2016 オーストラリアンオープン Day 09

<レポート:森下 泰>

2016年1月26日(火)

   

昨日は雨が降らなかったが、昼も日陰はとても寒かった。
一番寒い日だったのではないかな?
陽が出るとものすごく暑くなるけど、丁度いいのが好みです。
今日は久しぶりに朝から晴れ。湿気もあってオーストラリアっぽい。1週間ぶりかな?
今日はとうとう錦織圭選手とジョコビッチの準々決勝がナイトセッションで始まります。
フェデラー対ベルディヒとどちらにしようか?大会関係者は迷ったことでしょう。
すごい戦いが期待されます。
ジョコビッチはシモン戦とは絶対に違って、必ず修正してくるとみて間違いがありません。
それを打ち破って、勝利をものにするのです。
さあ、日本中の皆さんの思いがこちらに届きますように!
ジュニアには村松選手、清水選手。
ダブルスには相川・村松組、住澤組、宮本組、野口・田中組、堀江組が出場。
がんばれ!錦織!がんばれ!日本!

QF RADWANSKA 6−1,6−3 SUAREZ NAVARRO
第4シードラドワンスカ。18タイトル。GS104勝38敗。
2012ウインブルドン準優勝。
第10シードスアレスナバーロ。1タイトル。GS51勝28敗。
ラドワンスカの2勝1敗。
第1セットは6−1でラドワンスカ。
第2セット。
スアレスナバーロの第2ゲーム。
スアレスナバーロがバックスライスで勢いあるアプローチ。
その動きを見て、ラドワンスカのフォアダウンザライントップスピンロブウィナー。
ラドワンスカにしてはヘビーにスピンをかけた方だ。
常に相手の動きを見て、逆を突くうまさのあるラドワンスカ。
2−0ラドワンスカのブレークアップ。
スアレスナバーロのミスが多くて早い。
ラドワンスカの第3ゲーム。
スアレスナバーロのバックダウンザラインウィナー。脅威のライジングショットだ。
リズムが出てくれば・・・。2−1ブレークバック。
ラドワンスカのフォアクロスパスウィナーで3−1ブレークバック。
スアレスナバーロのバックダウンザラインウィナーで3−2ブレークバック。
この片手バックは最後のフィニッシュが頭の上まで持ち上がって豪快だ。
お互いにキープができない・・・。
スアレスナバーロの第6ゲーム。
長いラリーでスアレスナバーロのヒットをラドワンスカのバックロブで逃げる。
ものすごく高いディフェンス。落ち着いてスアレスナバーロのフォア逆クロスウィナー。
6回のデュース。このゲームがキーを握りそうだ。
3−3キープ。これでわからなくなったぞ・・・。
スアレスナバーロの第8ゲーム。
ラドワンスカのフォアダウンザラインからフォアクロスボレーウィナー。
出るタイミングといい、ボレーの精度といい、コースといい、申し分ない。
5−3ブレークアップ。
ラドワンスカのバックドロップからバックダウンザラインパスウィナー。
うまい攻撃だ。ラドワンスカらしい。
最後はスアレスナバーロのフォアがネット。
6−3でラドワンスカの勝利。ベスト4へ一番乗りだ!
スアレスナバーロはキレのあるバックもあったが、ダブルフォルトや集中力不足の凡ミスも多かった。もっと
生かして欲しかった。
オーストラリアンデイで飛行機が隊列をなして飛んでいる。
コートの上を通るとうるさいなあ〜!

QF S.WILLIAMS 6−4,6−1 SHARAPOVA
第1シードセリーナ。69タイトル。GS289勝40敗。GS21タイトル。
まだ、フェデラーの300勝には届かない・・・。
第5シードシャラポワ。35タイトル。GS183勝43敗。GS5タイトル。
セリーナの18勝2敗。この差がすごいよ!
全豪では2005,2007,2015でセリーナ。
2004年以来、シャラポワは勝っていない・・・。
シャラポワのサービスセンターエース。2−0キープアップ。
セリーナの第3ゲーム。
シャラポワのコーナーギリギリへフォア逆クロスが飛ぶ。
今日はボールが伸びている感じ。
苦しい時のサービスエース2つ。
落ち着いている。相手がシャラポワだろうと誰であろうと・・・。
これがセリーナの強さなのだ!2−1キープ。
シャラポワの第4ゲーム。
連続ダブルフォルト。これが怖いのだ。もう3つ目。
これでいつもリズムを壊してしまう。しかも相手はセリーナだぞ。イージーミスは禁物。
余計に力むんだな。たぶん・・・。2−2ブレークバック。
シャラポワの第6ゲーム。
もう4つ目のダブルフォルト。しかし、今日のセリーナもストロークの精度は悪い。
3−3キープ。
シャラポワの第8ゲーム。
ダブルフォルト2つ。もうこれで6つ目。
0−40.そんなに思い切り打たなくてもいいのでは・・・。
ストローク戦でも十分に戦えるのに・・・。気持ちがはやりすぎる。
それでも打ち続ける。サービスエース&フォアダウンザラインウィナー。
5ポイント連取で4−4キープ。うそだろう!
セリーナの第9ゲーム。
セリーナのウィナー。
「ア〜」思い切り声を出して、フラストレーションを発散させるセリーナ。
お互いの意地と意地がガチンコにぶつかっているのだ!
ダブルフォルト2つ。セリーナにも移ったか・・・?
ブレークポイントでサービスワイドエース。
シャラポワのリターンは完璧にどちらかに読んでいる。外れたら仕方なし。
そのリターンを思い切り打って、ウィナー、もしくは追い込む戦法だ。一発で!
2つのブレークポイント。
またもファーストで逃れる。
シャラポワのフォア逆クロスを上から叩く。セリーナのバックを狙っている!?
4回のデュース。サービスセンターエースで5−4キープ。息詰まる戦いだ!
シャラポワの第10ゲーム。
4回のデュース。
4つ目のセットポイント。
最後はセリーナのフォアダウンザラインからフォアクロスボレーウィナー。
すごい攻防だった。引いたら負けという感じ!
セリーナが6−4で先取。55分もかかったよ。

第2セット。
シャラポワの第2ゲーム。
速いセカンドもバッククロスリターン。サービスより速いリターンだ。びくともしない。
セリーナのバック逆クロスウィナーで2−0セリーナのブレークアップ。
セリーナは声を出すより冷静に静かにすごいスピードを打った方が怖い。
しかもその方が厳しいボールが入るし、決まる。
シャラポワはやはり厳しいか?ダブルフォルトで自分から自滅してしまう。
セリーナを早く楽にしてしまうから。もっと追い込むようなプレーをしないといけない。
セリーナの第5ゲーム。
サービスワイドからフォアダウンザラインウィナー。
サービスセンターエースで一気に5−0キープと突き放すセリーナ。
万事休すか?
シャラポワの第6ゲーム。
しかし、決して下を向かないシャラポワ。
1ゲームキープする。最後まで顔を上げて戦うこの姿勢がいつもいい。素晴らしいです!
セリーナの第7ゲーム。
シャラポワのフォアダウンザラインリターンエースで30−40.
まだあきらめないシャラポワのど根性!ボールに向かって行く姿勢はすごい!
最後はセリーナのフォアダウンザラインウィナー。
6−1でセリーナの勝利。ベスト4へ進出。
シャラポワの最後まであきらめない姿勢は恐れ入る。
しかし、ダブルフォルト8本。うち第1セットだけで7本は多すぎる〜!

QF FEDERER 7−6(4)、6−2,6−4 BERDYCH
第3シードフェデラー。88タイトル。GS301勝49敗。
第6シードベルディヒ。12タイトル。GS121勝49敗。
フェデラーの15勝6敗。
GSだけだとフェデラーの4勝2敗。
2009全豪フェデラー3−2.これは見ていたよ。
2010ウインブルドンと2012USはベルディヒが3−1で勝っている。
ベルディヒの第4ゲーム。
フェデラーのフォアクロスウィナーで2−2ブレークバック。
ベルディヒはゆっくりラリーをしている。
フェデラーに速いペースで打たせないためか?
フェデラーの第5ゲーム。
フェデラーの速い攻めに半テンポ遅れてパスを打つベルディヒ。
3−2キープ。これで戻ったか?
ベルディヒの第8ゲーム。
フェデラーのフォアリターンが審判台に当たる。ボコッとすごい音が・・・。
フェデラーの第9ゲーム。
今度はベルディヒのリターンがシングルスポールに当たる。カーンと・・・。
観客の皆がお〜!と笑いが起こる・・・。同じことが出たから・・・。
キープキープだな。2人ともファーストが入るとチャンスがなかなか回ってこない・・・。
ベルディヒの第10ゲーム。
フェデラーのフォアクロスパスでベルディヒのフォアボレーを吹っ飛ばす。
1つ目のセットポイント。
サービスセンターで逃れる。
ベルディヒの回り込みフォアダウンザラインが非常にいい。かなり後ろからでも入る。
これにフェデラーのフォアスライスでも返らない。手こずっている感じだ。
5−5キープ。
フェデラーの第11ゲーム。
ベルディヒのフォアボディパスもフェデラーは難なく、バックボレーウィナー。
どういう反応なんだ?6−5キープ。
6−6のタイブレーク。
フェデラーのサービスセンターエースで3−1.
フェデラーのバックダウンザラインウィナーで4−1.少し遅れ気味だが・・・。
フェデラーが声出るよ。珍しいなあ〜!それだけ気合が入っている。
相手が相手だからなあ〜!
ベルディヒも回り込みフォアがいい。逆クロスウィナーで4−3.
フェデラーのバックドロップボレーで6−3.切るよ。
フェデラーのバックボレーをベルディヒのフォアダウンザラインパスウィナー。
スーパーショットで6−4.
最後はベルディヒのストロークがネットしてアウト。
7−4フェデラー。こういう試合になるだろうなあ〜!

第2セット。
ベルディヒの第1ゲーム。
フェデラーは1ポイント目。
バックスライスリターンダッシュ&フォアクロスドロップボレーウィナー。
必ず、最初にこれを仕掛けてくる。最初に取って、後で楽しようとする。
フェデラーのバックダウンザラインパスウィナー。ライジングだ。
1−0ブレークに成功。さすがである!
フェデラーの第4ゲーム。
0−30で必ずファーストサービスを入れてくる。
4ポイント連取で3−1キープ。う〜ん・・・。
フェデラーのバッククロスボレーウィナーで5−2ブレークアップ。
最後はフェデラーのフォア逆クロスウィナー。
6−2でこのセットも取る。このまま、行くだろうか?

第3セット。
フェデラーの第2ゲーム。
ベルディヒのバックリターンが深く、2つ目のブレークポイント。
ベルディヒのバックダウンザラインウィナー。かなり後ろからだ。
2−0ベルディヒのブレークアップ。
ベルディヒの第3ゲーム。
30−40でダブルフォルト。ギリギリを狙わないとプレッシャーをかけられる。
2−1ブレークバック。すぐにブレークバックできるのが、フェデラーだ。
ベルディヒの第5ゲーム。
フェデラーとボレーボレーでバックボレーウィナー。
ここもフェデラーの勝ちだ。3−2キープ。
フェデラーの第6ゲーム。
ベルディヒのフォアダウンザラインリターンエース。
15−40.
ここで連続サービスセンターへ。
バッククロスパスウィナーで3−3.取らせないのだ。
このゲーム中、フェデラーの打ったスピードボールにボールパーソンがパッと飛びついて片手キャッチ。会場
から大きな拍手!
ベルディヒの第9ゲーム。
ラリーからフェデラーの連続フォアウィナーで0−40.
フェデラーのバックスライスのディフェンスが浮くが、ベルディヒのフォア逆クロスアウト。しかし、チャレ
ンジでかすっているよ。
サービスワイド205キロでデュース。
3回のデュース。
フェデラーのバッククロスウィナー。すげーな!2人とも。
全部決まってもおかしくないよ。
2つ目のブレークポイント。
最後はベルディヒのフォアミス。
5−4フェデラーのブレークアップ。
最後はフェデラーのサーブ&フォアボレー&スマッシュエース。
ベルディヒはお尻を向けて頭を抱える。
6−4のストレートでフェデラーの勝ち。
ベスト4へ。強いなあ!2時間16分。
決して、ベルディヒのプレーが悪かったわけではない。
フェデラーのそれが上回ったということ。すごいよ!
ここに錦織のレベルが匹敵するから驚きだよ!

ミックス2R HINGIS・PAES 6−1,6−2 STEPHENS・ROJER
スティーブンスの第3ゲーム。
ヒンギスは相手の男の横を抜くバックダウンザラインパスウィナー。
上手いよ。ラインギリギリに狙わないと取られるからな。
3−0ブレーク。
ヒンギスの第4ゲーム。
ヒンギスはフォアアングルパスウィナー。
本当に相手の動きをよく見ているよ。4−0キープ。
6−1、4−2でヒンギスの第7ゲーム。
ここでもヒンギスは相手がポーチに来たと思って、フォアクロスパスウィナー。
5−2キープ。
そのまま、6−2で勝利。余裕だよ。
だいぶ休んでまた少しテニスを始めたら、時間があるので試合に出ようとしたら、こうやってもう勝つのが当
たり前の世界になってきてしまった。実力がありすぎるのだ!

ジュニア2R 村松千裕 6−3,2−6,6−2 FOURLIS
第12シード村松。右ふともものテーピングがいたいたしい。
1−1でフォーリスの第3ゲーム。
村松のフォアクロスドライブボレーウィナーで2−1ブレークアップ。
村松の第4ゲーム。
連続ダブルフォルト。トスのやり直しが何回も・・・。これは気になるなあ〜!
2−2ブレーク。
フォーリスの第5ゲーム。
リターンのスタンスは広い。錦織にならってのことか?
バックから回り込みフォア逆クロスウィナーを2つウィナー。
これはとてもいい攻撃だ。上から打ち込むのが理想だ!
このパターンに多く持ち込めば、自分のペースだ!
3−2ブレークバック。
このセットは6−3で先取。
第2セットは2−6でダウン。
2−2で村松の第5ゲーム。
5回のデュース。
7つ目のダブルフォルト。これを村松のフォアクロスボレーウィナーで逃れる。
5つ目のブレークポイント。これも村松のバッククロスウィナーで逃れる。
7回のデュース。
最後はバックリターンがアウト。相手が辛抱しきれない・・・。
3−2のスーパーキープだ。これは効くぞ〜!
フォーリスのドライブボレーを1本返して、もう1本はフォアドライブボレーをネットにかけた。よく粘った
村松のスーパーディフェンス。4−2ブレークアップ。これも大きい。
最後は相手に嫌気がさしたか?バッククロスが大きくアウト。
6−2で村松の勝利。嬉しい3回戦進出だ!ポーカーフェイスが崩れた!

ジュニア2R WANG・ZHENG 6−2,2−6、(7−10) 相川・村松
第8シード相川・村松組。
第2セット。
村松のショットに相手が押されて、ボレーがアウト。弾かれる。2−1リード。
ファイナルスーパータイブレーク10−7で勝ち。こうなると強いなあ!
次も勝つぞ!お〜!

ジュニア2R JONES・PURCELL 6−4,7−6(2) CLARK・住澤
惜敗。また、次があるさ!チャレンジし続けろよ!

ジュニア2R CHO・宮本 7−6(7)、2−6、(10−8) CRACIUN・GAVRILA
すごい!2回戦突破だ!ダブルスといえども偉い!勝ち進め!

ジュニア2R 野口・田中 6−4,6−3 BLANCH・MORONI
こちらもストレート勝ち。立派!次だ次!

ジュニア2R ZARYTSKA 6−2,6−3 清水綾乃
相手は第17シード。
ザリツカのゲームで始まる。
清水の深いボールとダブルフォルトで30−40のチャンス。
左右に振られて3つのストロークミス。0−1キープ。
ザリツカは深いストロークと先に左右に振ってくる。それでミスも少ない。
固くてしつこい選手だ。バンバン中に入って打ち込んでくるタイプではない。
0−4でザリツカの第5ゲーム。
清水の連続フォアクロス&逆クロスウィナー。コートの中に入れば、このショットがある。
1−4ブレークバック。
清水の第6ゲーム。
ザリツカはセカンドをフォアで叩いて、スマッシュエース。
このセカンドリターンもコースを変えてくる。
ラリーもノーリピート、同じコースには打たない。
尚且つ、ミスしないと言うのが常識らしい。ナショナルジュニアコーチによると・・・。
1−5ブレーク。
ザリツカは2つのダブルフォルトと清水のフォアクロスウィナー。
このフォアが使えるといい。2−5ブレークバック。
清水の第8ゲーム。
ザリツカのバックダウンザラインに対して、清水のフォアが大きくアウト。
2−6でこのセットを奪われる。キープができないのが厳しかった。
3−6で惜しくも敗戦。あなたには未来があります。頑張ってね!

ジュニア2R 堀江・KUHN 6−4,2−6、(11−9) HOSSAM・LIM
お〜!スーパータイブレーク11−9で勝利〜!すごい!
勝ち進め!

ナイトセッション
QF DJOKOVIC 6−3,6−2,6−4 錦織圭

第1シードジョコビッチ。60タイトル。GS211勝34敗。
第7シード錦織圭。10タイトル。GS49勝24敗。
ジョコビッチの5勝2敗。
2014USのSF錦織6−4,1−6,7−6(4)、6−3で勝ったのは光る。
その後はジョコビッチの4連勝。
奇跡を起こせ!
ジョコビッチのゲームで始まる。
いきなりサービスエース。
錦織もバックダウンザラインウィナーでやり返す。この緊張感はたまらない・・・。
0−1キープ。
錦織の第2ゲーム。
錦織のバックダウンザラインウィナー&フォア逆クロスドロップウィナー。
こんなショットがいきなりできるなんて、超調子がいい。
ラブゲームキープ1−1.
ジョコビッチの第3ゲーム。
サービスワイドからバッククロスウィナー。
もうジョコビッチは前回のシモン戦から修正してきたよ。
やはり、世界一だ!いいだろう!受けて立ってやるぜ!1−2キープ。
錦織の第4ゲーム。
197キロサービスセンターエース。
バックのギリギリがアウト。怖いよ。これが重なると・・・。
セカンドのコースがいい。しかし、ファーストだ。やはり・・・。2−2キープ。
錦織の第6ゲーム。
錦織のバッククロスからフォアクロスドライブボレーウィナー。
40−0まで良かったが・・・。5連続ポイントを失う。ドロップのミスもデカい。
最後は大きく外れたダブルフォルト。これは痛い。2−4ブレークダウン。
ジョコビッチの第7ゲーム。
ボディサービスから回り込みフォアダウンザラインウィナー。
もうジョコビッチのペースだ。2−5キープ。
錦織の第8ゲーム。
錦織のバック&フォアドロップボレーウィナー。こういうテクニックがあるからな。
3−5キープ。
ジョコビッチの第9ゲーム。
ダブルフォルトと凡ミスで0−30のチャンス。
セカンドでサービスセンターエース。ここが違うよ。まったく〜!
ジョコビッチの足がオープンでも返すのがすごい!
最後は錦織のフォア逆クロスがアウト。3−6でダウン。32分。う〜ん・・・。
ジョコビッチはシモン戦ほど悪くないが、それほど良くもない。
少しは修正したが・・・。錦織の調子が良くない。そうさせられているのだろう。
見えないプレッシャーによって・・・。

第2セット。
錦織の第1ゲーム。
錦織のバッククロスをジョコビッチのバックダウンザラインが大きくアウト。
こうやって、錦織は無理せず、ジョコビッチに無理させたい。
これが至難の業だとしてもだ!
錦織の凡ミス4本で0−1ブレークダウン。
これでは勝ち目が全くなくなるぞ〜!
ジョコビッチの第2ゲーム。
30−30で錦織のロブ甘い。ジョコビッチのハイボレー甘い。
錦織のバックアングルパスウィナーで30−40.お〜!
錦織のバックスライス短くはわざとやっているな!
ジョコビッチのバックスライスミスを誘う。
2回のデュース。
錦織のフォアダウンザラインパスウィナー。
3回のデュース。いいよ〜!長引かせろ〜!
2つ目のブレークポイント。
また、サービスセンターエース。セカンドでだぜ!またかよ。
4回のデュースの末、2−0キープ。
本当に1チャンスだぞ!並みの選手でないのだから。
歴代世界一だぞ!
ジョコビッチのバックスライスは何気にいい。
せっかくいいボールを打っても、これで深く緩く返されると無になってしまう・・・。
マレーもそうだが、安定感や確率や深さが違うのだ。
錦織の第3ゲーム。
0−40から錦織の逆クロスフォアボレーでデュースへ。
ジョコビッチのフォアは打ったり、ムーンボール気味にスピンをかけたり、いろいろやってくる。
サービスセンターエース2本。200キロと201キロ。
1−2今度はよくキープした。しかし、ブレークバックしたい。
ジョコビッチの第4ゲーム。
錦織のフォアダウンザラインリターンエースで15−30.これでもチャンス。
しかし、ジョコビッチはただ返してこない。もう1つ厳しくして返してくるのだ。
これが世界一の法則。
1−3キープ。
錦織の第5ゲーム。
高いロブを錦織のスマッシュアウト。
次に来たグランドスマッシュがネットイン。
それをジョコビッチがフォアアングルからバッククロスボレーウィナー。
ガッツポーズのジョコビッチ。これは完全にリラックスさせてしまったなあ〜!
1−4ブレークダウン。やばいです〜!
錦織の第7ゲーム。
連続サービスエース。
錦織のフォア逆クロスドロップウィナー。
しかし、その前にジョコビッチはスライディングしながら、フォアスライスで返したぞ。
これは練習しているのか?そうとしか思えないシューズの使い方だなあ〜!
2−5キープ。
ジョコビッチの第8ゲーム。
リターンは深いのにジョコビッチはコースを変えてくるし・・・。
錦織の2つのフォアウィナーで30−40.ウィナーが少ないよ〜!
アドコートのセカンドがまたサービスセンターよ。
182キロだぜ。何これ〜!違反だろ〜!
3つ目のブレークポイント。
3回のデュース。急にバックダウンザライを打つジョコビッチ。
最後はリターンがアウト。2−6ジョコビッチ。ここまで1時間17分。
もう〜!あのアドコートのセカンドサービスセンターはやめてほしいよ。
ファーストよりいいじゃないか〜?

第3セット。
錦織の第1ゲーム。
2つのダブルフォルトでブレークポイントあり。
サービスワイドエース。1−0キープ。
ジョコビッチの第2ゲーム。
フォアダウンザラインリターンへヒット。
いいよ。攻めていこう!
2つ目のブレークポイント。
やっとジョコビッチのフォア逆クロスがネットミス。
2−0ブレークアップ。
錦織の第3ゲーム。
錦織のフォアクロスからフォアダウンザラインへドロップボレーウィナー。
これはいい攻めだよ。
しかし、ミスを連発。2−1ブレークバックされる。大切に行きたかったよ〜!
ジョコビッチの第4ゲーム。
ゆっくり深く打っておいて、錦織のフォアダウンザラインウィナー。
ヒットするときだけ思い切り打てよ〜!
サービスセンターを読んで、フォアダウンザラインリターンエース。
これを打っておけば、そんなに簡単にこのコースには来ないはずだが・・・。
3−1ラブゲームブレーク。
錦織の第5ゲーム。
またも0−40.
錦織のフォアクロスパウアウト。3−2ラブゲームブレークダウン。
もう〜!先に2回もやっとブレークしたのに・・・。
もったいないなあ〜!ファーストポイントだよ〜!
ジョコビッチの第6ゲーム。
ジョコビッチはドロップ打てる場面でも使わない。先日、シモン戦の後のインタビュー中に観客から「ドロッ
プを使いすぎ。」と指摘されたのを守っている!?
ヒットしてポイントを奪うジョコビッチ。
3−3キープ。
錦織の第7ゲーム。
ジョコビッチのディフェンス力はいまさらながら驚くよ。
決まったボールを返すから、もう1つもう1つ打たないといけない。
これが大きなプレッシャーとなるのだ。
1つ目のブレークポイント。
サービスワイドエース。
錦織のバックダウンザラインウィナー。ようやく錦織らしいショット。
ジョコビッチもオープンスタンスのバックアングルパスウィナー。なんだ〜これは〜!
2つ目のブレークポイント。
錦織のバックアウト。3−4ブレークダウン。これはまずい〜!
ジョコビッチのフォア逆クロスウィナー。
プレッシャーがなく、気持ちいいラリーではこうなる。3−5キープ。
錦織の第9ゲーム。
2つのサービスエース。鬼門のスマッシュエース。大いに盛り上がる。
4−5キープ。
最後はジョコビッチの渾身のバッククロスウィナー。ここに取っておいたか〜!
4−6のストレート負け。2時間7分。
ジョコビッチは前の試合ほどではないが、本調子ではなく、実際にミスもあった。
しかし、勝負所では強い。
錦織はウィナーが思ったよりも取れなかった感じだ。
もっと、最初からエンジン全開で追い込んで行かないとダメだろう。
しかし、ジョコビッチのアドコートサービスセンター。
しかもセカンドでオンラインはないだろう。回り込みをさせないためにここによく打つよ。参ったよ。ここだ
けは・・・。この差は大きかったな。
ストロークも今日なら普通に戦ってもセットオールぐらいに持ち込めたな。
何を言っても後の祭りだが・・・。

錦織のインタビュー
「出足は良かった。あのゲームを取っておいたら・・・。
取られてからミスが増えてきた。焦りと相手のプレーも良くなってきた。
相手に余裕が出てきたようだ。少しミスが増えてしまった。
なかなか今日は攻めていた時にミスが多かった。守って勝てる相手ではなかった。
今日は全くダメだった。
いろいろ混ぜて単調になるべくならにようにしたかったが、混ぜる前にミスが出た。
高いボールを混ぜている時は良かったが・・・。
第3セットはリターンが入り出してブレークができたけど、次の自分のゲームが取れず、もどかしい感じだった。
プレッシャーも感じていたが、一番は自分のプレーが単調になっていて焦りもあって、ミスが多すぎた。連続してゲームを取ることができなかった。
いいテニスはできているので、もう少し一番強い相手でももっとできたと思う。
自分の力を出し切れなかったのが悔しかった。今週ずっとプレーが良かった。
こんなに入らなくなるのは、彼が相手だったのもあるし、焦っていたのもあった。
じっくり攻めるべきだった。頭の中では明確にあるが、実行に移せなかった。
ロンドンと今日はチャンスが見いだせなかった。ふがいない。
何かを変えないといけない。一瞬、いいのが出たり出なかったり・・・。
第3セットは感覚が掴めていたので、その後、彼も集中力を上げてきた。
彼相手に連続してゲームを取るのは難しい。修正して行きたい。
集中力が抜けていた部分があったかもしれない。
自然とプレッシャーを感じていたかもしれないのと自分のせいの2つあると思う。
今日の試合を見るとまだまだだと思う。集中した時の彼は攻めも守りも固い。
一番崩すのが大変。弱点がないので、どこを攻めたらいいか?迷う時もある。
大事なところを簡単には取らせてくれない。まだまだである。」

PS.
今日の対戦表はすごい!明日と半分変えてほしいよ〜!
さあ、どうなったでしょうか?世紀の一戦は・・・?ナントストレート負けでした・・・。
ジョコビッチのアドコートのセカンドサービスセンターにやられたよ。
このコースはないなあ〜!この虚脱感・・・。
しかも、デジカメからパソコンに取り込めない。参った。壊れてしまったぞ!もう〜!
フェデラーはベルディヒにストレート勝ち。やはりプレーは魅せるなあ!
ベルディヒも悪くないが・・・。
セリーナはシャラポワにストレート勝ち。
8本もダブルフォルトがあっては・・・。こうやって苦手選手にはミスが出るのだろう!
ラドワンスカは前の試合で苦しんだので今日がある感じ。セリーナにはきついかな?
しかし、ジョコビッチに勝ってフェデラーとやりたかった。
そこまでいくのにまだまだだなあ〜!強すぎるよ!
だいたいこのブロック以外ならベスト4は固いぞ〜!
また次回に楽しみはとっておくか?
またこれで、うちの相模原のテニスアカデミーにはブームは来ないなあ〜!参りました・・・。
今日はナイトセッションの2つ目は変なダブルスですので、早く帰りたいです。
寝たいのです。デジカメよ〜!直れ〜!23時半には出るぞ〜!お〜!

2016 オーストラリアンオープン Day 09        <レポート:森下 泰>