2016 オーストラリアンオープン Day 05

<レポート:森下 泰>

2016年1月22日(金)

   

昨日は寒かった時間帯もありました。
大坂選手をショーコート2の上から見ている時は、ブルブル震えていました。
ナイトセッションのヒューイットのラストマッチも寒くて、とうとうウォームアップを着てしまいました。
私の負けです・・・。
しかし、夜中に帰ったホテルは冷房がないので、相変わらず部屋は暑かったです。
しかも、トイレに蟻が大発生・・・。隣の私の部屋までやってくる勢いです。怖いわ〜!
ただ、ここの朝食は無料。缶詰のフルーツ、ケロッグ、オレンジジュース。
パン2枚とジャムはポケットに入れて、会場入りです。ロッカーに入れておきます。
今日は3日連続朝から雨です。また、昨日と同じようにお昼には止むことを祈ります。
日本のスーパースター錦織圭選手がマーガレットコートの第1試合に登場。
第26シードガルシアロペス。スペインのストローカーです。
なかなかの選手です。油断せずに参りましょう!皆さんの応援をよろしくお願いします!

3R GARCIA-LOPEZ 5−7,6−2,3−6,4−6 錦織圭
第7シード錦織圭。10タイトル。
第26シードガルシアロペス。スペインのストローカー。5タイトル。
2008年東京6−4,6−3
2014年マドリッド6−3,6−1
錦織の2勝。
マーガレットコートの第1試合に登場。子供たちとハイタッチしている。
錦織のゲームで始まる。
立ち上がり。ガルシアロペスの片手バックリターンエースなどよく振れている。
リターンの反応もいい。
錦織はさすが落ち着いている。
195キロファーストワイドからフォアダウンザラインウィナー。
徐々に上げて行くのではなく、最初からギアを入れて行く。1−0キープ。
ガルシアロペスの第2ゲーム。
錦織のランニングバックダウンザラインスライスパスウィナー。
スーパーショットで1つブレークポイントがあったが・・・。
ガルシアロペスもさすが、大事なところのファーストがいい。
また、ラリーでも自分から打ち合ってきている。1−1キープ。
錦織はバックダウンザラインが初めから多い気がする。
先に振るためか?相手のフォアを狙っているのか?
いずれも油断ならない相手だぞ!
ガルシアロペスの第6ゲーム。
連続サービスエース。前のゲームから4連続だぞ。
こんなにサービスエースがある選手じゃないのに・・・。
デュースコートはアングル、アドコートはワイドのコーナーだ。4つとも。
調子はかなりいい。3−3キープ。
錦織の第7ゲーム。
ガルシアロペスのフォア逆クロスアプローチがオンライン。メチャクチャ厳しいショット。
3−4ブレークダウン。先に落とすとは・・・。
今日のガルシアロペスは絶好調。本人の中でも一番の出来ではないか?
ガルシアロペスの第8ゲーム。
デュースコートは必ずアングルへ打つ。最初に振って、次はクロスにストローク。
まずは錦織を左右に先に振ろうという魂胆だ。
ガルシアロペスのフォアダウンザラインパスウィナー。
足の踏ん張りとスイングの力強さがある。
3−5キープ。
ガルシアロペスの第10ゲーム。
長いラリーで錦織のバックダウンザライン。これが今日のキーを握るはず。
5−5ブレークバック。ガッツポーズの錦織!日本人応援団が大喜び!
錦織の第11ゲーム。
相手に打ち込まれても錦織のすごいディフェンスだ。
少々振られてもミスせず、ラリー中にすぐに立て直すのだ!
サーブ&ボレーを試みて、バックリターンミス。こういう時もアイデアを出すのだ。
6−5キープ。
ガルシアロペスの第12ゲーム。
セカンドを高い打点で上から引っぱたく錦織。
3回のデュース、2つ目のセットポイント。
最後はガルシアロペスのフォアクロスがネット。ふ〜!よく取ったよ!
7−5錦織。46分。かなり厳しいセットだったよ。
落としても不思議でないぐらいガルシアロペスの調子が良かった。
それでもセットを取らせない錦織。強さの秘密はこの負けん気だ!

第2セット。
始まる前にメディカルタイムアウトを取る錦織。
右手首にテーピングを巻いたのか?心配だ。大丈夫か?
錦織の第1ゲーム。
2つ目のブレークポイント。
錦織のバック逆クロスがギリギリアウト。髪の毛1本だ。0−1ブレークダウンスタート。
錦織の第5ゲーム。
2つ目のブレークポイント。
錦織のフォアのミスが目立つ。ボールに向かって行っていない。待っているのでガシャ。
1−4ブレークダウン。
ガルシアロペスの第8ゲーム。
最後はサービスセンターに打ち込む。
2−6ガルシアロペスが取り返す。何か集中力が欠けている感じ。
右手首の痛みが気になるのだろうか?大丈夫だろうか?

第3セット。
ガルシアロペスの第2ゲーム。
ブレークポイントを握るも・・・。
ガルシアロペスの固いストロークを破れず・・・。安定していい。今日は特に・・・。
左右に振られてポイントを取られることが多くなった。1−1キープ。
錦織の第3ゲーム。
錦織はフットフォルトを取られる。以前はあったが、最近は珍しい・・・。
2−1キープ。
錦織の第5ゲーム。
サーブ&バッククロスボレー&フォアクロスボレーウィナー。
こういういいパターンが増えてくると、また調子が上向きになってくるはず。
3−2キープ。
ガルシアロペスの第6ゲーム。
ガルシアロペスのフォアクロスを錦織のフォアクロスに深いボールを運ぶ。
厳しいボールにはそれ以上の厳しいボールを打つ。
ガルシアロペスのストロークガシャ2本。4−2ブレークアップ。
ウィナーに思わず声が出る錦織。
錦織の第7ゲーム。
2回のデュースの末、5−2キープ。
セカンドの時、ガルシアロペスがサービスを打つ寸前で「ウェイト、ウェイト」と止めた。
ボールパーソンが戻っていなかったためだ。
錦織はそれだけ集中していたのか?周りを見ていなかったのか?
どうやら後者のように私は思えたが・・・。
錦織の第9ゲーム。
ガルシアロペスのバックダウンザラインがいい。自分から攻めると厳しいボールが来る。
15−40のピンチ。
我慢のバッククロスだ。
ガルシアロペスのフォアクロスも低く沈み込むので、簡単にはミスしない。
3つのブレークポイントがあったが、最後は錦織のフォアダウンザラインウィナー。
ふ〜!危ない〜!
6−3錦織が取る。セットカウント2−1.素晴らしい試合になった。
ガルシアロペスは恐るべし・・・。
錦織はさらにギアを入れてかからないとまだわからないぞ!

第4セット。
ガルシアロペスの第3ゲーム。
セカンドを錦織のフォア逆クロスリターンエース。
また、スイートスポットに炸裂してきた。2−1早々とブレーク。
少し一息つける。いやいや、このまま突っ走れ!
サーブ&フォアドロップボレー打つなど余裕がある。3−1ラブゲームキープ。
ガルシアロペスの第7ゲーム。
錦織のリターンからバックダウンザラインドライブボレーウィナー。
1つブレークポイントがあったが・・・。
4−3キープ。
ここでガルシアロペスがコーチングでウォーニングを取られた。
錦織の第8ゲーム。
15−40のピンチをファーストが救う。
160キロサービスセンターエースで5−3キープ。大きいよ!
最後はバックリターンがアウト。
6−4で錦織の勝利。よく勝ちました。大絶好調のガルシアロペスに・・・。
さすがとしか言いようがないですね〜!
男子で4回戦進出一番乗りだ!

錦織のインタビュー
「確実に自分のファーストサービスが入っていなかったので苦労した。
相手が1、2回戦より格段に強かった。フラットで打ってきた。
以前、クレーで対戦した時はここまでフラットではなかった。予測していなかった。
3セット目ぐらいからサービスの入りも良くなって、中に入って打つことができた。
攻撃的に行こうとした。
相手のサービスも良かったので、簡単にブレークできなかった。
フラットで打ってきたので、浅いのを叩けなかった。
ディフェンスの時間が長かった。屋根はだいぶ慣れた。
暑いところでやるよりは体力を消耗しないでいいので、インドアは嫌いではない。
細かい所、トスの位置、足を使うことなどをうまく対処した。
ファーストサービスを入れてキープできれば良かった。
最後の方はサービスが良くなった。後半、相手のサービスが読めるようになってきた。
両サイドとも1サイドに打ってくることが多かった。だいぶ後半読めてきた。
スコアがリードして、少し余裕があった。
スランドスラムの2週間は悪い時でも違うところで補いたい。
こういう時もある。しっかり修正して試合ができるようにしたい。
ネットにドンドン出ようと思っているわけではない。相手に合わせている。
練習で積み重ねて自然と足が前に出るようになるとネットプレーも混ざる。
フラット系で深く打たれた時はディフェンスしかできなかった。
高く跳ねるボールを上手く利用したと思う。
2週目からは体力的な勝負。
集中力、疲れた時にいいプレーを出すのが大事。
1、2回戦のようにいつも攻めてというわけにはいかない。
強い選手には攻撃と守備を分けること。
サーフェスも違うので、もしツォンガだったら、サービスとフォアで攻めてくる。
それをさせないようにする。第2セットの手首は大丈夫。
足を使って集中して打つようにしたい。」

3R BENCIC 4−6,6−2,6−4 BONDARENKO

第12シードベンチッチ。92位ボンダレンコ。
初めての対戦。
ギリギリで突き放したベンチッチが勝利。4回戦へ一番乗りだ!

3R DAVIS 1−6,7−6(5)、0−6 SHARAPOVA
103位デービス。第5シードシャラポワ。
初めての対戦。
第1セットは6−1シャラポワ。
第2セット。
シャラポワの第6ゲーム。
相変わらず、間が長いシャラポワ。
連続サービスセンターエースかと思えば、また連続ダブルフォルト。
出入りの激しいテニス。2−4ブレークダウン。
デービスの第7ゲーム。
こちらも6回、7回バウンドさせて、やり直しもして、ファーストが入らない。
ポイントがなかなか進まないよ〜!
4−3ブレークバック。
6−6のタイブレーク。
シャラポワのサービスセンターエースで1−1.
これが大事なところで入ればいいのだが・・・。
浮いたムーンボールをフォア逆クロスへヒット。サイドアウトするシャラポワ。
2−4ダウン。これがあるとリズムに乗れない。
デービスは前後に振って、イージーフォアクロスボレーをネット。5−5大きいなあ。
最後はシャラポワのフォアクロスが大きくアウト。
7−5デービス。シャラポワの出来が今一つだ。

ファイナルセット。
デービスの第2ゲーム。
シャラポワの連続フォアウィナー。少し浅いと一発で仕留める。
足が中に入ればまず入るのだ。2−0ブレークアップ。
6−0と一気にシャラポワ。
少し間が長く、ミスが早いシャラポワ。先は大丈夫だろうか?

3R FEDERER 6−4,3−6,6−1,6−4 DIMITROV
第3シードフェデラー。第27シードディミトロブ。
フェデラーの4勝。
ディミトロブの第5ゲーム。
サービスワイドエースで3−2キープ。
今日のディミトロブは調子がいいよ。
フェデラーの第6ゲーム。
高〜い、高〜いロブをフェデラーは落とさず、一発でスマッシュエース。
この大観衆の中でどんな感覚なんだ!
3−3キープ。
ディミトロブの第7ゲーム。
フェデラーのバックダウンザラインパスがネットインで抜けて行く。
しっかり振り切るから超えて行くのだ!
また、連続してバックダウンザラインウィナー。先に仕掛ける。
意味のない繋ぎ球なんて、彼には必要ないのだ。
4−3ブレークアップ。
最後はやはりいつものサービスエース。
6−4フェデラー。

第2セット。
フェデラーの第2ゲーム。
フェデラーのフォア逆クロスウィナー。エビのように沿って打つ。
躍動感いっぱいだ!
サーブ&フォアボレー&ジャンピングスマッシュエース。
全身バネだ!1−1キープ。
でもこれも相手がディミトロブで一流だからいいプレー同士の中で、またいいプレーのフェデラーを見られるのだ!
フェデラーの第4ゲーム。
ディミトロブのバックダウンザラインリターンエース。狙って行く。
勝負を仕掛けるしかないのだ!3−1ディミトロブがラブゲームブレークアップ。
ディミトロブの第5ゲーム。
30−40でディミトロブのバックダウンザラインボレーウィナー。
最後まで気を抜かずにバチンと打ち切るのだ。取られてカウンターを食らうからだ!
4−1キープ。
ディミトロブの第7ゲーム。
15−40から5−2キープ。
最後はフェデラーのフォアに打ち勝つ。6−3ディミトロブ。

第3セット。
フェデラーが2ブレークアップ。
最後はディミトロブのバックがネット。
6−1フェデラー。観客はやはりフェデラーファンが圧倒的に多い。
世界中でだ!

第4セット。
フェデラーの第2ゲーム。
フェデラーのフォアダウンザラインへボレーを戻すとディミトロブのバッククロスパスウィナー。ちょっと、
戻すとこれだからな!1−1キープ。
フェデラーの第4ゲーム。
サーブ&バックローボレークロスウィナー。何だあ〜!このショットは〜!
絶妙なウィナーになるバランスとスピードを一瞬のうちに打つ。
1分で2−2キープ。早い〜!
ディミトロブの第5ゲーム。
フェデラーのバッククロスライスからバックダウンザラインウィナー。
すげーな〜!おい〜!3−2ブレークアップ。
ディミトロブの第7ゲーム。
ディミトロブのバックボレーをフェデラーのフォアパスがネット。
しかし、普通ならウィナーよ。それを届いて、しかも惜しいよ!
これが超一流の反応だな!
6回のデュース。
4−3キープ。
フェデラーの第8ゲーム。
ディミトロブはいいボールを2本、3本ではダメで、4本、5本と打ち続けていかないとポイントは取れない
。逆にフェデラーはサービスアングルへシュッと打つのみ。
5−3キープ。
最後はフォアクロスウィナー。2時間40分。
6−4でフェデラー。3−1フェデラーが勝って、4回戦へ進出。
ディミトロブのプレーも悪くなかった。フェデラーがその上を行くからなあ〜!
想像以上のプレーの質の高さを求められるのだ!彼に勝つには・・・。

3R TSONGA 6−4,7−6(7)、7−6(4) HERBERT
第9シードツォンガ。12タイトル。
予選上がり167位ハーバート。
初めての対戦。
第2セット。
ハーバートの第1ゲーム。
サーブ&フォアボレー&バックダウンザラインボレーウィナー。
このバックボレーはバランスがいい。ネットでかく乱する戦法だ。
1−0キープ。
ツォンガがやはりストレート勝ち。
錦織と対戦か・・・!?今度は勝つぞ!ここはフレンチではない・・・。

3R A.RADWANSKA 6−4,6−0 PUIG
第4シードラドワンスカ。52位プイグ。
初めての対戦。
ラドワンスカがストレート勝ち。4回戦へ。

3R DJOKOVIC 6−1,7−5,7−6(6) SEPPI
第1シードジョコビッチ。第28シードセピ。
昨年のこの全豪でフェデラーを破っているセピ。もう一度、奇跡を起こせるか?
ジョコビッチの11勝。2012年のフレンチオープンでファイナルセットをやっている。
2セットダウンから逆転したジョコビッチ。
フェデラーもたしか1回も負けていなくて、昨年初めて負けたんだ!
屋根を開けてスタート。やっと雨が上がったよ。
第1セットは6−1ジョコビッチ。
ジョコビッチは構えたら、どこでも打てるし、ライン50センチに入る。
競ってきたら、それが30センチ、10センチ、5センチ、そしてオンラインに入ってくるのだ。
リターンのスタンスは肩幅の3倍以上だな。重心は膝の高さぐらいか?
セピもファーストがコーナーコーナーに行く。
必死にブレークに走るジョコビッチにリターンを簡単にさせないのだ!
セピの第11ゲーム。
少しずつセピのフォアの打点が遅れて、ネットミスが増えてきた。
スゲー!クロスのラリー。2人とも逃げない。スライスで。
30−40ですごく長いラリーから、ジョコビッチのバックボレー。
セピのフォアパスがネット。ガッツポーズのジョコビッチ!
6−5ジョコビッチのブレークアップ。しかし、ラリーの質が高い。
ショボイボールがないのだ!セピも素晴らしいボールばかり。
もう少し、膝を使って柔らか味のあるショットが打てるとなおいいでしょう。
最後はジョコビッチのフォアダウンザラインをセピのバックがミス。
少々振られてもジョコビッチは途中で足が加速して、キュッと踏ん張れる。
そこからまたすごいスイングを繰り出すのだ!7−5ジョコビッチ。

第3セット。
ジョコビッチの第4ゲーム。
15−40から2−2キープ。
ジョコビッチのヘッピリ腰バッククロススライスを打って後ろに下がった瞬間、そこへドロップだな。こうし
て崩すのだ。守り抜く時、この動きをするから。
6−6のタイブレーク。
セピのフォアクロスボレーウィナーはきれい。3−2ジョコビッチ。
セピのフォアクロスウィナーはジョコビッチも触れない。4−3ジョコビッチ。
6−4セピでジョコビッチのバックダウンザラインボレーをセピは抜けない。6−5セピ。
セピの力ないバックネット。6−6.いいショットの後にこれがあるからな。
ジョコビッチのフォアガシャループが効いた。7−6マッチポイント。
最後はセピのフォアリターンミス。8−6ジョコビッチ。やはり負けない。
セットを取らせないよ。

3R SUAREZ NAVARRO 6−4,2−0ret KULICHKOVA
第10シードスアレスナバーロ。109位クリチコバ。
初めての対戦。
クリチコバはかわいいぞ!少し猫背だけど・・・。
クリチコバのバック逆クロスウィナーで2−1リード。
6−4、2−0。外で待っていたら、クリチコバが棄権・・・。ええ〜!

3R THIEM 1−6,6−3,6−7(2)、5−7 GOFFIN
第19シードティエム。3タイトル。
第15シードゴファン。2タイトル。
ゴファンの3勝2敗。いい対戦だ。
ゴファンが3−1で勝利。

3R FRIEDSAM 0−6,6−4,6−4 VINCI
82位フリードサム。第13シードビンチ。
初めての対戦。
第2セット。
ビンチの第1ゲーム。
ビンチのバックスライスアプローチをフリードサムはバックスライスパスウィナー。
ビンチのジャンピングスマッシュエース。しなやかである。
フリードサムはビンチのバックばかりを集めず、左右に振る。
これでビンチのミスを誘う戦術だ。
1−0フリードサムのブレークアップ。
フリードサムが6−4,6−4で逆転勝ち。
6−0ビンチだったのに・・・。トータルポイントではビンチが上でないか・・・?
これがテニスの怖さだ・・・。

3R DELBONIS 3−6,2−6,1−6 SIMON
53位デルボニス。
第14シードシモン。12タイトル。
デルボニスの2勝1敗。
シモンが簡単にストレート勝ち。4回戦へ進む。

3R MILADENOVIC 4−6,6−4,9−11 GAVRILOVA
第28シードミラデノビッチ。39位ガブリロバ。
初めての対戦。
ファイナルセットは超ロングになった。
ガブリロバが11−9を制して、4回戦へ。

3R GASPARYAN 6−3,6−4 PUTINTSEVA
奈良を破った58位ガスパリヤン。76位プチンツェバ。
ガスパリヤンの1勝。
ガスパリヤンが勝って、ベスト16へ。快進撃だ。
怖いお母さんも一緒に・・・。

3R CILIC 4−6,6−7(5)、5−7 BAUTISTA AGUT
第12シードチリッチ。14タイトル。
第24シードバウチスタアグ。
チリッチの2勝。
2セットアップのバウチスタアグ。
チリッチの第10ゲーム。
バウチスタアグのバックスライスアングルに沈める。端から端まで走ってここに打つ。
5−5キープ。
ナントチリッチがストレート負けとは・・・。

1R PAVYUCHENKOVA・INGLOT   HINGIS・PAES
ヒンギス組のミックス。
今日は雨でやらなかったか・・・?

ナイトセッション
3R S.WILLIAMS 6−1,6−1 KASATKINA

第1シードセリーナ。69位カサティキナ。
初めての対戦。
第1セットを6−1で簡単に取ったセリーナ。
連続リターンエースで1−0ブレーク。
ベンチの逆の方向からチェンジエンド。
寄って、水を飲むのももったいない。全然疲れていませんオーラを出すのだ。
文字通りサービスで相手のリターンを吹っ飛ばす。2−0キープ。
カサティキナの第3ゲーム。
アウトボールももったいないので、フォアドライブボレーを打ってみたら、案の定ウィナーね!っていうパタ
ーンだ!何という・・・。
2−1キープすると大きな声援と拍手が起きる。
このまま、セリーナが6−1で圧勝。

3R KYRGIOS 3−6,4−6,6−1,4−6 BERDYCH
第29シードキリオス。第6シードベルディヒ。
初めての対戦。
第2セット。
ベルディヒの第8ゲーム。
チャンスボールをベルディヒはフォア逆クロスウィナー。
逆に動いたらダメだよ。キリオス君。
5−3キープ。
キリオスの第9ゲーム。
また、キリオスが主審にクレームか・・・?観客とやりあっているのか・・・?
最後はサービスセンターエースで6−4ベルディヒ。
キリオスは完全に集中力を失くしている。
ベルディヒもやりづらいだろうなあ!

第3セット。
キリオスは第2ゲームをブレークして、2−0.
キリオスの第5ゲーム。
ベルディヒのリターンを股下で適当に打つ。誰も何も言わないけど・・・。やる気なし。
しかし、すげ〜!サービスエースの数だ。このゲーム。最初からやる気出せばいいのに・・・。
5−0キープ。すごくいいもの持っているのに・・・。態度で半減してしまうなあ・・・。
ベルディヒの第6ゲーム。
キリオスのフォアクロスパスウィナーは時速250キロぐらいのものすごく速いショット。
5−1キープ。
最後は220キロのサービスセンターエース。
本気になって集中したらすごいのに・・・。6−1キリオス。

第4セット。
キリオスの第10ゲーム。
やる気のないキリオスのバックをベルディヒのバックダウンザラインウィナー。
0−40の3マッチポイント。
最後はダブルフォルトであっけない幕切れとなった。
ベルディヒもダブルフォルトが多かったなあ〜!

PS.
女子の対戦はほとんどが初めての対戦。珍しいなあ!これだけ進んでいるのに・・・。
それにしても、毎回人が変わっているので、覚えられないよ・・・。
錦織はよく勝ちました。大絶好調のガルシアロペスに・・・。
相手のサービスがこんなに良かったのはビックリだ!
右手首のテーピングは大丈夫か?怪我しないといいけど・・・。
外のコートは結構シトシト降っていて、15時でもまだまだ入る感じがしない。
18時前にやっと外のコートが始まったか?途中で3インドアも屋根を開けた。
フェデラー3−1ディミトロブに勝利。
この2人のラリーもすごい!ディミトロブは何本もいいショットを打ち続けなければいけないプレッシャーがある。
フェデラーもそうだが、サービスアングルエースなど力を抜いて、シュッとウィナーを取れる違いか?
さすがである。フェデラーがミスするとため息が漏れる。これは世界中どこでもだ!
世界共通だ。
大森さん達が帰っていった。今回は4人で来たらしい。
高校生も連れていた。私もアカデミー生と来たいなあ〜!
この世界を見たら、もっと頑張るのになあ!本物のテニスを!
キリオスはまたも主審と言い合っているよ。
こいつが本当に集中して本気でプレーしたら強くて皆、もっと応援するのになあ・・・。
最後はあっけなくダブルフォルト。23時半。0時には出たいなあ〜。

2016 オーストラリアンオープン Day 05        <レポート:森下 泰>