
WOWOWの荻野仁美アナウンサーに教えてもらった。かわいい〜!
錦織選手は雨の前までは全くの互角・・・!?いや、完全に押されていた。
あのまま、行ったら危なかったよ。あの雨の中断の2時間半の後、集中力を高めた。
フォアで少しスピンの量を増やして軌道を高くした。
深く打てれば、ヒットするチャンスも増える。
後半、サービスも良くなった。6本目のサービスワイドエース。
しかし、相手は20本のサービスエース。バックも厚くて重い。
フォアのスピンもかなりかかる。上に来るかもしれない・・・。
よく勝ったよ。ファイナルセットにいったら危ないです。
奈良選手は錦織選手の試合が長引いたら、見られなかった。
相手のコンジューの下がらないフォアとバック腰の低さで打つ。
また、サービスもいい。117マイルが出ていた。音がすごいよ!92位18歳。
昨年フレンチオープンで見たが、ハレップほどでないがすぐにトップ100には来ると思っていた。
デルポトロを見たいが、メディアでもチケットがいるらしい。面倒だなあ〜!
デルポトロの大きな振り子打法でストレート勝ち。
マレーも勝ち。この人は体力がなさそうである。ジョコとマレーの2人は抜き出ているなあ〜!
同じ金メダルの女子プイグは単複敗退・・・。
センターはナイトセッション終わったが、まだ、外では試合をやっている。
雨で中断していたので長くなるなあ〜!
ズベレブはエバンスに1−3で敗退。近い将来、トップ10に入るでしょう!
最後の試合はフォニーニとフェレール。ファイナルセットだ。
0時を過ぎた・・・。
やっと、今、フェレールがフォニーニにファイナル64で勝利。
夜中の1時だ。やばい!明日の書いていない・・・。

2016 USオープン Day 04        <レポート:森下 泰>