2016 USオープン Day 02

<レポート:森下 泰>

2016年8月30日(火)


昨夜、1時半まで試合を見てから、宿に着いたのが2時過ぎ。寝たのが3時。
初めてナイトセッションを最後まで見られなかったよ!
初日からやはりきついなあ〜!
今日も蒸し暑い。昨日よりかは少し風がなく、温度は気持ち低いか?
それでもランニングとトレーニングはやるのです!
今日はとうとう錦織圭選手の登場です。新しいグランドスタンドでやるので楽しみです。
日影がある程度ある感じです。これが見る方としては重要。
3番目のコートが他のメインコートのような感じの作りです。すごい!アメリカは・・・。
ベンジャミン・ベッカーです。あのアガシを引退に追い込んだ相手です。大丈夫でしょう!
さらにコート5の第2試合に奈良くるみ選手、第4試合に日比野菜緒選手が入ります。
ベルダスコ対バブリンカも面白い。デルポトロも登場だ!見られないだろうが・・・。
セリーナとマレーがナイトセッション。
セリーナの相手はUSオープンベスト4に入ったマカロワ。なかなか厳しい1回戦だ!
ビーナスがナント第6シードまで上がってきました。
まさか、ここまで来るとは・・・。これはすごいと思います!

 

1R 錦織圭 6−1,6−1,3−6,6−3 B.BECKER
第6シード錦織圭。ベッカー。
新しいグランドスラムは大きい。楕円形になっている。日影に走る。蒸し暑いのだ!
ベッカーのサービスで始まる。
1ポイント目にネットで滑る錦織。大丈夫か?
リターンが今一つ合っていないが・・・。
錦織の球足が長く跳ねるスピンにベッカーのショットが弾かれる。
1−0ブレークスタート。幸先がいい。
錦織の第2ゲーム。
アドコートのサービスセンターエース。117マイル。ここが冴えている。
バックスライスアプローチからスマッシュエース。スムーズで流れるようだ。
2−0キープ。
ベッカーの第5ゲーム。
錦織のバック逆クロス&回り込みフォアダウンザラインリターンエース&フォアクロス&バックダウンザラインリターンエース。なんときれいに4連続ウィナー。
素晴らしい。4−1ラブゲームブレーク。
圧倒する。
焦るベッカーは最後、ダブルフォルト。6−1錦織。わずか24分でセットを奪う。

第2セット。
錦織の第3ゲーム。
アドコートで打つだけでなく、ファーストスピンで跳ねさせてからバッククロスウィナー。
緩いサービスからヒットするのも組み合わせるのだ!
錦織のバックダウンザラインウィナー。今日は特にここがすごい!冴えている。
2−1キープ。
ベッカーの第4ゲーム。
錦織のバックダウンザラインリターンエース。神がかり的だ!
ネット際でネットインを錦織は落ち着いてバックドロップウィナー。
このあたりのタッチは間違いがないのだ!
3−1ブレーク。
第6ゲームもブレークして、最後はフォアリターンが返らず、6−1.
ここまで49分。楽勝ペースだが・・・。

第3セット。
ここで少し気温が上がってきた。選手にとってつらいところだ!
ベッカーのストロークも幾分か深くなってミスが減ってきた。
段々、錦織のウィナーが減ってきたなあと思っていたら・・・。
ベッカーの第5ゲーム。
錦織のバックダウンザラインウィナー。好調でここはミスがなく、決めるのだ!
15−40でサービスセンターエース。
30−40でロブを追いかけて錦織の股下からロブ。
錦織のバックロブの後、チャンスボールをフォアアングルパスがサイドアウト。
ここを取れば一気に行けたが・・・。
2−3ブレーク。
息を吹き返したベッカーは段々とストロークとサービスの確率とコースが良くなる。
アガシを引退に追い込んだ男です。
錦織の第8ゲーム。
錦織は集中力を欠いたか?ミスが早くなる。バッククロスがネットミス。
3−5ブレークダウン。
最後はフォアリターンがアウトで3−6。このセットを奪われる。
簡単に終わる感じの試合展開だったが・・・。
こういう1本が相手を元気づけてしまうのだ!

第4セット。
錦織の第3ゲーム。
セカンドを狙われた。デュースコートでベッカーのフォアクロスリターンエース。
ここを今日は何本か?チャレンジしてくる。怖いなあ〜!
ベッカーのバックダウンザラインウィナー。初めてのショットだ!
1−2ブレークダウン。いかんよ!
ベッカーの第4ゲーム。
40−30で連続ダブルフォルト。これはラッキーだ!
ベッカーも緊張している。ナーバスになっているのだ!
錦織のフォア逆クロスウィナー。久しぶりにウィナーが出たよ!
ここでこのゲーム3本目のダブルフォルト。2−2ブレークバック。助かった〜!
ベッカーの第8ゲーム。
錦織のフォアクロスアプローチからベッカーのフォアクロスパスが大きくアウト。
大きな声を出す錦織。5−3ブレーク。
最後はサービスワイドエース。かっこよく決めた。
すんなりストレート勝ちしてほしかったなあ〜!
6−3で勝利。2時間10分。さすがである!

錦織のインタビュー
「第3セット、彼のテニスがガラッと変わった。
自分も第3セットのラスト2ゲームは良くなかった。
ドンドン自分から攻めていければ良かった。第4セットもいい出足ではなかった。
ブレークしてから、より集中力を上げた。難しい試合、苦しいテニスだった。
第1セット、第2セットは良かった。この試合を通してプレーの内容は良かった。
1回戦としては良かったと思う。
第4セット、1−2で彼があのまま取っていたら、5セット目もあっただろう。
自分も後ろに立っていた。
あのブレークバックしてから、少し気持ちを取り戻して、打っていこうと思った。
第3セット、第4セットは居心地が悪かった。ダブルフォルトに助けられた場面があった。
オリンピックの後、シンシナティで上に行けば違ったが、体力的に戻ってくれたので、普通に入れた。スケジュール的にはいい方向にいっている。
ファーストサービスがもっと入らないと上に勝つのは難しくなってくる。
ダブルフォルトもあった。最高でもなく、ダメでもない感じです。
試合によって上下してくる。そんなに気にしていない。
今日のチャレンジは両方とも自信があったので、機械が壊れているのかと思った。
冗談ですが・・・。99%オンラインだと思った。
今は心身ともに雑念がない分、いい形になっている。後は神様次第。
いい準備、いい気持ちで入れている。自信を持って臨める。
2年前のことがあるので、2週間休んだ方がいいと思うこともある。
しかし、あれはレアなケース。
自分にあまり期待していない。1試合1試合、いい試合をしようと思っている。
結果は後でついてくると考えている。ボーとして試合に入っている。
結果を出したいとは思わない。
顔ぶれが変わっているが、ジョコやラファ、マレーがいるのであまり感じない。
昨年は確かにこの大会ではプレッシャーがあった。
その1年前に決勝に行っているので。
今年は昨年よりディフェンドがないので、そういうプレッシャーがないのは事実かもしれない。」

1R 奈良くるみ 6−0,7−5 VOEGELE
奈良くるみ。ボーゲル。
奈良の第3ゲーム。
奈良はフォアクロスからすぐにフォアダウンザラインへ打ち分ける。
同じコースに簡単に打たないのが鉄則だ!
このレベルだと先に早く振って、早くウィナーを取るのだ!
奈良のフォア逆クロスドロップウィナー。これも上手い!テクニックを覚えた!
2回のデュースの末、奈良の強力なバッククロスウィナー。ライジングだ!
3−0キープ。とてもいいぞ!
一気に6−0と突っ走る。
第2セット。
奈良の第1ゲーム。
奈良はバックダウンザラインウィナー。先に先に相手を振って、自分から打っていく。
とても充実した顔をしているよ!
サービスセンターエース。90マイルだが、オンラインのスピンサービスだ!
やることなすこと全て上手く行っている。
ボーゲルの第2ゲーム。
奈良のフォアクロスウィナー。15−40とブレークチャンス。
ボーゲルはやることがなくなった感じ。
ボーゲルのフォアダウンザラインウィナー。やっと、1−1キープ。
奈良のペースは続く。
4−5でボーゲルの第10ゲーム。
奈良はフォアダウンザラインへアプローチで攻める。
ここで決して守りに入らないのだ!5−5ブレークバック。
ボーゲルの第12ゲーム。
ボーゲルのフォアダウンザラインがアウト。奈良はガッツポーズ。気持ちを込める。
最後はボーゲルのバックがネット。
7−5で勝利。奈良は本当に嬉しそうだ!おめでとう!

奈良のインタビュー
「第1セットは簡単なスコア。第2セットは相手が良くなってきた。
いい気持ちで試合ができたので、いい試合だった。
相手が上げてきて4−5でブレークされたが、相手がいい中で自分もついていった。
第1セットの後、相手はこんな簡単に終わらないだろうと思っていた。
想定内だった。体力面でよく走れていて、充実している。
自分の体で気にならないのが大きい。
今日は応援も最初から私の方に多くて、相手が少なくてかわいそうだと思った。
応援のおかげです。
相手のテンポ早く打ってくるので、1テンポにならずに、重いボールで速めたり遅くしたりした。特にリターンで意識した。
大坂なおみちゃんと練習して、すごいスピードボールを打ったら調子が良くなった。
今までで一番サービスが速い。リターンの反応が良くなった。
日本人として身近にいるのはプラスになって刺激しあっていけたらいい。
第1セットが終わった時に1ゲーム取られてもあまり慌てずに行こうと思っていた。
先先を読んでいた。
自分のテニスをどうしたらいいか?見えてきた。
前よりできるプレーが増えてきた。今までのベースにプラスしていけたらいいと思う。
シンシナティで圭君を応援していた。
オリンピックにはあの場所に立っていたかった。
ただ、今出てもあまり勝てない。
この悔しさをバネに4年後は入賞、メダルを取れる位置にいたいと思う。
この大会は予選を上がって本戦で勝った喜びは嬉しかった。
思い出もあるし、コートも合っている。プレーしていて楽しい。
グランドスタンドやセンターも行っていないので、何がなんだか?わからない。
昨年、ケガまではいかないが痛みがあった。試合したら出そう。
今回は中国からこのアメリカシーズンまではない。
やることをやらないとランキングは戻れない。気にせず、プレーを上げて行く。
落ちたら落ちたでまた上がる楽しみもある。
相手は調子がいいので、しっかりスピードについていく。
サービスやリターンから3球目で早く決められないようにしたい。」

1R 日比野菜緒 4−6,5−7 MLADENOVIC
70位21歳日比野菜緒。37位23歳ミラデノビッチ。
ミラデノビッチの第4ゲーム。
フォアクロスリターンが効いて、2つのブレークポイントあり。
長身から繰り出すサービスセンター。上から角度がある。
3回のデュースの末、1−3キープされる。こういうところを取っていきたい。
日比野の第9ゲーム。
日比野のバックダウンザラインウィナー。これが一番いいか?
フォアは振り切るが、少し強引に行って、ガシャが出ることがある。
それでも入るが、スピードが落ちる。
少し目が離れて腰が浮く。ボールではなく、先にコートを見ている感じだ。
4−5キープ。
最後はミラデノビッチのフォア逆クロスが深く、4−6.
第1セットは落とす。ラリー戦にいかに持ち込むか?嫌がるぐらいに・・・。

第2セット。
日比野の第1ゲーム。
ミラデノビッチのフォアクロスフラット系の速いボールに日比野のフォアが振り遅れる。
チャンスボールを日比野はフォアミス。力が入った。0−1ブレークダウン。
ミラデノビッチの連続サービスセンターエースで0−2.
これが入ってくると厳しくなる。
両足がついて、つま先が前を向かないので、横向きをキープできる。
そうするとタメができてコントロールしやすくなる。
日比野は必死についていく。
決して、ミラデノビッチはリターンが上手いというわけでもない。チャンスはある。
ミラデノビッチの第8ゲーム。
ミラデノビッチが少し前に来る回数が減ってきた。
少し勝ちを意識してか?待っている感じ。
ダブルフォルト2つで2つのブレークポイントがあった。
ここでリターンを思い切って、バックダウンザラインを狙えばいいのに・・・。
日比野のバッククロスリターンからバックダウンザラインウィナー。ここです。
これで3つ目のブレークポイント。
ミラデノビッチのフォアミスを誘って、4−4ブレークバック。
日比野の気迫がすごい!ヒットされても、低くスピンでしのいでミスを誘う。
ミス待ちではなく、積極的なプレーで守っている。
日比野の第11ゲーム。
日比野のバッククロススライスで沈めたが、ミラデノビッチのバックダウンザラインボレーウィナー。引きつけて打つのは非常にうまかった。スペシャルボレーです。
5−6ブレークダウン。
最後は日比野のバッククロスリターンがアウト。
5−7で惜敗。もう少し、先に攻めていたら・・・。
フォアのコースがもう少しサイドに厳しく打ってもいい。

日比野のインタビュー
「今、取り組んでいることはセカンドサービスを積極的にアタックすることです。
彼女が緊張してダブルフォルトしている。
ファーストを速いのだけでなく、スピンで打ってきた。アイデアが少し上だった。
めげずにもっと積極的にいかないといけなかった。
相手は緊張している中でも自分のテニスを遂行しているように見えた。
ボレーも上手く打ってきた。
ネットに来られる前に何かできたのではないか?緊張すると同じ所へ打ってしまう。
自分から先に展開していたら、もっと封じ込めていたかもしれない。
コースを変えるとリスクがあるので、つい忘れてしまう。
私が負ける試合は先に展開できずに続けてしまって、先に左右に展開されることが多い。
正直、試合前は勝つチャンスがあると思っていたのに負けてしまって残念。
過去3回のグランドスラムと比べると比較的自分のテニスができた。
次に繋がる試合だった。
全豪と全仏は少しウキウキしていて、お客さん感覚だった。
ウインブルドンと今回は会場の雰囲気に飲まれず、自分の準備がしっかりとできた。
これを続けていれば勝てるかもしれない。
オリンピックで初めてトップ50の選手に勝った。
大きな結果は出ていないが、少しずつステップアップしている実感がある。
2年ぐらい前はトレーナーをつけていたが、個人的にはそろそろフィジカルトレーナーをつけて、体を鍛えたいと思っている。
今回はグランドスラムではナショナルのトレーナーが毎日ケアしてくれて、体調は万全でした。土居さんも黒人のトレーナーをシンシナティからつけた。あだ名はプリンセスです。
チェックしてます。
フィジカルの大切さはわかっている。周りに比べて足りていない。
このレベルでやっていけば、トップ50や30が見えてくると思う。
グランドスラムでは勝ってないですが、このまま続けていれば大丈夫。
タシュケントをもしディフェンドできなくて全豪予選になってもランキングを正直上げられる自信がある。特にそこまで考えない。
オリンピックに出たのが残るのがうれしいです。
また、錦織さんとご飯を食べられたのが良かったです。」

1R VERDASCO 6−7(4)、4−6,4−6 WAWRINKA
ベルダスコ。第3シードバブリンカ。
ふたを開ければ、バブリンカのストレート勝ちか?順当だな!

1R KOZLOVA 2−6,7−5,4−6 V.WILLIAMS
第6シードビーナス。よくぞ!ここまで復活したなあ〜!これはすごいことです!
ビーナスは2−1で勝利。

1R DEL POTRO 6−4,6−4,7−6(3) SCHWATZMAN
ワイルドカードのデルポトロ。いきなりオリンピックで銀メダル。
でかい体から打ちおろすファーストは破壊力抜群。これこそ、まさに2階から打ち込む。
フラットでも入る。トスも高いし・・・。
ラリーでも低いボールはちゃんと膝が曲がるし、バックスライスも打てるし、両手バックも丁寧で固いし、フォアは高い打点なら誰にも負けないし・・・。
第1セット、5−4でデルポトロの第10ゲーム。
サービスセンターから回り込みフォア逆クロスウィナー。
2つ目のセットポイント。
シュワッツマンのバッククロスパスを飛びついたデルポトロがバックダウンザラインボレーウィナー。きれいに飛びつく。バランスも良い。
第2セット。
シュワッツマンの第2ゲーム。
デルポトロのフォアクロスパスからバックダウンザラインパスウィナー。
1−0早々とブレークアップ。

1R THIEM 6−3,2−6,5−7,6−4,6−3 MILLMAN
第8シードティエム。ミルマン。
第3セット。
ティエムの第1ゲーム。
ストロークでミスが出て苦戦するティエム。
2回のデュースの末、やっとフォア逆クロスウィナー。1−0キープ。
少しミスが早い感じがする。
ファイナルでティエム。

ナイトセッション
S.WILLIAMS 6−3,6−3 MAKAROVA

第1シードセリーナ。このUSオープン2回ベスト4のマカロワ。結構、危ない1回戦だ!
セリーナの4勝1敗。
5−2セリーナでマカロワの第8ゲーム。
マカロワのスマッシュをフォアで返すセリーナ。
それをわかっていたかのようにマカロワのバッククロスドロップボレーウィナー。
5−3キープ。
最後はサービスセンターエース。6−3セリーナ。
このファーストは衰えない。40歳でも打てるな!
第2セット。
3つ目のマッチポイント。
最後はセリーナのバックダウンザラインウィナー。
6−3でセリーナが2回戦へ。なかなか厳しい1回戦だと思ったが・・・。
この人には関係ない・・・。

ナイトセッション
1R ROSOL 3−6,2−6,2−6 MURRAY

ロソル。第2シードマレー。
また、オリンピック2連覇のマレー。着実にジョコビッチの後を追っている。
少し、この2人が抜けだしたか?
いずれにしろ、この2人に勝たないとグランドスラムチャンピオンにはなれないのだ!
マレーのゲームで始まる。
ロソルはフォアドロップからフォアダウンザラインボレーウィナーで0−30.
最初にこうやって前後に動かす戦法はいい。これしかない。
それでもマレーは1−0キープ。
マレーの第9ゲーム。
セカンドサービスをロソルはバックリターンで叩こうとネットミス。
こういうのをマレーは失敗しないのだ!
6−3でマレー。
マレーが脱いだら、左肩にキネシオが貼ってある。すごい体つきだな!細身に見えるが・・・。

第2セット。
5−2でマレーのサービスセンターエース。
空振りだ!ロソルはチャレンジするが、オンラインでした・・・。
6−2マレー。

第3セット。
ロソルの第3ゲーム。
ロソルのスマッシュをジャンピングスマッシュ返しのマレー。
それをロソルはフォアクロスボレーをゆっくり決める。
なかなかやるなあ〜!ロソルから2−1キープ。
マレーの第4ゲーム。
15−15で長いラリー。
マレーはバックスライスで出る格好からダウンザラインへドロップショットウィナー。
こういうのを一度やってみたかったなあ〜!
2−2キープ。
ロソルの第5ゲーム。
マレーの得意のバックアングル足元パス。
必ず、ここに打つのだ!理由は走れるからだ!
ダウンザラインパスは読まれたら、一発で仕留められてしまうから。
この2つのショットが効いた。3−2ブレーク。
最後はサービスワイドエースにウィナー。
しかし、ファーストはいいし、ディフェンスもいいし、攻撃すると焦ってミスもしないし・・・。
疲れているはずなのに・・・。たいした体力だよ!本当に・・・。
余裕の1回戦突破です!1時間52分。23時5分です!
ありがとう!マレー!おかげで寝れますよ!ありがとう!

PS.
今日は錦織選手が3セットでベッカーに勝ちそうだったのに・・・。
また下ロブからチャンスボールをフォアクロスパスをアウトした。
ここからベッカーが元気になって、錦織はしりすぼみ。
第4セットも先にブレークされて1−2.
この次のベッカーのゲームでダブルフォルト3本。これがなかったら、ファイナルだ。
最後はわからなかったかもしれない・・・。
錦織はやはり相手よりも先にコートの中に入って打っていく。
これができれば挽回されることはない。
しかも、会場に着いた途端にまたパソコンが動かない。
ワードさえも動かない・・・。困るよ!本当に・・・。
何とか、わからないけど、警告を無視してインターネットに繋いだら、ワードが使えた・・・。
よくわかりません・・・。
奈良選手も錦織のインタビューの間に進む。
6−0で取った後、ゲームを取られると動揺するのが普通だが、ここでも平然と進める。
4−5でブレークバック。
また、2年前のここが良かったように、その時と同じ顔をしている。
自信を取り戻したかのような顔つきだ!
日比野選手のガッツは恐れ入る。悪いが、あまりスイートスポットに当たらず、ガシャが多い。それでも何とか食らいつくのは昔の私のようだ・・・。
セカンドをバックダウンザラインリターンエースを狙うこととフォアの精度とコースをもっと厳しくしたい。
他の試合はデルポトロ。2階から打ちおろすサービスは健在だ。
バックの腰の低さがいい。低いボールが弱くないのが強みだ!
ティエム。片手バックはかっこいいが、私が見たときはミスが早かった。
フォアの腰の回転が強すぎないか?ファイナルで勝ち。
後はマレーを今から見るか?眠くて大変です。デスクでひと眠りします。10分間・・・。
今日は早く帰りたい・・・。
マレーがストレート勝ちで23時5分に終わったよ。ありがとう!早く寝れます。
急いで0時には出るぞ!
さすがのマレー。一番疲れているのはずなのに・・・。
そのかけらも見せない!プロだなあ〜!

2016 USオープン Day 02        <レポート:森下 泰>